医者の大罪 医療サギに殺されない39の心得 (SB新書) [ 近藤 誠 ] 価格:935円 |
■生活習慣病の薬はすぐやめるが吉(P223)
急に断薬するのが危険なクスリがあります。代表的なのは、関節リュウマチなどに使われるステロイドです。ステロイドを長く飲んでい急にやめると、命の危険が生じることもあります。また抗不安薬や睡眠剤は、「依存症」が生じていることが多く、その場合にやめると、またクスリが飲みたくなってしまうため、なかなか断薬に成功しない。
しかし、ここで検討するのは、降圧剤、血糖降下剤、コルステロール低下剤、骨粗しょう症のクスリなど生活習慣病のクスリです。飲み始める前には元気で、格別の自覚症状がなかったのです。それなのに検査で異常値を発見され「病気」と言われたケースでは、勝手にクスリをやめても大丈夫です。もともと飲む必要がなかったのですから。
ただ、降圧剤では、「飲み始めたら、やめてはいけない」、「やめると血圧が急に上がって大変なことになる」と言った言説が、ちまたに流布していますね。しかし、根拠がない。僕は降圧剤をやめる人を大勢みてきましたが、なんの問題も生じませんでした。
要するに、「降圧剤をやめたら大変なことになる」というのは、なんとしても患者たちにクスリを続けさせたい医師たちがつくりだした「都市伝説」なのです。
■降圧剤ではボケ症状も増える(P34)
脳への血流が減るため、脳細胞が十分活動できず、「頭がボーっとする」「物覚えが悪くなる」などの自覚症状が生ずるのです。
この場合には、脳細胞自身が劣化したボケとは異なり、血流不足のよって細微機能が一時的に下がっているだけ
あなので、断薬すればボケはなおるでしょう。
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