病気の原因は汚血にある アトピー、乾癬、膠原病、がん、認知症・・・・・・た [ 蔡篤俊 ] 価格:1,320円 |
■ステロイドは人間の体内で作られているホルモンの一種で、腎臓の上にある副腎皮質で生産されています。体内で作られているわけですから、本来は補う必要がありません。
しかし、なぜ多くの医療機関がステロイド剤を処方するのか。それはステロイドには炎症を抑える作用があるからです。
体内にはいろいろなホルモンがあり、血糖値、血圧、性機能などを一定に保つ「恒常性」に大きな役割を果たしています。また、強すぎる炎症を抑え、過敏な免疫細胞の働きを低下させる作用もあります。この抗炎症作用と免疫抑制の働きが注目され、西洋医学の薬としてもてはやされているのです。
もともと体内で作られているにもかかわらず、ステロイドを薬として体内に入れてしまうと、副腎の機能が低下します。大量のステロイドが体内にあると、体は自ら生産することを止めてしまいます。
一番問題なのは、ステロイド剤の服用をやめるとリバウンドしてしまうことです。
ステロイド剤を摂取している患者さんが、「薬を止めたら、症状がひどくなった」と言います。薬の力で無理やり症状を抑え込んでいるため、止めると炎症が一気に暴走するのです。しかも、体内で自力でステロイドを生産しなくなっているため、体内のステロイドが不足し、皮膚の炎症以外にさまざまな副作用が起きる可能性があります。
もちろん、医師は、ステロイド剤のことをよく知っていて、「最初は弱い作用の薬から初めてみましょう」「塗り過ぎないように」と、ひとこと添えます。医師はリバウンドがあるのを承知しながら処方し、リバウンドを起こさせないために、ずっと使い続けさせるのです。(P84)
グルテン・カゼインフリー食がいいかも
■風邪をひいたときの熱や鼻水、咳は、自分自身の体が持っている自然治癒力が風邪のウイルスと闘い、自力で「排出」している証拠と言えます。
風邪薬はウイルスを殺すのではなく、炎症を抑え、鼻水や咳を止めるだけです。つまり本来人間が持っている免疫反応に、相反する働きをしてしまうのです。風邪薬を飲むと、炎症がおさまり、鼻水や咳が止まって楽になるので、「風邪が治った」と感じますが、それは錯覚です。むしろ、排出機能を止めてしまいます。
排出の機会を奪われると、異物は体内にたまったままとなります。すると、結果的に風邪をひいている状態が長引いてしまいます。(P75)
■肝臓は、自然に由来する食べ物や飲み物を分解する能力にはすぐれています。ところが人工的に作られた化学薬品などの処理は苦手です。分解処理しきれない化学薬品や化学製品の成分は、排出も難しいため、毒素となり体内に蓄積されます。(P32)
■異物(抗原)が体に入ると、体内で抗体が生まれます。再び同じ抗原が体内に入ると、抗体は抗原と結合し、弱毒化されます。これを抗原抗体反応と言います。ワクチンはこの仕組みを利用しています。
アレルギーは、本来は外から入ってきた細菌やウイルスから体を守ったり、体内にできたがん細胞を排出するために働く免疫反応が、ホコリやダニ、食べものなどに対して過剰に反応することを言います。
免疫機能が過敏に働く要因を持っている人は、場合によっては自分の組織の一部も異物とみなして攻撃してしまいます。その結果、膠原病など自己免疫系の病気が生じてしまいます。(P56)
■健康を維持するためには、なにごとにおいても「過ぎる」を避けるべきです。食べ過ぎ、飲み過ぎ、働き過ぎ、疲労のたまりすぎ、栄養のとり過ぎ、遊び過ぎ、セックスのし過ぎ、すべてが病気につながります。「過ぎる」と体力を消耗させ、抵抗力や自然治癒力が落ちてしまうからです。(P128)
■たんぱく質を過剰摂取すると、消化・吸収されなかったたんぱく室が腸内の悪玉菌のエサになり、悪玉菌を増殖させ、腸内環境が悪化します。(P122)
■どのくらい自然治癒力があるのか、ひとつの目安が、「快眠」「快食」「快便」です。臓器が正常に働くために必要なものを食べて、栄養を摂取し、いらないものは出す。この基本的な働きがうまくいっているかが、健康のバロメーターです。(P126)
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