価格:943円 |
マクロビオティックをベースにした参考になる本です。しかし、マクロビを推奨しない人も多いのも事実です。参考:マクロビオティックの欠点)。人の体質、年齢、季節、居住地域により食生活は異なります。
以下の項目は参考になります。
■納豆が身体にいいはずはない。
■パン食は万病のもと
■F1品種を取り巻く恐ろしいカラクリ
■「酢は身体にいい」はウソ
■あま〜い人口甘味料には要注意
■みそは身礎だから飲む点滴。老化防止にもなる
■日本人に肉は合わない
また、この本を読んで、千島喜久男先生が記されていた次の文章が脳裏をよぎりました。
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食生活の急変と民族の衰亡 血液と健康の知恵(P235)より
歴史的に観ても、食生活の急変は民族の衰退につながることは探検家のブーゲンビルやキャプテン・クックの記録によっても解る。170年前に彼らがポリネシアを訪れた時は原住民は白人を驚かせるほどの立派な体格を持ち健康そのものだったが、今日ではこの民族は衰亡している。また、タヒチの原住民は2世紀前には2千万人いたものが、1万人に減っている。それは欧米の文化が急速にこの島へ移植されたてため原住民は、肉の缶詰、白砂糖、白いパン、コーヒーなどドンドン輸入し、生活様式(主として食生活、その他住居、衣服)の急変のためにライ病、マラリア、結核、梅毒などに侵され病死者が続出したためだといわれている。
また、ポリネシア人の原住民たちは以前は菜食だったが、その当時酋長の家族だけは肉食もとり、病人が多く、短命だったことをブーゲンビルは伝えている。肉食過多は腸内腐敗によって毒素(プトマイン)をだす腐敗バクテリアが発生し、砂糖の多食と共に血液のアシドーシスを起こし、各種の病気のな原因になることはよく知られている。
(ポリネシア人は、1日1食か2食で、しかも太陽が頭の真上に来るまでは食事をとらない生活だった。P249)
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■納豆が身体にいいはずはない。(人工の菌を使って大量生産した納豆) P203
納豆を血をさらされにすると毎日食べる人がいますが、納豆に使われている大豆の大半は遺伝子組み換えの輸入作物です。分子レベルで操作された作物は身体に危険です。最近出回っている納豆のほとんでは、人工の納豆菌を使っているのので、身体にいいはずかないのです。
■パン食は万病のもと P218
パンは身体を冷やします。その結果、腰痛や肩こりがひどくなったり、アレルギー症状がでたり、不眠症や慢性的な疲労感に悩ませレたりします。これが長く続けば、重い病気になることもあります。
パンの原料の小麦は中庸に近い食べ物なのに、なぜパンが身体を冷やすかとういと、ふくらむことで性質が陰性に変わるからです。ふくらむことで性質が陰性に変わるからです。ふくらむというのは遠心と拡散のエネルギーであり、陰性を意味します。それにイースト菌も陰性の性質を持っています。
■魚の干物を食べると白髪になり、ガンにもなりやすい。(P216)
野菜は天日に干すとうま味が増しておいしくなりますが、魚にはタンパク質や脂質が含まれているため、日光に当たると酸化現象と起こしてしまうのです。
油の酸化が進と過酸化脂質が増えていき、これが唾液と混じると、ニトロソミアンという発ガン性物質に変わってしまいます。
それだけではなく、血液を汚して血栓の原因になったり、肝臓に毒素がたまって、さまざまな病気を引きおこすこともあります。
■F1品種を取り巻く恐ろしいカラクリ(P125)
F1品種は、昔ながらの長い年月をかけて交配させるやり方ではなく、植物に放射線を照射して突然変異を生じさせたり、細胞と細胞を無理やりくっつける細胞融合といったバイオテクノロジーを駆使した改良を行っています。
こうした遺伝子操作でつくられた作物が、身体のなかでどのような作用を及ぼすか、いまのところわかっていません。消費者団体などは、悪影響を及ぼすと懸念しています。
F1品種は肥料でよく育つので、化学肥料を大量に使うようになります。化学肥料をあげれば、雑草もどんどん生えてきます。当然、除草剤の量も増えていきあす。
つまり、F1品種を栽培すると、化学肥料と農薬もセットで使わなければならないのです。これで種子会社だけでなく、肥料会社や農薬会社もがっぽりもうかるというわけです。
■「酢は身体にいい」はウソ(P121)
酢は溶血性食品だからです。たとえば、酢をたらすと、赤血球は溶けていきます。それくらい強い溶血性があります。
それに酢は身体を冷やします。低体温の人が飲んだら、ますます身体は貧血、冷え性、低体温になります。せめて、酢ドリンクを飲むのをやめて、料理で使いましょう。
■あま〜い人口甘味料には要注意!(P121)
白砂糖の200倍の甘さがあるといわれるアステルパームは、日本では、1983年に食品添加物として認可されています。しかし、アメリカの食品医薬品局(FDA)の認可の過程は、かなり疑念の残るものとなっています。
チクロも、許可から30年以上の絶ってから発ガン性や催奇形成(胎児に奇形が起こる可能性)があることがわかりました。
いくら国が認めた添加物だといっても、このように数年後に危険性がわかることもあります。発ガン性物質は体内に蓄積されても、すぐに症状として現れるものでなく、数年後、十数年後にガンを発症させることがあります。
■みそは身礎だから飲む点滴。老化防止にもなる(P206)
みそは本来、身礎です。身体の礎となるので、飲む点滴です。さらに、みそは血管の清掃や腸の掃除もしてくれるうえ、造血能力を高め、血液を陽性にしてくれます。ガンの予防にも効果があります。体内の酸化を抑制する作用があり、老化防止にも役立ちます。
昔の人は、煙草のキセルのヤニを取るのに、ちり紙をよってつくったコヨリにみそをつけて、それをキセルのなかに通して掃除していました。みそには脂などの汚れを落とす作用があるのです。これと同じ原理で、血管に流れるコレストロールを溶かします。
できればみそは3年寝かしたものがベストです。3年かけて熟成・醗酵させると、身体を冷やす陰性の大豆がアミノ酸に分解されて、身体を温める陽性に変化します。
■大豆の成分はナトリウムとカリウムの比率が1対560で、身体を冷やすカリウム元素が、身体を温めるナトリウム元素の500倍以上もあります。大豆を炊くときに、昆布やニンジン、レンコン、ゴボウなどの陽性の食べ物と炊くと陰陽がうまく調和されます。みそ汁に豆腐を入れて食べるのも理にかなっています。(P204)
■日本人に肉は合わない(P25)
いま日本で飼育されている豚や牛、鶏などの家畜のほとんどは、成長ホルモン剤や抗生物質といった添加物が入った合成飼料で育てられています。短期間で無理やり大きく育てるために、不健康な家畜が量産されているのです。
■現在手に入る卵に栄養はない(P28)
狭いゲージに入れられ、成長ホルモン剤や抗生物質などを含んだ餌を与えられて、毎日のように卵を産んでいます。しかも、現代の鶏は卵を産むマシーン化していますから、交尾などしない無精卵です。生命が宿ってないから死の卵です。どうせ食べるなら、生命力のある有精卵にしてほしいですね。
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