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■糖尿病の人にとって究極の食事 (P149)
血糖値にとって大敵なのは、白い炭水化物と糖分である。実はステーキなどの肉を食べても血糖値はほとんどあがらない。
しかし、ここで問題になるのは、白い炭水化物と・糖分のかわりに何を食べるか、である。赤い肉(牛肉や豚肉、鶏肉は含まない)や脂質を摂取したら、血糖値は下がるかもしれないが、心筋梗塞や大腸がんなどのリスクが高まってしまう。
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■なぜ日本の糖尿病患者は一向に数が減らないのか?(P110)
日本で行われている糖尿病予防対策と治療法が根本的に間違っています。
最も重大な間違いは炭水化物の扱いにあります。米国科学アカデミーでは、1日の炭水化物の推奨量を130gとしています。ところが、日本人は1日平均約260gを摂取しています。
現行の糖尿病予防対策では、糖尿病になってもエネルギーの60%を炭水化物から摂るようにと指導されています。このように多量の炭水化物を摂っていては、血糖値が下がるはずはありません。当然、血糖値がなかなか下がらない糖尿病患者や予備軍の人たちが増加してきます。そして、こうした人たちに対し、血糖値を下げる目的で薬が処方されているわけです。
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■糖尿病の原因は脂肪でなく炭水化物(P191)
わが国の医学界では、かつては肉、卵、乳製品の欧米型の食事が、糖尿病患者を増加させ、中でも生活習慣病がもとで発症するU型は、炭水化物ではなく脂肪の過剰摂取が原因とみなされてきました。ところが昨今、その見方に変化が出てきています。
最近の医学のトレンドでは、血糖値の上昇は炭水化物の摂取料とはきれいに比例するが、タンパク質と脂肪は血糖値の上昇には大きく作用するものでなく、血管を害することなくエネルギーとして消費されるという見方が主流になってきました。つまり、糖尿病の原因は脂肪でなく、炭水化物であるということが、明らかになってきたのです。
米国糖尿病学会は、食後に血糖値を上げるのは炭水化物のみであるとして、炭水化物の摂取抑制を指導する内容に大きく方向転換しました。現在、米国化学アカデミーが推奨する1日に摂取する炭水化物の量は、わずかに130gとしています。これは日本人の平均摂取量の約半分です。
翻ってわが国では、治療のガイダンスにおいても、糖尿病患者はカロリーの6割を炭水化物で摂るように勧めています。「糖質ゼロ食にすれば、生活習慣型のU型の患者は、合併症を患わずにすみ、薬もいらなくなる」東海大の大櫛陽一名誉教授はそう指摘しています。
厚労省の「日本人の食事摂取基準」(2010年)においても、日本人のエネルギー摂取量の50〜70%を炭水化物でまかなうことにしています。
いまだに国家が、炭水化物の摂取量を推奨しているといってもいいわけですが、これでは国が糖尿病の多発をもたらしているといわざるをえません。
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