2013年06月19日
総量規制は意味があるのか?総量規制の効果と矛盾
総量規制が施行され昨日で丸3年が経過しました。総量規制は多重債務者問題が発展し、貸金業者の過剰貸付けの防止も含め規制導入となりましたが、総量規制には賛否両論あり、様々な問題があるのは事実です。
まず第一に、年収の3分の1までしか貸付禁止としていますが、借り手の借入を把握できるのは指定信用情報機関による信用情報のみです。しかし、この信用情報は廃業・倒産となった貸金業者の貸付は信用情報を脱退した時点で消えてしまいます。
例えば、中小消費者金融より、2社で100万借入があったとしても、その消費者金融が廃業・倒産してしまえば、信用情報は消され、まったく借入が無い人と同じ情報になってしまいます。今の消費者金融業界は銀行系の大手しか生き残っていない状態で、中小・地元密着の消費者金融は激減しています。廃業したとしてもみなし貸金業者として回収のみしているケースは多く、信用情報には借入が無くても返済しなければならない借金はあることになります。
投稿者:piropiro|16:41
|総量規制・総量規制対象外