アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

ＡＣの人は日本にはたくさんいます。
その中でも細分化すればいろんな人がいます。

・自分がＡＣであると認識して克服した人。
・自分がＡＣであると認識したが克服できない人。
・自分がＡＣであると認識できないで、生きづらい人。

日々の生活が大変であると思ってしまう人は、
下の２つに該当する人ではないかとおもいます。

ACと単に言っても、タイプが様々あるので、
一律的にこうだということは難しいのですが、
どのタイプでも、インナーチャイルドが残っていると、
なぜだかわからないけど、生きづらいと言う感覚を
抱えながら生活していることも多いのではないでしょうか。

自分がアダルトチルドレンかもしれない！

と感じると、優等生的なACは、なんとか改善しよう、
と躍起になって解決方法を探します。

・自己暗示や自己宣言と呼ばれるアファメーション、
・自分を見つめ直すための瞑想
・マイナスな言葉を控えて、プラスの言葉を発するようにする習慣。
・考えすぎて動けなくなる前に、行動してみる。
・自分の脳の癖を理解して行動する、認知行動療法

インターネット上の情報はあふれていますので、取捨選択が
非常に難しいです。人がそれで良くなったからといって、自分も
同じような進捗をたどれるとは限らないからです。

ACの人は、他人からの評価で自分の価値観を感じている
人も多いことから、AC改善するためにはあれもこれも
しっかりやらなくては！という気概を持って取り組むでしょう。

そして、意外と私の場合はせっかちです。
周りから見るとそう見えないですが、以前は、
自分が行動して、思ったような結果が得られないときは、
もの凄くフラストレーションを感じ、途中で投げ出して
しまうことも多かったです。

これは、大抵が理想をもの凄く高く設定しているためです。
理想を高く持つ事は悪いことでは無いのですが、その理想が、
実現可能な理想で無い場合は、達成できなかった挫折感や、
自分が怠慢な人間だという否定的な評価で着地しますので、
途中で投げ出してしまうということも結構多いのです。

理想を掲げるのは良いのですが、実現可能な理想で無いと、
自分を苦しめてしまう材料になってしまいます。

実現が難しい理想は、ある意味｢妄想｣になります。
達成は難しいけど、こうなったらいいなぁ。みたいな。

妄想ばかりを追い求めると、達成感を得ることは
できませんので、結果的に自己嫌悪になったり、
達成できない自分の自己肯定感を下げたりしてしまいます。

自分で少しACが回復して思うのは、選択の幅が
もの凄く狭かったと言うことです。

自分が正しいと思ったことは、正しく、それ以外の意見は、
間違いであるとか、自分にとって信じられない悪の意見的に、
無意識下でとらえてしまっていることが癖付いています。

これに加え、行動の基礎が、自己犠牲を伴うものが多いため、
相手が自分を批判したり、否定したり、想定していた称賛や
評価、見返りがない場合は、発狂したように憤りを感じる
と言う経験も結構あるのでは無いかと思います。

いわゆる2極化の思考、オールオアナッシングとか
白黒思想とか呼ばれますが、こういう考え方が、小さい頃から
植え込まれて大きくなってしまったことが考えられます。

それゆえ、自分がテキパキと仕事をこなす人間であれば、
のろのろと仕事が遅い人が目に入ると、イライラして
仕方ないでしょう。

お店のレジ、飲食店の店員などの態度が悪かったり、
マナーが悪かったりすると、もの凄く憤りを感じる、
何て人も多いのではないでしょうか。

ただ、世の中は誰一人として全く同じ人間はいません。
そして、家族であれ、自分の子供であれ、考え方は
人それぞれであるわけです。

みんな違うわけですから、自分の考え方と違うことに
いちいち腹を立てて生活をしていたのであれば、
人と接するたびにイライラしてしまうという現象が
起きてしまうでしょう。

自分が納得できない、信じられない、考えられない、
という意見や批判、発想、行動を端から悪いことと
とらえず、そう言う考えの人もいるんだなぁ。という
選択肢を持つ事が、心の余裕につながってくるのだと
思います。

まずは、自分の考え方の癖をじっくり認知してあげ、
世の中は、善と悪、白と黒という単純な世界でなく、
善でも悪でもないもの、白でも黒でもないものもたくさん
存在することを理解することが大切だと思います。

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