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2017年03月04日
漫画『ダンベル何キロ持てる？』1巻の感想とあらすじ
『ダンベル何キロ持てる？』1巻の感想。
ダンベル何キロ持てる？
原作：サンドロビッチ・ヤバ子 イラスト：MAAM
掲載：裏サンデーMangaONE
1巻発売日：2016年12月19日
皇桜女学院に通う紗倉ひびき、17歳、趣味は食べ歩き。学校の放課後、ひびきはいつものように買い食いに勤しんでいると、横で見ていた友人から「ひびき？お前、また太った？」と体型の変化を指摘される。体重計に乗ったひびきはシャレにならない現実に焦り、カレーパンを貪りながらダイエットを決意した。
三日坊主を避けるため、焼きそばパン片手にスポーツジムへ見学に訪れたひびきは、そこで同じ学院に通うカリスマ優等生の奏流院朱美と出会う。
爽やかに汗を流す光景を想像していたひびきだったが、トレーニングルームで目に飛び込んできたのは、筋骨隆々の男たちが一心不乱に己の肉体をイジメ抜く爽やかとは無縁の世界。そして、彼等の筋肉を興奮しながら見つめる朱美の姿だった。
太り気味な体型を気にした女子高生がダイエットのためにスポーツジムへ訪れ、同じジムに入会した筋肉フェチの同級生と一緒に、ムキムキなトレーナーから筋トレのイロハを学びながら肉体改造に励もうとする話。
ダイエットのため、筋肉をつけるため、ジムで筋トレ始めた女子高生達の肉体改造コメディーです。本作は原作と作画に分かれたコンビによって制作されている作品で、原作は筋肉だらけの格闘漫画『ケンガンアシュラ』で有名になったサンドロビッチ・ヤバ子さん。ケンガンに続いてこの内容の作品ですから、よほど筋肉がお好きな方なんでしょうね。
思い返してみると「筋トレ」をテーマにした漫画というのは今まで読んだことがないどころか、私が知らないか忘れてるだけかもしれませんけど他に見たことはなかったと思います。格闘技漫画などで選手のトレーニングの一環として描写されることは多くありますが、筋トレをメインテーマに据えているというのは斬新で面白いですね。
私自身筋トレは毎日の日課として励んではいるものの、ジムなどは利用せずにごく一般的なやり方で、腕立て、腹筋、背筋をそれぞれ30〜50回やっている程度。その程度でも結構筋肉はつくもので、確かな成果を自分の目で確認できるとなんだかんだで毎日やり続けることができてます。
今作『ダンベル何キロ持てる？』の作中のなかには各部の効果的なトレーニング法も紹介され、予想外にお役立ちの一冊になってます。
内容は上のあらすじに書いた通り、最近太り気味なことを気にしてダイエットのためにスポーツジムへ入会した主人公の紗倉ひびきと、同じ学院に通う才色兼備のお嬢様だけど筋肉フェチでマッショに憧れる奏流院朱美が、サブキャラたちと絡みながら理想的な体型を目指すというのが本筋。
1巻時点でのメインは紗倉ひびきと奏流院朱美の一見相容れなさそうな2人。紗倉ひびきは肌を黒く焼いたギャル風女子高生で、食べ歩きが趣味とあって間食が多いため最近少し肥えてしまい、ダイエットを決意。ちょっと食べることが好きな女の子という可愛いレベルではなく、食べる量に関してはフードファイター級で、決意とは裏腹に食への欲求には抗えない子。あと、ワンパンでサンドバックを吹き飛ばすといった意外な才能もあります。ちょっと残念な子ですけど明るい性格で可愛いく、他のキャラに比べると感性はまともな部類。
奏流院朱美は、文武両道、眉目秀麗、1年から生徒会長を務め、ミス皇桜2年連続女王、おまけに実家はお金持ちのお嬢様という一見非の打ち所のないパーフェクトガール。ジムへの入会も意識高い事言ってましたけどなんてことはない、彼女は筋肉を見て「はぁ、はぁ・・・」と興奮するただの筋肉フェチ。高いのは筋肉への意識でした。ひびきにトレーニングのアドバイスをくれる面倒見の良い子ですが、彼女を「金の卵」と称して筋肉道に引きこもうともしています。
あとは、実家がボクシングジムを営むひびきの友人・上原綾也香、皇桜の教師で29歳独身の立花里美など、1巻では出番少なかったけど2巻以降で活躍しそうな人もちらほらいます。
最初は「筋トレ」＆「ダイエット」をテーマにした可愛い女の子たちのギャグコメ風漫画かなと思ったんですが、そのノリであることには変わりないですけどそこそこガチな筋トレ講座がメインでした。ジムにある器具の使い方やだけではなく、道具を使わず誰でもどこでも鍛えられる方法や、食事法についても初心者が解りやすいように解説しています。
自宅でも出来る自重スクワット、運動前に効果的な動的ストレッチ、ボディビルダーの食事法などを学ぶことができ、様々なジムにある器具や筋トレがどの部位に効果的なのかも解説されています。
筋トレを本格的に取り組んでる人にはハウツー本としての価値は薄いと思いますが、普段あまりやらないけど若干体型が気になってる人にとってはとてもタメになると思います。解説イラストはひびきや朱美のセクシーショット付きなので、モチベーション保ちながら筋トレに励めるかもしれません。
楽しみながら筋トレとダイエットについてしっかりとした解説で学べる内容でした。読んだあとさっそく作中で紹介された方法をいくつか試してみたところ、部位を意識して取り組むだけでも普段の筋トレとはだいぶ違いがあることが分かり、久しぶりに筋肉痛に襲われてしまいました。
女の子たちは可愛い子ばかりで、コメディ風のノリとテンポで読みやすいのも良かったですね。痩せる気があるのかないのか分からないひびきと、病的なまでに筋肉を愛してる朱美のやりとりも面白い。ひびきには是非ともこのまま痩せることなく物語を進めてほしいと希望します。2巻以降も楽しみです。
【eBookJapan】 ダンベル何キロ持てる？
↑無料で試し読みできます
ダンベル何キロ持てる？
原作：サンドロビッチ・ヤバ子 イラスト：MAAM
掲載：裏サンデーMangaONE
1巻発売日：2016年12月19日
皇桜女学院に通う紗倉ひびき、17歳、趣味は食べ歩き。学校の放課後、ひびきはいつものように買い食いに勤しんでいると、横で見ていた友人から「ひびき？お前、また太った？」と体型の変化を指摘される。体重計に乗ったひびきはシャレにならない現実に焦り、カレーパンを貪りながらダイエットを決意した。
三日坊主を避けるため、焼きそばパン片手にスポーツジムへ見学に訪れたひびきは、そこで同じ学院に通うカリスマ優等生の奏流院朱美と出会う。
爽やかに汗を流す光景を想像していたひびきだったが、トレーニングルームで目に飛び込んできたのは、筋骨隆々の男たちが一心不乱に己の肉体をイジメ抜く爽やかとは無縁の世界。そして、彼等の筋肉を興奮しながら見つめる朱美の姿だった。
太り気味な体型を気にした女子高生がダイエットのためにスポーツジムへ訪れ、同じジムに入会した筋肉フェチの同級生と一緒に、ムキムキなトレーナーから筋トレのイロハを学びながら肉体改造に励もうとする話。
ダイエットのため、筋肉をつけるため、ジムで筋トレ始めた女子高生達の肉体改造コメディーです。本作は原作と作画に分かれたコンビによって制作されている作品で、原作は筋肉だらけの格闘漫画『ケンガンアシュラ』で有名になったサンドロビッチ・ヤバ子さん。ケンガンに続いてこの内容の作品ですから、よほど筋肉がお好きな方なんでしょうね。
思い返してみると「筋トレ」をテーマにした漫画というのは今まで読んだことがないどころか、私が知らないか忘れてるだけかもしれませんけど他に見たことはなかったと思います。格闘技漫画などで選手のトレーニングの一環として描写されることは多くありますが、筋トレをメインテーマに据えているというのは斬新で面白いですね。
私自身筋トレは毎日の日課として励んではいるものの、ジムなどは利用せずにごく一般的なやり方で、腕立て、腹筋、背筋をそれぞれ30〜50回やっている程度。その程度でも結構筋肉はつくもので、確かな成果を自分の目で確認できるとなんだかんだで毎日やり続けることができてます。
今作『ダンベル何キロ持てる？』の作中のなかには各部の効果的なトレーニング法も紹介され、予想外にお役立ちの一冊になってます。
内容は上のあらすじに書いた通り、最近太り気味なことを気にしてダイエットのためにスポーツジムへ入会した主人公の紗倉ひびきと、同じ学院に通う才色兼備のお嬢様だけど筋肉フェチでマッショに憧れる奏流院朱美が、サブキャラたちと絡みながら理想的な体型を目指すというのが本筋。
1巻時点でのメインは紗倉ひびきと奏流院朱美の一見相容れなさそうな2人。紗倉ひびきは肌を黒く焼いたギャル風女子高生で、食べ歩きが趣味とあって間食が多いため最近少し肥えてしまい、ダイエットを決意。ちょっと食べることが好きな女の子という可愛いレベルではなく、食べる量に関してはフードファイター級で、決意とは裏腹に食への欲求には抗えない子。あと、ワンパンでサンドバックを吹き飛ばすといった意外な才能もあります。ちょっと残念な子ですけど明るい性格で可愛いく、他のキャラに比べると感性はまともな部類。
奏流院朱美は、文武両道、眉目秀麗、1年から生徒会長を務め、ミス皇桜2年連続女王、おまけに実家はお金持ちのお嬢様という一見非の打ち所のないパーフェクトガール。ジムへの入会も意識高い事言ってましたけどなんてことはない、彼女は筋肉を見て「はぁ、はぁ・・・」と興奮するただの筋肉フェチ。高いのは筋肉への意識でした。ひびきにトレーニングのアドバイスをくれる面倒見の良い子ですが、彼女を「金の卵」と称して筋肉道に引きこもうともしています。
あとは、実家がボクシングジムを営むひびきの友人・上原綾也香、皇桜の教師で29歳独身の立花里美など、1巻では出番少なかったけど2巻以降で活躍しそうな人もちらほらいます。
最初は「筋トレ」＆「ダイエット」をテーマにした可愛い女の子たちのギャグコメ風漫画かなと思ったんですが、そのノリであることには変わりないですけどそこそこガチな筋トレ講座がメインでした。ジムにある器具の使い方やだけではなく、道具を使わず誰でもどこでも鍛えられる方法や、食事法についても初心者が解りやすいように解説しています。
自宅でも出来る自重スクワット、運動前に効果的な動的ストレッチ、ボディビルダーの食事法などを学ぶことができ、様々なジムにある器具や筋トレがどの部位に効果的なのかも解説されています。
筋トレを本格的に取り組んでる人にはハウツー本としての価値は薄いと思いますが、普段あまりやらないけど若干体型が気になってる人にとってはとてもタメになると思います。解説イラストはひびきや朱美のセクシーショット付きなので、モチベーション保ちながら筋トレに励めるかもしれません。
楽しみながら筋トレとダイエットについてしっかりとした解説で学べる内容でした。読んだあとさっそく作中で紹介された方法をいくつか試してみたところ、部位を意識して取り組むだけでも普段の筋トレとはだいぶ違いがあることが分かり、久しぶりに筋肉痛に襲われてしまいました。
女の子たちは可愛い子ばかりで、コメディ風のノリとテンポで読みやすいのも良かったですね。痩せる気があるのかないのか分からないひびきと、病的なまでに筋肉を愛してる朱美のやりとりも面白い。ひびきには是非ともこのまま痩せることなく物語を進めてほしいと希望します。2巻以降も楽しみです。
【eBookJapan】 ダンベル何キロ持てる？
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