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2018年02月11日

【紹介した作品の新刊発売情報】あさひなぐ 第25巻 他11作品

【紹介した作品の新刊発売情報】あさひなぐ 第25巻 他11作品
2018年2月12日〜2月18日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



猫絵十兵衛 御伽草紙 第19巻 2017年2月13日発売

猫絵十兵衛〜御伽草紙〜の過去記事



ちはやふる 中学生編 第1巻 2017年2月13日発売


ちはやふる 第37巻 2017年2月13日発売


小説 映画 ちはやふる 結び 2017年2月13日発売

ちはやふるの過去記事



ボールルームへようこそ 公式ファンブック 2017年2月16日発売

ボールルームへようこその過去記事



さよなら私のクラマー 第5巻 2017年2月16日発売

さよなら私のクラマーの過去記事



星と旅する 第2巻 2017年2月16日発売

星と旅するの過去記事



BE BLUES!〜青になれ〜 第30巻 2017年2月16日発売

BE BLUES!〜青になれ〜の過去記事



柊様は自分を探している。 第7巻 2017年2月16日発売

柊様は自分を探している。の過去記事



保安官エヴァンスの嘘 第3巻 2017年2月16日発売

保安官エヴァンスの嘘 〜DEAD OR LOVE〜の過去記事



試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。


万葬不踏の欺神迷宮 第01巻
著者:武川 慎
掲載:ゆりひめ@ピクシブ
2018年2月16日発売


[あらすじ]―かつて大陸に存在した魔法国家「ガイナディア」。現代を遥かに凌ぐ魔法技術と魔力を有し、大陸の地下に自ら姿を変える要塞都市を築き上げた。
いま現在、それは「欺神(ぎしん)迷宮」と呼ばれ、ガイナディア人が残した遺産を求めて多くの冒険者が探索を続けるも、未だ最奥に辿り着いた者は一人もいない。
そしてここに、ある目的のもと、人間の姿に変身する武具「欺神器」の少女たちと共に、迷宮の探索を続けるチノという名の少女がいた。呪詛感染によって身体を蝕まれていく愛する妹を救うため、チノは危険な深淵に挑むが、果して彼女を待つものとはいったい。

未踏の迷宮に挑む少女たちの、愛と幻想が紡ぐ冒険活劇
作者は『道割草物語』など主に百合作品を手掛けている漫画家・武川 慎(たけかわ しん)。

結構本格的なダンジョン系の冒険ファンタジーであると同時に、ガチの百合作品でもあります。それもハーレムモノに分類できるかと。しかもメインのカップルは実の姉妹ときました。

かつて、現代よりも優れた魔法技術と強力な魔力を持つ、「ガイナディア」という古代の魔法国家が存在していました。その叡智を結集して魔力濃度の高い地下に築いたのが、現在は迷宮となっている要塞都市。自ら姿を変え、成長し続けているその迷宮の名を「欺神迷宮」と呼びます。
冒険者たちはガイナディアの遺産を求め、探索しているのですが、姿を変える複雑な迷宮のため、未だ踏破した者は唯の一人も存在しません。しかも、この迷宮には「巡霊者」という危険な異形の怪物まで徘徊しています。

主人公は冒険者の少女・チノ。魔力量が非常に高く、特に魔法障壁での防御能力はトップレベルの才能を誇り、冒険者としても「四香(しこう)クラス」という高ランクにまで上り詰めている逸材。
普段は凛然としたカッコイイ美少女なんですが、愛する妹・アリサの前では凛々しさの欠片もないデレデレ状態になってしまいます。

彼女が迷宮を探索しているのはアリサのため。子供の頃、巡霊者の襲撃で重度の呪詛感染を受けてしまい、アリサは命を落としかけていました。そこに「欺神器」エネリが現れ、アリサを助ける秘薬を作る事と引き換えに、彼女の望みを叶えることに協力することとなりました。チノは秘薬製作に必要な素材を集めるため、迷宮を探索し続けています。

「欺神器(ぎしんき)」というのは意志を持つ武具。自らが選んで契約した主にしか使えない魔導具で、人間の姿にも変身します。契約を交わせることは非常に稀なのですが、チノは3体もの欺神器と契約中。しかも、みんな美人な女性
・クールビューティのリンドゥルブルク(通称:リン)。武器の形は剣。
・子供っぽいルニヤ。武器の形は銃。
・お姉さんキャラのマヤミハユラ(通称:マヤ)。武器の形は先に刃が付いた複数の鎖。

ほんと魅力的な女性ばかりです。チノとアリサのラブラブっぷりだけで満腹になりそうなのに、リンたちとの美しき主従関係がこれまた最高。彼女たちとの契約を交わした経緯も是非見たいですね。個人的にはマヤさんが好き。

絵が上手く、世界観と設定もしっかりしているので、ファンタジー作品としてだけでも十分面白いと思います。それに加えて美しい百合模様も堪能できる素晴らしさ。
これは期待せずにはいられません。ダークな雰囲気ある作品なので、行き着く先には一抹の不安を感じますが、できるならば姉妹と欺神器たちの未来は明るいものであって欲しいですね。期待してます。

試し読みは pixivコミックさんのゆりひめ@ピクシブに掲載されています。(こちら



空に想う 第01巻
著者:尾形 和也
掲載:週刊少年サンデーS
2018年2月16日発売


[あらすじ]―ハワイへ旅行へ行った祖父の代理として、夏休みに図書館の館長を務めることになった男子高校生・佐久良空太(さくら そらた)。諭吉さんの誘惑に負けて引き受けたものの、空太は文字を読むことが異常なほど大嫌いなため、文字に囲まれた環境に激しい苦痛を感じていた。
しかも、課題の読書感想文をなんとしても仕上げなければならず、さらなる窮地に追い込まれてしまった空太。そんな時、同級生の少女・相持心結(あいもち みゆ)から、読めないなら自分たちで話を作り、その感想文を書くことを提案される。
2人で協力して海を舞台にした物語を完成させ、なんとか課題を片づけた空太は、とある部屋で一冊の絵本を見つけるのだが、そこに描かれていたのは・・・。

空想と想像が彩る青春図書館物語。
作者はトキワ荘プロジェクト入居者でもある漫画家・尾形 和也(おがた かずや)先生。

爽やかで新鮮な雰囲気を持つ作品ですね。空想が現実になったら良いなと考えたこと、たぶん多くの人があると思います。それを少しだけ味わえる物語です。

主人公は文字が大嫌いな男子高校生・佐久良空太(さくら そらた)。夏休みに、旅行へ行った祖父に代わって図書館の代理館長を務めています。
ヒロインは同級生の相持心結(あいもち みゆ)。何かとダメな空太の面倒を見てくれる可愛い女子高生です。この主人公とヒロインの恋愛も見どころになりそうですね。

空太の文字嫌いは、本を読むことを考えただけで恐怖し、無理に読ませようとすると絶叫して悶絶しかけるなど、病的に酷い状態。
そんな子が何故文字ばかりの図書館館長を引き受けたかというと、単純に諭吉というお駄賃の誘惑に負けたから。

で、あらすじに書いた通り、夏休みの課題である読書感想文を書くため、空太が本を読めないので、空想の物語を作って課題を片付けました。普通にダメな気が・・・。
すると、不思議なことが起こります。とある部屋で見つけた一冊の本を開いてみると、その中身は絵本であり、さっき2人で考えた空想の物語と似た内容が絵本に描かれていたわけです。

その場は偶然として片付けたのですが、その後同じことが立て続けに起こることになります。

世界観と雰囲気が大好きです。作品としてのアイデアも素晴らしく、子供心をくすぐるドキドキ感があるので、ページをめくるのが楽しくなりますね。
主人公がちょっとダメ過ぎますけど、フォローしてくれるヒロインは可愛いですし、2人のやりとりも微笑ましくていい感じ。空想描写はきれいで楽しく、作風も爽やかで毒気が無いので、肩肘張らずに安心して読めるのも良いところです。

空想が絵本になるとか想像しただけでワクワクしてしまいます。もっと読みたい、もっと彼等の空想を見てみたい、そんな気持ちにさせてもらえる素敵なお話でした。これからの展開に期待。

試し読みはサンデーうぇぶりさんの公式サイトに掲載されています。(こちら

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2018年02月09日

漫画『とんでもスキルで異世界放浪メシ』1巻の感想とあらすじ 勇者召喚に巻き込まれたサラリーマンの気ままな異世界旅

『とんでもスキルで異世界放浪メシ』1巻の感想。



とんでもスキルで異世界放浪メシ
原作:江口連 / 漫画:赤岸K / キャラクター原案:雅
掲載:コミックガルド
1巻発売日:2017年12月25日

あらすじ・概要

27歳独身サラリーマンの向田剛志(むこうだ つよし)は、とつぜん剣と魔法のファンタジーな異世界へ転移してしまった。勇者召喚によってこの世界に呼び出されたのだが、その勇者とは一緒に召喚された少年少女たちのことで、向田自身はただ巻き込まれただけの普通の人。
王様から魔王云々の話を聞いていた向田は、あまりの胡散臭い言い分に危惧を感じたことから、早々に国外へ脱出することを決める。旅での頼りは、王宮で貰ったわずかな資金と、召喚された際に授かった「ネットスーパー」という一見しょぼい固有スキル。しかし、実はこれがとんでもないスキルで、お金さえあれば現代の食品や調味料など、様々な商品を異世界にお取り寄せできる超便利なスキル。さらに、それらの食品はこの世界の人々に思わぬ効果をもたらすことに。
そして、隣国のフェーネン王国へ向かっていた道中、護衛の冒険者パーティに「猪肉の生姜焼き」を振舞っていたのだが、その匂いに引き寄せられ、伝説の魔獣・フェンリルが向田の前に現れると・・・。


勇者召喚に巻き込まれて異世界に来てしまったサラリーマンが、現代日本の商品をお取り寄せ出来る便利なスキルを駆使して、従魔たちに料理を振る舞いながらのんびり旅をする物語。
ほのぼの異世界冒険譚。帯での謳い文句は「魔獣も人も冒険すれば、ハラは減る!!」。WEBコミック誌「コミックガルド」で2017年03月24日から連載開始。原作は「小説家になろう」のサイトで3億PVを超え、オーバーラップノベルスから刊行されているライトノベル。
原作は小説家の江口連(えぐち れん)先生。漫画担当は『バテリバイス 人間電池と砂の巨像』の赤岸K(あかぎし K)先生。

紹介・感想

2018年になっても異世界転生・転移モノの勢いは一向に衰えませんね。個人的にも好きなジャンルではあるのですが、次から次へと沸いて出てくるので、もう新作を把握することすら困難。もちろん、それだけ需要があるということなのでしょうけど。
ただ、以前は3作品ぐらい適当に選べば、1作品は継続して読んでみようという気にもなったのですが、最近はその倍の数読んでも当たりには出逢い辛くなってます。設定自体はホントどれも面白いんですけど、根本の文章力がちょっと・・・。全てを「異世界だから」で済ませてる強者作品もたまにあったり。
それでも、例えお約束展開ばかりで、ご都合主義てんこ盛りだとしても、面白いと思える作品とも出会えるから、また手を伸ばしてしまうところはありますね。

異世界モノといっても時代ごとの傾向は異なります。最近増えてるのは現代技術スゲー的な異世界モノ。で、本日紹介させていただくのも、その系統に入ると思われる『とんでもスキルで異世界放浪メシ』です。

内容は、異世界召喚に巻き込まれただけの一般人男性が、授かったネット通販みたいなスキルを用いて、現代から食品を中心とした商品を劣り寄せして、契約を交わした従魔とグルメ旅をするお話。
今流行りの「異世界」×「飯」×「ぶらり旅」。グルメ系の異世界モノではありますけど、『異世界居酒屋「のぶ」』みたいなプロの本格料理ではなく、一般家庭でお役立ちの便利調味料を使ったお手軽料理です。タイトルと表紙イラストから想像しやすい内容だと思います。

主人公は27歳の独身男性・向田剛志(むこうだ つよし)。地方都市に住むしがないサラリーマンでしたが、気がつくと剣と魔法のファンタジー世界にいました。
この手のネット小説を読んでいたムコーダ(異世界での呼び名)は、召喚士だか姫だかの「勇者」というフレーズにちょっと期待。しかし、呼び出された勇者というのは、一緒に召喚されてきた3人の少年少女たちであり、ムコーダは予定になかった4人目。つまり、本作の主人公は勇者召喚に“巻き込まれた”だけの一般人。召喚時に得た力も「ネットスーパー」という戦闘には全く向かない固有スキル。

王様は国の危機を訴えながらも、肥え太った体で高価な装飾品を身に付け、お城の内装も豪華絢爛。言ってる事と矛盾だらけの様子に胡散臭さを感じ、「これはあかんタイプの異世界召喚だ。」と結論に至ったムコーダは、それらしいことを言って一人城から出ました。案の定、この国は領土拡大のために戦争をおっぱじめようとしていることが判明し、護衛に雇って国外脱出へと舵を取ることに。

そんなこんなで旅を始めたわけですが、ここからあの一見しょぼいスキル「ネットスーパー」が大活躍。簡単に言えばネット通販みたいなもので、元の現代世界にある商品を異世界のお金で購入することができ、注文した瞬間に商品が届くという超便利なスキル

隣国への旅の道中、護衛として雇った冒険者にムコーダが料理を振舞うと、これが大好評。それもそのはず、「コンソメ」や「生姜焼きのタレ」や「てりやきのタレ」など、現代から取り寄せたハズレ無しの調味料を使っているため、この世界の人たちにとっては衝撃的な旨さなわけです。
しかし、あまりに食欲をそそる香りのせいで、とんでもないモノを呼び寄せてしまうことに。それは、風の女神ニンリルの眷属である伝説の魔獣「フェンリル」(表紙のモフモフです)。魔物肉で作った8キロの生姜焼きを堪能すると、いたく彼のことが気に入ったようで、飯目当てで従魔契約まで交わすことになり、ムコーダは「フェル」という名前をつけました。

フェルという一匹で国さえ滅ぼしてしまう強力過ぎるパートナーを得たムコーダ。スキルとフェルのおかげで資金面と安全面の問題は解消です。
現代の食品・調味料を使った料理でお食事を楽しみながら、食いしん坊なお供とのんびり異世界を放浪していきます。

最後ににだらだらと

といったところで、手違いで異世界に召喚されちゃったサラリーマンが、便利なスキルを使って気ままに旅する作品、『とんでもスキルで異世界放浪メシ』1巻の紹介でした。

主人公のスキルは戦闘向きではないので派手さには欠けますが、能力の切り口は面白かったですね。ある意味では最強のチートスキルなのかも。
絵の迫力に関してはフェルが補ってくれますし、雰囲気はのんびりしていて殺伐感も無いので、肩肘張らずに読めるますね。あと、胃袋掴まれた最強魔獣フェルの食いしん坊っぷりも面白い。

正直に言いますと、原作は一話、二話読んでギブアップ・・・。ただ、漫画版は致命的だった文章が読みやすく改善されていたので、ストレスなく楽しめました。小説は無理だった人も試しに読んでみてはいかがでしょうか。

少し荒目の作画も良いですね。萌えに走ってない感じが作品と合ってます。キャラクターはモブまでしっかり描き分けされていて、背景も丁寧ですし、料理描写も美味しそうに描かれていました。これ、自分は食べ慣れてる料理ばかりなんだけど、異世界人やフェルがめちゃくちゃ美味しそうに食べるので、見てると腹が減ります。スーパー行けば簡単に手に入るっていうのもね・・・。

のんびりまったり、料理を楽しみながら、可愛いパートナーたちと異世界を気ままに放浪。なんとも羨ましい。これから旅を続ける中で、フェル以外の従魔も増えていきますので、どんな子たちが加わるのかも楽しみなところ。あと、モフモフなフェルにおもいっきり抱きつきたいです。


【eBookJapan】 とんでもスキルで異世界放浪メシ
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2018年02月07日

【ランウェイで笑って】マンガ 感想&あらすじ ファッションの世界で戦う少女モデルと少年デザイナーが織り成す青春ストーリー

週刊少年マガジン。2017年26号から連載中。既刊3巻
著者:猪ノ谷言葉



あらすじ

高校3年生の藤戸千雪(ふじと ちゆき)は、父親がモデル事務所「ミルネージュ」の社長を務めていることもあって、小さい頃から、世界で最も有名なファッションの祭典「パリ・コレ」のモデルになることを夢見ていた。

小学4年生(10歳)の時点で既に身長は158cmにまで達し、周囲からも将来を有望視されていた・・・・のだが、そこで成長はピタリと止まってしまい、1cmも伸びることなく高校3年生を迎えることに。
それでも夢を諦めることはしなかった千雪は、クビになったミルネージュのオーディションを、何度不合格を言い渡されても受け続けていた。

そんなある日、彼女は同じクラスメイトで手芸部に所属する男子生徒・都村育人(つむら いくと)と出会い、「高卒でもファッションデザイナーになれると思う?」と聞かれ、何事もハッキリ言ってしまう千雪は「無理」と言ってしまう。しかし、彼はファッションデザイナーになりたくても、家庭に専門の学校へ通うような金銭的な余裕はなく、諦めて就職しようと考えていることを知る。

夢はあっても生まれ持ったモノがそれを許さない状況に、自らの姿を彼に重ねた千雪。実は大手芸能事務所から合格を貰っていたのだが、改めて自分の夢を再確認して吹っ切れたことで、育人に「わたしが一番魅力的に着れる服」を依頼。

そして、完成した服を着て再度ミルネージュのオーディションに挑んだ千雪は、審査員の元パリコレモデルの雫に可能性を見せたことで、見事合格を勝ち取るのだった。その一方で、育人もまたひょんなことから、千雪の父親であるミルネージュ社長の目に止まることになり・・・。

これは、藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語――。そして、都村育人がトップデザイナーに至るまでの物語。


ネタバレも少し含まれているので注意
少しでもネタバレ嫌な人はスルーで。



【eBookJapan】 ランウェイで笑って 無料で試し読みできます


感想・見どころ

漫画はジャンル問わず幅広く読んでいますが、意外と「ファッション系」の作品はあんまり見かけませんね。少女向け・女性向けのマンガならそれなりに存在してるのかもしれませんけど、こと男性読者が多い雑誌にはほとんどないイメージを勝手に抱いてます。
ぱっと思い浮かぶところでも、以前紹介した『服を着るならこんなふうに』ぐらい。これは、オシャレ初心者の男性目線でファッションを知ることができるため、私のような私服が「ちょっとな・・・」という男性にはホントありがたい作品です。
オシャレにしろ、モデルにしろ、デザイナーにしろ、ダサイ私にとってはめちゃくちゃ眩しく、ちょっと恐れ多い世界でもありますけど、知るとなかなかに興味深くもありますね。

そういったことで、本日は少年誌では珍しいファッションを題材に取り扱った『ランウェイで笑って』という作品を紹介させていただきます。

158センチの低身長でありながらパリ・コレモデルを目指す美少女と、貧しい暮らしの中でもファッションデザイナーを目指す同級生の少年。この、一途に夢を叶えるために突き進む2人の成長と挑戦を描いた物語。
「ファッション」を題材にした少女モデルと少年デザイナー2人が織り成す青春ストーリー。帯での謳い文句は「夢はパリコレ!挑め世界!!」(1巻)、「ファッション×少年マンガ!※注意※どうしようもなく服が好きになります!!」(2巻)、「今一番の“オシャレ”と“熱い物語”あります。」(3巻)。
作者は「第95回マガジン新人漫画賞」において、作品『星に願いを』で特選を受賞されている漫画家・猪ノ谷言葉(いのや ことば)先生。

諦めたくない夢を抱き、ファッションの世界で共に戦う主人公とヒロイン

どんな作品かというと、少年誌では異例とも言える『ファッション業界』をテーマにした漫画。パリコレとか、モデルとか、デザイナーとか、男性読者の中にはちょっと距離を感じる方も多いことでしょう。
しかしながら、煌びやかでもありながら、中身はガッツリとスポ根してる王道青春ストーリーであり、強烈なパッションがそこかしこから噴き出し、魂が震えること間違いナシの作品。

※ちなみに“ランウェイ”と言うのは、ファッションショーでモデルさんたちが歩く細長い舞台のこと。

作品の軸となるのは、パリ・コレを目指す少女・藤戸 千雪(ふじと ちゆき)と、トップデザイナーを目指す少年・都村 育人(つむら いくと)。

この2人が、「無理」と言われても諦めたくない夢≠叶えるため、それぞれの戦場で戦い、一歩一歩成長していくと同時に、少しずつ距離を縮めていく話。

これ、1話ではパリ・コレを目指す千雪の物語を描いていることから、彼女が主人公だと思わされるのですが、ラストで予想外の主人公入れ替え。育人が主人公であること、千雪がヒロインであることが判明。
この意表を突く流れが面白い。まあ、実際のところは千雪と育人のダブル主人公と言っても差し支えないんですけどね。

美少女ではあってもパリ・コレを目指すには身長が致命的に足りない千雪。才能はあってもデザインを学びに行くだけの経済的余裕がない育人。
周囲からは厳しい宣告を突きつけられながらも、前だけを見て夢に向かって歩き出します。互いに影響を与え、時に支え合い、高め合い、対抗心を燃やしながら、折れることなく戦う姿はとにかく熱いです。

逆境に屈しない姿が眩しい

上記にもちょろっと書いた通り、2人共それぞれが抱く夢に対して、生まれながらのハンディキャップを背負っています。なので、「無理」「諦めろ」「叶わない」と言われることは珍しくありませんでした。

千雪が目指すパリ・コレは、女性でも身長が最低175センチは求められる限られた人たちだけの世界。で、肝心の千雪はというと、そのラインに掠りもしない158センチという低身長です。
残酷ではあっても、周囲が反対するのも分かります。というより、ここまではっきり足りないモノが分かっていて、それが努力ではどうにもできないことであったなら、多くの人は自分から降りてしまうと思います。

でも、千雪はこう言います――「藤戸千雪じゃいられないんだよ、諦めちゃったら」と。自分はずっとそうやって生きてきたから、それに諦めたくない理由があるから、彼女はパリ・コレという目標を口に出し続けます。そして、諦めずに戦っていた彼女は、遂に自分の運命を変えるデザイナー志望の少年と出会ったわけです。

その当人である都村育人もまた、目指したい夢はあっても、生まれ持ったモノがそれを許してくれない事情を抱えていました。ファッションデザイナーになるためには、当然そっち系の学校で学ぶ必要があります。でも、貧しい家庭であり、家族思いでもある育人は、妹達の将来を考えて自分は就職の道を選び、夢を諦めかけていました。
でも、千雪が育人に出会って運命が動き出したように、育人もまた千雪との出会いによって、夢への扉が開くことになります。

とは言え、立ち塞がる壁はとんでもなく高く、そして分厚い。2人が戦っているのはプロのシビアな現場ですので、様々な困難が降りかかり、才能と努力だけではどうにもならないこともあります。
それでも、夢とか野望とか、逆境に屈しない強い想いによって、運すらも自ら引き寄せ、夢に向かって猛進していきます。

既に戦友でもある千雪と育人は、意図せず支え合う関係にもなっていて、怖気づきそうなところでも、別の場所で無茶な戦いをしている相手の存在を背中に感じると、前に進まずにはいられなくなってます。その姿が、関係が、とにかく眩しく、応援せずにはいられなくなりますね。

ファッション業界は意外と体育会系

モデルにしろデザイナーにしろ、ファッション業界というのは、外から見てる分には華やかなイメージを抱く人が多いと思います。でも、実は意外と体育会系でとっても過酷・・・

それは漫画の中だけの話ではなく、調べてみるとそんな話はゴロゴロ出てきます。この作品を読んでると、その一端をのぞくこともできるため、華やかなショーの舞台裏での目まぐるしいやりとりを見た後だと、ランウェイを歩くモデルの見方も変わってきます。

千雪なんて育人の前で脱ぎます。躊躇なく下着もはずして。その瞬間はぎょっとしましたけど、そこにはまったくエロさはなく、「プロの現場では裸がモデルの衣装であることは常識」。恥ずかしさを全く見せないその姿は、完全なるプロ。というよりあれはもう戦士ですね。美しいだけではなく、雄雄しくもあり、カッコよくもあり、思わず目を奪われました。

それから、少年誌なのでファッション業界に疎い読者は多いと思いますけど、それを面白く、分かりやすく読ませているのは単純にすごい。
例えば、ファッションショーに出演してるモデルさんが高身長ばかりなことや、近年のトップモデルはランウェイで笑わないことなど、結構不思議に思うことは多々ありますよね。それは、あくまで服を見せるショーであるから、モデルの顔に視線を集めてはいけないから、モデルは服を引き立てるための存在だから、服を良く見せるためには相応のスタイルが必要だから。

また、「意外と皆が知らないファッション用語」という解説もエピソードの合間に挟まれていますので、豆知識を得る楽しみもあります。

最後に

ということで、トップモデルを目指す少女とトップデザイナーを目指す少年の、挑戦と成長を描いた青春ストーリー『ランウェイで笑って』の紹介でした。

下から這い上がっていくサクセスストーリーはシビれますね。珍しいテーマを扱い、読者に知らない世界を知る楽しみを味合わせながら、テンポ良い王道展開で胸を熱くさせているのも良かったです。

ファッションをテーマに持ってくるだけあって、作者先生の絵が非常に綺麗。キャラクターは可愛く、服を纏ったモデルたちは美しく、見せ場での絵による演出は特に素晴らしいと思います。

ストーリーは面白い、テーマも興味深い、絵は綺麗、演出も見事。でも、やっぱり何よりも千雪が可愛すぎます。中身は男らしいんだけど、時折見せる乙女の表情がたまらないギャップになっていて、思わずクラっとしてしまう可愛さ。3巻までの時点では、育人にスポットを当てた物語になっているので、千雪サイドの物語を強く希望します。

個人的な願望言わせてもらいますと、あまりにもトントン拍子で上手く事が運ぶ展開にはなって欲しくないですね。最近の作品はストレスになるシリアス要素を削ぐ傾向にありますけど、やっぱりドラマ性を重視した成長ストーリーでもあるなら、挫折や波乱もあった方が盛り上がりますから。

幅広い読者層に楽しんでもらえる作品ですけど、中でも夢を追いかけてる人、諦めた夢がある人、挫折しそうになってる人には特に胸に来る作品だと思いますので、よければ読んでみてください。自信を持って強くおすすめさせていただきます。



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2018年02月04日

【紹介した作品の新刊発売情報】あつまれ!ふしぎ研究部 第3巻 他12作品

2018年2月5日〜2月11日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



Infini-T Force 未来の描線 第5巻 2017年2月5日発売

Infini-T Force 未来の描線の過去記事



恋は雨上がりのように 眉月じゅんイラスト集&アニメメイキングブック  2017年2月8日発売

恋は雨上がりのようにの過去記事



BEASTARS 第7巻 2017年2月8日発売

BEASTARSの過去記事



あつまれ!ふしぎ研究部 第3巻 2017年2月8日発売

あつまれ!ふしぎ研究部の過去記事



魔入りました!入間くん 第4巻 2017年2月5日発売

魔入りました!入間くんの過去記事



はたらく細菌 第1巻 2017年2月9日発売

はたらく細胞の過去記事



味噌汁でカンパイ! 第5巻 2017年2月9日発売

味噌汁でカンパイ!の過去記事




>>1/1スケール「コード」レプリカ付き 限定版

人形の国 第2巻 2017年2月9日発売

人形の国の過去記事



ブルーサーマル 第5巻(完) 2017年2月9日発売

ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-の過去記事



わたしのカイロス 第3巻(完) 2017年2月9日発売

わたしのカイロスの過去記事



熊西美術部らふすけ先輩 第2巻 2017年2月9日発売

熊西美術部らふすけ先輩の過去記事



試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。


マグネット島通信 第01巻
著者:伊藤正臣
掲載:月刊ジヘン
2018年2月9日発売


タイ語の翻訳家をしている男性・本山田(もとやまだ)は、都会を離れ、のどかな離島「磁辺島(じへんとう)」へ移住することになった。
叔父さんから借りた空き家に到着すると、家の中を掃除してくれていた女子高生・茅吹初姫(かやぶき うぶき)と出会う。都会暮らしに憧れてるらしく、東京の話をしたり、島の案内をしてもらったことで、人懐っこい彼女ともすぐに打ち解けていった。
豊かな自然が広がり、時間もゆっくり流れるこの島で、憧れていたスローライフを送っていくことに胸を躍らせていた本山田だったのだが、島には上空から落ちてくる謎の金属片があちこちに落ちていることに気づく。さらに、この不思議な島で他にも色々な謎を見つけて――。

のんびりゆったりした時間の中で、島に隠された秘密を解き明かす、すこし不思議なアイランドストーリー
作者は『人魚姫の水族館』や『片隅乙女ワンスモア』などを作品に持つ漫画家・伊藤 正臣(いとう まさおみ)先生。

「島漫画」特有のまったりした癒しの空気感に浸かれる雰囲気でありながら、SF(すこし不思議)な非日常感ある謎も散りばめられているため、何かをきっかけに話が一気に広がりを見せそうなワクワク感もある作品ですね。

作品の舞台となるのは、自然豊かな離島「磁辺島(じへんとう)」
モチーフになっているのは、愛知県知多郡南知多町に属す、三河湾に浮かぶ小さな離島「日間賀島(ひまかじま)」とのこと。海の幸など食べ物がおいしい島だそうで、離島と言ってもフェリーで10分とアクセスも良く、遊びに行ってみるのも良いかもしれませんね。

主人公はタイ語翻訳家の男性・本山田(もとやまだ)。翻訳の仕事が減って困っていたとき、本土でリハビリ中の叔父から空き家を借りられることになり、都会から「磁辺島(じへんとう)」へ移住してきました。叔父がこの島で小学校の先生をしているので、その甥っ子とあって島民からは結構すんなり受け入れられています。

もう一人のメインの子が、女子高生の茅吹初姫(かやぶき うぶき)。明るくて人懐っこい性格。東京への憧れが強く、オシャレでキラキラした理想の自分になることを夢見る美少女です。

全体的にはのんびりゆるやかな雰囲気です。自然溢れる心地よい空気の中での島暮らしの様子や、本山田と初姫を中心とした交流が描かれています。

一方で、上空から形が異なる不思議な金属片が降ってくるなど、この島では奇怪な現象も起こっていまして、ただのほのぼの系島漫画でないことも伺えます。
そんな島の秘密を解き明かしていくというのも、この作品における見所のひとつであることは間違いないでしょう。作品の持つ癒しの空気感はそのままに、じわりじわりと謎が紐解かれていく様は面白いです。これは先が気になりますし、なんかドキドキしてきます。

絵のクセが強いので最初はちょっと違和感ありましたけど、読み進めていく内にどんどん引き込まれていきました。ストーリーも、キャラクターも、謎解きも、急がずのんびりペースで動いていくところも良かったです。なんかまったりしてる内に、いつの間にか何かが始まってそうな気さえします。

じわじわクセになる面白さなので、このペースと雰囲気を崩さすに頑張って欲しいですね。期待してます。

試し読みはくらげバンチさんの公式サイトに掲載されています。(こちら



赤ずきんの狼弟子 第01巻
著者:茂木 清香
掲載:別冊少年マガジン
2018年2月9日発売


ここは、「獣人」「人間」「狩人」の異なる三種の“人”が生きる世界。「赤ずきん」の異名で呼ばれる冷酷な狩人の青年・ウルは、その圧倒的な強さと冷酷非情な振る舞いから、獲物である害を成す獣人からだけではなく、人間からも恐れられていた。
ある日、住処に迷い込んできた人狼の幼い少女・マニと出会う。同じ人ではあっても言葉を交わすことができず、何を言ってるのかも全く聞き取れないのだが、仕方なく彼女の面倒を見てたウルは、彼女を自分の弟子にすることを決め・・・。
これが、決して交わらぬはずの「獣人」と「狩人」、師弟関係にある2人の絆の物語。――そして、訪れる別れの物語。

最強狩人と人狼少女が織り成す、種族と言葉を超えて絆を紡ぐ異人種ファンタジー
作者はアニメ化もされた『pupa』や『鬼喰い少女と月梟』で知られる漫画家・茂木 清香 (もぎ さやか)先生。

童話「赤ずきん」をもとにしたオリジナルファンタジーですね。一話に物語のラストを思わせるネタバレをしてくるスタイルの作品でもあります。

まず世界観が面白い。この世界には「獣人」 「人間」 「狩人」の三種族が生きています。それぞれ種族ごとに異なる特徴と生き方をしていますが、皆等しく「人」です。
「人間」は言うまでもなく私達と同じ存在。「獣人」は人間を襲うのが普通なのかな?そして、「狩人」は見た目こそ人間と変わりませんけど、圧倒的な戦闘力を持ち、指名手配の獣人を狩ることを生業としている・・・というより狩りこそが狩人という種族の性。

主人公は「赤ずきん」の異名を持つ狩人の青年・ウル。冷酷で無愛想な男。獣人だけではなく、守っている人間からも恐れられる最強の狩人です。

そんなウルが住処の森で出会ったのが、人狼の幼女・マニ。獣人にしてはかなり鈍くさい子。でも、めちゃくちゃ可愛い。ひとりぼっちらしく、一人前になったらママが迎えに来てくれると信じていますが・・・。

ウルは獣人を狩ることに容赦がなく、人間にも冷たい男なのですが、彼は何やら人狼と縁がある様子。マニに対してはちょっと優しく、風呂に入れたり、ご飯を食べさせたりと、なんだかすごい面倒見が良い。さらには、獣人であるマニと、狩人であるウルが、何故か師弟関係に

ただ、2人は言葉で会話することができないんですね。獣人に狩人の声は届きますが、狩人には獣人の声は聞こえない設定。情に流されない、惑わされないための本能らしく、マニはウルの言ってることを理解してるんだけど、ウルはマニが何を言ってるのかはよく分かっていません。

そんな本来交わることのなかった2人が、種族と言葉を超えて絆を紡いでいく物語。ただ、一話のラストからして、何とも切ないラストを予感させられます。
現時点ではまだストーリーもバトルも評価し辛いですけど、面白くなりそうな設定ではありますし、何よりマニが可愛い。ウルのあとをちょこちょこ追いかけていたのが可愛すぎました。これからどんな物語を紡いでいくのか、とても楽しみです。

試し読みはマガメガさんの公式サイトに掲載されています。(こちら

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2018年02月02日

漫画『君は春に目を醒ます』1巻の感想とあらすじ 憧れのお兄さんと同級生になった少女が織り成すドキドキな恋模様

『君は春に目を醒ます』1巻の感想。



君は春に目を醒ます
著者:縞あさと
掲載:月刊LaLa
1巻発売日:2017年11月2日

あらすじ・概要

あなたが目覚めるのをずっと待ってる――。

小学4年生の女の子・岩永 絃(いわなが いと)は、同級生の男の子・沖 弥太郎(おき やたろう)から頻繁にちょっかいをかけられ、いつも泣かされてばかり。そんな絃は、家が近所で仲が良く、いつも自分のことを優しく守ってくれる、7歳年上の男子高校生・日下 千遥(くさか ちはる)にほのかな想いを抱いていた。
千遥がいてくれたらどんなことも怖くないと思っていた絃。しかし、千遥が現代医学では治療不可能な珍しい病にかかってしまったことから、最近実用化された「人口冬眠(コールドスリープ)」をすることに・・・。
それから7年もの年月が流れ、やっと完成した特効薬によって病気は完治し、人工冬眠も解かれ、千遥は長い眠りから目を覚ます。かつて憧れのお兄ちゃんだった千遥と、同じ学年になった絃は、彼と一緒に同級生としてドキドキな生活を始めるのだった。


コールドスリープから7年ぶりに目覚めた男子高校生と、かつて彼を兄のように慕い、憧れも抱いていた7歳年下の女子高生が、同級生としてドキドキ胸高鳴る学校生活を送っていく物語。
「憧れの兄」から「同級生」になった少女たちの恋模様を描いたトライアングルラブ。帯での謳い文句は「好きな人の年齢が年上→同い年!?年の差、同級生、どっちの恋もあなたとする。」。月刊少女漫画雑誌「月刊LaLa」の2017年7月号にて連載開始。
作者は『魔女くんと私』を過去作に持つ漫画家・縞あさと(しま あさと)先生。

紹介・感想

最近は、少年・青年向けの漫画誌でも「女性漫画家」が増えてるからなのか、それらの雑誌でもちょっと少女漫画チックな作品が多くなってきましたね。
逆に少女漫画誌では、別に男性漫画家が増えてるわけではないと思いますけど、性別問わず楽しめるコメディ色強い作品が多くなってる気がします。ここ数年、少女漫画のカオスっぷりは少年漫画にも負けてないですから。
それはそれで男でも手に取り易くなって良いのですけど、男だって恋愛濃度が高い純少女漫画を読みたくなるときもあります。こういうこと言うと女性に引かれそうだなと以前は思ってましたけど、むしろ女性よりも同性に引かれることの方が多いように思えます。まあ、大抵の人は特に気にしないと言ってくれるのでいいんですけどね。それに、私の周りだと意外と共感してくれる人が多かったりもして、それはちょっと嬉しくもありました。

といったところで本日は、久々に自分の中でスマッシュヒットした『君は春に目を醒ます』という少女漫画を紹介させていただきます。

内容は、近所に住む7歳年上の憧れのお兄さんが治療のためにコールドスリープすることになり、それから7年後に完治したことで眠りから目覚めます。彼とヒロインの少女は同級生となったことで、戸惑いとドッキドキな学校生活を送っていくというお話。

ざっくり説明するとそんな感じの内容です。7歳もの「年の差恋愛モノ」でありながら、「同級生モノ」でもある高校生の恋愛模様を描いた少女漫画。「コールドスリープ(人口冬眠)」というSF要素を含んではいますけど、結構自然な形で現代日本の世界観に溶け込ませていたと思います。
これは設定勝ちみたいなところがありますね。年上のお兄さんへの淡い初恋から、同級生での恋愛へと軌道変更するという斬新な展開。これだけでも十分興味を引かれます。

ヒロインは表紙にもなってる女子高生の岩永 絃(いわなが いと)。子供の頃は嫌なことも嫌とは言えない気弱な女の子だったので、同級生の男子に泣かされてばかりいました。
そして、そんな泣き虫の絃をいつも優しく守っていてくれたのが、近所に住む7歳年上の男子高校生・日下 千遥(くさか ちはる)。親の帰りが遅いときにはよく面倒を見てくれて、実の兄妹のように仲がよく、 絃にとっては憧れのお兄さん。

千遥くんがいてくれたらどんなことも怖くない、きっとこれからも・・・・そう思っていた絃でしたが、千遥はこのままだと余命一年くらいの難病を患ってしまいます。
でも幸いなことに、この作品世界では「人口冬眠(コールドスリープ)」が実用化され始めていたので、千遥は特効薬が完成するまでコールドスリープすることに

そして、特効薬は2、3年後には完成するはずでしたが、予定は大幅にズレ、結局7年もの時が過ぎてようやく完成し、千遥も長い眠りから目覚めました。実際の年齢は24歳でも、肉体と精神は眠りについたときのまま。奇しくもそれは、絃が千遥の年齢に追いついた年でもあり、憧れのお兄さんと同級生になって新たな生活を始めることになります。

絃は千遥が目覚めたときにがっかりさせまいと努力したことで、今では言うべきことをしっかり言える強い女の子に成長しています。
ただ、あれから7年過ぎていようとも、千遥にとってはつい数日前の感覚ですので、同い年の絃への接し方は昔のまま。彼の中では今も放っておけない大切な“妹”みたいな存在であるため、彼女の手を引いて歩いたり、抱きしめたり、頭をナデナデしたりと、完全に子供扱い。
でも、絃は年頃の女の子です。昔は気にならなかった彼の振る舞いは、成長した今の絃にはドキドキさせられてしまうことばかり。

物語はそんな2人だけではなく、もう一人の男子高校も交えて進んでいきます。それは、かつて絃にちょっかい出して泣かしていたいじめっ子の弥太郎。絃への片思いを続けていたところ、最強のライバルが帰ってきたので、かなり気が気でない様子。現状は2人から一歩下がってる感じですが、間違いなくこのまま大人しくはしてないでしょうね。

絃は千遥の年齢に追いつきました。でも、千遥はまだ7年前のあの頃のまま。千遥が絃の7年間に追いついたとき、果たして2人の関係はどうなるのか・・・。それまでにはもう少し時間が必要そうです。

最後ににだらだらと

といったところで、方や憧れのお兄さん、方や心配な妹的存在だった相手と、同級生になった高校生の恋愛を描いた漫画『君は春に目を醒ます』1巻の紹介でした。

正直言うと、読む前はコールドスリープの設定に不安を感じていましたし、今後その設定が活かされる機会はなさそうですけど、7歳も年の差がありながら同級生モノという流れにもっていくには、とても上手い装置の使い方をしてたなと思います。

ヒロインが応援したくなる良いキャラでしたね。憧れのお兄さんと同じ年になれた喜びはありながらも、自分の気持ちだけではなく、周りの変化に戸惑う彼の心に寄り添う姿が良かったです。なにより、眠り続けていた千遥を一途に想い続け、彼を心配させまいと強い女の子になる努力をしていたところがグっと来ました。

ただね、当て馬っぽいけど不器用な弥太郎にも報われて欲しいと思ってしまうところがあるので、誰をどう応援していいのかに悩まされます。

千遥の心が追いついたとき、果たして2人は兄妹のような関係から脱却するのか、はたまた7年間絃の変化を見守り続けてきた弥太郎が待ったをかけるのか、今後の展開が非常に気になります。

ちなみに表紙でヒロインの周りを舞っている花は「ビオラ」。少女の片思いを応援してくれる花であり、「私のことを思ってください」「乙女の恋」など、乙女チックで素敵な花言葉を持つのが特徴です。


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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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