幸せのメカニズム 実践・幸福学入門 (講談社現代新書) [ 前野 隆司 ] 価格:990円 |
幸せの四つの因子
第一因子「やってみよう!」因子
・コンピテンス(私は有能である)
・社会の要請(私は社会の要請に答えている)
・個人的成長(私のこれまでの人生は、変化、学習、成長に満ちていた)
・自己実現(今の自分は本当になりたかった自分である)
補足:「目標を持ち、頑張って、競争に打ち勝とう」というような、一昔前の西洋近代進歩主義的な考え方でなく、「地球上の人類、七十億人が、七十億通りのやり方で、小さくてもいいから自分らしさを見つけ、その七十億分の一の個性を活かして、社会の中で自分らしく生きていくようなあり方」でないかと著者は考えている。
第二因子「ありがとう!」因子
・人を喜ばせる(人の喜ぶ顔がみたい)
・愛情(私を大切に思ってくれる人たちがいる)
・感謝(私は、人生において感謝することがたくさんある)
・親切(私は日々の生活において、他者に親切にし、手助けしたいと思っている)
第三因子「なんとかなる!」因子
・楽観性(私はものごとが思い通りにいくと思う)
・気持ちの切り替え(私は学校や仕事での失敗や不安な感情をあまり引きずらない)
・積極的な他者関係(私は他者との近しい関係を維持することができる)
・自己受容(自分は人生で多くのことを達成してきた)
第四因子「あなたらしく!」因子
・社会的比較志向のなさ(私は自分のすることと他者がすることをあまり比較しない)
・制約の知覚のなさ(私に何ができて何ができないかは外部の制約のせいではない)
他人と自分を比較しない傾向や、自分をはっきり持っていることの因子です。
周りの目を気にせず、自分らしく生きる