アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

子供は、なんだかんだで親の影響を多分に受けて育っていきます。

身体さえ、健康に育って年齢を重ねていけば大人になったと勘違いしている親は意外と多いのかもしれません。

小学生なんだから、そのぐらいのことできるでしょ？

中学生なんだから、出来て当たり前でしょ？

成人したのだから、言わなくてもわかるでしょ？

もういい年なんだから、そろそろ結婚しないと。

子供が何歳になろうと親からすれば子供は子供であることはかわりません。

しかしながら、何歳になっても、手出し口出しがおさまらない親は、恐ろしいぐらいいます。

一言で言えば、余計なお世話すぎるんですね。

全部親の世間体や未熟な世界観の中の常識を子供に押し付けているだけ。

何歳だから、︎︎ができるというのは、一般論や親の願望であって、そこに子供の気持ちってひとつもないんですよね。

一般的にこれを、過干渉と言います。

親の思い描く子供像を、子供が望む望まないに関わらず、押し付けたりする事です。

似たような言葉で、過保護という言葉がありますが、過干渉と意味は異なります。

過保護は、子供が望んでいる事を親がしすぎる事です。

どちらも子供にとっては、虐待となります。

優しい虐待や、きれいな虐待と言われ
気づかれる事が少ないことも、傷口が広がる原因です。

子育てって難しいですねー。
してあげすぎても、してあげなさすぎても、期待しすぎても、悪影響なのですから。

いったいどんな気持ちで子供と向き合えば良いのでしょう。

理屈では誰もがわかっているが、実行となるとできないのは何故なのでしょう。

それは、まず自分が優しい虐待や、きれいな虐待にあったことに気づいていない可能性があること。

自分が子供を責めてしまうのは、自分のせいではなく、親が植えつけたものであること。

そして、親も同じように、親から植えつけられたということ。

子供をどうするかよりも、まずは自分とどう向き合うかが最重要優先事項になります。

うちは、虐待とは無縁！
などと言い切ってしまう人は、一番危ういということもよく理解し他方が良いです。

発達障害児のいる家庭では、育児のし辛さから、身体的、精神的虐待が、行われやすい環境です。

さらに、この子は障害だから何も自分でできないと決めつけて、過保護や過干渉にもなりやすいですので、一杯一杯になる前に、自分を客観的に見ることができる視線を養うことも大切です。
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