新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2020年08月01日
キールについて語ろうか
Bourgone Aligote
ブルゴーニュ アリゴテ (ヴァンサン ジラルダン)
その産地からすると、白ワインは
ほとんどがシャルドネなのだが
このアリゴテってのも、じつは
捨てがたい魅力のある白葡萄だ。
そのワインの香りの中には
シャルドネと同じような
ミネラル感や、爽快感があり
土地の風味を味わうには充分であり
なかなかどうして夏には美味い。
シャルドネほどの余韻はないものの
お値段は、やや安めであるからして
庶民派のブルゴーニュである。
キールについて語ろうか
さて、カクテルで「キール(Kir)」といえば
実は、たんに白ワインとクレーム・ド・カシスを
ステアしたものというわけではなく、正式には
この、ブルゴーニュ・アリゴテを使うのである。
乱暴に言ってしまえば、シャルドネよりは劣るアリゴテに
おなじディジョン産のカシスを入れて美味しく飲んだのが
そもそもの始まりであり、世界中のバーテンダーは
そこにこだわる。
ま、私的には、甘いドイツワインに甘いカシスを混ぜた
エセキールなども捨てがたい魅力があると信じて疑わないのだが
いろいろ試すのも一興であろう。
アリゴテに関して言えば、混ぜなくとも美味しいし
カシスとの相乗効果があるとは、あまり思えない。
お子様用のワインであり、単純に飲みやすさを追求するのなら
ドイツワインをそのまま飲んだほうがお洒落な気がする。
ついでに説明すれば「キール・ロワイヤル」(Kir Royal) ってのは
シャンパーニュであろうが、スパークリングワインであろうが
「キール・ロワイヤル」なのであり、そこには細かなルールが
存在しないところが、カクテルの世界のそこはかとない魅力である。
私個人の意見としては、混ぜなくても美味しいものを
なぜ混ぜなきゃいけないのか、大いなる疑問なのである。
ブルゴーニュ・アリゴテ [2016] (ヴァンサン・ジラルダン) Bourgone Aligote [2016] (Domaine Vincent Girardin) 【白 ワイン】【フランス】 価格:2,436円 |
2020年06月22日
良いワインに出会うと、良い料理が欲しくなるのだ
シャルドネ!
サントネ ブラン クロ ド ラ コム ドシュ
生産者はヴァンサン・ジラルダン。
黄桃のニュアンスからレモンやライムの味わいへと
くちのなかで変貌を遂げる。
ファットな印象ながらもシャープ。
マリアージュ
帆立と白身魚のクリームソース
飲んだ瞬間に、そういう料理が欲しくなる。
エスニックならグリーンカレー。
それもスコータイホテルのメインダイニング
セラドンのそれ、だ。
完璧なマリアージュだと思う。じゅるっ。
良いワインに出会うと、良い料理が欲しくなるのだ。
サントネ・ブラン ヴィエイユ・ヴィーニュ [2012] ヴァンサン・ジラルダン <白> <ワイン/ブルゴーニュ>【■FB818】 ※即刻お取り寄せ品!ヴィンテージ変更と欠品の際はご連絡します! 価格:3,894円 |
2020年06月16日
らしさ、ってのは大事なのだ
2020年06月09日
マリアージュの基本
シャブリ
シャブリ・ドメーヌ・コロンビエ
お客様の飲み残しワインを飲んでいる。
ブルゴーニュの数あるシャブリのなかでも
こいつに惚れ込んでかれこれ20年以上だ。
ミネラル感と奥行きのある味わいが好きだ。
今日はとってもオレンジのニュアンスを感じる。
そう、今日はってのがミソだ。
ひとの味覚ってのは毎日違うからな。
檸檬や若葉が香る日もある。しかしながら
ソーヴィニヨンブランとはまったく違う
ファットで引き締まった味わいがある。
しかし良いワインだな。
時にはこうして独りきりで愉しむのもいい。
シャブリ [2018] ドメーヌ・デュ・コロンビエ <白> <ワイン/ブルゴーニュ> 価格:2,288円 |
マリアージュの基本
土壌からくるミネラルの風味が魚貝類と特に良く相乗する。
若葉や檸檬の香りのするこの葡萄は
日本の食卓にピッタリだと信じて疑わない。
マリアージュの基本からいえば
檸檬の香りのするワインには
焼き魚など檸檬を搾りたくなるような
お料理と合わせるのを基本とするので。
その相乗効果はお魚好き日本人としては
無視できないワインなのである。
2020年06月07日
夏の扉を開けてくれるワイン
軽やかなブルゴーニュ
ブルゴーニュ・ルージュ・ピノ・ノワール
フュ・ド・シェーヌ・リュシアン・ターディユ
お薦めのフランス産の赤ワイン。
印象
美しい色合い。チャーミングないちごのような
酸があり、かろやかに愉しめるワインだ。
この見た目が好きである。
フォントの使い方、大きさの組み合わせの
そのバランスとこの一本線。
マリアージュ
寿司屋に置いても良いんじゃないかと
思うほどの味わいの赤ワインだ。
と考えた瞬間、じゅるっ。
唾液が溢れた。
フュ・ドゥ・シェーヌ
フュ・ド・シェーヌというのは樽熟成という
意味なので覚えておいて欲しい。
しかしこのワインは樽熟成ながらも
フレッシュな印象。フレッシュといえば夏の扉である。
写真は『夏の扉』のB面。聖子ちゃんカット!
当時19歳。すごいな。
2020年04月04日
ナポレオンが愛したワイン
Pinot Noir
ジュヴレ・シャンベルタン
言わずと知れたブルゴーニュの銘酒。
おすすめしたい生産者はコンフュロン。
ブルゴーニュの赤ワインの中でも
テロワールを最も感じるワインのひとつ。
初心者でもきっと違いがわかる。
特徴的なチェリーキャンディのような香り。梅の香り。
とっても飲み易いので女性に人気!
価格:8,580円 |
ナポレオンが愛したワイン
かのナポレオンは遠征の時に「シャンベルタン」を
持たせたと言われている。ブルゴーニュのなかでも
黄金の丘(コート・ドール)と呼ばれるワイン生産中心地の
北のコート・ド・ニュイに属している。
ブルゴーニュの中でも特に品質レベルが高い地区。
レストランでは
レストランで「シャンベルタン」って頼むと
目の玉飛び出るので注意が必要です。
ジュヴレ・シャンベルタン村の中にもいろんなワインがあるから
お財布とよく相談してください。
ナポレオンと肩を並べたい人が飲むのだから
余計な心配でしょうか。
2020年04月02日
ワインは余韻
2020年03月13日
勝負ワイン
ピノノワール種
ドメーヌ ジャン ショーヴネ 2013 ニュイ サン ジョルジュ レ シス ピエス
フランスのブルゴーニュのワインはピノノワール。
色合いは薄いのだが、その味わいとコクは
粗雑なニューワールドの大量生産ワインとは
一線を画す。
ジャン ショーヴネ
ドメーヌ ジャン ショーヴネの歴史は長く
1680年から生産しているそうだ。
そりゃイギリスもドイツも戦争してまで
自分のものにしたい土地だよな、と納得してしまうほど
優美な味わいなのである。
このワインは透けて通らない濃い色合い。
馥郁とした香り。繊細だがしっかりした
タンニンと味わいがある。
ジャン ショーヴネという生産者の名前どおり
「今夜は勝負ね」
そんな日に飲みたいワインだ。
ドメーヌ ジャン ショーヴネ 2013 ニュイ サン ジョルジュ レ シス ピエス 750ml (x2) 価格:4,422円 |
2020年02月23日
ロゼワインのマリアージュは無限
ブルゴーニュのロゼ
ブルゴーニュのコート・ドール(黄金の丘)で
産される珍しいロゼワイン。
シャンパーニュだとロゼっていきなり
評価も値段も上がるのにロゼの
スティルワイン(普通のワイン)の
評価が上がらないのはどうしてなのか。
特徴
このワインの特徴は・・・・
ちょっと乱暴な言い方をしちゃえば
「渋みのないブルゴーニュの赤」
タンニンはほとんどないのですが
ピノ・ノワールの特徴がとっても良く出ていて
さくらんぼや梅の香りは健在です。
すっきりとドライな飲み口で余韻もしっかりとあります。
マリアージュ
日本料理のお店でも重宝されそうな味わい。
繊細なお料理に最も威力を発揮しそう。
あとから湧き出るような甘みは「ほんのり」で
その加減が絶妙なんです。
フィリップ・ロベール マルサネ・ロゼ [2018]750ml 価格:3,344円 |
2020年02月21日
比較的新しいブルゴーニュ白
シャルドネ好きならお気軽に
仏・ブルゴーニュのヴィレ・クレッセ。
1999年にマコンのなかからAOCになった。
お値段はとてもリーズナブルなのですが
なかなかどうしてイケるんです。
美しく黄金色に輝くこのワインはまず
ミネラルの香りそして白いお花の香りがたちこめる。
ぐるりとまわすと蜜の香りとほのかにパイナップルや白桃。
シャルドネ好きなら飲んでみて欲しい。
口に含むとすっきりとした味わい。
きりりとした酸味。やや長めの余韻。
ブルゴーニュならではのエレガントな1本です。
価格:2,630円 |
マリアージュ
何も考えずに普段の日本の食卓にも充分フィットします。
帆立のお料理やお魚の塩焼き。クリームを使った料理に最適。