ホビーショップ経営の手引き

玩具屋開業アドバイザーです。

ふとテレビをつけたら所ジョージさんの番組がやっていました。

内容は、ある素材のシート1トンから金（きん）が30グラム、銀が6キロとれる。いずれは海水から金をとりだしても採算がとれるというお話でした。

まあ、金に興味はないのでどうでもいいのですけれど（マテ

どうやら金をみずから作り出すのには時間と手間がかかるらしく、採算があわないようです。

番組の出演者がいいました。

「アメリカのゴールドラッシュでも、金を採掘する労働者より、金を掘る労働者にシャベルや服、道具、宿泊所を提供した商売人のほうが儲かった」

・・・と。





ゴールドを探すために一生懸命に穴を掘る労働者たち。

けれど、ゴールドを手にしたのはほんの一握り。

これ・・・店売りしかしていないホビーショップみたいなものですよね。

一生懸命仕入れて、接客して、それでもお客様が来ない。来ても売れない。売れても利益は雀の涙。

だったら店売り以外で利益を出しましょう。





インターネットには売る方法がいくらでも転がっています。

・Amazon
・ヤフーショッピング
・フリマアプリ
・オークション
・ブログで情報を売る

などです。

ネットなら店で売れない商品だって、品薄なら定価超えで動きます。

そして、あなたが何らかのプロなら一番のおススメは「情報を売る」です。

ブログで情報を提供した対価に報酬をいただくアフィリエイトがおススメ。

仕入れも不要で、あなたが寝ているあいだにも報酬が発生します。

あなたの経験や実績をお金にかえましょう。金よりシャベルです。

サイトに広告を掲載してお小遣いが稼げる！【A8.net】

玩具屋開業アドバイザーです。

今年ももうすぐ終わりですね。2024年もブログ関係で挑戦していきます。

井口晃さんの人間関係の9割は逃げていい。を読みました。

これ、お店の接客にも当てはまります。

人生は人間関係で決まります。

嫌な人と無理をして付き合う必要はありません。

本当に嫌な環境ならば引っ越すなり、転職するなり、離れるなどしましょう。

お店なら付き合うお客様を選んでいいのです。

いいえ、選ぶべきなのです。

そんなこと言ってもお客様を選べないよ・・・・・。

そんなアナタの声が聞こえてきそうです。

もしかしたら・・・あなたはすべての人に好かれようとしてませんか。





ここで質問です。

アナタにとってお客様とはどんな人のことですか。

店に何度も来て、そのたびに長居するけれど、ほとんど買わないひとですか。
値引きばかり要求するひとですか。
それとも、買っては返品を繰り返す人でしょうか。
はたまた、クレーム（文句）ばかりつける人ですか。
言動がいちいちアナタや他のお客様を不快にさせるひとですか。
在庫の有無を聞かれたから答えたのに買わないひとですか。

わたしにとって、上記のひとはお客様ではありません。

別のお店に行ってもらいます。

あなたが付き合うべきお客様は

・買ってくれるひと
・応援したくなるひと
・また来てほしいひと

です。





人生でも付き合う人を選ばなければ、アナタが疲れるばかり。

覚悟を決めて付き合う人を選べば、アナタの周囲には良い人ばかり残ります。

別に殿様や天狗になれと言っているのではありません。

あなたの店やエネルギーを奪うひとから離れなさいといっているのです。

お店なら、まず買わないひと。冷やかしばかりのひと。買えない言い訳しか口にしないひとを切りましょう。

それだけであなたの時間が奪われなくなります。

商売人でなくても、職場や親との人間関係に悩んでいるアナタに読んでほしい一冊です。

人間関係の９割は逃げていい。 新品価格 ￥1,540から (2023/12/11 12:58時点)

玩具屋開業アドバイザーです。

ネタがないわけではありませんが、どうしても好きな美少女フィギュア（お店）のブログばかり更新してしまいますね。

ツイッターのツブヤキで知っていましたが、どうやらヤフーニュースさんでも取り上げられたみたいです。

自転車屋で「空気入れ無料」…善意のサービスに、とんでも行為　利己的すぎた客に非難「読解力が低い」「こういうの辛い」

正解です。無料で釣った人間は金を払わない。





要約すると、個人の自転車屋さんが

・無料で自転車の空気入れを貸していた
・壊されたり、商品を開封して使われた
・店員に空気入れをやってもらうのが当たり前の態度をする人間もあらわれた
・だから無料貸し出しをやめた

ということ。

ぶっちゃけ、金を使わない。金を払わない。店に金を落とさない人間を客と呼べるでしょうか。

コロナ前までは無料サービスで見込み客を店に集め、そのなかからお客様をみつける。育てることもできました。

けれど2023年は違います。不景気が続き、円安で物価もあがっています。それでいて給料はあがりません。

無料で集まる人間は無料のモノしか利用しなくなったのです。

無料サービスで釣っても、無料の餌だけ利用されて終わりなのです。

よくラジオなどで商品をプレゼントしてお客様になってもらおうとする企画をやっていますが、下手をすればそのままフリマに流されておしまい。

わたしは彼らのことを「無料でなんでもクレクレ君」と呼んでいます。





安く買うのはネット。商品を見る・確かめるのは実店舗。

いわゆるショールーミング。

自転車屋ならネットで安い自転車を買い、調整やタイヤの空気入れはリアル店舗にできるだけ安く、もしくは無料でやってもらおうという人間が増えています。

無料でなんでもクレクレ君たちは、買ってもいない店になんとかしてもらおうとする。

ホビーショップなら買うのは安いネット。趣味の話や暇つぶしにリアル店舗を彼らは使います。

「買ってもらえるかも・・・」

淡い期待を胸に何時間もオシャベリに付き合わされる。3時間後、彼らは満足した顔で「楽しかったです。また来ます」と何も買わずに帰ります。

こうやって店主の心は折られてしまうのです。

ならばどうするか。買う、買ったお客様だけを相手にするしかありません。だから、わたしは自分の店を完全予約制にしたのです。





わたしは人を判断する基準に「その人の行動」をみます。

店に来た人なら「買う」か「買わないか」しかありません。

どんなに仕事がみつからないとか、どんなに就職が決まったら買うと口にしても、彼らが次に店にやってきて買う保証はどこにもありません。

そんな確率の低いことに勝負をかけていては店はすぐに潰れます。

無料サービスをするのであれば、あなたから買ってくれた人だけにすればいいのです。

自転車屋なら空気入れを貸す、空気を入れてあげるのはアナタの店で自転車を買ってくれたお客様だけにすればいいだけのこと。

お客様は「えこひいき」しなさい！　３倍売れる「顧客差別」の方法 (中経の文庫) 新品価格 ￥634から (2023/11/7 21:24時点)