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2018年05月17日
食前薬・食後薬・食間薬の違い
皆さんこんにちは。
当ブログを運営している桃の助です
病院で高齢者の方と接していると、薬をきちんと理解せずに飲んでいる方が多いように感じます。
「病院の先生から出された薬を飲んでいるけど、どういった薬か知らない」
「朝昼晩飲むよう言われている」
「胃に入ったら同じだからご飯前でも、ご飯後でも一緒でしょ?」
といった話を高齢者の方からよく聞きます。
でも、薬は様々な働きがあり、服用のタイミングを間違えると効果が出にくかったり、出すぎたりする場合があるので注意が必要です。
そこで、本日は「食前薬・食後薬・食間薬の違い」についてお話ししたいと思います。
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薬によって飲むタイミングが違うのは、病気の状況に合わせて一番効果のでやすいタイミングに飲むなど、薬の性質と飲むタイミングの間に密接な関係があるためです。
薬はそれぞれ決められたタイミングで飲まないと効果が弱まったり、副作用が出やすくなったりします。
食前とは胃の中に食べ物が入っていないとき、一般に食事の1時間〜30分前をいいます。
食事による症状を抑える薬、食後には吸収が悪くなる、副作用が出やすくなる薬などが食前投与を指示されます。
食後とは胃の中に食べ物が入っているとき、一般に食事のあとの30分以内をいいます。
胃に負担をかけやすい薬、食事と一緒に服用したほうがよく吸収される薬などが食後投与を指示されます。
食事の影響を受けない薬については、飲み忘れを防ぐために食後投与とされる場合があります。
食間とは食事と食事の間のことで、食事の2時間後が目安です。
これは空腹時の胃粘膜の保護を目的としたり、食物に影響されて薬の吸収が減少して効果が弱くなってしまうのを防いだりするために指示されることがあります。
薬を飲むタイミングは、これら以外にも「食直前」「食直後」「起床時」「就寝時」「頓服」などがあります。
食べ物や胃酸の影響を受けたくない薬や、糖尿病の際に食事で高くなる血糖値を下げるための薬などは、食前に飲むことが多くなります。
また、胃の調子を整える食欲増進剤や、食べたあとの吐き気を事前に抑える薬などは食前に飲むと効果的です。
食事の後は胃の中に食べたものがあるので、胃への刺激が少なくなります。
食後の薬は飲み薬の中で最も多いタイプです。
主に食べ物と一緒のほうが吸収が良くなる薬や、空腹時に飲むと胃を荒らしてしまう薬などは食後に飲みます。
食事ができなかったからといって薬を飲まないと、体内の薬の量が低下してしまい、効果が得られないことがあります。
クラッカーやクッキー1枚だけでも胃に入れてから薬を飲めば、食後に近い状態になり、胃の保護にもつながります。
糖尿病の薬では食事をとらないで飲むと、血糖値が下がりすぎるので注意が必要です。
空腹の状態で飲むと吸収が良い薬や、胃の粘膜を保護するための薬などは食間に飲みます。
食前・食間・食後には、それぞれ意味があり、食事によって変化する胃の状態に合わせて服用時間が決められています。
また、これ以外にも食直前(食事の直前)や食直後(食事のすぐ後)、就寝前、もっと厳密に何時と何時など医師が指定する薬もあります。
いずれにしても正しい飲み方をしないと効果がでなかったり、副作用が現れたりすることがありますので、決められた服用時間を守りましょう。
出来るだけ飲み忘れも防止して、決められた用法・用量を守って正しく飲んで下さい。
認知症などで服薬したがらない場合にはゼリーやご飯に混ぜて飲んでもらう方法もあります。
それでも飲めない場合は医師に相談してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです
それではまた。
桃の助でした
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当ブログを運営している桃の助です
病院で高齢者の方と接していると、薬をきちんと理解せずに飲んでいる方が多いように感じます。
「病院の先生から出された薬を飲んでいるけど、どういった薬か知らない」
「朝昼晩飲むよう言われている」
「胃に入ったら同じだからご飯前でも、ご飯後でも一緒でしょ?」
といった話を高齢者の方からよく聞きます。
でも、薬は様々な働きがあり、服用のタイミングを間違えると効果が出にくかったり、出すぎたりする場合があるので注意が必要です。
そこで、本日は「食前薬・食後薬・食間薬の違い」についてお話ししたいと思います。
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なぜ飲むタイミングが違うのか?
薬によって飲むタイミングが違うのは、病気の状況に合わせて一番効果のでやすいタイミングに飲むなど、薬の性質と飲むタイミングの間に密接な関係があるためです。
薬はそれぞれ決められたタイミングで飲まないと効果が弱まったり、副作用が出やすくなったりします。
食前、食後、食間の時間帯
食前
食前とは胃の中に食べ物が入っていないとき、一般に食事の1時間〜30分前をいいます。
食事による症状を抑える薬、食後には吸収が悪くなる、副作用が出やすくなる薬などが食前投与を指示されます。
食後
食後とは胃の中に食べ物が入っているとき、一般に食事のあとの30分以内をいいます。
胃に負担をかけやすい薬、食事と一緒に服用したほうがよく吸収される薬などが食後投与を指示されます。
食事の影響を受けない薬については、飲み忘れを防ぐために食後投与とされる場合があります。
食間
食間とは食事と食事の間のことで、食事の2時間後が目安です。
これは空腹時の胃粘膜の保護を目的としたり、食物に影響されて薬の吸収が減少して効果が弱くなってしまうのを防いだりするために指示されることがあります。
その他
薬を飲むタイミングは、これら以外にも「食直前」「食直後」「起床時」「就寝時」「頓服」などがあります。
主な食前・食後・食間薬
食前薬
食べ物や胃酸の影響を受けたくない薬や、糖尿病の際に食事で高くなる血糖値を下げるための薬などは、食前に飲むことが多くなります。
また、胃の調子を整える食欲増進剤や、食べたあとの吐き気を事前に抑える薬などは食前に飲むと効果的です。
食後薬
食事の後は胃の中に食べたものがあるので、胃への刺激が少なくなります。
食後の薬は飲み薬の中で最も多いタイプです。
主に食べ物と一緒のほうが吸収が良くなる薬や、空腹時に飲むと胃を荒らしてしまう薬などは食後に飲みます。
食事ができなかったからといって薬を飲まないと、体内の薬の量が低下してしまい、効果が得られないことがあります。
クラッカーやクッキー1枚だけでも胃に入れてから薬を飲めば、食後に近い状態になり、胃の保護にもつながります。
糖尿病の薬では食事をとらないで飲むと、血糖値が下がりすぎるので注意が必要です。
食間薬
空腹の状態で飲むと吸収が良い薬や、胃の粘膜を保護するための薬などは食間に飲みます。
決められた服用時間を守りましょう
食前・食間・食後には、それぞれ意味があり、食事によって変化する胃の状態に合わせて服用時間が決められています。
また、これ以外にも食直前(食事の直前)や食直後(食事のすぐ後)、就寝前、もっと厳密に何時と何時など医師が指定する薬もあります。
いずれにしても正しい飲み方をしないと効果がでなかったり、副作用が現れたりすることがありますので、決められた服用時間を守りましょう。
おわりに
出来るだけ飲み忘れも防止して、決められた用法・用量を守って正しく飲んで下さい。
認知症などで服薬したがらない場合にはゼリーやご飯に混ぜて飲んでもらう方法もあります。
それでも飲めない場合は医師に相談してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです
それではまた。
桃の助でした
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