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2019年10月25日

「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 402号室


「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察。
今回は402号室について。
ネタバレに注意。


402号室の解説と考察



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402は過去に子供、生まれたての赤子かそれとも妊娠中に我が子を失い、それから不妊となってしまった女性だ。
彼女は自分の子を天使と呼び、天使の代わりにたくさんの人形を愛でている。



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といっても、人形の多くは不完全だったりバラバラの状態で床に投げ出されていたりと、とても大事にされているようには見えない。
彼女にとっての人形は、言ってみれば子供の人形遊びの延長線上にあるような感じなのかもしれない。



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402号室から覗く401号室


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401号室から覗く402号室


402号室と401号室の間の壁には穴が開いており、そこからお互いの部屋の様子が見える。
しかしいつのころからか401号室の母親が穴の前に鏡台を置いたので、402が穴を覗いても部屋の様子は見えなくなっていた。
その穴が再びお互いの部屋の風景を見せるようになったのは、401が鏡台をずらしたからだ。



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402は五日前、401の母親が一人でどこかに出かけるつもりだということに気が付き、そのあとを追って写真を撮った。


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401の母親と男


なぜ402が401の母親をそんなに執念深く追いかけたのかといえば、その答えはクエスチョン3のクリア画面とクエスチョン4に書いてある。
自分がとうとう持つことができなかった子供という存在を置きざりにしてまで、男と出かける母親が許せなかったから、でいいだろう。



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では、401の母親の後をつけ、写真を撮り、402は一体何がしたかったというのか。
結果的にみれば彼女は401の母親を殺害している。
ただ、最初からそれが目的だったのかどうかまでは不明のままだ。
401の母親の死体はおそらく、台所に置いてあるクーラーボックスの中に入っている。


rinjinsan402 (4).png



人間の死体が入ったクーラーボックスを外から部屋の中に運び込むことは難しいだろうから、402はスマホで撮った画像か何かを利用して401の母親を部屋に呼び込んで殺したんじゃないだろうか。



そして402はその死体から肉を切り出し、その肉でシチューを作っている。
401にごちそうしたシチューも、403におすそ分けしたシチューも、その”お母さんのシチュー”だ。
”お母さんのシチュー”とはお母さんが作ったシチューではなく、お母さんの肉を使ったシチューだった、というわけだ。


それにしても、何度も蓋を開け閉めていたであろうに、五日間も肉を腐らせないクーラーボックスとは大したものだ。
そこは氷や保冷材で何とかしたとしても、しかし人体が丸ごと入るほど大きなクーラーボックスなんてものが一般家庭向けに売っているんだろうか。
401の母親は細身で小柄なようだし、エスパー伊藤がカバンに入ることを考えたら案外余裕なのかもしれない。



●極悪非道な所業


401の母親を殺した、という点だけであれば、百歩譲って気持ちは分からなくもない。
子供が欲しかったのに、とうとうそれがかなわなかった女性から見て、我が子を捨てるかのような行動を取る女性はとても信じられず、また許せないものかもしれない。

殺した死体をシチューにする、というのも、まあ殺人事件もののミステリーなどを考えるに、それなりに普通のことだ。
死体を食べたり誰かに食べさせるなんてのは、死体処理の基本の一つだからだ。
一番楽なのは、新鮮なうちに野生動物に食べてもらうことだろう。
しかしそれもよく考えると、なかなかいい条件がそろわなかったりする。


もはや日本で野犬を探すことは難しい。
野良猫もそうそう見つからないし、猫の大きさで人体を丸ごと消してもらうには数十匹に食べてもらう必要があるだろう。
海に連れて行ってサメにでも食べさせようか?
誰にも知られぬようこっそりと死体を処理する以上、船は使えない。
映画でもあるまいに、そう簡単にサメが海岸に近づくものでもなし。


となれば、地球上のどこにでも存在し、同じ建物にも多数生息している雑食性の生き物、すなわち人間に食べさせて処理するのがよろしい。
それが何の肉か気にしないような性格の相手、気にしていられないような相手。そういった者を見つけ出して食べてもらえるなら、こんなに楽なことはない。


ただ、その相手が殺した相手の実の娘、という点はどうだろう。
それは鬼畜の所業であって、人間のすることじゃない。




・人間の肉の量は?


401の母親はまだ若そうだから、二十台と考える。
また、402が撮った写真をみるに、彼女は小柄で細身なようだ。
ということでとりあえず彼女の体重を50kgとして考える。



二十代女性の平均筋肉量は、体重に対して39%。
すなわち、401の母親から取れる肉とはたったの18Kgでしかない。
また、女性の体脂肪率は20〜29%で、多く見積もって15kgほどが脂身だ。
合わせて33kgほど。
それを401・402・403の何人で食べるとなると……

ノルマは一人11kg。
五日で食べ終えるつもりなら一日2.2kg。
うち、約1kgほどは脂身だ。
安い輸入牛じゃあるまいに脂身が多すぎる。
彼らはもう少し時間をかけて処理していった方がいいだろう。


それはそれとして、401の母親の残る体重はまだ17kgほどもある。
これは内臓に骨だろう。
その始末を、402は一体どうやったんだろうか。


人体における骨の重さは約20%もあるらしい。
思った以上に重い。
401の母親が50kgなら、ちょうど10kgだ。
10kgの物体といえばそれがどんなものであれ、なかなか処分に困る量になるといえるだろう。


骨はきれいに肉を洗い落として乾燥させれば、匂い的な問題はなくなるような気がする。
それなら201と203も安心だ。
乾燥させた分だけ軽くなるし加工もしやすくなるだろうし、402はそうしてから少しずつ砕いてゴミにでも混ぜるんだろうか。
102にも見習ってほしいところだ。


しかし内臓はそうもいかない。
内臓は腐ってしまうし量も多いし、食べるにしてもちょっと抵抗がある。

ヨーロッパは肉食の歴史が長い分だけ、内臓系の料理が日本よりも発展しているそうだ。
国内で内臓系の料理といえば、レバ刺し・もつ鍋・ホルモン焼き、あとはちょっと思いつかない。
それにそれらの料理は人を選ぶ。
自分もあまり食べない。

シチューが数日続いたあとにもつ鍋が続く……
鍋物が続くと胃が重たくなりそうだ。

しかし402が処分すべき内臓はたったの7kg。
これはゴミ袋に分けたのなら、3.5kgの二袋にしかならない量だ。
その程度であれば、四階から運ぶ必要があるとはいえ、ゴミ出しも202に比べるとよっぽど楽な作業だといえるだろう。
人体すべてをゴミに捨てるのではなく、その大部分を食べるというアイデアを生かした402は、201よりもよっぽど冷静な女性に違いない。


冷淡と言った方が、あっているかもしれない。




●代理によるミュウヒハウンゼン症候群



人を一人殺す、というだけで、すでに平凡な小市民からすれば402は異常な人間性を持っているといえる。
しかし彼女の真なる異常性はそんなものではない。
ポイントは、402はすでに五日前に401の母親を殺しているという点にある。

五日前に母親が死んでしまったのだから、401号室に母親が帰ってくることはない。
401はそんなことはつゆ知らず、薄汚れた体で腹を空かせながら、母親の帰りを待っていた。
五日間も。


401の母親が帰ってこないことを知っているのは、世界でただ一人まさに402だけだ。
五日前に401の母親を殺した402だけだ。
当然402は、401が五日間も一人ぼっちで過ごすことを知っていた、ということになる。
その五日間、402は母の帰りを待つ401をずっと放置していた。


403は五日前から、シチューのおすそ分けをもらっていた。
402はその時からすでに”おかあさんのシチュー”を作っていたわけだ。
しかし実際に彼女が401に手料理をふるまったのはその五日後。
401が命の危険にさらされていることを知っていたのに、402は五日間も助け船を出そうとはしていなかった。


そのうえで402は、シレッと401を助け出すヒロインのように、シチューをふるまおうと考え、そしてそれを実行に移している。


本当に401のことを思っているのならば、警察への連絡なりなんなりはできたはずだ。
心理的に警察への電話は難しかったとしても、児童相談所や管理人への通報はできたはずだ。
保護者といっても一日二日だけの不在なら、みんな面倒がるだろうか?
しかしその部屋に残されているのが脚のない子供だと知れば、誰でもすぐに駆け付けただろう。


402は純粋に子供が欲しいのではなく、子供を持っている、子供を育てている自分が欲しいのかもしれない。
その子が何か障害を持っていたり、不幸であるならなおさらいい。
脚がなく親に捨てられた401などは、格好の相手だ。
402は401の脚がない姿を、覗くたびに惹かれていっている。


401が親に捨てられ、不幸にも飢え死にしそうになったその時まさに、母性にあふれる自分が助け出しに行く。そんな自分に酔いしれる。
そういう性格、行動を取る人間がいるのなら、”代理によるミュウヒハウンゼン症候群”を疑った方がいい。


代理ミュンヒハウゼン症候群
https://ja.wikipedia.org/?curid=561806



402は初めて401を見た時、彼女に脚がないという事実を認めた。
それ以来402はずっと、401に惹かれていた。


rinjinsan402 (11).png



そういった感情ももまた、代理によるミュウヒハウンゼン症候群特有の心境をうかがわせる。



そして自分の推測通り402に”代理によるミュウヒハウンゼン症候群”のケがあるのなら……
そんな402に401が引き取られたのなら……
401は将来的に、命が危ない。


GLOBAL GEAR 「隣人さん」が面白かった


■解説と考察記事へのリンク

「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 101号室
「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 102号室
「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 103号室

「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 201号室
「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 203号室

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「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 302号室
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「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 601号室
「隣人さん -アパートナゾ解き-」の解説と考察 202号室



■攻略記事へのリンク

101号室・102号室・103号室

201号室・203号室

301号室・302号室・303号室

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