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2018年07月26日
子ども・赤ちゃんがかかりやすい病気について 〜あせも、おむつかぶれ、とびひ(伝染性膿痂疹、じんましん、乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹〜
皆さんこんにちは。
当サイトを運営している桃の助です!
このページでは、子どもや赤ちゃんの皮膚の病気についてお話しします。
あせも、おむつかぶれ、とびひ(伝染性膿痂疹)、じんましん、乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹について症状や注意点などまとめていきたいと思います!
子どもや赤ちゃんに多い病気ですので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
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汗腺が詰まって炎症を起こします
汗を出す汗腺(かんせん)の出口が、汗やほこり、あかなどでふさがれて、皮膚の中で汗にかぶれて赤いブツブツができ、かゆくなります。
よく汗をかく夏や、厚着をして体がむれてしまいがちな冬にかかりやすく、かきむしると傷になって細菌がつき、膿がたまる「あせものより」になります。
あせものよりは痛みを伴い、発熱する事もあります。
できやすい部位は、頭、額、首、腕と脚のくびれ、背中などですが、あせもは皮膚を清潔にしていれば治るため、基本的にはホームケアで治療します。
ぐずりがひどかったり、なかなか治らない時は、あせものよりになる恐れがあるので、かかりつけ医に相談しましょう。
ステロイド薬入り塗り薬、抗ヒスタミン系塗り薬、皮膚保護薬などが処方されます。
あせものよりは、切って膿を出し、抗菌薬の飲み薬や塗り薬で治療します。
さまざまな刺激でお尻がかゆくなります
お尻が赤くなり、ただれたり、皮膚がむけてジュクジュクしたりし、おしっこやうんちの時や、おむつ替えの時に痛がります。
原因は、おしっこやうんちに含まれるアンモニアや酵素などの化学的刺激、湿ったおむつでお尻がむれて、さらにおむつでこすられる、おむつ替えの時にお尻をゴシゴシ拭くなど、外部からの刺激が考えられます。
とくに新生児期には、うんちが柔らかく、おしっこの回数が多いので、よく見られます。
お尻を清潔にしても治らない時やジュクジュクしている場合は受診しましょう。
ステロイド薬入りの塗り薬や、非ステロイド系抗炎症薬入り塗り薬などが処方されます。
かきこわすと水疱が広範囲に広がります
湿疹、あせも、虫刺されなどをかきこわして傷になり、そこに細菌がついて膿を持った水疱になる病気です。
強いかゆみがあり、透明な水疱が黄色い膿疱にかわる事もあります。
膿には細菌が潜んでいるため、かきこわして膿が飛び散ると体のあちこちに広がったり、他の人にうつったりします。
放っておくと全身に広がってしまい、皮膚がむけてくることもあります。
水疱内の液には強い感染力があるので、とびひを疑ったら必ずすぐに受診しましょう。
治療法は、病院の方針によって異なります。
水疱をつぶして抗菌薬入りの塗り薬をぬってガーゼで保護し、さらに抗菌薬を内服する事もあれば、水疱を傷用イソジンで消毒して乾燥させることもあります。
水疱が乾いて取れるまではうつるので、入浴は家族が入った後にして、同じタオルを一緒に使うのもやめましょう。
また、夏はもちろん、冬でも室温や衣類を調整し、なるべく汗をかかせないようにしましょう。
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何らかの原因でかゆみのある発疹がでます
突然、赤く(まれに白いまま)皮膚が盛り上がり、かゆくなります。
発疹の大きさはさまざまです。
時間が経つと少しずつ消え、部位を移動します。
かゆいだけで特に害はありませんが、のどや気道に出来ると呼吸ができなくなることがあるので注意が必要です。
細菌やウイルス、日光、温度差、食品、薬剤などが原因として考えられますが、特定する事はできません。
治療には、抗ヒスタミン薬の服用や塗り薬、抗アレルギー薬の飲み薬などが処方されます。
生後すぐから顔や頭にできる赤い湿疹です
生後2週間〜1歳で、顔や頭にできる赤い湿疹(赤いブツブツ)を総称して乳児湿疹と言います。
食べこぼし、よだれ、汗などが原因で、かゆみがあったりなかったりします。
特に多いのが乳児脂漏性湿疹。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママの胎内でもらったホルモンの影響で皮脂分泌が盛んなため、皮脂腺の多い頬、口のまわり、あご、頭などに赤いブツブツやカサカサができて、時にはジュクジュクします。
頭や髪の生え際、眉毛などに、黄色いふけのようなかたまりやベタベタしたうろこのようなかさぶたができることがあり、嫌なにおいがする事も。
肌を清潔にしていれば、3〜4週間で自然に治る事が多いですが、乳児脂漏性湿疹がかさぶたになっている場合は、入浴前にベビーオイルを浸した脱脂綿を30分ほどあてて柔らかくしてから、石けんできれいに洗い流しましょう。
ホームケアで治らない場合や、繰り返したり長引いたりしたて心配なときは受診を。
ひどい時には、非ステロイド系抗炎症薬入り塗り薬などが処方されます。
このページでは子どもと赤ちゃんの皮膚の病気についてまとめました。
あせもやおむつかぶれ、乳児湿疹は特に赤ちゃんで起こりやすい病気なので、体を清潔にすることを心がけましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!
このほかの子どもと赤ちゃんの病気についてはこちらから↓↓↓
・子どもの病気
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このページでは、子どもや赤ちゃんの皮膚の病気についてお話しします。
あせも、おむつかぶれ、とびひ(伝染性膿痂疹)、じんましん、乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹について症状や注意点などまとめていきたいと思います!
子どもや赤ちゃんに多い病気ですので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
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あせも
汗腺が詰まって炎症を起こします
汗を出す汗腺(かんせん)の出口が、汗やほこり、あかなどでふさがれて、皮膚の中で汗にかぶれて赤いブツブツができ、かゆくなります。
よく汗をかく夏や、厚着をして体がむれてしまいがちな冬にかかりやすく、かきむしると傷になって細菌がつき、膿がたまる「あせものより」になります。
あせものよりは痛みを伴い、発熱する事もあります。
できやすい部位は、頭、額、首、腕と脚のくびれ、背中などですが、あせもは皮膚を清潔にしていれば治るため、基本的にはホームケアで治療します。
ぐずりがひどかったり、なかなか治らない時は、あせものよりになる恐れがあるので、かかりつけ医に相談しましょう。
ステロイド薬入り塗り薬、抗ヒスタミン系塗り薬、皮膚保護薬などが処方されます。
あせものよりは、切って膿を出し、抗菌薬の飲み薬や塗り薬で治療します。
おむつかぶれ
さまざまな刺激でお尻がかゆくなります
お尻が赤くなり、ただれたり、皮膚がむけてジュクジュクしたりし、おしっこやうんちの時や、おむつ替えの時に痛がります。
原因は、おしっこやうんちに含まれるアンモニアや酵素などの化学的刺激、湿ったおむつでお尻がむれて、さらにおむつでこすられる、おむつ替えの時にお尻をゴシゴシ拭くなど、外部からの刺激が考えられます。
とくに新生児期には、うんちが柔らかく、おしっこの回数が多いので、よく見られます。
お尻を清潔にしても治らない時やジュクジュクしている場合は受診しましょう。
ステロイド薬入りの塗り薬や、非ステロイド系抗炎症薬入り塗り薬などが処方されます。
とびひ・伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)
かきこわすと水疱が広範囲に広がります
湿疹、あせも、虫刺されなどをかきこわして傷になり、そこに細菌がついて膿を持った水疱になる病気です。
強いかゆみがあり、透明な水疱が黄色い膿疱にかわる事もあります。
膿には細菌が潜んでいるため、かきこわして膿が飛び散ると体のあちこちに広がったり、他の人にうつったりします。
放っておくと全身に広がってしまい、皮膚がむけてくることもあります。
水疱内の液には強い感染力があるので、とびひを疑ったら必ずすぐに受診しましょう。
治療法は、病院の方針によって異なります。
水疱をつぶして抗菌薬入りの塗り薬をぬってガーゼで保護し、さらに抗菌薬を内服する事もあれば、水疱を傷用イソジンで消毒して乾燥させることもあります。
水疱が乾いて取れるまではうつるので、入浴は家族が入った後にして、同じタオルを一緒に使うのもやめましょう。
また、夏はもちろん、冬でも室温や衣類を調整し、なるべく汗をかかせないようにしましょう。
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じんましん
何らかの原因でかゆみのある発疹がでます
突然、赤く(まれに白いまま)皮膚が盛り上がり、かゆくなります。
発疹の大きさはさまざまです。
時間が経つと少しずつ消え、部位を移動します。
かゆいだけで特に害はありませんが、のどや気道に出来ると呼吸ができなくなることがあるので注意が必要です。
細菌やウイルス、日光、温度差、食品、薬剤などが原因として考えられますが、特定する事はできません。
治療には、抗ヒスタミン薬の服用や塗り薬、抗アレルギー薬の飲み薬などが処方されます。
乳児湿疹・乳児脂漏性湿疹(にゅうじしっしん・にゅうじしろうせいしっしん)
生後すぐから顔や頭にできる赤い湿疹です
生後2週間〜1歳で、顔や頭にできる赤い湿疹(赤いブツブツ)を総称して乳児湿疹と言います。
食べこぼし、よだれ、汗などが原因で、かゆみがあったりなかったりします。
特に多いのが乳児脂漏性湿疹。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママの胎内でもらったホルモンの影響で皮脂分泌が盛んなため、皮脂腺の多い頬、口のまわり、あご、頭などに赤いブツブツやカサカサができて、時にはジュクジュクします。
頭や髪の生え際、眉毛などに、黄色いふけのようなかたまりやベタベタしたうろこのようなかさぶたができることがあり、嫌なにおいがする事も。
肌を清潔にしていれば、3〜4週間で自然に治る事が多いですが、乳児脂漏性湿疹がかさぶたになっている場合は、入浴前にベビーオイルを浸した脱脂綿を30分ほどあてて柔らかくしてから、石けんできれいに洗い流しましょう。
ホームケアで治らない場合や、繰り返したり長引いたりしたて心配なときは受診を。
ひどい時には、非ステロイド系抗炎症薬入り塗り薬などが処方されます。
おわりに
このページでは子どもと赤ちゃんの皮膚の病気についてまとめました。
あせもやおむつかぶれ、乳児湿疹は特に赤ちゃんで起こりやすい病気なので、体を清潔にすることを心がけましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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子ども・赤ちゃんがかかりやすい病気について 〜臍ヘルニア(でべそ)、臍炎・臍肉芽腫〜
皆さんこんにちは。
当サイトを運営している桃の助です!
このページでは、子どもと赤ちゃんがかかりやすいお腹の病気である、「臍ヘルニア」と「臍炎・臍肉芽腫」についてまとめたいと思います。
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いきむたびにおへそが出っ張ります
腸の一部が皮膚に覆われたままおへそに飛び出す病気、いわゆる「でべそ」です。
腹筋が未発達な赤ちゃんが、泣いたりいきんだりしてお腹に力を入れるたびに、腹筋のすき間から腸の一部が腹膜とともに飛び出すために起こります。
腹直筋の発達に伴って、自然に治る事も多いのですが、4〜5歳を過ぎても治らない時、見た目が気になる時は手術をする事もあります。
以前は、硬貨をおへそにあてたり、ばんそうこうを貼るなどするといいと言われたこともありましたが、効果はありません。
最近では綿球をあてる方法を行う医療機関もありますが、方針によって異なります。
おへそが赤くなったり、出血したりします
へその緒に細菌が感染し、おへそとそのまわりが赤く腫れる病気が臍炎です。
おへそがジュクジュクし、膿や出血がみられる事もあり、触ると痛がります。
悪化すると炎症がお腹の中に広がったり、細菌が全身に回ってしまう事もあります。
一方、へその緒が取れる時に、一部の組織が残ってしまったのが原因で、おへその中心部に肉のかたまりが盛り上がるのが臍肉芽腫です。
大きさは、米粒の半分くらいから大豆サイズまでさまざまで、ジュクジュクし、分泌液が増えて出血する事があります。
臍炎はおへその消毒をするのが基本ですが、重症の場合は内服薬を服用したり、抗菌薬の塗り薬を塗ったりすることもあります。
膿を出す処置を行う事もあります。
臍肉芽腫は消毒してP滅菌ガーゼで覆っておけば、ほとんどは治ります。
このページでは、子どもと赤ちゃんのお腹の病気、特におへその病気についてまとめました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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臍ヘルニア(さいへるにあ)
いきむたびにおへそが出っ張ります
腸の一部が皮膚に覆われたままおへそに飛び出す病気、いわゆる「でべそ」です。
腹筋が未発達な赤ちゃんが、泣いたりいきんだりしてお腹に力を入れるたびに、腹筋のすき間から腸の一部が腹膜とともに飛び出すために起こります。
腹直筋の発達に伴って、自然に治る事も多いのですが、4〜5歳を過ぎても治らない時、見た目が気になる時は手術をする事もあります。
以前は、硬貨をおへそにあてたり、ばんそうこうを貼るなどするといいと言われたこともありましたが、効果はありません。
最近では綿球をあてる方法を行う医療機関もありますが、方針によって異なります。
臍炎・臍肉芽腫(さいえん・さいにくげしゅ)
おへそが赤くなったり、出血したりします
へその緒に細菌が感染し、おへそとそのまわりが赤く腫れる病気が臍炎です。
おへそがジュクジュクし、膿や出血がみられる事もあり、触ると痛がります。
悪化すると炎症がお腹の中に広がったり、細菌が全身に回ってしまう事もあります。
一方、へその緒が取れる時に、一部の組織が残ってしまったのが原因で、おへその中心部に肉のかたまりが盛り上がるのが臍肉芽腫です。
大きさは、米粒の半分くらいから大豆サイズまでさまざまで、ジュクジュクし、分泌液が増えて出血する事があります。
臍炎はおへその消毒をするのが基本ですが、重症の場合は内服薬を服用したり、抗菌薬の塗り薬を塗ったりすることもあります。
膿を出す処置を行う事もあります。
臍肉芽腫は消毒してP滅菌ガーゼで覆っておけば、ほとんどは治ります。
おわりに
このページでは、子どもと赤ちゃんのお腹の病気、特におへその病気についてまとめました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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子ども・赤ちゃんがかかりやすい病気について 〜胃食道逆流症、腸閉塞、腸重積症、肥厚性幽門狭窄症、ヒルシュスプルング病〜
皆さんこんにちは。
当サイトを運営している桃の助です!
本日は、子どもと赤ちゃんのお腹の病気についてのお話しです。
胃食道逆流症、腸閉塞、腸重積症、非厚性幽門狭窄症、ヒルシュスプルング病について症状や注意点などをまとめたいと思います。
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食べたり飲んだりしたものが逆流します
嘔吐が頻繁に起こり、血液の混じったコーヒーのようなものを吐いたり、せきを伴ったり、体重の増えが悪かったりするときは、この病気が疑われます。
通常は胃酸を抑える薬で治療する事が多いですが、逆流の程度が強い時は、場合によっては手術をする事もあります。
腸管がふさがり、緑色の胆汁を吐きます
なんらかの原因で腸管がふさがってしまい、緑色の胆汁を吐いたり、お腹が張ったり、うんちやおならがとぎれたりするなどの症状が出ます。
早く処置をしないと腸管が壊死(えし)したり、腹膜炎(ふくまくえん)を起こしたりする危険があるので至急受診します。
胆汁を吐いた時は救急車を呼びます。
腸の一部が腸の中にめり込む病気です
腸の中に腸の一部がめり込む病気です。
急に顔色が青白くなり、火が付いたように泣いたり、急に静かになったりを10〜30分間隔で繰り返します。
血液と粘液が混じったジャムのようなウンチが特徴です。
処置が遅れると、もぐりこんだ腸が血行障害を起こし、壊死する危険もあります。
おなかの右側を手で触るとしこりを感じるので診断がつきます。
現在は超音波検査で確定する事がほとんどです。
早期の処置が重要ですから、疑わしい時は至急受診します。
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おっぱいやミルクを噴水のように吐きます
飲んだおっぱいやミルクが、胃から十二指腸に上手く流れず、逆流して吐いてしまいます。
胃の出口の幽門の部分の筋肉が異常に厚くなり、胃の出口が狭くなるのが原因です。
1か月頃の赤ちゃんで、とくに男の子に多い病気です。
触診で分かる事もありますが、超音波検査で幽門の筋肉が4mm以上の厚さであれば、ほぼ間違いなくこの病気です。
薬を使って治療しても治らなければ手術をします。
うんちを体外に出せず便秘になります
生まれつき肛門から近い腸壁の神経細胞が無いために起こる病気です。
女の子よりも男の子に多く見られます。
腸の内容物を送る運動ができず、便秘が1週間から10日ほど続きます。
お腹がふくれる、おっぱい・ミルクを吐くなどの症状が出ます。
腸粘膜検査で異常があれば、手術をすることがあります。
お腹の病気は一般の方ではなかなか分からない病気が多いです。
もし、嘔吐や便秘が続いた場合や、ウンチの色がおかしい場合はかかりつけ医に相談しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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本日は、子どもと赤ちゃんのお腹の病気についてのお話しです。
胃食道逆流症、腸閉塞、腸重積症、非厚性幽門狭窄症、ヒルシュスプルング病について症状や注意点などをまとめたいと思います。
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胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)
食べたり飲んだりしたものが逆流します
嘔吐が頻繁に起こり、血液の混じったコーヒーのようなものを吐いたり、せきを伴ったり、体重の増えが悪かったりするときは、この病気が疑われます。
通常は胃酸を抑える薬で治療する事が多いですが、逆流の程度が強い時は、場合によっては手術をする事もあります。
腸閉塞(ちょうへいそく)
腸管がふさがり、緑色の胆汁を吐きます
なんらかの原因で腸管がふさがってしまい、緑色の胆汁を吐いたり、お腹が張ったり、うんちやおならがとぎれたりするなどの症状が出ます。
早く処置をしないと腸管が壊死(えし)したり、腹膜炎(ふくまくえん)を起こしたりする危険があるので至急受診します。
胆汁を吐いた時は救急車を呼びます。
腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)
腸の一部が腸の中にめり込む病気です
腸の中に腸の一部がめり込む病気です。
急に顔色が青白くなり、火が付いたように泣いたり、急に静かになったりを10〜30分間隔で繰り返します。
血液と粘液が混じったジャムのようなウンチが特徴です。
処置が遅れると、もぐりこんだ腸が血行障害を起こし、壊死する危険もあります。
おなかの右側を手で触るとしこりを感じるので診断がつきます。
現在は超音波検査で確定する事がほとんどです。
早期の処置が重要ですから、疑わしい時は至急受診します。
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肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)
おっぱいやミルクを噴水のように吐きます
飲んだおっぱいやミルクが、胃から十二指腸に上手く流れず、逆流して吐いてしまいます。
胃の出口の幽門の部分の筋肉が異常に厚くなり、胃の出口が狭くなるのが原因です。
1か月頃の赤ちゃんで、とくに男の子に多い病気です。
触診で分かる事もありますが、超音波検査で幽門の筋肉が4mm以上の厚さであれば、ほぼ間違いなくこの病気です。
薬を使って治療しても治らなければ手術をします。
ヒルシュスプルング病
うんちを体外に出せず便秘になります
生まれつき肛門から近い腸壁の神経細胞が無いために起こる病気です。
女の子よりも男の子に多く見られます。
腸の内容物を送る運動ができず、便秘が1週間から10日ほど続きます。
お腹がふくれる、おっぱい・ミルクを吐くなどの症状が出ます。
腸粘膜検査で異常があれば、手術をすることがあります。
おわりに
お腹の病気は一般の方ではなかなか分からない病気が多いです。
もし、嘔吐や便秘が続いた場合や、ウンチの色がおかしい場合はかかりつけ医に相談しましょう。
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