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2020年05月21日

ついでにクリント・イーストウッド「許されざる者」にも突っ込んでみよう!でもやっぱりさすがです。

昨日「続・荒野の用心棒」についていろいろ突っ込みたくなるけど名作だ、と書きました。これ書いた後、同じように西部劇で突っ込みたくなるけど、やっぱり名作だなあと思える映画があることを思い出したので、ついでに突っ込んでみよう、もとい、書こうと思います。1992年公開、クリント・イーストウッド主演・監督「許されざる者」、はい、つい最近(30年もたってない)の映画ですが、私の大好きイーストウッドさんが主演及び監督を務め、アカデミー賞やらいろんな賞を獲得した西部劇です。この映画、西部劇で一躍スターになり、西部劇といえばこの人、と言われるくらいの西部劇スターであるイーストウッド自身が「西部劇を殺した」と言われる映画です。何故そういわれるかというと、西部劇というのは、基本的に正義のヒーローガンマンが、ものすごいガンアクションの末、正々堂々と悪い悪党をやっつける、というものです。ところがこの映画では、極悪人だった男が、悪人だが主人公ほど悪人とは思えない悪人を卑怯な手でやっつけます(笑)ガンさばきも華麗なものではありません。西部劇ファンならそりゃ「ふざけるな!」となるでしょうね。また、この映画は「西部劇のヒーロー伝説」なんてうそっぱち、実際は無様でかっこ悪くて汚くて、卑怯な奴が生き残って、英雄に祭り上げられてるだけ、というようにほんと、西部劇をぶち壊してしまいます。イーストウッドさん、あんたさんざんそんなヒーロー役やってきたじゃないの!そのおかげで今のあなたがあるんでしょ!と突っ込まざるを得ません。しかも、この映画を、マカロニウエスタンの父と言われ、彼が師とも仰ぐセルジオ・レオーネさんやドン・シーゲルさんらに捧げる、と言ってますよこの恩知らずめ!(笑)と、まあ最初見た時私もこんな感想を持ちましましたが、よくよく考え、何回も見ていくうちに、「ああこれもジャンゴと一緒だ。ウエスタンに新風を吹き込んだんだ。」という結論に達しました。我々視聴者だってどんどん目が肥えていきます。昔と違うんです。今の時代に昔ながらのヒーローガンマンじゃ観客に受けるわけがありません。そういうのはもうさんざんやり尽くしてきてますし、そういうのが見たけりゃ私みたいに昔の名作を見れば良いのです。映画である限り、それは商業的に成功しなければ、つまり観客に受けなければなりません。彼は、自分が出演する最後の西部劇としてこの作品を選びました。この映画の原作の映画化権は結構前に買っていたんですが、映画の主人公と同じ年になるまでわざわざ待ってまでして温めていた作品です。そこまでして撮った作品ですから、単なる西部劇否定ではないのです。さんざんお世話になった西部劇を彼がくさして終わり、なんてするはずがありません。彼は最後に、リアルな西部劇をやりたかったのでしょう。そしてそこにいろんな思いを込めて。どんな理由がるにせよ、銃で人を殺す限り、それは悪人であり、決して「許されざる者」です。それはこの映画の主人公も同じ。けれど、同じ悪人でも最悪なのは「自分が悪人だと全く気づいてない、悪事を正義と勘違いして疑わない悪人」はもっとたちが悪い。そんな悪人は人を、街をやがては国をも恐怖で支配し、やがて滅ぼすのだと。西部開拓時代というものは本来、暴力によって弱者が踏みつぶされ、無法者がのし上がっていった時代であって、決して日の当たる部分だけがある時代ではないのです。それを無条件に賛美することは、そんな悪人を生む危険性がある。ベトナム戦争、湾岸戦争等アメリカの対外戦争に反対し、共和党支持者でありながら極めてリベラルな思考の持ち主である、彼らしいメッセージがそこにある気がします。映画自体面白いか、と聞かれればそんなに面白い映画ではないと答えます。正直、ラストシーンまでは退屈です。けど、そのラストシーンがそんな気持ちを全部ひっくり返してくれます。それくらい、見事なラストシーンです。この映画は、9回裏で逆転ホームランな映画なのです。というわけでいわゆる「西部劇」ではない西部劇、この「許されざる者」、今の時代に作るとしたら最もふさわしい西部劇であり、私はやっぱり名作だと思うんです。最後にもう一つ突っ込みを。この主人公、かつては銃の名手だったのですが、改心して銃を捨て、10年くらいたった後、再び銃を取るわけですが、かつての腕は錆びついています。馬に乗るのもやっとです。けど、親友が殺されて復讐に燃えた途端かつての腕が復活してますが、そんなことってありますか?うーんちょっと無理がありますよ!(笑)

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posted by ひでやん at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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