2010年03月04日
One Hot Minute
Red Hot Chili Peppers [ One Hot Minute ]★★★☆☆
ギターのジョンが脱退し、チャドの伝手で元Jane's Addictionのデイヴ・ナヴァロをギターとして採用し製作された6作目。デイブの影響もあってか、前作のファンキーさは薄れている。
自分はジョン・フルシアンテが大好きなので、このアルバムに対して否定的だったが、「レッチリはこのアルバムが一番好き」という人も多く、改めて聴き直してみると曲の完成度は確かに高い。フリーのベースは前作のようなファンキー系ではなく、前々作「Mother’s Milk」のような激しくスピーディなスラップに戻り、もともとメタル畑出身のチャドからしてみれば、もともとの土俵であるロック色の強い曲が苦手なはずがなく、デイヴもチャドしかりだ。
しかしボーカルのアンソニーは違った。彼のファンキーな歌声に激しいロックはまったく似合わない。後々のインタビューでメンバーは「一番つらい時期だった。」「あのアルバムの曲は二度と演奏しない」等と語っている。
デイヴのへヴィなサウンドは評価も高かったが、このアルバムのツアーが終わるとあっさりと脱退しジョン・フルシアンテが復帰する。
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