毛穴が汚れたり、黒ずんだりして、目立つことってありますよね？
そもそも、毛穴ってどれくらいあるか知っていますか？　実は、毛穴は顔だけでも20万個もあります。
それは、目立ちたがり屋の反抗期の毛穴もありますよね。。。



肌の表面は、平らではなく、規則的な隆起があります。
ひとつひとつの隆起を皮丘、その境目にあたる溝の部分を皮溝といいます。
皮丘が規則正しく並び、皮溝も一定に美しく並んでいる状態が、キメが整った理想的な肌ですね。



皮丘の大きさが異なったり、不揃いになることで
光の反射が崩れ、肌がくすんで見えるようになります。



また毛穴の皮脂腺では皮脂が分泌され、皮脂は汗と共に
皮脂膜を作り、肌を覆うことで水分を逃がさないようにします。



毛穴には、肌の水分蒸発を保護するという大事な働きがある一方で、
皮脂が多すぎると毛穴の黒ずみ汚れ、角栓などを引き起こしてしまいます。



特に顔や頭皮は皮脂腺が多く、皮脂分泌が多い部分なので、毛穴に汚れが溜まりやすくなります。



汗は、皮脂膜を作る他にも、体温を調節するための発汗があります。
汗を出すことで、体温を下げる効果がありますし、寒い時には、毛穴をぎゅっと縮めて
血管も収縮することで、体温を下げないような働きもあります。



毛穴が開いたまま、そこに汚れが溜まり空気に触れ続けると、
皮脂が過酸化脂質に変化して皮脂を固めてしまい（角栓化）、毛穴をふさぎます。
そこに、汚れがつくことで、肌が黒ずんで見えます。



活性酸素が生成され、毛穴周辺がメラニン色素による黒ずみやシミができることがあります。
特にオイリー肌の人で、特に若い時期に紫外線を多く浴びた人で代謝が下がる時期に
そういった症状が出やすくなります。



毛穴に溜まった汚れを放置しておくと、ニキビになる可能性が
高くなりますので、しっかりとしたケアを行っていく必要があります。



毛穴が目立つ理由は、年齢でも多少異なります。
20代前半までは、皮脂の分泌が盛んなために起こる『毛穴が開きっぱなし』の状態が圧倒的に多く、
30代後半から40代になると、肌のたるみが原因となることが多いので、その時には改善できない状態になります。



お手入れのポイントとしては、まずは洗顔を丁寧に行い、毛穴に詰まった余分な皮脂や汚れを取り除く事が一番です。
ザラつきや黒ずみがひどい場合は、洗顔だけではなく、専用の化粧品を使うことも必要です。



紫外線により皮脂の酸化や、皮脂の分泌をコントロールする化粧品の使用、ビタミンB2やB6で皮脂の量の適正化を図り、ビタミンAやβ‐カロテンで肌のターンオーバーを整える事も必要です。



せっかくきれいにした角栓も、5日前後で再生しますので、その周期に合わせてケアをすることが必要です。
角栓用のマスクやパックは、毎日使い続けると、逆に肌を痛めますので、やり過ぎは禁物です。