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2017年10月02日

漫画『血と灰の女王』1巻の感想とあらすじ 世界の覇権を巡るヴァンパイアたちの戦いを描いたダークバトル!

『血と灰の女王』1巻の感想。



血と灰の女王
著者:バコハジメ
掲載:マンガワン/裏サンデー
1巻発売日:2017年5月12日


あらすじ・概要

富士山が噴火してから4ヶ月、人々は今なお火山灰が降り続ける日々を送り続けていた。そして、その火山灰が思わぬ影響を及ぼしたこによって、日本の夜は一変する――。
富士山近郊の高校に通う動物想いの優しい少年・佐神善(さがみ ぜん)。実家の教会からいなくなっていた猫を探しに出掛けた際、とある廃墟で近頃多発していた猫の惨殺事件の犯人と遭遇してしまう。善はなんとかして捕まえようと取り押えるも、激昂した犯人は突如見たこともない化物に変異し、瀕死の重傷を負わされることに。
しかしそこへ、「・・・大丈夫よ。アンタは死なないわ」と声を掛けてくる謎の少女・ドミノが現れる。目を覚ました善の体からは傷が消え、命を救ってくれたドミノの説明によって、自身もあの犯人と同じ化物・ヴァンパイアになっていることを知らされるのだった。
この日の出来事をきっかけに、善はヴァンパイアたちの血で血を洗う過酷な戦いに巻き込まれていく。

富士山の火山灰を浴びたがためにヴァンパイア化してしまった高校生の少年が、この世界で王を目指す少女との出会いをきっかけに、支配者を決める戦いに身を投じていく物語。
ヴァンパイア・ダークバトル漫画。帯での謳い文句は「血肉滾らす新世代のダークファンタジー、ここに誕生」。小学館がリリースしているコミックアプリ「マンガワン」にて2016年12月から連載開始。
作者は前作『ドリー・マー』で連載デビューを果たした漫画家・バコハジメ先生。

感想

みなさんこんにちは、今回紹介させていただくのは『血と灰の女王』というWEB連載されている漫画。つい最近購入して読んだのですが、読み終えてちょっとアマゾンのレビューを覗いてみたときに、始めてこの作品がある事で話題になっていたことを知りました。
それは何かと言いますと、まあ「打ち切り」問題です。「え?マジ?打ち切り終了?」と買い損したのではと落胆しかけたところ、よく調べてみたら1巻があと1000部売れなければ打ち切りらしいです。アンケートでは上位、でも打ち切り危機?掲載はどこかと検索してみると、「マンガワン」でした。あぁ、なるほど・・・と少しだけ納得。
しかも、それを訴えていたのは作者自身。売るために関係者も必死なんでしょうけど、こういうことを漫画家先生にやらせないでおくれよと言いたい。マーケティングは漫画家の請け負う仕事ではないですからね。

まあ、とは言っても打ち切り危機にあることが不思議なくらい楽しめたのは確か。2巻以降もさらに面白くなりそうではあるので紹介させていただきます。
内容をおおまかに説明しますと、ヴァンパイアとなった主人公の少年が、王を目指している少女や、殺された親友の兄であるヴァンパイアたちとチームを組み、この世界の覇権を握る頂点を決める殺し合いに挑むお話。
グロくてちょっとエロいヴァンパイアもの。ただ、ヴァンパイアバトルではありますけど、一般的に広く知られているヴァンパイア像からはだいぶかけ離れていまして、いっそ怪物バトルと言った方が正しいように思えます。

作中舞台の日本では富士山が噴火しており、それ自体はすでに治まっているものの、吹き上げられた火山灰は今なお降り続いています。しかも、その富士山の火山灰を浴びた極一部の人間は、ヴァンパイア化してしまうという設定。浴びたら全ての人間がヴァンパイア化してしまうわけではないようです。

主人公は動物好きの心優しい男子高校生・佐神善(さがみ ぜん)。濃すぎる周囲のキャラたちに比べて圧倒的に地味ではありますが、近年稀に見るまっすぐな心根と熱さを持つ主人公。言葉と行動が伴っているため、綺麗ごとのような信念にも説得力がありますね。ただ、心優しいとは言いましたけど、どこか狂気的な面も伺えます。

あと、表紙を飾ってるヴァンパイアの少女・ドミノも主人公なのかな?高飛車なお嬢様風キャラの自信家ではありますけどそこそこ優しい性格。実際ヴァンパイアとしての力は、その振る舞いにそぐわぬことのない他を圧倒する桁外れの強さを見せています。そんな彼女が目指すのはヴァンパイアの頂点。
ことの発端は2000年前のイタリアはボンペイでの戦い。そこで勝利したひとりのヴァンパイアが全てを支配する力を手にし、今現在も王として君臨しています。そして、富士山噴火に伴い始まった夜な夜な繰り広げられる戦いの勝利者には、王の後継者という立場が与えられるということらしいです。
で、ドミノはその勝利者になるべく、下僕という名の仲間を作り、王を目指していると。

んまあ、結構グロいです。ちょっと血が噴き出すとかそういうレベルではなく、体が切断されたり、風穴あいたり、骨や内臓もしっかり描かれているため、グロ耐性はそこそこ必要でしょう。
ただ、最初は過激なバトルだけで魅せようとする単純な漫画かと思ったのですが、それと同時にヴァンパイアとなった彼らのヒューマンドラマも大きな見どころでしたね。キャラクターの一人一人に奥深さを感じ、まっすぐで観察力にも優れている善を通して、その心情をぼんやりとでも伺える様は良かったです。特に善と亡き親友京介の兄である京児とのやりとりは、サイコパス過ぎて「イカれてるなぁ」と若干引かされるも、戦いを終えた後に見せた表情や言葉の一つ一つは目が放せない魅力を含んでいました。
序盤がグロばかり目だっていたので正直読み続けるか迷ったのですが、中盤以降の人間表現がこの作品の今後への期待値を高めてくれましたね。

てな感じで、ヴァンパイア世界の覇権を巡る戦いを巧みな表現で描かれたダークバトル漫画『血と灰の女王』1巻の紹介でした。
ストーリーの進展と共に面白さの味わいが増していきました。ストーリー、キャラクター、世界観、どの要素も比較的高水準でまとまってる作品。各種説明がちょっと不足気味には感じましたけど、まだ1巻ということもありますから、それは追々付いてくると思われます。
作者先生の画力が高いので絵の出来は申し分ないです。バトルシーンには迫力があり、キャラクターの描き分けもしっかり出来ていて、何よりドロシーがエロ可愛い。まあ、その画力はグロシーンにも如何なく発揮されてるわけですけど。
これからの展開を楽しみに思えた時点で個人的にはアタリ。主人公である善のヴァンイアモードがまだ不完全のようにも見えたので、今後何かしらの覚醒めいた熱い展開があるかもしれませんね。ヴァンパイアたちだけの世界で進むのか、あるいはそこに人間の介入があるのかも気になるところ。
ヴァンパイアらしさって血を吸うぐらいでしたかね。ドロシーの変身した姿をちょっとそれっぽかったですけど、あれはむしろサキュバスと言われた方が納得してしまうかも。
個人的にはとても面白かったので、是非長く続いて欲しい作品です。これからの展開にも期待してます。

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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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