「脱水」とは体から水分だけでなく塩分も失われているのです。
脱水の予防・治療は、「水分と塩分を補給する」ことが必要です。この時、水分だけを補給し続けると、塩分が不足したままなので、体液が薄くなってしまい、脱水がなかなか改善されません。「脱水には水分と塩分の補給が必要」、これがポイントです。
重度の脱水には点滴が行われます。点滴は血管に直接水分と塩分を補給できる優れた治療法です。しかし、医療器具や点滴をする技術が必要ですし、受ける側の肉体的負担もあります。海外では、口から水分と塩分を補給するというシンプルな治療方法である「経口補水療法」が普及しています。経口補水療法に用いるのは、必要量の塩分を含み、吸収が早くなるように工夫されている「経口補水液」という飲料です。海外では経口補水療法に関するガイドラインが作られ、重度ではない脱水の場合は、経口補水液を飲むことが推奨されています。経口補水液はいわば「飲む点滴」なのです。
日本ではまだ十分普及していませんが、経口補水液をうまく利用することによって水と電解質バランスをとって脱水を防いだり、治療したりできるのです。表1に経口補水液の組成、図1に経口補水療法の使用シーンを示しました。脱水では水分と塩分が不足していますので、水やお茶、スポーツドリンクでは電解質バランスが保てないことがありますので注意しましょう。
最近、日本でも海外のガイドラインに適合し、厚生労働省より脱水に対する効果が認められた経口補水液(オーエスワン;OS-1)が調剤薬局やドラッグストアで販売されています。経口補水液をご家庭で常備し、いざというときに脱水を未然に防ぐことをお勧めします。
食事に自然塩を使うことも脱水症の予防になると思います。ただし、市販の安い塩は塩化ナトリウの比重が多く、害になると思います。「現代病は塩が原因だった」
自然塩
新品価格 |
新品価格 |
新品価格 |
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image