アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

他人の行動を見たり、発言を聞いたりすると、
ついつい釣られてそれがしたくなるとかいいうことがありませんか？

これはだれにでもある感覚ですよね。
特に未発達な小さい頃は、これが顕著に現れます。

具体的に言えば、
誰かが、あたらしいおもちゃを持っていれば、同じのを欲しくなるし、
誰かが、アイスを食べていれば、それが食べたくなるし、
誰かが、面白そうなことをしていれば、それをしたくなるし、

などなど、これは大人でも同じような気持ちにはなると思いますが、
何が違うかと言えば、大人は周りの状況や、今それをして良いかどうか、
など理性を持っていますので、その欲求を自制できると言うことです。

もちろん、大人といえども、その辺がセルフコントロール出来ない人が
たくさん居ることもありますが、大抵の大人はそうやって社会生活を
営んでいるのではないでしょうか。

自閉症スペクトラム圏にいる人の感覚って、大人からすると
理解できないところが非常に多いですが、小さい頃は
だれもが経験したことあるような感覚なのだと思います。

アスペ嫁もご多分に漏れず、釣られまくりなのです。

アスペ気味の息子も概ね同じです。

これらは、いかに視覚と聴覚重視なのかがわかる気がします。
視覚から入った情報から行動に移る。しかもそれは自発的で無く、
他人に影響されて行動していることになります。

ざっくりいえば、自分で気づきにくいんですよね。やっぱり。

アスペなりに、色々やろうとは思っているのかもしれませんが、
脳の処理速度が追いついていかず、考えている間に
フリーズしたり、別の視覚情報から、違うことがしたくなったり、
違うことをしている間に、前やっていたことを忘れてしまったり、
今自分が何をやるべきなのか定まらないことが多いです。

まあ、これは日常茶飯事で、1日の中で数十回はこういうことは
あるでしょう。

積極奇異型や注意力欠陥気味の子供なんかは、
駄目だよって言われたにもかかわらず、それをやってしまう。
何てことも多いはずです。

大人からすると、注意したのにわざとやったように
見えてしまうことがイライラする原因の一つなのですが、

おそらく、駄目だよ！という注意情報を聴覚から得た子供は、
その瞬間はわかるにしても、聞いたことにより、その駄目な行動
に気づき、興味が湧き、好奇心＞注意力、自制という状態になって、
結果的に、言われたのに、やってしまうということに脳はなっている
のでは無いかと思います。

私が掃除をしているときに、アスペ嫁が私にちょっかいを出したりするのも
その延長線上にあるのかとおもいます。自分では掃除を本当はしたいが、
やり方がわからない、どう伝えて良いかわからない、相手の反応を見たい、
など、理屈では考えていないでしょうが、そう言う思惑から、私と接点を
持とうとしているアクションの一つなのかとも思いました。

この釣られる特徴を上手く活用して、実生活がより改善できないかと
試行錯誤中です＾＾

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