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2018年10月29日

自動車運転の学会情報

皆さんこんにちは!
当サイトを運営している桃の助です!

本日は、主に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師に関係する自動車運転再開のリハビリに関係する学会をお伝えしたいと思います。

詳しくは下の詳細をご覧ください!



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日本安全運転・医療研究会

今回で第3回目となる自動車運転に関する各専門家が集う学会です!
興味がある方はぜひ参加してみると、とても勉強になると思いますよ!
現在、講演や発表内容は調整中のようですが、テーマとだいたいのプログラムは下記の内容になります。

テーマ「近未来社会におけるひととくるまの共生」

<プログラム>
大会長講演「タイトル未定」慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室 三村 將先生
特別講演1「タイトル未定(自動運転関連)」東京大学大学院新領域創成科学研究科 鎌田 実先生
特別講演2「タイトル未定(高齢者関連)」医師に依頼中

シンポジウム「運転に支障のある病気」

「てんかん」脳神経外科医師に依頼中
「眼疾患」眼科医師に依頼中
「認知症」認知症関連医師に依頼中
「パーキンソン病」岩手医科大学医学部内科学講座神経内科・老年科分野 前田 哲也先生

教育講演
「運転に関する薬剤の影響」埼玉医科大学医学部精神医学 松尾 幸治先生
「警察と医療の連携」警察関係者に依頼中
「高次脳機能障害の運転再開調査研究」教習所関係者に依頼集
「運転に関する日本作業療法士協会の取り組み」千葉県立保健医療大学 藤田 佳男先生
「免許センターにおける医療系専門職の活用」警察関係者に依頼中

ディベート
「急性期病院での運転支援の現状と課題」急性期病院医師に依頼中
「回復期病院での運転支援の現状と課題」東京都リハビリテーション病院 武原 格先生

一般演題
口述発表
ポスター発表

日時:2019年1月27日(日曜日)
場所:一橋大学一橋講堂
参加費:事前登録5,000円  当日8,000円

事前参加登録:12月23日(日)締切

事前参加登録はこちらから(学会サイトに飛びます)↓
 日本安全運転・医療研究会(参加登録)


もし自動車運転のリハビリを行っていて、発表に興味がある方は、こちらからを読んでから応募してみて下さい!
<演題登録概要>
第3回日本安全運転・医療研究会では、高齢者や障害がある方々が、安全に交通社会に参加できるような取り組み、研究、症例検討などに関する演題を募集いたします。詳細は以下の通りです。多数のご応募をお待ちしております。

演題種別:口演・ポスター

演題募集:11月12日(月)正午締切

演題登録される方はこちらから(学会サイトに飛びます)↓
 日本安全運転・医療研究会(演題登録)



私自身、今回は発表しようか検討しています。
予定が合えば発表を行うかもしれません。

第一線で活躍されている大学の先生方や、警察の方、自動車教習所の方の講演もあるので、自動車運転再開のリハビリに携わっている方であれば、参加して損はない学会だと思います。
興味がある方はぜひ参加すると、とても勉強になると思います。

それではまた!
桃の助でした!



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2018年09月18日

半側空間無視とは?病巣、症状、評価 高次脳機能障害について

皆さんこんにちは!
当サイトを運営している桃の助です!

このページでは、高次脳機能障害の一つの症状である、「半側空間無視」についてまとめます!
医療現場、介護現場でしばしばみられる、半側空間無視ですが、知らない人も、知っている人も最後まで読んでみて下さいね。




無視症候群とは?(Neglect syndrome)

・大脳半球病巣と反対側の空間あるいは身体における出来事を無視する症状。

・主に右半球損傷で起こり、病識が乏しい。


半側空間無視 (unilateral spatial neglect 、hemispatial neglect)

・大脳半球病巣と反対側の刺激に対して、発見して報告したり、反応したり、その方向を向いたりすることが障害される病態。

・視線の動きを自由にした状態で生じ、市や障害の有無によらずに起こる症状。

・左半側空間無視として現れやすい。

・しばしば人格や情動の変化、無気力、無関心、易興奮性、注意・集中力の低下、思慮不足、感情鈍麻、多幸性を生じる。

【病巣特徴】
・頭頂葉を含む場合が多い。
・前頭葉や深部の病巣でも起こる。
・軽いものも含めれば、右半球の脳血管障害の約4割と高頻度の出現。

【責任病巣】
・下頭頂小葉
・中大脳動脈領域全域
・前脈絡叢動脈領域
・前頭葉外側
・被殻出血


半側空間無視を検出するための検査

BIT行動性無視検査が有効。
bit.jpg

BIT行動無視検査とは、通常検査と日常生活場面を模した行動検査の二つのパートで構成されている。スクリーニング検査には通常検査を実施する。

BITが無い場合は、
・模写試験
・自発描画
(正面から見た人の顔または時計など)
・末梢試験
・線分二等分試験


以上の検査にいずれか1つでも確実な無視が認められれば、半側空間無視ありと判定していい。


(左)半側空間無視の具体的症状例

移動・歩行

・体、車いすの左側を人、壁、ドア、障害物などにぶつける
・車いすのブレーキのかけ(はずし)忘れ
・左側下肢を車いすのフットレストに乗せない
・左側のドア、入り口を見落として通り過ぎる、左折できない

食事

・左側にある食器に手をつけない
・左側の食べ物を食べ残す

整容、更衣

・ひげ剃り、歯磨き、爪切り、整髪、洗面、入浴時に左側の処置を忘れる
・着衣の際に左側の手を通さない、すそを十分に降ろさない
・脱衣の際に左側の脱ぎ忘れ、脱げていないのに次の衣服を着ようとする

読み書き、描画など

・横書き文章の左側を読み飛ばす
・漢字書字で「偏」を書き忘れる
・自発画、コピーで左側を書き落とす
・筆算で位取りを間違える

その他

・切手を正しい位置に貼れない
・顔、視線が左を向かない
・左側からの声掛けに応答しない
・左にいる人に気がつかない


おわりに

本日は、半側空間無視についてまとめました。
半側空間無視は高次脳機能障害の中でも、日常生活に困難さを及ぼす症状の一つです。

半側空間無視によって体は歩ける程度まで回復したのに、生活が自立できず、介助を要することも少なくありません。
適切な評価を行い、適切な対応をとるように心掛けましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございます!
この他にも色々な記事を書いているので、読んで頂けると嬉しいです!

その他の高次脳機能障害についてはこちらから↓↓↓
高次脳機能障害

それではまた!
桃の助でした!


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2018年09月14日

注意障害とは 分類・症状・まとめ 〜高次脳機能障害〜

皆さんこんにちは!
当サイトを運営している桃の助です!

本日は「注意障害」についてまとめたいと思います。




注意とは…

まず初めに、注意とは何か?
ある専門家は、「必要な情報の選択と、正確で組織だった行為のプログラムの保証、およびその行為の経過に対して恒常的抑制を維持する事で、意識的活動の選択的正確を保証するもの」と述べています。

また、他の専門家は「意識的、意図的に一つの対象や、複雑な体験一つのコンポーネントに心的エネルギーを集中し、他の情動的ないし思考的内容を排除すること」とも述べています。

難しい言葉が並んでいますが、実は注意障害の定義はあいまいで、一つに定義するのは困難なんです。

なぜかと言うと、注意障害はその他の失語・失行・失認・健忘(神経心理学的障害)との関係が複雑に絡み合っているので、注意障害単独で定義する事が難しいのです。

しかし、注意障害の症状は4タイプに分類する事ができるので、このページでは注意障害の4タイプをまとめていきます。


@持続的注意(sustained attention)

持続的注意を簡単にいうと、「続けられる力」です。

つまり、ある一定時間刺激に反応し続けるための注意の持続力の事をいいます。

例を挙げると、ジグソーパズルを完成さえることは注意の持続が関係します。
ジグソーパズルを完成させるには、長い時間の注意と集中力を必要とします。

注意の持続が障害されると、注意や集中力が長続きしないために、短時間で作業を諦めたり、投げ出したりします。

持続的注意については皆さんも何となく想像しやすいと思います。


A選択的注意(selectibe attention)

簡単にいうと、「見つけられる力」です。

多くの刺激や情報の中から特定の対象を選択することや、注意を集中する能力をさします。

例を挙げると、本屋さんに置いてあるたくさんの本の中から、自分の欲しい本を探すときに必要な能力が選択的注意となります。

選択的注意の障害があると、転導性(転換性)の亢進につながります。


B転換的注意(alternative attention)

簡単にいうと、「変えられる力」です。

異なる刺激や情報に対して注意を転換させる能力の事をいいます。
つまり、注意を柔軟に振り向ける機能のことです。

一つの事を行っている時に、違う出来事に注意を向けて対応し、その後、元の行動に上手く戻る力のことをいいます。

例を挙げるなら、音楽を聞きながら勉強をしているとき、緊急速報が流れてきました。その時に「何事だろう?」と緊急速報に聞き入ります。緊急速報が終わり特に何もなければまた勉強を始める、という状態です。

この転換的注意に障害が生じると、適切なタイミングで注意を別の場所へ向けることが出来なかったり、向いたとしても元の方へ注意が戻らなくなります。


C配分的注意(divided attention)

簡単にいうと、「同時に複数の事が出来る力」です。

複数の刺激や情報に同時に注意を配分する能力、またはそれが可能な注意の容量をさします。
または、1度に2つ以上の出来事に注意を出来る事をさします(同時処理)。

例を挙げると、揚げ物をしているお母さんは、揚げ物に注意を向けながら、つまみ食いをしようとしている子どもに注意を向けています。
これが配分的注意の機能です。

配分的注意に障害がでると、料理も上手く出来なくなりますし、子どもの面倒も見れなくなります。




特殊型 ペーシング障害

余談程度に捉えてもらいたいのが、ペーシング障害です。
注意障害の中の特殊型として捉えられている障害です。

1つ1つの動作が性急かつ粗雑。不用心で危なっかしい行動ばかりとります。

右半球の損傷で8.7%、左半球の損傷で3.4%の出現率という報告があります。

あまり浸透していない障害ですので、参考までに。


おわりに

本日は、注意障害についてまとめました。
注意障害は高次脳機能障害の中でも、どの年代でも日常生活に困難さを及ぼす症状の一つです。

注意障害によって社会生活や家庭での生活が自立できず、介助を要することも少なくありません。
適切な評価を行い、適切な対応をとるように心掛けましょう!

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桃の助でした!


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2018年06月23日

社会的行動障害と適応障害について 〜高次脳機能障害〜

皆さんこんにちは。
当ブログを運営している桃の助です

本日は、高次脳機能障害者が起こしやすい社会的行動障害と適応障害について症状をまとめたいと思います。
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社会的行動障害とは

@依存性・退行
 すぐに他人を頼るようなそぶりを示したり、子どもっぽくなったりすること。

A欲求コントロールの低下
 我慢ができなくて、何でも無制限に欲しがること。
 好きなものを食べたり、飲んだりする事ばかりでなく、お金を無制限に使ってしまうこともある。

B感情コントロールの低下
 場違いの場面で怒ったり、笑ったりする。
 ひどい場合には、たいした理由もなく、突然感情を爆発させて暴れる事もある。

C対人技能拙劣
 相手の立場や気持ちを思いやることができなくなり、良い人間関係をつくる事が難しくなる。

D固執性
 一つのものごとにこだわって、簡単に変えられないこと。
 いつまでも同じことを続ける事もある。

E意欲・発動性の低下
 自分では何もしようとしないで、他人に言われないと物事ができないようなボーっとした状態。

F抑うつ
 ゆううつな状態が続いて、何もできないでいる事。
 よく尋ねれば、何をするかはわかっている。

適応障害(Adjustment disorders)とは

特性:はっりと確認できるストレス因子に反応して、そのストレス因子の始まりから3か月以内に情緒面または行動面の症状の出現。

@ストレス因子に暴露されたときに予測されるものをはるかに越えた苦痛
A社会的または職業上(学業上)の機能の著しい障害

【タイプ】
・抑うつ気分を伴うもの
・不安を伴うもの
・不安と抑うつ気分の混合を伴うもの
・行為の障害を伴うもの
・情緒と行為の混合した障害を伴うもの
・特定不能:心理社会的ストレス因子に対する不適応的な反応(例:身体的愁訴、社会的引きこもり、職業上または学業上の停滞)
(DSM-Wより)

おわりに

高次脳機能患者は社会的行動障害を発症する事があります。
社会的行動障害に対して入院中に適切な訓練プログラムが実施されなかったり、退院後の説明や相談窓口、対応などがなされなかった場合には、退院後に大きなストレスを抱える事になります。
そうしたストレスを慢性的に数か月から数年受ける事によって、適応障害などの情緒と行動面の症状が出現する事になります。

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2018年04月13日

脳卒中後の自動車運転再開に評価が必要な理由 〜患者・家族、専門職向け〜

皆さんこんにちは。

このページの内容は、脳卒中を発症した当事者または家族、専門職向けの内容となっています。

私は病院に勤務しており、脳卒中後の運転再開のリハビリに携わる事があります。
日々、評価・訓練を行っている中で、脳卒中後の患者さんから様々な質問を受けます。

患者さん「何でこんな検査をしなくちゃいけないの?」
患者さん「検査しなくても運転できるよ。」

などといった質問や訴えを言われる事が多いです。

確かにそうですよね。
皆さん何年も何十年も運転をしてきて、運転には自信をもっている人が多いんです。

でも、脳卒中後の運転は慎重にならなければいけません。

脳卒中後の自動車運転再開はまだまだ、発展途上の分野ではありますが、私の分かる範囲でお話ししたいと思います。
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道路交通法

平成26年6月1日改正道路交通法施行により運転免許制度の一部が変更され、一定の病気等(※1)に係る運転者対策が強化されました。高次脳機能障害のある方で、これから運転免許を取得しようとする方、免許をお持ちの方、これから更新しようとする方が自動車等の安全な運転に支障を及ぼす恐れがないかを個別に判断をする場合があります。高次脳機能障害の症状により、自動車等の運転に支障や不安がある方、またそのご家族による運転免許の取得や更新に関する適性相談は各都道府県の免許センターなどにお問い合わせください。
高次脳機能障害情報・支援センターより引用


平成26年に道路交通法が改正されました。
それによって、脳卒中、てんかん、認知症、重度の眠気を誘う睡眠障害、統合失調症などの病気を患った方は相談や届け出をするようになりました。

つまり、こういった病気を患っている方が虚偽の報告をして自動車運転をした場合、罰則を受ける可能性があります。
なので、そうならないためにも免許センターへの相談や医師の診断を受ける必要があります。

高次脳機能障害

脳卒中後の運転再開の評価として大事なポイントとしては、
@麻痺の程度
A高次脳機能障害の程度
となります。

高次脳機能障害は、
@注意障害
A記憶障害
B遂行機能障害
C社会的行動障害
となります。
高次脳機能障害について詳しく知りたい方はこちらから→高次脳機能障害ってどんな病気?

この高次脳機能障害がよく見落とされがちなんです。

なぜ高次脳機能の評価が大切か

脳卒中になるとかなりの人が麻痺がでます。
そうすると自動車運転再開についても慎重に検査を行うと思います。

しかし、脳卒中後であっても麻痺が出ずに早期退院できる方もいます。
そんな方は特に注意が必要です。

高次脳機能障害は一見して判断できない症状の一つでもあります。
脳卒中後に職場復帰して、仕事がはかどらない、物忘れが多くなった、言葉が上手く出てこない、集中できないといった症状が出る方がいます。
そんな方は高次脳機能障害が疑われます。

そういった高次脳機能障害が症状として現れた方は、自動車運転でもエラーが起きやすいです。
koutsu_jiko_car_man.png
高次脳機能障害の方は、
・エンジンのかけ方が分からない
・マニュアル車の操作ができない
・左右確認がおろそかになる
・停止位置が分からない
・中央線ぎりぎりを走る、または越えてしまう
・急発進、急ブレーキをしてしまう
・バックで何度も切り返しをするようになる
・大通りに出る時にタイミングが分からない
・運転をすると疲労感が強く、長い時間運転できない

等といった症状がみられます。

こういった症状が出ている場合は、運転再開は難しいと思います。
もし、高次脳機能障害が疑われる場合には、必ず認知神経心理学の評価を行う必要があります。

家族の対応

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もし、親が脳卒中で運転再開が出来ない状態となったとします。
その場合には、家族は当事者を説得する必要があります。
もちろん医師からも説明は十分に行うと思いますが、家族が日ごろから車に乗っていないか確認する必要があります。
家に車と鍵がある状態であれば勝手に乗ってしまう方もいるかもしれません。
そうした場合、大変危険です。
何かあってからでは遅いので、何も起こらないように配慮してもらえたらと思います。


おわりに

現段階では自動車運転再開をして必ず事故をしないという明確な基準はありません。
しかし、学会で研究が進んできており、近い将来きちんとしたマニュアルが作成されるかもしれません。

ただ、一つ確かなのは、きちんとした評価を行い、再開できない場合には納得してもらう必要があるという事です。



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それではまた。
桃の助でした


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2018年03月22日

失行について 〜医療・介護スタッフ、家族向け〜

皆さんこんにちは。
桃の助です

このページでは、脳卒中後に発症しやすい失行についてお話ししたいと思います。
失行は一般の方にはあまり聞きなれない病気だと思いますので、医療・介護スタッフ、家族向けとして書かせて頂きます。

失行とは

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運動器官に異常が無いにも関わらず、目的の運動を実施できない状態の事を失行といいます。

失行患者は運動麻痺や失調などの運動障害がない、またはあったとしてもそれだけでは説明できない行動の困難さがあります。

失行とみなすには、失語による理解障害や、認知症、全般的注意障害、対象の認知障害、その他に課題遂行を阻害するような症状が直接的な原因と考えられないことが前提となります。
(ただし、認知症では失行に似た症状が出現します。ここでは脳卒中後の純粋な失行を書きます。)

例えば、注意の持続が悪いく、課題を遂行できない場合には失行とはなりません。

失行の分類と症状

観念運動失行

責任病巣:頭頂葉または前頭葉の障害
物品を使用しない単純な運動や、単一物品を対象とする運動が口頭命令、模倣、物品の使用のいずれでも困難な状態です。

例えば、歯を磨く動作を身振りで求めても、実際の物品使用でも正しく遂行できない状態です。
他には、敬礼の模倣や手招きの模倣なども出来なくなります。

誤り方の種類としては、無反応、拙劣、遅延、保続、異なる動作、意味不明な動作などがあります。
こういった誤りは、日常生活ではあまり見られませんが、検査場面では出る事が多いです。

観念失行

責任病巣:頭頂葉後方または側頭・頭頂・後頭接合部などの後方領域
観念失行では個々の運動は可能ですが、複雑な一連の操作が必要な行為が障害されます。

例えば、「お茶をいれる」動作には茶筒、やかん、湯飲みなど複数の物品を用いた複数の動作を正しい順番で行う必要がありますよね。
動作の順番を間違えたり、やかんにお茶の葉を入れたり、手順が分からずに戸惑ってしまったりしてしまいます。

観念失行は検査場面だけでなく、日常生活でもよく見られます。

観念失行は単発症状として出現することは少なく、観念運動失行と合併して出現することが多いです。

肢節運動失行

責任病巣:左右いずれかの中心前回または後回
肢節運動失行は主に手と指による動作の遂行が、不完全、拙劣、途切れ途切れとなる症状です。

例えば、ボタンをはめる、本のページをめくる、物をつまむなど、ごく簡単な熟練動作が極端に不器用な状態となります。

日常生活でも症状は出現するため、患者さんから訴える事が多いです。

その他の失行

・口腔顔面失行:中大脳動脈の梗塞に伴って出現し、失語症と合併することが多いです。前方の病巣ではブローカ失語を、後方の病巣ではウェルニッケ失語を合併します。
指示に従って舌打ちをしたり、口笛をしたり、咳ばらいをしたりする事が出来なくなります。
自動的、反射的運動は保たれます。

・着衣失行:その名の通り、着衣の失行です。服の上下左右が見分けられず、袖ではない部分に手を通したりします。検査場面でも日常生活でも症状はみられます。右頭頂葉損傷による半側空間無視との合併が多いです。


いかがだったでしょうか?
失行は患者さんの日常生活での行動の阻害要因となるものばかりです。
患者さんの周りの人が症状を理解し手助けをすれば、患者さんはある程度自立した生活ができると思います。

それではまた。
桃の助でした


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2018年02月09日

高次脳機能障害ってどんな病気?

皆さんこんにちは

本日は、「高次脳機能障害」についてお話したいと思います。


皆さんは高次脳機能障害という病気はご存知ですか?
高次脳機能障害とは、事故や脳梗塞、脳出血などの脳血管障害によって引き起こる思考や認知の障害です。

近年、世間でも話題として少しずつ取り上げられるようになってきたので、ご存知の方もいるのではないでしょうか?

このページでは高次脳機能障害の症状や実際について書きたいと思います
途中でかなり専門的な話になるところもあると思いますが、難しい所は流して下さい
一応、出来るだけ分かりやすく書きたいと思います


高次脳機能障害とは

国が定めている高次脳機能障害の症状は、
@注意障害
A記憶障害
B遂行機能障害
C社会的行動障害

となっています。

これらの中には
・失語症
・失行症
・失認症
・半側空間無視
・地誌的障害
などの症状も含まれます。


いきなり漢字だらけの難しい言葉が出てきましたね

記憶障害は何となく皆さんご想像がつくと思います。

注意障害とは簡単に説明すると、@注意の持続が難しい、A沢山の選択肢の中から一つの物を見つける事が難しい、B一か所に集中してしまい他の場所に意識を向ける事が難しい、C2つの事を同時に行う事が難しい、などの症状が注意障害です。

遂行機能障害とは、自分で計画をたて、そのための流れを作成し、実際に行動し、結果を検証し抑制・修正をする能力です。
もっと具体的にかつ簡単に言うと、料理やATM操作など日常生活で必ず行うような事が難しくなる状態です。

社会的行動障害とは、欲求・感情を抑制する力や会話能力・意欲が低下し、固執・依存・退行・抑鬱などの行動や状態が見られる事です。
コミュニケーション能力や意欲が低下したような状態ですね。


高次脳機能障害の出現症状と頻度
⑴失語症…56.9%
⑵注意障害…29.8%
⑶記憶障害…26.2%
⑷行動と情緒の障害…20.4%
⑸半側空間無視…20.2%
⑹遂行機能障害…16.0%
⑺失行…11.1%
⑻半側身体失認…5.9%
⑼地誌的障害…5.9%
⑽失認…5.1%
(平成11年度東京都高次脳機能障害者実態調査報告書より)


高次脳機能障害の原因
⑴脳血管障害…79.7%
⑵頭部外傷…10.1%
⑶脳腫瘍…4.2%
⑷脳炎…1.5%
⑸低酸素脳症…1.1%
⑹アルコール症…0.7%
⑺その他…2.7%
(平成11年度東京都高次脳機能障害者実態調査報告書より)
となっています。


症状の評価

@専門的な評価
高次脳機能障害の評価には専門的な評価が多数あります。
TMT、BADS、RBMT、WAIS-V、BIT、CATなど…挙げれば他にもかなりの数の検査があります。
これらの検査は専門的な知識が必要ですので、もし高次脳障害が疑われる場合はお近くの専門機関又は病院を受診する事をお勧めします。


A日常生活や仕事場面の観察
高次脳機能障害は日常生活を注意深く観察すると発見する事が出来ます。

以下の項目に当てはまる方は要注意です。
・脳卒中になった事がある
・物忘れが多くなったように感じる
・2つの事を同時に出来なくなった
・言葉が出てこない事がある
・家事が今までより時間がかかる
・お金の計算が出来ない
・物や壁によくぶつかるようになった
・集中力が続かない
・道順や場所を覚えれなくなった

これらの症状が当てはまる方は要注意です。
高次脳機能障害の可能性があるので、もし心配な方は近隣の医療機関を受診して下さい。







今回は高次脳機能障害についてお話をさせて頂きました。
高次脳機能障害は脳血管障害になって必ず出る症状という訳では無いですが、軽症の場合見落とされやすい症状です。
少しでも知っているだけで、いつか身の回りで役に立つ時がくるかもしれないですね。


それではまた。
桃の助でした


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皆さんはじめまして! 日々、病院で言語聴覚士として勤務している桃の助といいます。 言語聴覚士として実際場面にいることで知り得る情報を皆さんに発信していきたいと思います。 子どもの発達や障害、大人の障害はもちろんですが、健康や予防方法についてもお話ししたいと思います。 何か気になることなどあればコメントを宜しくお願いします。
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