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2017年12月31日

ペットロス体験B旅立ち

目の前のサリーが

抜け殻になってしまいました。


涙は止まらなくて
悲しいのだけれど
バズのお別れの時とは違って
いろいろとこの時を考えていたので
そばにいて看取ることができたことに
ホッとした気持ちもありました。


まず母に電話をしました。

泣いて言葉が出ない様子に全てを察してくれて
たぶん母も少し泣いて
何かいろいろ励ましてくれました。

次に、病院の受付が始まる時間を待って
先生へ電話。

前日診てもらえてよかったこと
今日も、今直接報告ができてよかったこと
そんなことを伝えました。

最後に会社に連絡しました。
この時、会社になんと連絡を入れるか。
これはちゃんと決めていませんでした。
"自分の体調不良"、"飼っている犬が亡くなった"
ギリギリまで考えた結果「家族が亡くなったので」と
連絡しました。


後は、少しづつ、サリーのことを
気にかけてくれている方々への連絡。


そしてすぐに駆け付けてくれたのが
ピーター君のママ。
サリーを撫でてくれて
サリーの頭に顔をつけてくれて
悲しんでくれました。

母がきてくれました。
サリーのためのお花や
私の食事を持ってきてくれました。
サリーの周りに、一緒にお花を飾ってくれました。

夕方には、会社で仲良くしてくださっている
先輩方が来てくれました。

犬を飼ったことのない人が
死体を見ることも初めてだろうと思うのに
撫でてくれたのは勇気がいったと思う
でもそうしてくれたのが嬉しかった。

みんながこうしてサリーに
お別れをしにきてくれました。

サリーとの最後の夜。
いつものように隣で一緒に寝ますが
もうサリーは動きません。


翌日、サリーの葬儀には
ピーター君家のご夫婦が
車で連れて行ってくれて、
一緒にお見送りをしてくれました。
一緒に泣いてくれました。

一晩たっても、サリーのお顔は本当に眠っている様で
今にも目を開けそうで

最後、火葬の直前、焼かれる直前
焼いてしまっていいのだろうか
熱いんじゃないか
大丈夫かな

そんな気持ちになりました。

そしてサリーのお骨だけが残りました。


ペットロス体験@お別れの前夜
ペットロス体験Aお別れの朝

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あやのすけ
大阪生まれ。離婚を機に愛犬2匹と人生初の一人暮らしを始める。愛犬のバズを癌で亡くした数年後、愛犬のサリーへ余命宣告を受け、介護、看取りのために退職を決意する。この頃、自分と同じような思いをする人に対しての心的支援の必要性、自分自身がそのサポートを担いたいという思いが芽生え、ペットロスカウンセラーの資格を取得する。サリーをお見送りした後、認定心理士、グリーフサポートバディの資格を取得。グリーフを抱える人に寄り添い、サポートすることをライフワークとする。 【グリーフサポートバディ/認定心理士/アニマルペットロス療法士 /ペットロス・ハートケアカウンセラー2級】 2023.7.3更新
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