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2017年12月31日

【紹介した作品の新刊発売情報】甘々と稲妻 第10巻 他5作品

2018年1月1日〜1月7日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



火ノ丸相撲 第18巻 2017年1月4日発売

火ノ丸相撲の過去記事



約束のネバーランド 第7巻 2017年1月4日発売

約束のネバーランドの過去記事



鮫島、最後の十五日 第16巻 2017年1月5日発売

バチバチの過去記事




>>特装版

甘々と稲妻 第10巻 2017年1月5日発売

甘々と稲妻の過去記事



試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。


スライムライフ 第01巻
著者:メガサワラ
掲載:少年ジャンプ+
2018年1月4日発売


魔法用品店を開いた黒魔道士のダルル。オープンにあたって従業員を雇うため、魔物派遣会社に依頼したところ、紹介されてやってきたのはやる気意外何の特技もない「スライム」。
最初はすぐに突っ返す気でいたダルルだったが、かわいさとぷにぷに感触に当てられてあっさり陥落。他の魔道士仲間にバカにされると思いながらも、目先の誘惑には逆らうことはできず、遂にスライムを採用することを決めた。プライドが邪魔して素直になれないダルルは、何かと企てを巡らせては、ぷにれる理由を模索するようになる。
こうして、ツンデレ黒魔道士とぷにぷにスライムの、可愛さ最上級のゆるい日常が始まったのだった。

黒魔道士とスライムが織り成すゆるぷにスローライフ物語。
作者は初年ジャンプルーキー出身の漫画家・メガサワラ先生。

RPGでは最弱モンスターとしてお馴染みのスライム。ただ、そんな不名誉な肩書きに反して、モンスターの中では特に人気が高く、グッズ化はもちろん、スライムを主役に据えた作品も多く存在します。

本作は、そんなスライムと黒魔道士のゆるい日常を描いた“癒し系ファンタジーコメディ”です。

主人公は黒魔道士の少女・ダルル。魔法用品店をオープンするにあたり、従業員を雇うため、その名の通りモンスターを紹介してくれる魔物派遣会社に依頼。
お金はないけどプライドはめっぽう高い彼女は、とりあえずゴブリンかインプを雇い、頃合を見てそこそこのモンンスターにシフトチェンジしようと考えていましたが、紹介されたのは・・・

Lv.2・特技なし・魔法力皆無、だけどやる気なら負けない「スライム」。

もちろんダルルはクレームを入れ、すぐにでもつき返そうとしていましたが、やって来たスライムの愛らしい姿に心を鷲づかみにされます。さらに、ぷにぷに感触の魔力に抗う術はなく、多少の葛藤はあったものの結局は“採用”。

それからはもうぷにぷにしたくて仕方ないダルル。でも、プライドの塊である彼女が素直に「触らせて」と頼めるわけもなく、ああだこうだといちいち理由を作り、なんとかぷにろうと目論むようになります。

うん、可愛い。それだけで十分じゃないかな?
あのスライムの可愛さはダルルでなくてもイチコロでしょうね。モンスターらしいことはフォルムが変形するぐらいで、やれることと言ったら店の掃除や物を運んだりする程度なんですけど、思わず採用してしまうのも頷けます。素直な性格をした頑張り屋さんでもあるので、せっせと働く姿を見てると愛おしさが半端なく溢れてきてしょうがないです。ちなみに、スライム君はグミが大好物のようです。

スライム君だけではなく、彼のマスターであるダルルもたまらなく可愛い。あの素直になれないツンデレ感はグッド。悪戯レベルの企てをするなどして、ぷにる機会を常に伺っています。
叱るふりしてぷにぷに、健康診断と称してぷにぷに、心配しながらぷにぷに、とりあえずぷにぷに、そんな感じのスライムに夢中な可愛い黒魔道士娘です。

「プニ」がもっと欲しい。私もプニりたい。そう思わずにはいられない癒し溢れる作品でした。ちょっと時間が空いた時に読める調度良いページ数なのも良いところですね。
これはハマってしまうかも。いまから1巻がとても楽しみです。

試し読み少年ジャンプ+さんの公式サイトに掲載されています。(こちら



ひさかたのおと 第01巻
著者:石井 明日香
掲載:good!アフタヌーン
2018年1月5日発売


小笠原周辺にある小さな島「青島」へ赴任することになった社会科講師の男性・柚木巽(ゆずき たつみ)。実は4歳まで青島で暮らしていた巽にとっては、それ以来となる久方ぶりの帰郷ともなった。
予測不能な島の子に圧倒され、島民特有の距離感に戸惑い、体育教師になっていた幼馴染の一ノ瀬遥(いちのせ はるか)とも再会するなどして、到着したのは4歳までの住まいだった昔のお家。
かつてのことを懐かしんでいた巽だったが、記憶にない立派な大木が庭に生えていることに気づき、そこには片翼しかないサギが枝にとまっていた。さらに、巽は理解に苦しむ不思議な現象をまのあたりにし・・・。

自然がもたらす、日常に紛れひそんだ瞬間のファンタジー。
作者は「月刊アフタヌーン」主催の漫画新人賞『四季賞 2015年冬のコンテスト』において、四季賞を受賞した漫画家・石井明日香(いしい あすか)先生。

主人公はカタブツな男性教師の柚木巽(ゆずき たつみ)。作品の舞台となる、4歳まで住んでいた小笠原周辺の小さな島「青島」へ赴任することになりました。
この世の全ての事象に説明できないものは無いという考えの持ち主で、不思議なことに直面しても、ああだこうだと理屈を並べて自分を納得させています。理にかなわないことに出会っと、小さいとき母からもらった「イクリ」という石の御守りを握る癖があります。そうすると頭の整理が出来るらしいです。

このイクリは結構重要なアイテムになりそう。子供の頃から母に言われて常に首から下げていたようで、「いつか大きくなったら返しに行こうね、あの島へ。ひさかたのおとの生まれるところへ」と言われ、巽はその言葉がずっと気になっていました。

「ひさかた」というのは久方という意味ではなく、「天空、雨、空、月、雲などを意味する古語」。つまりタイトルはそれらの音ということです。それが何なのかはよく分かりませんけど。

島に帰ってくると、港で体育教師になっていた幼馴染の女性・一ノ瀬遥(いちのせ はるか)と再会。4歳のとき以来にも関わらず、一目見ただけで自分のことに気づいた遥に驚いてると、さも当たり前の事のように「なんで?わかるよ?島で生まれた子なんだから」と言われます。

そして、これからの住居となる昔住んでいた家に到着したわけですが、ちょくちょく巽の周囲で不思議な出来事が起こることに・・・。

ん〜、たぶんこれ読んでもどんな内容か意味不明ですよね。自分の拙い感性と語彙力が憎い・・・。1話だけだと正直何と言っていいのか分からないのですけど、不思議な透明感のある作品です。現代日本のとある島を舞台とし、リアル世界ににちょっぴりファンタジーを織り交ぜた内容。

心情が透けて見える絵が素晴らしく、繊細で綺麗ですし、描き込みのバランスも良い。あまりごちゃごちゃしてないところがこの作品に合ってるなと思います。でも、必要なところではしっかり丁寧な絵に仕上げているところもグッド。

海や空や風など、自然が芯にある作品なんだと思います。自然が起こす現象をファタジーチックに見せてるだけではなく、舞台となる島には実際何かありそうな様子。
不思議な感覚に浸ることができ、個人的には好みの雰囲気でもあったので、とても気になってる作品です。

試し読みはアフタヌーンさんの公式サイトに掲載されています。(こちら

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2017年12月26日

漫画『イサック』1巻の感想とあらすじ 傭兵となって三十年戦争に参加した日本人スナイパーの活躍を描いた戦場活劇

『イサック』1巻の感想。


イサック
原作:真刈信二 /漫画:DOUBLE-S
掲載:月刊アフタヌーン
1巻発売日:2017年7月21日


あらすじ・概要

西暦1620年、ドイツ南西部にて。このころヨーロッパは厳しい寒冷化に見舞われ、そのうえ後に三十年戦争と呼ばれる長き戦いの最中にあり、人々は厳しい災禍に見舞われていた。
プロテスタント側であるプファルツ選帝侯領に、今まさにスペイン軍九千の脅威が迫ろうとしていたこの時、オランダから一人の男が援軍としてやってきた。その傭兵とは、「イサック」と名乗る日本人の男。
大阪夏の陣が終結した後、多くの日本人は様々な理由から海を渡ることになる。彼もその一人であり、殺された鍛冶の師である親方の仇討ちをするため、奪われたモノを取り返すため、日本の平戸からはるばる海を渡ってこの地までやってきた。元々100人いた傭兵はスペイン軍の規模を聞いてみな逃げ出したが、イサックは親方への恩を、オランダへの「恩」を胸に刻み、たった一人の援軍として戦場へ赴く。
この時、この場所から、一人の日本人が過酷な使命を果たすための、神聖ローマ帝国を舞台にした孤独な戦いを開始する――。

親方の仇を討つため欧州へ渡ったひとりの日本人男性が、後に三十年戦争と呼ばれる過酷な戦いに傭兵として身を投じ、火縄銃と日本刀を用いてを戦場を圧倒していく物語。
スペクタクル戦場活劇。帯での謳い文句は「日本の火縄銃が、神聖ローマ帝国の戦場を圧倒する!」。月刊漫画雑誌「月刊アフタヌーン」の2017年3月号にて連載開始。
原作は代表作に『勇午』を持つ漫画原作者の真刈 信二(まがり しんじ)先生。漫画担当は『死がふたりを分かつまで』で知られる漫画家・DOUBLE-S先生。

紹介・感想

歴史スペクタクルといえば、壮大かつ迫力ある戦闘シーンや、ドラマチックな人間模様が醍醐味。あと、その時代の人物や事件を知るきっかけにもなります。
観ると魂を激しく奮わされることから、『グラディエーター』や『トロイ』、『ジャンヌ・ダルク』などの名作と呼ばれる映画も数多く存在してますね。
中でも、私は『ブレイブハート』というメル・ギブソン主演の“ウィリアム・ウォレス”をモデルにした映画が大好きでして、もし自分の中で映画ランキングを作るとしたら、間違いなくトップ3には入ってくる傑作。特にあのラストの感動は何度観ても全く色褪せません。面白いので是非観て欲しいです。

まあ、映画のことはこの辺にしておいて、本日はそんな歴史スペクタクル系の漫画『イサック』を紹介させていただきます。

まずは大まかな内容の説明を。舞台となるのは、神聖ローマ帝国の「三十年戦争」真っ只中にあった、1620年のドイツ南西部(日本だと大阪夏の陣が終結してから5年後くらい)。
殺された恩人の仇討ちをするため、はるばる日本からこの地へ渡ってきた男性が、傭兵となって三十年戦争に参加し、日本人としての心と武を持って戦場を圧倒していくお話。

戦乱歴史活劇です。大阪夏の陣の後さまざまな理由から日本人が海を渡ったという史実エピソードを背景に、神聖ローマ帝国の「三十年戦争」を題材とし、傭兵となった一人の日本人の活躍を描いている作品。

「三十年戦争」を簡単に説明させていただきますと、「神聖ローマ帝国で起こったカトリック側とプロテスタント側の衝突を端に発し、それが次第に覇権闘争の側面が色濃くなっていき、遂にヨーロッパ中を巻き込んでしまった大規模な国際紛争」。

主人公は日本人の傭兵・イサック。後ろで一括りにした長髪と、ナイフで切ったような切れ長の眼が特徴の男性。日本式の鎧を身に纏い、腰には刀を差していますが、主に扱う得物は長い銃身の火縄銃。イサックは正確無比な遠距離射撃を得意とする「銃士」です。

イサックがヨーロッパへ渡った理由は仇討ち。彼が扱う銃を製作した親方でもある恩人を、ある男に殺され、その仇討ちと奪われた何かを取り返すためにオランダへやって来ました。
そして、親方への「恩」と、戦場へ連れてきたくれたオランダへの「恩」に報いるため、たった一人の援軍として赴いたのは、スペインの大軍が押し寄せようとしていたプロテスタント側のプファルツ選帝侯領・フックスブルク城。
その道すがら暴漢に襲われていた少女・ゼッタを助けていますけど、この子がヒロイン的な存在になるのかな?

フリードリヒ五世の弟・ハインリッヒが守るフックスブルク城は小さな城なのですが、ここを落とされてしまうとドイツのプロテスタントが孤立してしまうため、まさに最後の砦とも言える重要拠点。
そして、その城を落とそうと9000のスペイン軍を率いてやってきたのは、城攻めの名人であるかの有名なスピノラ将軍。さらに後方には、ハプスブルク家のアルフォンソ王子が率いる万を超える大軍勢まで待ち構えているという絶望感。

そんな状況を、恩と仇討ちのために戦う寡黙なスナイパーであるイサックが、当時ではありえない長距離からの狙撃によって、戦況を一変させていくという痛快さが見どころ。
既に陥落寸前なフックスブルク城に対して、万を超える軍勢で攻め寄せようとしている圧倒的有利なスペイン軍。イサックはこの事態にどう立ち向かっていくのか。

最後にいろいろ

ということで、日本からヨーロッパへ渡り、三十年戦争に参加した日本人スナイパーの活躍を描いた漫画『イサック』1巻の紹介でした。
面白い、そしてカッコイイ。たった一人の援軍が、たった一発の銃弾によって、絶体絶命の窮地を救う。こんなの熱くなるなと言うのが無理な話。故郷から遠く離れた地に来ようとも、どのような状況に晒されようとも、日本で培った精神を貫き、恩と仇のため、火縄銃と日本刀を持って敵に立ち向かう主人公。シビレますね。
絵は『死がふたりを分かつまで』でも作画を担当されていた方だったので、そこに関しては特に心配はありませんでしたけど、改めて素晴らしい画力だなと感嘆です。人物、背景、戦闘シーンはもちろんのこと、描くのが面倒くさそうなシーンでも手抜きがなく、一貫して丁寧な作画だったので好感も持てましたね。
おおまかな流れは史実に沿う形になるのでしょうけど、そこでイサックという日本人をどう関わらせていくのか、どのような活躍を見せていくのかはとても楽しみ。イサックのこれまでの背景や、仇であるロレンツォという男のこと、あと奪われた物とは何なのかも気になるところです。何となく予想はできますけど。
骨太なストーリー、魅力あるキャラクター、文句なしに上手い絵、全体的にとても完成度の高い作品だと思います。今後の展開にも期待が持てそうです。

DOUBLEーS 講談社 2017-07-21
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2017年12月24日

【紹介した作品の新刊発売情報】響〜小説家になる方法〜 第8巻 他7作品

2017年12月25日〜12月31日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



ACCA13区監察課 P.S. 第2巻(完)  2017年12月25日発売


ACCA13区監察課 外伝 ポーラとミシェル 2017年12月25日発売

ACCA13区監察課の過去記事



じけんじゃけん! 第3巻 2017年12月26日発売

じけんじゃけん!の過去記事



私は君を泣かせたい 第2巻 2017年12月26日発売

私は君を泣かせたいの過去記事



響〜小説家になる方法〜 第8巻 2017年12月27日発売

響〜小説家になる方法〜の過去記事



血の轍 第2巻 2017年12月27日発売

血の轍の過去記事



ライジングサン 第14巻 2017年12月28日発売

ライジングサンの過去記事



試し読みをして気になった作品もひとつ紹介します。


正直不動産 第01巻
著者:大谷 アキラ
掲載:ビッグコミック
2017年12月27日発売


登坂不動産に務める35歳の男性・永瀬財地(ながせ ざいち)は、社内でも一目置かれているエース営業マン。ビジネスを成功させるためなら嘘も厭わず、言葉巧みに顧客を契約へ誘導し、その手腕によって営業成績ナンバーワンを独走していた。
ある日、地鎮祭を執り行おうとしたところ、その土地にあった石碑が撤去されずに残されていたことが当日になって発覚。もう時間があまり無いことから、永瀬は自らの手でその石碑を壊してしまう。
すると、その出来事がきっかけとなり、彼の身にある変化が現れる。いつも通り、悩める顧客を口八丁で丸め込もうとしたところ、なぜか裏表のない本音をぶっちゃけてしまうことに・・・。嘘で塗り固めたような男だった永瀬は、なんと嘘が全くつけない特異体質になってしまった。

不動産業界の闇を本音でぶっちゃける痛快皮肉喜劇(サティリカル・コメディ)
原案は『クロサキ』の原案者である漫画原作者の夏原 武 (なつはら たけし)先生。
脚本は『ちいさいひと 青葉児童相談所物語』のシナリオライター・水野 光博(みずの みつひろ)先生。
作画は『ツール!』で知られる漫画家・大谷 アキラ(おおたに あきら)先生。

一般人からすると分からないことが多い「不動産業界」をテーマとし、その中に巣食う知られざる闇をぶっちゃけてる作品ですね。
世間のイメージ的にはちょっと・・・いやかなりかな?悪いイメージを持たれてると思いますが、実際のところ何がどう悪いのかと聞かれると、私のような知識が薄く、漠然としたイメージしか持ってない素人にはなかなか難しい世界。

そんな不動産業界の裏側や、ヤミを晒してくれるのが本作。試し読み1話読んだだけでもヤミの根深さを垣間見ることができました。

主人公は不動産会社「登坂不動産」で働く35歳の男性・永瀬財地(ながせ ざいち)。社内での営業成績はダントツNo.1の契約件数をほこり、わが社のエースと呼ばれる超やり手の営業マン。自宅は高級マンションの高層階。
それはほぼ嘘で塗り固められた契約による成功であるも、彼の言葉巧みな営業トークの前では、薄い知識しか持たない素人はまるめこまれ、サインへと誘導されてしまいます。

そんな成功者の道を突き進んでいた永瀬でしたが、とある土地の撤去されずに残されていた石碑を、自らの手で破壊したことによってとんでもない災厄にみまわれる事態に。

永瀬は嘘が全くつけない特異体質になってしまいました。

本人は普段通りに口八丁で顧客を手玉に取ろうとしても、口から飛び出してくるのは嘘偽りない本音、そして真実・・・。頭ではダメだと思っていても、口を開けば本音がダダ洩れ。
契約目前の顧客に対し、「こんなクソみたいなオーナーの物件には、金をもらったって、住まないけどな」とぶっちゃけてます。そして「な、何言ってんだ俺は!!」と自分の言動に焦る永瀬です。

これは設定もテーマも興味深く、ストーリーも面白そう。不動産屋が嘘つけなくなったらどうなるのか、この窮地を永瀬がどう乗り越えるのか、とても楽しみです。ヒューマンドラマに持っていくこともできるでしょうが、これは痛快喜劇とのことなので、ほっこりよりもコメディ要素が強くなりそう。
さらに、知らないと損をさせられるだけの不動産についての知識も得られるでしょうから、すごくタメにもなる作品になること間違いナシですね。あと、嫌な経験したことある人なら、スカっと爽快な気分にしてもらえるかも?

ドラマ向きの作品でもあると感じたので、人気如何によってはその可能性もあるかと。そちらも併せて今後の活躍に期待したいですね。

試し読みはビッグコミックBROS.NETさんの公式サイトに掲載されています。(こちら

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2017年12月19日

漫画『杖ペチ魔法使い♀の冒険の書』1巻の感想とあらすじ 脳筋魔法使いと変人パーティが織り成す脱力系コメディ

『杖ペチ魔法使い♀の冒険の書』1巻の感想。



杖ペチ魔法使い♀の冒険の書
著者:あわ箱
掲載:週刊少年マガジン
1巻発売日:2017年10月17日

あらすじ

父は伝説の戦士、母は最強の武闘家、そんな超エリートな両親を持つ14歳の少女・マオが目指すのは、父にも母にも負けない世界一の魔法使いになること。しかし、可憐でかわいい魔法使いに憧れるマオのステータスは――[力:999][かしこさ:3][MP:0]――超脳筋だった。
両親の遺伝子を見事に受け継いでいながら、かわいくない筋肉系職業には絶対なりたくないマオ。共に冒険する素敵な勇者との出会いを夢見ていた彼女の前に現れたのは、オーラゼロ、ステータスは平均以下、スライムにさえやられてしまう史上最弱の勇者・イサム。
運命の出会いを果たした魔法が使えない魔法使いと、地味で平凡な最弱勇者。共に歩んで行くことを決めた2人は、冒険のため仲間を集め出すも、変人のパーティに集まってくるのはやっぱり変人ばかり。こうして、マジカルの欠片もないフィジカル最強のマオは、仲間になった勇者たちと一緒に、破壊と後悔まみれの冒険を始めた。

魔力の欠片もない物理系魔法使いの少女が、平凡で最弱な勇者をはじめとした変人パーティメンバーと共に、破壊だらけの冒険という名の珍道中を繰り広げる物語。
超脳筋系魔女っ娘コメディ。帯での謳い文句は「マオ14歳♀。かわいい魔法使いになりたいのに・・・。」。週刊漫画雑誌「週刊少年マガジン」の2017年24号にて連載開始。
作者は過去作に『浪漫三重奏』や『金田一少年の1泊2日小旅行』を持つ漫画家・あわ箱(あわばこ)先生。

紹介・感想

今年も残すところあと僅かになってきました。イベント事が多い年末ということもあって、みなさんお忙しい日々をお過ごしのことと思われます。私もちょっと疲れが溜まってきたかなと。
こういうときは何でもいいので気晴らしが必要です。私の場合はもちろん大好きな漫画やアニメ。ときどきペットショップにも行ってみたり。ちょっとしたリフレッシュにはホント助かってます。
疲れてるときといえば、定番の癒し系もいいですけど、気分転換ならクスっと笑えるコメディも最適だと思います。頭使わず読めますし、イイ感じに力が抜けますからね。

本日紹介させていただく漫画、『杖ペチ魔法使い♀の冒険の書』も気楽に読める内容ですので、忙しいとき、疲れてるときにこそうってつけの作品になってます。

内容は、魔力ゼロなのに可憐な魔法使いを目指す超脳筋娘が、村人Aみたいな勇者と、真面目な遊び人、変態僧侶女とパーティを組み、魔王討伐の旅に出発し、行く先々で破壊を繰り返すお話。
剣と魔法のRPG風世界観を舞台にした脱力系ファンタジーコメディ。タイトルは一応「杖ペチ」ってことになってますけど、どう見ても鉄拳粉砕とでも変えた方が正しいような気が・・・。

ヒロインは14歳の魔法使い(♀)・マオ。父は伝説の戦士、母は最強の武闘家という、超エリートたちから産まれたサラブレッド少女です。いずれは冒険に旅立って両親にも負けない世界一の魔法使いになりたいと考えています。そんな魔法使いマオのLv.1での初期ステータスはというと、、

HP:25
MP:0
『ちから:999』
まもり:28
かしこさ:3
・・・etc


まごうことなき脳筋。前衛職であった両親の遺伝子を見事なまでに受け継いだわけなのですが、偏り過ぎにもにもほどがある一点突出のステータスですね。両親もおバカなのでしょうか?
普通に考えたら戦士になるのが無難なところ。間違っても、魔法が使えない時点で魔法使いを目指そうとは考えません。ですが、脳筋でも心はかなりの乙女だったマオは、筋肉系への拒否感が強く、可憐でかわいい魔法使いに強い憧れを持ち、カッコイイ勇者との冒険の日々を夢見ています。

で、彼女は冒険のためパーティを組むことになるのですが・・・・まさに類は友を呼ぶかのごとく、仲間になるのはどいつもこいつもおかしな奴ばかり。
まず最初に出会ったのは、天に選ばれしレア職である「勇者」イサム(♂)。しかし、モブ並にオーラは無く、ステータスは全体的に平凡(かしこさだけ低い)で、ソロだとスライムにもやられてしまう頼りない勇者。ただ、人柄だけはとても良く、勇者っぽいカッコイイセリフもよく言います。

そんな勇者が連れてきた仲間は、なぜか戦闘ではあまり使えない「遊び人」のユウ(♂)。遊び人はパーティを盛り上げる役割にも関わらず、ユウはガラが悪く、笑顔は全く見せず、冗談が通じない真面目な性格。ただしとっても親切。
さらにそこへ加わったのは、一見まともそうな「僧侶」のセイラ(♀)。当然まともなわけもなく、簡単に言ってしまえば、「このすば」に出てくるくっころ女騎士と同類の性癖を持つ、ドMな変態女です。あと、いつもふざけてます。

もうなんと言っていいのか分からないダメパーティなのですが、一応魔王討伐を目的に冒険を開始しました。と言ってもモンスターとの迫力ある戦闘シーンなんてものは皆無です。なっても魔法使いが物理攻撃で瞬殺してしまいますから。
基本的にはマオをはじめとした変人キャラクターたちによる掛け合いがメインですね。マオが勇者と買い物に行ったらなぜか戦士装備が揃っていたり、勇者がスライム一匹と激闘(?)を繰り広げたり、遊び人に真面目にやれと注意されたり、セクハラ問題でパーティが目も当てられない状態になったりと、このようなぬるい試練が次から次へと襲いかかってきます。

締めにだらっと

ということで、魔法が使えないフィジカル最強の魔法使いが、おかしな仲間たちと共にぐだぐだな冒険を繰り広げるコメディ漫画『杖ペチ魔法使い♀の冒険の書』一巻の紹介でした。
全っっっく頭を使う必要なくだらっと力を抜いて読むことができます。爆発的な面白さがあるわけではありませんけど、シリアス要素は毛ほども無く、クスっと笑える軽めのギャグと、ファンタジー世界でのおだやかな日常を見るだけですので、イイ感じに脱力させてもらえます。
メインの四人は、能力的にも性格的にも明らかに職業選択ミスしてるとはいえ、そのミスマッチさとバカっぽさは面白くもあります。こんなパーティが果たして魔王と対峙する日が来るのかは甚だ疑問ではありますが、この流れだとまともな魔王を期待しないほうがいいかもしれませんね。
可愛い系の絵柄もこのゆるい作風とマッチしていたと思います。まったり笑わせてくれる内容を、一話完結で描かれてるので、ちょっと時間が出来たときに気分転換がてら読むのに適している漫画です。続きも期待。

あわ箱 講談社 2017-10-17
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2017年12月17日

【紹介した作品の新刊発売情報】あおざくら 防衛大学校物語 第6巻 他12作品

2017年12月18日〜12月24日発売予定の新刊。
このブログで紹介した作品や関連作品の新刊情報と、試し読みした作品の感想。



あおざくら 防衛大学校物語 第6巻 2017年12月18日発売

あおざくら 防衛大学校物語の過去記事



らんま1/2 第19巻 2017年12月18日発売

らんま1/2の過去記事



古見さんは、コミュ症です。 第7巻 2017年12月18日発売

古見さんは、コミュ症です。の過去記事



保安官エヴァンスの嘘 第2巻 2017年12月18日発売

保安官エヴァンスの嘘 〜DEAD OR LOVE〜の過去記事



干物妹!うまるちゃん 第12巻 2017年12月19日発売


秋田妹!えびなちゃん 第2巻 2017年12月19日発売

干物妹!うまるちゃんの過去記事



ソマリと森の神様 第4巻 2017年12月20日発売

ソマリと森の神様の過去記事



ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 第6巻 2017年12月22日発売

ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。の過去記事



ワニ男爵 第2巻 2017年12月22日発売

ワニ男爵の過去記事



五佰年BOX 第2巻 2017年12月22日発売

五佰年BOXの過去記事



大砲とスタンプ 第7巻 2017年12月22日発売

大砲とスタンプの過去記事



試し読みをして気になった作品もふたつ紹介します。


四代目の花婿 第01巻
著者:小野 ハルカ
掲載:マンガワン
2017年12月19日発売


極道組織「八剱組(やつるぎぐみ)」組長の長女・八剱燈子(やつるぎ とうこ)。通商”神田の不死神(イモータル)”と呼ばれる彼女は、極道の世で生きる男たちですら恐れる18歳の女子高生。
そんな燈子が、とある極道組織の本部に、木刀一本と影の薄い部下一人を引き連れて乗り込んでいった。その目的は、婿探し・・・。八剱組組長の座に就くには、直系の血縁者であることに加え、確実に跡継ぎを残すため、結婚相手を見つけなければならない。
しかし、燈子が探し求めているのは普通の婿ではなかった。女である自分の子を“産んでくれる”花婿。当然、そんなことを快諾する男はそうそう見つからず・・・。

自分の子供を産んでくれる花婿を探す女子高生が繰り広げる極道ラブコメディ
作者は『桐生先生は恋愛がわからない。』の小野ハルカ(おの はるか)先生。

設定がかなり変わってる異色のコメディ漫画

主人公は18歳の女子高生・八剱燈子(やつるぎ とうこ)。実家は極道組織「八剱組」であり、母親は極道界初の女性組長になった人物でしたが、46歳の若さで他界してしまったことから、現在は父親が組長代行を務めています。
長女である彼女は組長の座を継ぐ気満々で、その暁には極道世界の頂点を目指そうと考えています。血筋・才能は申し分ない男より漢気あふれる燈子ですが、組を継ぐためには、もう一つの条件をクリアしなければなりません。

それは、直系血筋の跡継ぎを確実に残すため、婿をとって結婚すること。
ただし、燈子に子供を産むつもりはなく、彼女が捜しているのは“自分の子を産んでくれる花婿”

ん?花婿が出産・・・?
実はこの作品世界の日本では、科学技術の発達によって“野郎も妊娠・出産が可能”になってます。

燈子自身は母親から産まれていますが、妹の周(あまね)は父親の腹から帝王切開で産まれ、その父親は現在2人目を妊娠中だったりします。
そんなわけで、燈子は婿を探しているわけです。ただ、別に男に産ませる必要はなく、自分で産んでも組を継げることから、彼女がなぜ自分で妊娠・出産しないのかは不明。まあ、それは今後明かされていくことでしょう。

それから、もう一人のメインキャラクターは、31歳の男性・逢坂雪人(おうさか ゆきひと)。八剱組若頭である彼は、とにかく存在感が薄いことから、ついた異名は「ステルス若頭」。燈子を護るため常に付き従っているのですが、気配なさすぎて燈子にすら驚かれる始末。ただ、かなりデキる男。

ストーリーの軸は恐らくこの2人の年の差ラブコメ。そこに様々な婿候補が現れ、騒動が巻き起こる流れになるのだと思います。
正直面白いかどうは1話だけだと何とも言えません。むしろこの設定ならもっとコメディ面を強くしないと引かれるだけで、1話の雰囲気のままだと男性読者にはあんまりウケないかも・・・とさえ思ってます。まあ、どちらかと言うとターゲットは女性読者だからいいのかな?
それでも、上手く調理できれば面白くなる可能性は十分ありますし、キャラクターは面白かったので、気になるっちゃ気になる作品ではありますね。私の中では不安半分、期待半分といった感じです。

試し読みは裏サンデーさんの公式サイトに掲載されています。(こちら




空男 ソラダン 第01巻
著者:糸川 一成
掲載:モーニング
2017年12月21日発売


幼い頃に父親は蒸発し、それからは母一人子一人の貧しい環境で育った男子高校生の空賀カケル(くが かける)。自分の人生に何も期待せず、卒業したら適当な仕事に就き、適当に生きていくのだろうと考え、夢も希望も持てずに過ごしていた。
そんなとき、修学旅行に行くため初めて飛行機に乗ったカケルは、そこで働く明るいけどちょっと意地悪なCA(キャビンアテンダント)と出会う。彼女から飛行機で働く魅力を聞かされたことで、「自分も空の世界で働きたい」と思うようになり、生まれて初めてやりたいと思えることを見つけたのだった。
ただ、パイロットを目指すにしても、学力も足りなければ高い学費を払う余裕も無かったカケル。挑戦することなく諦めかけたところ、男でもキャビンアテンダントになれることを知り、カケルは超ド級の女社会である「CA」を目指すことになった。

貧乏な高卒男子が女社会のキャビンアテンダントを目指す青春ストーリー
作者は『ブラック企業新卒 座敷山童子の入社』で「第71回ちばてつや賞」にて奨励賞を受賞している漫画家・糸川一成(いとかわ いっせい)先生。

たぶんお仕事系漫画だと思います。ハーレム系になる要素もありますけど、1話の雰囲気からするとその可能性は薄いかなと。

主人公は男子高校生の空賀カケル(くが かける)。父親はギャンブルで作った借金だけを残して蒸発し、現在は綺麗な母親と2人暮らし。
環境のせいで人生をあきらめていて、学校もサボりがちなことから学力は低い。ですが、家計のためにバイトをしたり、自分のために朝から晩まで働いている母親のことを思いやるなど、優しさもしっかり覗かせていました。あと、ちょっとビビリなところもアリ。

夢も希望も無かったカケルは、修学旅行で初めて飛行機に乗ると、そこで自分をからかってきた明るいCAさんと出会い、彼女を通じて空の世界で働くことに強い憧れを持つようになります。

しかし、パイロットには経済的にも学力的にもなれそうにありません。悩んでいたところ、あのCAさんから貰ったおすすめのちゃんぽん店を記したメモが航空会社社員の名刺だったことから、相談するために連絡を入れます。
そして、その男性社員である高殿(たかどの)からCAという道もあることを聞かされ、さらに彼のはからいによって高卒採用もある会社の試験にも受けさせてもらえることになり、カケルはCAを目指すことになります。

CA(キャビンアテンダント)というのは、現在は海外だと男性CAもそれなりにいるそうですが、日本の男女比率になると[女:99%、男:1%]という圧倒的に女性の方が多い女社会。こんなの生半可な勇気と覚悟じゃ無理ですね。

ここからどうなるのでしょうか。主人公かなりお頭の弱い高校生ですから、今のままでは当然受かるわけないがないでしょうし、まずは勉強に励むところからかな?
主人公の英語力からすると、伸びしろを考えても既に高3で時間はないので、海外線はまだないとして、国内のローカル線での話になるのが濃厚ですね。
あと、これから登場するであろう女性キャラも気になるところです。キャビンアテンダントだけあって美人が多いと予想。というかそうであって欲しい!

空が舞台というだけでもワクワクしてしまいますが、それに加えて男がCAを目指すという設定が斬新なので、個人的には非常に気になってる作品です。
女ばかりの世界でカケルがどのように成長していくのか、どんな騒動が待ち構えているのか、とても楽しみ。お仕事系は好きなので期待しています。

試し読みはモーニングさんの公式サイトに掲載されています。(こちら

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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