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2017年10月23日

漫画『白星のギャロップ』1巻の感想とあらすじ 強い想いを抱いてジョッキーを目指す少年たちの青春ストーリー

『白星のギャロップ』1巻の感想。


白星のギャロップ
著者:西 連助
掲載:裏サンデー/マンガワン
1巻発売日:2017年8月18日


あらすじ・概要

馬が大好きな中学2年生の少年・森颯太(もり はやた)。巧みに馬を操る技術と才能を持ち、乗馬苑でも将来を期待されて騎手学校を薦めれるも、ある事情から本人にその道へ進む意思は皆無だった。
ずっと母と2人で暮らしてきた颯太。しかし、その母は2年前にパート先で倒れて以来、うつを患って精神を病んでしまい、家を出ることすらなくなり、毎週食い入るようにブツブツ呟きながら競馬中継を見るばかり。そんな光景を目の当たりにしてきたことから、颯太は競馬を激しく嫌うにようになっていた。そんなある日、突然母が帰らぬ人となってしまい、深く気を落としていた颯太だったが、祖父から父親が騎手だという衝撃の事実を聞かされる。
生前の母がうつ状態でも応援し続けていたトップジョッキー・藤宮将二。彼が父親なのではないかと疑った颯太は、騎手学校への進学を決心し、藤宮将二をトップの座から引きずり落とすことを誓うのだった。

馬は好きでも競馬は大嫌いな少年が、陰を落としながらも強い信念と目的を抱いて競馬学校へ進学し、そこで出会った少年少女たちと切磋琢磨しながらジョッキーを目指す物語。
ジョッキーを目指す少年少女たちが織り成す青春群像劇。帯での謳い文句は「どんな手を使ってでも勝ち上がる。」。コミックアプリ「マンガワン」にて2016年8月16日から連載開始。
作者は新人漫画家の西連助(にし れんすけ)先生。

感想

みなさんは競馬やったことありますか?私はギャンブルの類をやらないので、馬は好きでも競馬経験はナシ。ただ、最近なんか競馬のイメージが変わってきたのでちょっと興味を持ち始めてはいます。
若手俳優4人による競馬場での一時と、木村カエラさんの歌が印象深いJRAのCM。テレビでもよく流れてるあの影響を見事に受けております。
どうも競馬ファンにはかなり不評のようですけど、去年のはともかく今年のCMは結構好きです。競馬場すら行ったことがない私には楽しそうに見えましたから。まあ、脚色はそれなりにあるのでしょうけれども、機会があったら行ってみたいですね。

そんなこんなの流れで、今回は『白星のギャロップ』という競馬漫画を紹介させていただきます。

まずはざっくり内容を説明。馬好きでありながら苛烈に競馬を憎んでいる少年が、精神を病んでいた母の死をきっかけに父親がジョッキーであることを知ります。父と思われる人物をトップから引き摺り下ろすことを目的に、騎手学校へ進学してライバルたちと競い合いながらジョッキーを目指すお話。
ブラックな主人公を中心に描かれる騎手学校での青春物語。学園スポーツ漫画といった感じの雰囲気で、展開自体は王道の成長譚的な流れになっていくと思います。
競馬漫画と言ってもギャンブル要素は全然ありません。騎手学校でのジョッキーを目指して日々訓練に励む少年たちの姿を描いた内容であるため、競馬ファンはもちろんのこと、競馬まったくやらない人でも楽しめる作品です。

一番の特徴はやはり主人公の森颯太(もり はやた)ですね。クールで冷静、乗馬の才能に恵まれ、容姿もイケメンに分類されそうな少年。しかし、心の中には激しい憎しみの感情を抱いており、現在の彼を動かす原動力になっているのは「復讐心」

母子家庭で母一人子一人で暮らしていた颯太。母は仕事先で倒れてから鬱状態になってしまい、それからは家に篭って競馬中継だけをジっ見るばかり。それ故、颯太は馬と乗馬は好きでも競馬に関しては大嫌い。
そんなある日、母が突然帰らぬ人に・・・。気を落としていた颯太は、葬儀の日に祖父から父親がジョッキーであるこを聞かされます。母には大ファンの騎手がいたこと、死の間際まで競馬に執着していたこと、その時にこぼした「・・・お願い・・・将二さんの・・・」という言葉を思い出し、トップジョッキーとして名を馳せていた藤宮将二(ふじみや しょうじ)を父親と考えました。
そして、影を宿した表情のまま決意します。騎手になって藤宮将二をトップジョッキーの座から引き摺り下ろすと。そんなこんなで、舞台は騎手を養成する競馬学校へ移行。

競馬学校では颯太と同じく、様々な目的を持ってジョッキーになるべく集まってきた少年たちと出会います。騎手2世、厩務員(きゅうむいん)の息子、女性騎手を目指す少女など。
青春ストーリーには欠かせない友情・ライバル要素もしっかり抑え、キャラクター一人一人に何かしら抱えているものが透けて見えたことから、これから先はよりドラマ性に富んだ展開を期待できそうです。
特に気になるのは颯太の父親は本当に藤宮騎手なのかという点。颯太はそうとしか思い込んでいないようですけど、確証となるモノは何もなく、ストーリー展開的に考えてもその線は怪しい。ただ、母の執心ぶりを見てるとその線も全くないとは言い難く、その辺りは今後の展開に要注目ですね。

競馬学校という閉鎖空間での生活を覗けるというのも興味深い。全寮制での生活から練習風景まで、普通は見ることなんてなかなか出来ない光景が描かれているため、競馬ファンなら特に興味をそそられるのではないかと思われます。
それに、舞台が学校であり、素人も含んだ授業であるため、専門的な知識であっても基本的なところから教えてもらえます。競馬に馴染みのない私みたいな人間にとってはありがたいですね。

ではではこんな感じで、競馬大嫌いな主人公を中心に、ジョッキーを目指す少年たちの爽やかな青春劇を描いた漫画『白星のギャロップ』1巻の紹介でした。
乗馬シーンには若干の堅さが見られたものの、絵自体は結構上手いと思います。もう少し疾走感や躍動感、滑らかさを持たせられたらもっと良くなりそうです。
主人公も良かったですね。今はダークサイドに片足突っ込んでる状況とは言え、うつの母を嫌な顔せず支えていた姿からも、根が良い子なのは最初から伺えていたこと。冷たいことを言ってはいてもなんだかんだで手助けしたり、馬の前でだけは素直になって柔らかい表情を見せるところも悪くないです。今の彼を動かしている「憎しみ」「復讐」という感情が、この生活の中でどう変化し、どのように浄化されていくかは気になります。
競馬ファンなら普段見れないジョッキーの裏側や育成風景を見て楽しめるかと。競馬に疎い私のような素人でも青春物語として読むことができ、さらに初めての世界に触れることが出来る楽しみもありました。予想以上に面白かったので、これからにも期待しています。

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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