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2019年12月08日

”スマホ史上最恐”の続編? 呪巣 起の章


以前にご紹介した”スマホ史上最怖”を謳うホラー脱出ゲーム、
『呪巣 怨の章』及び『呪巣 零の章』

今回はそんな呪巣シリーズの最新作である
『呪巣 起の章』をご紹介する。

jyusoukinoshou (12).png





GooglePlay版
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.edges2.horror3&hl=ja

Apple版
https://apps.apple.com/jp/app/%E6%9C%80%E6%81%90%E8%84%B1%E5%87%BA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0-%E5%91%AA%E5%B7%A3-%E8%B5%B7%E3%83%8E%E7%AB%A0/id1119598691



もっとも、最新作とはいっても本作のリリースは2016年の8月ごろのようだから、もう三年も前のゲームになる。
さらなる続編はもう作られないんだろうか?
今年の7月には本作の更新がされているから、このシリーズが見捨てられているということはないと思うけど……


操作など




だいたい前作と一緒。
……と言いたいところだけれど、本作は移動が3D視点で移動するという、ウィザードリィなどの3Dダンジョン風のものになっている。
舞台は学校で、各教室内に入れば今までのような一画面になる。


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その画面、各教室などの部屋でアイテムを集めてアチコチタップして謎を解いて話を進めていくという部分は、シリーズの過去作含む普通の脱出ゲームと一緒。



ストーリー



前々作の主人公がふと気が向いて荒らしまわった廃墟の家。
その家で1988年当時に起こった事件は前作にて判明する。
そして本作はそのさらに昔である1968年に起こった、呪巣の始まりに関するある物語となる。


■■呪巣 -起ノ章- プロローグ■■

私には3つ上の姉がいた。
卒業を目前に控えた高校3年の夏、姉は校舎の屋上から飛び降りた

姉がなぜ、自殺をしたのか、なぜ命を絶たなければならなかったのか

あの優しかった姉が自殺をしたという事実が未だ受け入れることができない


あれから1年・・・
私は姉と同じ学校に入学した

この学校では数年前から生徒が何人も行方不明になっている

姉が入学した1965年から起こり始めたこの不可解な出来事

この学校には何かある
黒く濁った真実が・・・

数日前に靴箱に入っていた手紙

”あなたが知りたいこと・・・、22時に1年4組の教室で”

姉の死の真相が今日紐解かれていくことになる・・・

■■■■

※GooglePlayから引用


本作の主人公は「平野 沙緒里」。
三歳年上の姉の名前は「平野 沙絵子」。
舞台となる高校は「園城ヶ池(おんじょうがいけ)高等学校」。

姉が入学した年から、この高校では何人もの生徒が行方不明になっている。
姉の自殺、一連の失踪。
その謎を教えるという手紙に従い、主人公は夜の学校に向かう。
約束の時間である22時を待ちながら、いつの間にか眠ってしまった主人公が目を覚ましたところから、このゲームはスタートする。

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度胸あるなオイ。





年の謎



初代『呪巣 怨の章』は2013年の話だったようだ。
前作『呪巣 零の章』は1988年の話だった。
そして本作『呪巣 起の章』は1968年の話となる。


『呪巣 零の章』が1988年の話というのは、ゲーム中で日付が出てくるから間違いはない。


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零の章より 1988年とある


そして零の章の公式紹介文には
”時は前作の【呪巣】からさかのぼること25年前”
とある。
だから怨の章は2013年の話となる。


リリース順でいえば、「2013年怨の章」→「1988零の章」→「起の章」となる。
作中の時系列でいえば、「起の章」→「1988零の章」→「2013怨の章」となる。
名前も相まってちょいとややこしいけれど、そういうことになっている。


そして本作「起の章」。
姉が園城ヶ池高等学校に入学したのが、1965年。

”姉が入学した1965年から起こり始めたこの不可解な出来事”


その時、姉は高校一年生となり、三つ年下の主人公は中学一年生になったはずだ。

1966年、姉は高校二年となり、主人公は中学二年生となる。
1967年、姉は高校三年生となり、自殺する。主人公は中学三年生であった。
それから一年後の1968年、主人公は無事に園城ヶ池高等学校の入試に合格、同校の生徒となる。
この年が本作のスタート時期だ。





リリース順「2013年怨の章」→「1988零の章」→「1968起の章」
時系列順「1968起の章」→「1988零の章」→「2013怨の章」



で……

Googleplay版リンゴ版ともに、「起の章」公式紹介文には
”その原点とも言える、さらに25年を遡った曰くのストーリー”
とある。
1988年の25年前とは1963年だ。

1963年とはシリーズ中のどの作品でもまったくなにも触れられていない年であり、ゲーム内の情報をどうこねくり回したってなにも出てこない年だ。
姉はまだ中学生だっただろうし、主人公は小学生だ。
呪巣の何が始まったわけもなし。
25年前ーさらに25年前と、25年周期のなにかを用意したかったのかもしれないけれど、ちょっとお粗末だ。




ホラー度


●ホラー度薄め

前作のレビューの時、自分は前作が前々作よりもホラー度が下がってしまっていると書いた。
本作はそこからさらにホラー度が下がってしまっている。
さかのぼっているのは時代だけじゃなかったようだ。

その点については一応、ストーリー的に弁明をすることが可能である、とは言えるかもしれない。
なぜなら本作はタイトルからして「起の章」であり、呪巣はまだ始まっていないかもしくは始まったばかりだったから、だ。
ゴキブリダッシュじゃあるまいし、呪いだって最初からフルスピードというわけにもいかないだろう。

もちろん、舞台となる学校も廃墟でも何でもなく、昼間には普通に授業が始まるようなごく普通の学校だ。
そこには幽霊などが出現したりはするものの、壁が崩れているでもなく凄惨な事件の跡があるでもない。
とてもそこが呪巣になっているとは言い難い。
基本はそんな場所を探索するだけだから、やっぱり怖くない。


●びっくり顔

もちろん本作にも、例のビックリドッキリ巨大顔はいくつも用意されている。
ただ、基本的にはそれらの全部が緩い。
ほとんどはその出現が予想できるものばかりだった。
本作ではさらに、彼らほとんどは目が暗く塗りつぶされている連中ばかりだったというのも、ホラー度を下げている要因かもしれない。



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あと、移動中にふと現れる何かも、それほど怖くはない。
なんか透き通っていたり、逆さに垂れ下がった髪だけがみえたりする程度だし。



●人工的なマップ

本作の3Dマップ移動は、開発側からすれば気合を入れて作った部分だろうなと思う。
しかし正直なところをいえば、申し訳ないけれどそれが本作のホラー度を下げてしまっているようにしか思えないでいる。

まず、3Dの……モデリングとかの関係だろうか。
窓や柱といった、建物のアチコチがやたらと直線的すぎる。
中でも階段を上り下りしているときなんかは顕著だ。



jyusoukinoshou (28).png
まっすぐな階段



3Dで視界に合わせて背景がズレるのはいい演出だけれど、しかしその直線的な造形は本作が作り物なんだと思わせる。
結局はオバケ屋敷と同じ、ゲームの世界だということでどこか冷めた目で見てしまう。
それでいて各教室内は今までの呪巣的な雰囲気の場所ばかりだから、廊下と教室を行き来しているとなんだかチグハグな印象を受ける。
この雰囲気はどちらかに統一しておいた方がよかったんじゃないだろうか。




●移動がタルい タルすぎる

舞台が学校なので、そりゃもう進入可能な教室がうんとある。
各クラスに専門の教室に職員室にトイレまで。
しかもこの学校は4階建てなので、まずどこに行ったもんだかすっかり迷ってしまう。

一応、次に向かうべき場所へのヒントが出てくるのは出てくる。
しかし全くヒントなしで拾わなくてはならないアイテムがあったと記憶しているし、そういうアイテムがあるとなると結局はすべての教室を見て回らないとならない。
そのための移動がタル過ぎる。

その移動に関しては、「怖い空気の中を進まなくてはならない」という演出のひとつなんだろうなとは理解できる。
”恐怖が渦巻く廊下を勇気を振り絞って進もう!”
とは公式紹介文の弁だ。
でも、舞台は上に書いた通り、廃墟でも何でもないただの普通の学校だ。

移動中にランダムで出現する霊的なものといえば二、三種類だけ。
壁に血があるでもない。
死体があるでもない。
敵が出てくるでもない。

そして一度行き先を迷ってしまうと、上からか下からか、順番に教室を一つ一つ見て回らないとならない。
一階から四階まで順繰り順繰り入ってはあちこちタップしては出て、入ってはアチコチタップしては出て……
たまに出てくるなにかは、ああまた君? というくらいに同じものしか出てこない。
このゲームの移動は、せっかく3Dになったというのにその意味がないほどにただの移動であり、そこにはなんの楽しさもないと言っていい。

移動は今まで通りに地図をタップするだけでよかったのに。

どうしても3D移動にこだわりたかったのであれば例えば……
一度のプレイではすべて見ることが不可能なくらいに、ランダム恐怖演出の数が多いとか。
いっそ壁やら床やら、校内の雰囲気を全部禍々しく変えてしまうとか。
なぜか入れない教室を増やしておくとか。
そのくらいのことをしてほしかったものだ。


せめて、次の入り口までノンストップ移動だったらよかったのに。
3-2の教室だなと思って横を向いた時、ただの壁だった時のあのがっかり感よ。
あと、教室の出入り口が二か所あるのに、出る時は必ず同じ出入り口から出てくるというのもちょっと嫌だった。

そしてトイレがひどい。
ほとんどのトイレはまったく意味がないってのに、やたらと多くて結構イライラした。
どのトイレも作りはまったく同じじゃないか。
ゲームの進行に必要なトイレなんて一か所だけなのに、無駄じゃないかありゃ。

そういう部分がどうにも。
怖いとかなんだとかいう以前に、ゲームとして好ましくない部分だった。



パズル多すぎ問題


本作もまた、いくつかのパズルを解かないと攻略ができない。
それは写真のジグソーパズル、16パズル、電流パズル、そして魔のボタンパズルを終えて、最後のブロックパズルと、なんと五種類もある。

その内、魔のボタンパズル以外のパズルはまだかわいい方だ。
それらはまだ簡単な方であり、解くことはそこまで難しくはない。
問題は例のあの、ボタンパズルだ。


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このパズル、正式名称はライツアウトパズルとか点灯パズルとかいうらしい。
これがまあ本気で難しい。
難しいというか、パズルとしてあまり見ないタイプだから解法が良く分からなくて詰む。
しかもこのパズルは毎回初期配置が変わるから、一度解けばその解法を覚えておけばもう安心、なんてことにはならない。


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あと一個が足りない!



マルチエンドなゲームで、それはどうよ?
と、かなりイラッとする。

まあ確かに、今はリリース初日からゲームのすべてが攻略されてしまうような時代だ。
だから、そんな風に攻略不可能な何かを入れたくもなるのかもしれない。
それにしたってもう少しなにかなかったんだろうか?
コインを使ってクリアするにしても、20コインもの暴利だし。



セーブなどがない



マルチエンドで厄介な移動やパズルがあるというのに、セーブがない。
だからやり直すたびに、毎回オープニングから全部見なくちゃならない。
せめて一回でもクリアしたらオープニングはすっ飛ばせるとか、その程度の機能は付けていてもよかったはずだ。
だからちょっと気になるのは気になるけど、全部のエンドを見る気にはならない。
なんとももったいない話だ。





ネタバレストーリー



・ゲーム開始前 姉が入学してから主人公が入学するまで

沙絵子姉さんは高校に入ってから、美術顧問音石先生に惚れた。
音石先生はモテモテで、保健室の先生と付き合っているという噂があったり、伊藤夢子や姉さんの親友の赤井美沙とやることをやったりしていた。
大野という生徒が沙絵子姉さんに惚れる。

音石は伊藤夢子を殺害。
その現場を姉さんに目撃されて証拠写真まで撮られてしまう。


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姉さんは音石を独り占めしようと、音石にジャマ者を殺させていく。
親友の赤井美沙やストーカーの大野豊も、そうして殺された生徒たちだった。

校舎の地下には開かずの間があり、その奥には井戸があった。
音石と姉さんは死体をそこに処理していた。
その行為に耐えられなくなった音石は、姉を屋上から突き落として殺害。
音石はゲーム開始時点では、とりあえずまだ生きていたようだ。


・ゲームスタート 主人公が入学し、何者かの手紙を受け取ってから

誰かが主人公に手紙を出す。
主人公は夜の学校をがさ入れし、姉や音石などの犯行を知っていく。
最期は学校地下の開かずの間の長い廊下をひた走り、井戸にたどり着く。
そして姉の霊と対面。


ネタバレエンド


バッドエンド1
見てないからしらん。

バッドエンド2

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音石努(25)が美術室で首つり自殺の状態で発見される。
主人公である平野沙緒里(16)は姉の霊に意見したため襲われ、行方不明となる。




ベストエンド

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主人公は校舎に火をつけ、燃え盛る炎を背中に学校を後にする。
大好きな沙絵子姉さんの秘密をずっと守り続けるために。
そして呪巣が始まる。

特殊エンド

ストーカー大野が沙緒里を沙絵子と勘違いして、これからはずっと一緒だねエンド。







呪巣だから期待外れ?



ストーリーも、過去作をプレイ済みならふーんなるほどそういうことだったのね、と最初は思う。
しかし考えてみるとなんだかいろいろと変なところも見えてくる。
ちょっと気になる点があったからもう一回やってみようかなと思っても、しかしその時ゲームはまた最初からやり直さなくちゃならない。
めんどい。
もういいや。
と、なる。




とまあ、呪巣シリーズの最新作としては、本作はちょっと期待外れだった。
しかし黒幕が実は……というストーリーとかはいい感じだったし、純粋に一つのホラーゲームとしてみれば案外良いゲームなのかもしれない。
問題は過去の呪巣のパワーアップ版としての期待と、開発側が気合を入れた部分とのズレにあるんじゃないかと思う。
このゲーム、呪巣シリーズの直系じゃなくてスピンオフ的作品として位置付けていた方がよかったんじゃないだろうか。




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