■正統派医学は民間療法家を圧迫してきた。英国の民間療法の権威、デービット(David)の反論 P169
”ガンは多くの神秘を内包している。正統医学は誤ったウイルヒョーの細胞病理学説に基礎をおいているので、多くの無駄な研究を今日まで続けてきている。にもかかわらず保守的な現代医学は外科的手術と放射線療法に終始している。そして病理組織学的診断や生体観察などの診断を行っているが、信頼できない。ほんとうにガンでないものをガンとして診断し、それが治療したといわれる場合も少なくないのも当然だろう。既成医学は、早期診断、早期手術を宣伝しているが、これは間違いである。なぜなら、前ガン状態は一時的な病気の末期状態としての末期症状としての腫瘍形成が起こる何年も前から始まっているからである。・・・Fitness誌がタ年唱えている説「ガンは特殊な病気でなく体全体の一般的病気の末期症状にすぎない。だから、ガンに対する特殊療法などというものはなく、体全体を正常に戻す方法以外にはない」という説に賛同する。。正統医学は外科手術や放射線療法によって、ようやく患者の2%だけが、かなり進んだガン患者でも2%は自然治癒するものであることは医学者も認めている筈だ。だから、このことは外科手術や放射線治療で2%が治ったのではないことを意味する。むしろ、これらの療法は却って命を縮めるとことになる。アメリカ医学協会(AMA)は食料、医薬行政の支持の下に、あらゆる手段を用いて既成学説に一致しないガン治療に対し、強い圧迫を加えている。大部分の場合に良好をを納め得たことが確認されていても、極く少数派のよくない結果があるような療法に対しても同様に圧迫が加えられている。”(David,63,Fitness誌より)
Davidの他の批評
医者にとってガン商売は割のよい商売である。既得権益を守るためにオーソドックス以外の方法でガン治療をやって商売の邪魔するものは遠慮なく迫害する。だからガン治療は内科医、外科医、放射線医、病理学者、病院、開業医や放射線機械商にとって誠に利益の多い商売である。しかし、若し、Krebiozenのような実り豊かな療法が採り上げられ、一般に拡まるなら。やがては彼らの利益は消え去るだろう。
■現代医学のガン治療法 P155
ガンの早期発見、早期治療という医家の呼びかけはマスコミを通じて今日声高く叫ばれている。これは結構なことではあるが・・・。
ただ問題なのは早期に発見し、早期に治療するところのその治療の方法、即ち外科的、放射線的、化学的の三大療法が果たして生命の本質をよく理解した上での適切な方法であるかどうかを慎重に且つきびしく考え直して見る必要があることだ。
現代医学はガンを局所的な病気として取扱い、それを手術や化学的毒物で除去しようとしたりするが、ガンは全身の活力の衰退の結果であり、人体の内部環境と外部環境との不調和や、気・血・動の不調和の結果だから、これら全体との調和による根本的な対策が必要なのである。東洋医学、民間療法、その他非正統的ガンの治療法には大いに学ぶべきものがある。
■ガンにかからない知恵
・ガンは予防が第一 早期発見、早期治療では、遅すぎる。予防を優先させる。
その為には、自らの健康を自衛し、管理、正しい健康のための知恵をもつ。また、現代医学の基本的諸原理も再検討する必要がある。
・現代医学の羅針盤は狂っている。これではガンを始め、難病奇病の解決と目的地は到着するのは奇蹟と偶然を待つしかない。
・生命の根元ともいうべき血液、特にその赤血球の働きについては現代医学はおおきな誤解をしている。ガン細胞の起源の本当の意味がよく理解されていない。ガン細胞は無制限に分裂増殖する細胞ではない。病的赤血球から病的に分化した細胞である。
だから、ガンにかからないためにはまず、体全体と精神、食物や生活及び運動の調和につとめ、常に血液をキレイに生理的に保つことが根本条件である。
ガンは毎日を明るく感謝に生きている人には決しておこらない。不平不満、怒り、緊張、悩み等々精神的に不安定、ストレスを持続する人にだけ起こる。それを除かなければ、ガンは予防も治療もできるものではない。根本的な重要な問題が一般に忘れられ軽んぜれれている。
・食生活の不合理がガンの元
歪められた現代栄養学の知識を無批判に信じ込み、動物性タン白質、脂肪への過大評価、酒やタバコ、刺激性の強い嗜好品を長期にわたり過度に使用することは発ガンの大きな原因である。
この場合にも生命の根元である赤血球が骨髄で造られるものでなく、食べ物から腸の絨毛で造られる(腸造血説)ことを率直に理解すれば、健康保持増進するために食物の質と量がいかに大切であるかが解るはずである。
食事の3S主義(自然の菜食、少食、咀嚼の3つを励行することがアシドーシスを防ぎ、清潔な血液を腸で造ることができ、ガンにかからない健康が保たれる。現代人は汚染しない自然の食物を求めることが大変困難になってきている。農薬や有害な食品添加物、人工着色で偽装された食品副作用のある医薬品などがあまりにも多く氾濫している。
・節食や時に断食はガンの予防に有効である。
ガン細胞は血液からできる。血球は消化器で造られる。正常体で、正常な栄養のときは血液から凡ての体細胞になるが、病気の場合にはガン腫、肉腫、各種の炎症などで局所が腫れるのは凡て血液、血球がそこへ集中し、それぞれガン細胞、肉腫細胞、炎症部の組織等になるからである。しかし、食物の量が少ない場合は逆に体の各組織やガン腫の細胞も血液に逆戻りする。消化管で造血が少なくなるからである。断食(理解ある適当な専門的指導の下で)や減食を行えば、ガンや肉腫が小さくなり、またガンの予防にも、術後の再発防止にもよい事実は外国ではこれを実証しているものもあるが、私のこの理論(栄養状態による血球の可逆的分化説)でよく説明でき、且つ効果がある。(P174)
ガン細胞が赤血球(一部は白血球)からできる。断食、減食または半飢餓の状態では、各組織と共に、むしろそれ以上にガン組織が血球への逆戻りして、ガン組織が委縮する可能性が大いにあるものと推測される。また、消化器官を休息させ、胃腸内の腐敗や醗酵を止め、消火管内を清浄するため、毒素の吸収が防がれる。
(ガンの病状が悪化したものに断食は困難だろうから、減食正食がよいだろう。)
これまでは医家はガン患者に対し、衰弱を防ぐために、つとめて動物食品(肉や卵)をすすめている。患者の食欲もないのに強いて食べようとする。これは自然の法則に反したことだ。自然は消化器を休養させ、その恢復するまで食欲を無くさせているのである。それに気づかず、食べたくもない食物、しかも動物食を無理に食べることはガンの発育を助けることになり、全く逆効果をもたらす。
・ガン年令と呼吸
高齢者にガンが多いことはたしかである。勿論これは老化現象のかめに、凡ての細胞の活力が「低下することではあるが、一般に忘れがちなのが、特に反省し、注意を払わない人は年と共に呼吸が浅くなることである。特に労働や運動をしない人は一層それが顕著である。呼吸が浅くなると血液への酸素補給が不足する。ワークブルクが指摘したように、ガン細胞は酸素不足の環境下で生ずるものであるから、特に深呼吸(私しの云う胸腹式深呼吸)を常に思い起こしながら励行することが望ましい。よく運動することは勿論よい。
怠け者に長寿者なしと云われているが、それは怠け者には不健康がつきものだからである。しかし働きすぎも亦、不健康、発ガンのおそれがある。
・輸血はガン腫を膨大させ、血清肝炎を起こす危険がある。
私の赤血球分化説によれば、輸血された血液の容積の約半分を占めている赤血球は主として肝や脾とガン組織中に停滞し、それぞれの部分の細胞へ分化するから、大量に輸血されたらそれだけガンや肝臓は膨大するにきまっている。
そのうえ、他人の血液はたとえ適合型であっても、タンパク質の細かな性質には、個人差があるから、拒否反応が大なり小なりに起こる。血清肝炎の起こる可能性がおおきい。
・ガンは気血動の不調和のほかに環境の破壊や汚染からも起こる。
・現代医学のガン治療法は対症療法、攻撃療法的である。
・要するにガンにかからず、ガンから身を守りとうせるかどうかの分岐点は、正しい新しい知識を体得してそれを実践するか、それとも既成の医学常識やマスコミの報道等を凡て鵜呑みにするか、そのいずれを信ずるかの決断にかかっている。
■天然痘とポリネシア人 P93
天然痘がポリネシア人に破局的な結果をもたらしたことは有名である。多人種との接触により疫病の感染以外にも、風俗、習慣、食生活の急変な文明化は民族の健康上大変な危機である。
沖縄なども終戦後、米軍の駐留により風習がアメリカナイズされている。千年3回ほど私は、沖縄へ健康講演に出かけたことがある。その際私は沖縄がポリネシアの轍を踏まないよう話したことがある。
今後、他民族を破局に追い込むために、戦争のかわりに、疫病又は徐々に他民族の心身を没落させるような暗い手段が採られないという保証はない。今日のようなマキャベリズムが根強く残存している時代には病原体、化学的物などで、他民族を徐々にカタストロフィ(破局)に陥れるような危険がないとは云えない。
■自然の塩と化学塩 P110
塩にも品質に良否があり、粗塩にはニガリ(塩化マグネシウム、硫酸マグネシウムその他を含む)が多く豆腐の製造に用いられるようなニガリはタン白質を凝固させる作用がある。最もよい塩は、古来藻塩と呼んで用いられてきた。これは海藻類と共に塩を焼くことによって藻塩となり、ニガリは除去されて海水中の微量ミネラルもよく含まれていて人体によいが、近頃のようなイオン交換樹脂法などによって純粋なクロームナトリウム(NaCl)である化学塩は、たしかに安価であるが不自然であり、長期間それを摂ることは生体にとって好ましくないことは当然である。
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