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2017年10月13日

漫画『魔入りました!入間くん』1巻の感想とあらすじ 悪魔の孫になった人間の少年が魔界で繰り広げるドタバタコメディ

『魔入りました!入間くん』1巻の感想。



魔入りました!入間くん
著者:西修
掲載:週刊少年チャンピオン
1巻発売日:2017年7月7日


あらすじ・概要

金・権力・恋・・・人の欲深さは底知れないものだが、欲無くして人間は生きていけないもの。「醜悪な欲」とはいわゆる、「悪魔に魂を売る」にも等しい所業のことを指す。
そんな醜悪極まりない欲にまみれた両親に育てられた14歳の少年・鈴木入間(すずき いるま)。頼みごとも、頼まれないことも、どんなに非常識且つ理不尽なことも、なんでも受けれてしまう超お人好しの彼は、ある日とつぜん血の繋がった両親の金欲によって、魂を悪魔に売られてしまった・・・。
孫が欲しかったサリバンという老悪魔に気に入られ、彼が理事長を務める魔界の学校へ人間であることを隠して通うことになった入間くん。
こうして、ありえない出来事に戸惑いながらも結局受け入れていまう入間くんの、悪魔たちとのクレイジーなドタバタ生活が始まったのであった。

両親の金欲よって悪魔に売れられてしまった少年が、孫の欲しかった老悪魔の熱烈な歓迎を受けて魔界の学校へ通うことになり、そこでクセの強い悪魔たちとトラブルだらけの日常を繰り広げる物語。
悪魔ひしめく魔界で健気に頑張る人間の少年による学園ファンタジー。帯での謳い文句は「ようこそ楽しい魔界へ!!!!!!!!逃げ場ナシ!!」。週刊少年漫画雑誌「週刊少年チャンピオン」の2017年3月刊行14号にて連載開始。
作者は『ホテルヘルヘイム』を手掛けた漫画家・西修(にし おさむ)先生。

感想

みなさんは「トキワ荘プロジェクト」なるものをご存知ですか?「トキワ荘」と言えば、手塚治虫を始め、藤子不二雄や赤塚不二夫など、漫画界のレジェンドたちが日々切磋琢磨しながら生活を送っていた木造アパート。
で、その当時の漫画家たちの生活をもとにし、本気で漫画家を目指す若者たちを支援するプロジェクトが、NPO法人NEWVERYによって運営されている「トキワ荘プロジェクト」です。
開始された2006年から現在までに、80名の卒業生がプロ漫画家としてデビューされているとのこと。以前紹介させていただいた『潔癖男子!青山くん』の坂本拓先生も卒業生のようですね。
既に漫画道を歩き始めてる人はもちろん、これから本気で歩み始めようと考えてる人は、ちょっと調べてみるのもいいかもしれません。

さて、本日紹介させていただく漫画は『魔入りました!入間くん』。トキワ荘プロジェクトの卒業生でもある西修先生による週刊連載作品です。

内容をざっくり説明しますと、金に目が眩んだ腐れ外道な両親によって悪魔に売られてしまった少年が、契約先の老悪魔から孫として溺愛され、その悪魔が理事長を努める魔界の学校でデンジャラスなドタバタ生活を送るお話。
ファンタジー系のコメディ漫画です。絵にも内容にも真新しさはあまりなく、逆にちょっとだけ古臭さを感じはしますけど、むしろそこも含めて面白いと言える作品だと思います。

舞台となるのは数多の悪魔が跋扈する魔界。物語は主人公がいきなり両親によって悪魔に売られてその魔界へ連れて来られたところから始まります。

主人公は14歳の少年・鈴木入間(すずき いるま)。とにかく彼の両親が非常識且つ規格外過なクズ。1歳で初めて立った入間くんの姿を目にした父親から、「じゃあ今日から『自立』だな」と言われてマグロ漁へ出発・・・。その後もトラブルの英才教育を受け続けた結果、どんなことでも受け入れてしまう超お人好し人間が出来上がってしまいました。
そして、その両親が悪魔を呼び出して、お金と引き換えに実の息子をあっさり悪魔へ売るというあんぐりな行動へ。にも関わらず、入間くんはそんな両親に次会ったら「『コラ』って言います」という人の好さです。

悪魔というのは人間を食べ物程度にしか捉えていない存在。ところが、入間くんを買ったサリバンという老悪魔の望みはまさかの、「我輩の孫になってくれないか?」でした。
ずっと独り身で孫に憧れていたサリバン。友達の孫自慢が羨ましく、でろっでろに甘やかすからと人間の入間くんに懇願。拒否権はあると言われたものの、「ALL YES」な人生を歩んで来た入間くんが涙ながらの願いを断れるわけもなく、契約を交わし悪魔の孫になって魔界での暮らしを始め、彼のありがた迷惑な厚意から悪魔の学校へ通うことになりました。

正体バレたら即悪魔の食卓へ直行という状況であることから、入間くんはなるべく目立たず学園生活を送ろうとするも、サリバンによる孫特別扱いによってその目論見は即効で瓦解。さらに、偶然と周囲の誤解の積み重ねによって入学早々最注目の存在になってます。
その要因のひとつは、彼の不幸な境遇が生んだ「圧倒的危機回避能力」。攻撃力はゼロにも等しい入間くんですが、防御力は無限というチートぶりなため、魔法を扱う悪魔の攻撃も一切通用しません。ただ、チートであっても嫌味は全然なく、その辺はやはり入間くんの人柄の好さが大きいと思われ、健気にがんばる姿と思いやりの精神にはホッコリです。しかも、見た目に反して意外と勇気もあるから応援したくなりますね。
学校へ通った経験のなかった入間くんなので、危険ではあっても「友達」が出来ることはとっても嬉しい様子。入間くんに負けて以来彼に心酔しまくりなエリート悪魔のアスモデウス。あることから入間くんに懐くようになった色々やりたい放題の不思議ちゃん娘・クララ。あと、魔王を目指す男気溢れるサブノックや、入間くんの使い魔になってしまった教師のナベリウスなど、愉快なキャラクターも続々登場。この辺りも本作の大きな魅力でして、ヒロインかどうかは不明ですけどクララはアホ可愛く、私の一押しであるアスモデウスも面白い。今後もまだまだ色々な悪魔や魔物が出てくると思いますので、そこはとても楽しみですね。

こんな感じで、悪魔の孫になってしまった人間の少年が魔界の学校でハチャメチャな日常を繰り広げる漫画『魔入りました!入間くん』1巻の紹介でした。
斬新さはなくとも、安定の面白さがある漫画だったと思います。コミカルなやりとりは素直に笑わせてもらえ、肩の力抜いて気楽に読めましたね。ファンタジー、悪魔、学園コメディ、誤解による成り上がり、魔王モノなどなど、お楽しみ要素が多いのもこの作品の特徴。
でも、やはり一番の魅力はキャラクターですね。上記であげたキャラクターたちを筆頭に、入間くんは悪魔の中でも問題児ばかりのクラスに入れられたことから、ひと癖もふた癖もあるキャラクターがまだまだ登場することでしょう。気になるのは私の一押しであるアスモデウスの名前がアリスというところ。もしかしての展開も無くは無いかも。
主人公の断れない性格からも予想できるように、基本は巻き込まれ系のドタバタ劇。その中で、上記でも書いたように偶然と誤解が重なって、何やら入間くんが本人の意思関係なく魔王への道を歩み始めかねない雰囲気。様々な要素がそれを後押ししていることから、彼に安寧の日々が訪れることは当分ないと思われます。
人間関係・・・もとい、悪魔関係がどんどん広がっていく入間くんは、彼の想いとは裏腹に、トラブルの規模もどんどん増して大変そう。でも読者としては彼に悪いですけど面白く、今後どんな展開を見せるのかは非常に楽しみです。今後の入間くんの活躍と成長に期待してます。

魔入りました!入間くん 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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