あなたが相手に対して一方的に思い詰めているときには
自分の中にある強いこだわりがあることで、視野が狭くして関係性を難しくしていることもあります。
そうした心理状態にあるときには、相手の心を押すという方法だけに
フォーカスしていて、引くという方法が見えていないことがあります。
どんなことでも、ただ押すだけではなく
そこで一歩、視線を引いてみることからこそ
距離感を適切に見つめ直していくことにも繋がります。
心はムリに押すだけでは動かない、という意味では
ゾウを連れ出すための秘訣という逸話があります。
あなたが大きなゾウを、目的地に連れていきたいと思っているとします。
そこで強引に押し続けていても、ゾウの巨体は意思に反して動かすことが出来ません。
そうしたときに一歩、引いた目線でみると
エサを目的地においてみることで、自然とゾウの意思を使って
誘導してあげるという選択肢が見えてきます。
お腹がすいているゾウは、自分から望んで移動することで
結果的に自分は何もしなくても目的が達成できる、という話です。
この話にもあるようにただ、押すだけという選択肢に囚われているだけでは
そこからゾウの意思を活用するという発想も思い浮かぶことはなかったでしょう。
この話と同じように、あなたにとって最適な選択肢が限定的になっていることによって
それ以外にも存在している選択肢を見落としている可能性もあるはずです。
とくに執着という感情は、そんな思い込みを強化する方向に働きます。
ネガティブな感情を剥がしてみるという視点で
一歩引いた視点から気持ちを切り替えることが出来るのか、によって
このゾウの逸話にもあるように、人生を変えるきっかけを生み出す
分岐点となり得る発想も生まれてくることでしょう!
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