その「油」をかえなさい!ーーー「油脂」をちょっと見直すだけで体は劇的に変わっていく!【電子書籍】[ 内海聡 ] 価格:1,320円 |
■身近に溢れているトランス脂肪酸(P130)
トランス脂肪酸は、欧米では厳しく規制されてきました。最近では、オーストラリアやシンガポール、韓国、台湾、そして中国、香港でも、使用を禁止したり、表示を義務付けたりなど規制が強まっています。そんな流れのなか、トランス脂肪酸が半ば野放しになっているのは、日本くらいでないでしょうか。
国の規制に頼れない以上は、自分で自分の身を守るしかありません。実際表示に気をつけるだけでも、トランス脂肪酸が身近に溢れていることがわかるはずです。
といっても、親切に「トランス脂肪酸」と書かれているわけではありません。代表的なのは「ファットスプレッド」「ショートニング」「水素化油脂」といった表示です。「植物油」「植物油脂」などの表示もく見かけますが、こういうぼんやりした表示にも、気をつけたほうがいいでしょう。
マーガリンはもちらん、マヨネーズ、スナック菓子、クッキーやケーキ、油揚げや厚揚げ、アイスクリーム、おせんべいなどの米菓子類・・・
出来合いの揚げ物にも要注意です。高熱で加熱されることで、トランス脂肪酸化した植物油が使われている可能性が高いでしょう。
そもそも、時間が経っても痛まず、サクサク、カリカリの食感であること自体、おかしいと見るべきです。家で作った揚げ物やクッキーは、少し時間が経っただけでも湿気ってしまい、それが自然の姿なのですから、いつまでもサクサク、カリカリのものは「不自然」と考えるのが当然ではないでしょうか。
■健康に役立つ油脂選びの手引き
・加熱×の不飽和脂肪酸
大豆油 綿実油 アマニ油 えごま油 とうもろこし油 ヘンプシードオイル
・加熱△の不飽和脂肪酸
ひまわり油 紅花油 菜種油 米油 ごま油 椿油 オリーブオイル ピーナッツオイル アーモンドオイル アボカドオイル
(農薬使用や原料が遺伝子組換え作物であるものや高温処理、ヘキサン処理等で大量生産されたものは非常に有害)
・加熱×の飽和脂肪酸
パーム油
・加熱〇の飽和脂肪酸
ココナッツオイル(性ホルモンへの影響など副作用が指摘されているためとらないほうがよい)
・加熱〇の飽和脂肪酸 ラード ヘット バター 牛肉 豚肉 鶏肉 馬肉 鹿・猪肉
(ホルモン剤投与、抗生物質投与、遺伝子組換え作物飼料で生育されたものは非常に危険)
・加熱×の飽和脂肪酸 魚(煮る、蒸すなどの低温調理か可能なものは生で食べる)
■油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大きく二つの分類
常温で個体のものが飽和脂肪酸(脂)で、液体の物が不飽和脂肪酸(油)
さらに、不飽和脂肪酸はオメガ9 オメガ6 オメガ3に分離
■「植物性だから健康的」は大間違い(P104)
「植物性油脂は健康的」というのは、現代になって広まった大欺瞞だったのです。植物から油を作りだす技術は、文明の発展とともに人類が編み出したものです。そこに「油を作る」という産業ができ、植物油が広まるほど儲かる人々が出てきました。彼らがより多くの利益を得るために、人々は「植物性のほうが健康的」という意識を刷り込まれてきました。
■現代の毒は「脂肪」にたまる−脂肪解毒のすすめ(P99)
トランス脂肪酸や、作物に散布される農薬、化学調味料や防腐剤などの食品添加物にいたるまで、現代にはびこる毒は、すべて脂肪にたまります。これらは「脂溶性毒」です。
脂溶性毒が厄介なのは、いったん体内に入ると排出されにくいという点です。体の大部分は脂質でできています。ということは、体のあらゆるところで、こうした脂溶性毒の毒性は猛威をふるっている可能性が高いということです。
しかし、脂溶性毒をデトックスする方法がないわけではありません。
私が推奨し、実際にクリニックでも行っているのは、低温サウナです。低温サウナは長時間入りじゅっくり温まることで、効果的に脂肪を燃焼させることができます。脂肪が燃やされる際に、脂溶性毒も一緒に抜けていくのです。
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