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2018年03月04日
カラオケはアンチエイジングに最適!
皆さんこんにちは。
言語聴覚士として日々病院で勤務している桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
このページでは「カラオケがアンチエイジングに適している」事についてお話ししたいと思います。
なぜカラオケがアンチエイジングに適しているのか、言葉のスペシャリストである言語聴覚士として体の機能ごとに説明します。
声を出すには呼気・吸気を行う必要があります。
歳をとると知らず知らずのうちに声が小さくなってしまいます。
日々の生活では大きな声を出すことはあまりないと思います。
その中で気づかないうちに小さくなってしまう事もあるのです。
原因としては、呼吸筋や胸郭の動きが悪くなることが原因となることが多いです。
呼吸筋や胸郭の動きは呼吸の大きさに大きく関係しています。
小さな声で話している方は肺が大きく膨らまないので、呼吸筋が固くなったり少なくなっている事もあります。
そのため胸郭の動きが悪くなり、大きく息を吸えなくなります。
また、腹筋の筋力低下も原因として考えられます。
なぜ、カラオケが呼吸に良いかと言うと、カラオケをすると一息で何文節かを歌わなければなりません。
そのためには大きく息を吸う必要があるので、呼吸筋が大きく動き固さがとれます。
また、大きな声で歌う事で、より一層胸郭の大きな運動となります。
声を出すには呼気が声帯を通過するときに、声帯の振動で音を作る必要があります。
音は声帯の柔軟性が非常に大切で、柔軟性や緊張の程度によって高音・低音を出しています。
普段の会話では、ある一定の声域でしか会話をしません。
つまり、普段の会話では高音域、低音域の発声はほぼ行っていないということになります。
そのため老年期になると高音が出ない、低音が出ない、高音低音どちらもでないという方が非常に多くなります。
気づいた時には声帯が固くなってしまい、声域が狭まった状態となってしまっています。
カラオケをすることで、普段使用していない低音域も高音域も出すことになります。
様々な声域を出すことで、声帯の柔軟性が保たれ、いつまでも声域の広い声帯を保つことができます。
(音声障害についての詳細は別ページをご参照ください)
おじいちゃん、おばあちゃんが何を言っているか分からないということはたまにありますよね。
これは口の機能が低下しているため、会話の明瞭さが低下しているので聞き取りにくい発話になってしまいます。
主に唇、舌の筋力が低下すると聞き取りにくい発話になってしまいます。
カラオケをすることで口腔の運動にもなり、普段は開けないような大きな口も開けることになります。
(構音障害についての詳細は別ページをご参照ください)
カラオケではテロップが流れますよね?
曲の速度に合わせて、歌を歌う必要があります。
画面を見て、文字を理解しながら曲に合わせて声をだす。
この動作が脳の運動には非常に効果的なんです!!
カラオケでは前頭葉、側頭葉、後頭葉といった広範囲の脳をフル稼働して歌う必要があります。
そうすることで脳は活性化し、認知症の予防になるという訳です。
また、昔の曲を思い出すことは海馬を刺激して記憶力低下にも役立ちます。
その他にも計算や塗り絵などが認知症予防には適していると言われていますが、計算や塗り絵は実は脳の一部分しか使用していないんです。
(計算や塗り絵が効果がないという訳ではありません)
なので、カラオケが最強の脳のアンチエイジングと私は考えています。
(認知症についての詳細は別ページをご参照ください)
いかがだったでしょうか?
このページではカラオケがアンチエイジングに適しているという内容をお話しさせて頂きました。
このページを読んで「今日から少しでも歌を歌ってみようかな?」と考えて頂けたら、私としても非常に嬉しいです
また、カラオケ屋さんに行くのは少し億劫だなと思われる方は家庭用カラオケもあるので、参考までに。
それではまた。
桃の助でした
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言語聴覚士として日々病院で勤務している桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
このページでは「カラオケがアンチエイジングに適している」事についてお話ししたいと思います。
なぜカラオケがアンチエイジングに適しているのか、言葉のスペシャリストである言語聴覚士として体の機能ごとに説明します。
@呼吸機能
声を出すには呼気・吸気を行う必要があります。
歳をとると知らず知らずのうちに声が小さくなってしまいます。
日々の生活では大きな声を出すことはあまりないと思います。
その中で気づかないうちに小さくなってしまう事もあるのです。
原因としては、呼吸筋や胸郭の動きが悪くなることが原因となることが多いです。
呼吸筋や胸郭の動きは呼吸の大きさに大きく関係しています。
小さな声で話している方は肺が大きく膨らまないので、呼吸筋が固くなったり少なくなっている事もあります。
そのため胸郭の動きが悪くなり、大きく息を吸えなくなります。
また、腹筋の筋力低下も原因として考えられます。
なぜ、カラオケが呼吸に良いかと言うと、カラオケをすると一息で何文節かを歌わなければなりません。
そのためには大きく息を吸う必要があるので、呼吸筋が大きく動き固さがとれます。
また、大きな声で歌う事で、より一層胸郭の大きな運動となります。
A声帯
声を出すには呼気が声帯を通過するときに、声帯の振動で音を作る必要があります。
音は声帯の柔軟性が非常に大切で、柔軟性や緊張の程度によって高音・低音を出しています。
普段の会話では、ある一定の声域でしか会話をしません。
つまり、普段の会話では高音域、低音域の発声はほぼ行っていないということになります。
そのため老年期になると高音が出ない、低音が出ない、高音低音どちらもでないという方が非常に多くなります。
気づいた時には声帯が固くなってしまい、声域が狭まった状態となってしまっています。
カラオケをすることで、普段使用していない低音域も高音域も出すことになります。
様々な声域を出すことで、声帯の柔軟性が保たれ、いつまでも声域の広い声帯を保つことができます。
(音声障害についての詳細は別ページをご参照ください)
B口腔機能
おじいちゃん、おばあちゃんが何を言っているか分からないということはたまにありますよね。
これは口の機能が低下しているため、会話の明瞭さが低下しているので聞き取りにくい発話になってしまいます。
主に唇、舌の筋力が低下すると聞き取りにくい発話になってしまいます。
カラオケをすることで口腔の運動にもなり、普段は開けないような大きな口も開けることになります。
(構音障害についての詳細は別ページをご参照ください)
C認知症予防
カラオケではテロップが流れますよね?
曲の速度に合わせて、歌を歌う必要があります。
画面を見て、文字を理解しながら曲に合わせて声をだす。
この動作が脳の運動には非常に効果的なんです!!
カラオケでは前頭葉、側頭葉、後頭葉といった広範囲の脳をフル稼働して歌う必要があります。
そうすることで脳は活性化し、認知症の予防になるという訳です。
また、昔の曲を思い出すことは海馬を刺激して記憶力低下にも役立ちます。
その他にも計算や塗り絵などが認知症予防には適していると言われていますが、計算や塗り絵は実は脳の一部分しか使用していないんです。
(計算や塗り絵が効果がないという訳ではありません)
なので、カラオケが最強の脳のアンチエイジングと私は考えています。
(認知症についての詳細は別ページをご参照ください)
いかがだったでしょうか?
このページではカラオケがアンチエイジングに適しているという内容をお話しさせて頂きました。
このページを読んで「今日から少しでも歌を歌ってみようかな?」と考えて頂けたら、私としても非常に嬉しいです
また、カラオケ屋さんに行くのは少し億劫だなと思われる方は家庭用カラオケもあるので、参考までに。
価格:10,800円 |
オン・ステージ パーソナルカラオケ PK-NE01W(S) デジタルワイヤレスタイプ 価格:31,748円 |
それではまた。
桃の助でした
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2018年03月02日
誤嚥性肺炎について
皆さんこんにちは。
言語聴覚士の桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
このページでは、「誤嚥性肺炎」についてお話したいと思います。
誤嚥性肺炎は最近テレビなどでも話題になっている病気の1つですね。
結論から言うと、誤嚥性肺炎は飲み込みの機能が低下した人がなる肺炎です!
ここでは、どういった方がなりやすいのか、どういった症状が出るのか、予防方法などについてお話ししたいと思います!
嚥下障害を詳しく知りたい方は、こちらから
誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。
吐物を大量に吸引した場合には胃酸による化学性肺炎を起こすことがあり、メンデルソン症候群と呼ばれます。
嚥下機能の低下した高齢者、脳梗塞後遺症やパーキンソン病などの神経疾患や寝たきりの患者に多く発生します。
肺炎球菌や口腔内の常在菌である嫌気性菌が原因となることが多いとされます。
高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者では口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、この場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。
また、高齢者や寝たきり患者では咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。
また、栄養状態が不良であることや免疫機能の低下なども発症に関与してきます。
その他に、嘔吐などで食物と胃液を一度に多く誤嚥して発症する場合もあります。
この場合は重症肺炎になる事があります。
肺炎では発熱、咳、膿のような痰が典型的な症状です。
しかしこれらの症状がなく、なんとなく元気がない、食欲がない、のどがゴロゴロとなる、などの症状のみがみられることが多いのが誤嚥性肺炎の特徴です。
また、微熱が続く事も誤嚥性肺炎の1つのサインとなります。
誤嚥が明らかな場合や嚥下機能低下が確認されている患者では胸部エックス線写真で肺炎像を確認することで診断できます。
主に誤嚥性肺炎の場合は肺の右下に炎症が起こりやすいです。
白血球増加や炎症反応の亢進も重要な所見です。寝たきりの高齢者など誤嚥性肺炎の高リスク患者で肺炎が発症した場合には、誤嚥性肺炎を考えます。
抗菌薬を用いた薬物療法が基本です。
呼吸状態や全身状態が不良な場合は入院して治療を行います。
同時に口腔ケアの徹底、嚥下指導・訓練も重要です。
嚥下指導・訓練は医師又は言語聴覚士が行います。
また、嚥下機能に悪影響を及ぼす薬物を内服していないかチェックし、その上で、嚥下反射を改善する効果が確認されているACE阻害薬などの適応を検討することがあります。
喫煙で気道粘膜の浄化が抑制され、細菌が付着しやすくなるとされるため禁煙は重要です。また誤嚥防止のリハビリも有効とされています。
介護者は、患者の食事の際に十分に上体を起こし、ゆっくりと咀嚼・嚥下するよう指導することが大切です。
最近テレビなどで周知されている肺炎球菌のワクチンも受けておくべきでしょう。
高齢者や中枢神経系障害などで寝たきりの患者に発症し、慢性的に繰り返し発症する場合もあるので、予後不良の場合も少なくありません。
日々病院で勤務をしていると、以下のような経過を数年でたどる方がいます。
(1)脳梗塞や加齢によって嚥下機能が低下する
(2)肺に食物や細菌が入ってしまう(誤嚥性肺炎)
(3)入院し治療を行う→退院
(4)入院によって体力や咳の力が弱まる
(5)再び誤嚥性肺炎で入院をする
(6)入院によって体力がさらに低下し、十分な食事量を摂れなくなる
(7)免疫力が低下する
(8)誤嚥性肺炎を繰り返す
(9)さらに嚥下機能低下、体力低下、咳の力が弱まる
(10)口から食事を摂れなくなる
これは一例ですが、誤嚥性肺炎が寿命を縮める要因ともなり得ます。
肺炎は、悪性新生物、心疾患についで3番目に死亡率が高い病気です。
普段から予防を心がけて一年でも健康に生活したものですね。
そのためには今からの禁煙をお勧めします!
今日からいきなり禁煙は難しいと思うので、口寂しさを紛らわすためにまずはリキッドタイプのニコチンなし、タールなしタイプから始めてみてはいかがでしょうか?
女性に大人気のフレンバー!新しいライフスタイル&ファッションスタイルとして愛用されています
それではまた。
桃の助でした
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言語聴覚士の桃の助です
言語聴覚士についての説明は、こちらから
このページでは、「誤嚥性肺炎」についてお話したいと思います。
誤嚥性肺炎は最近テレビなどでも話題になっている病気の1つですね。
結論から言うと、誤嚥性肺炎は飲み込みの機能が低下した人がなる肺炎です!
ここでは、どういった方がなりやすいのか、どういった症状が出るのか、予防方法などについてお話ししたいと思います!
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
誤嚥性肺炎とは
物を飲み込む働きを嚥下機能、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。嚥下障害を詳しく知りたい方は、こちらから
誤嚥性肺炎は、嚥下機能障害のため唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に誤って吸引することにより発症します。
吐物を大量に吸引した場合には胃酸による化学性肺炎を起こすことがあり、メンデルソン症候群と呼ばれます。
原因
嚥下機能の低下した高齢者、脳梗塞後遺症やパーキンソン病などの神経疾患や寝たきりの患者に多く発生します。
肺炎球菌や口腔内の常在菌である嫌気性菌が原因となることが多いとされます。
発生のメカニズム
高齢者や神経疾患などで寝たきりの患者では口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、この場合、口腔内で肺炎の原因となる細菌がより多く増殖してしまいます。
また、高齢者や寝たきり患者では咳反射が弱くなり嚥下機能が低下します。その結果、口腔内の細菌が気管から肺へと吸引され、肺炎を発症します。
また、栄養状態が不良であることや免疫機能の低下なども発症に関与してきます。
その他に、嘔吐などで食物と胃液を一度に多く誤嚥して発症する場合もあります。
この場合は重症肺炎になる事があります。
症状
肺炎では発熱、咳、膿のような痰が典型的な症状です。
しかしこれらの症状がなく、なんとなく元気がない、食欲がない、のどがゴロゴロとなる、などの症状のみがみられることが多いのが誤嚥性肺炎の特徴です。
また、微熱が続く事も誤嚥性肺炎の1つのサインとなります。
診断
誤嚥が明らかな場合や嚥下機能低下が確認されている患者では胸部エックス線写真で肺炎像を確認することで診断できます。
主に誤嚥性肺炎の場合は肺の右下に炎症が起こりやすいです。
白血球増加や炎症反応の亢進も重要な所見です。寝たきりの高齢者など誤嚥性肺炎の高リスク患者で肺炎が発症した場合には、誤嚥性肺炎を考えます。
治療
抗菌薬を用いた薬物療法が基本です。
呼吸状態や全身状態が不良な場合は入院して治療を行います。
同時に口腔ケアの徹底、嚥下指導・訓練も重要です。
嚥下指導・訓練は医師又は言語聴覚士が行います。
また、嚥下機能に悪影響を及ぼす薬物を内服していないかチェックし、その上で、嚥下反射を改善する効果が確認されているACE阻害薬などの適応を検討することがあります。
生活上の注意
喫煙で気道粘膜の浄化が抑制され、細菌が付着しやすくなるとされるため禁煙は重要です。また誤嚥防止のリハビリも有効とされています。
介護者は、患者の食事の際に十分に上体を起こし、ゆっくりと咀嚼・嚥下するよう指導することが大切です。
最近テレビなどで周知されている肺炎球菌のワクチンも受けておくべきでしょう。
予後
高齢者や中枢神経系障害などで寝たきりの患者に発症し、慢性的に繰り返し発症する場合もあるので、予後不良の場合も少なくありません。
経過の一例
日々病院で勤務をしていると、以下のような経過を数年でたどる方がいます。
(1)脳梗塞や加齢によって嚥下機能が低下する
(2)肺に食物や細菌が入ってしまう(誤嚥性肺炎)
(3)入院し治療を行う→退院
(4)入院によって体力や咳の力が弱まる
(5)再び誤嚥性肺炎で入院をする
(6)入院によって体力がさらに低下し、十分な食事量を摂れなくなる
(7)免疫力が低下する
(8)誤嚥性肺炎を繰り返す
(9)さらに嚥下機能低下、体力低下、咳の力が弱まる
(10)口から食事を摂れなくなる
これは一例ですが、誤嚥性肺炎が寿命を縮める要因ともなり得ます。
肺炎は、悪性新生物、心疾患についで3番目に死亡率が高い病気です。
普段から予防を心がけて一年でも健康に生活したものですね。
そのためには今からの禁煙をお勧めします!
今日からいきなり禁煙は難しいと思うので、口寂しさを紛らわすためにまずはリキッドタイプのニコチンなし、タールなしタイプから始めてみてはいかがでしょうか?
女性に大人気のフレンバー!新しいライフスタイル&ファッションスタイルとして愛用されています
それではまた。
桃の助でした
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