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2016年12月16日

【ケンガンアシュラ】マンガ 感想&あらすじ 拳≠ニ筋肉≠ナ語り合う漢たちの闘う姿を描いた熱き格闘漫画

裏サンデーMangaONE。2012年4月18日より連載中。既刊20巻
作者:サンドロビッチ・ヤバ子



あらすじ

拳願仕合――企業同士が巨額の利益を賭け、互いが雇い入れた闘技者の素手による決闘を行い、勝者がその全てを手にする企業間の代理戦争。

悩み多き冴えない老年サラリーマンの山下一夫。ある日、路地裏でストリートファイトの現場を目撃し、遥かに体格で上回る相手に何もさせず倒してしまった青年・十鬼蛇王馬と出会う。

後日、突然乃木グループの会長に呼び出された山下一夫は拳願仕合の存在を知らされ、そこで代理の選手として雇われていた王馬と再会し、彼の世話係を担当するよう言い渡される。

組まれた3試合全てを勝利で飾った後、次期拳願会長を決する『拳願絶命トーナメント』の開催が決定したことを知り、その戦いに王馬も山下一夫の闘技者として参戦することに・・・。

己が最強であることを証明するため、十鬼蛇王馬は山下一夫を引き連れ、数多の猛者に挑んでいく。

主要登場人物

・十鬼蛇 王馬
主人公。、元乃木グループ闘技者、現山下商事闘技者。通称「阿修羅」。出自や年齢など多くが謎の人物。ワカメヘアーがトレードマークの、古代ギリシャ像のような美しい肉体の持ち主。己が最強であることを疑わず、それを証明するため闘技者となりました。幼い頃に十鬼蛇二虎から「二虎流」の技を伝授されています。野生児さながらの生活を送っていたため、一般的な社会常識は欠如。

・山下 一夫
うだつの上がらない壮年のサラリーマン。56歳。本作の公式ヒロインらしいです。妻は家を出て行き、長男は引きこもり、次男はグレてヤンキーという崩壊しかけていた家族関係。乃木グループ傘下の乃木出版に勤めていたところ、会長直々に王馬の世話係を言い渡されます。トーナメント参加のため、山下商事の社長に就任。強者を見抜く高い観察能力の持ち主。

・乃木 英樹
幅広い業種を手掛けている大企業、乃木グループの会長。61歳。高いカリスマ性を持つ野心家。拳願絶命トーナメントの開催を提唱した人物。自身の闘技者である初見泉など、多くの優秀な闘技者を有しています。発起人ということから、トーナメントで代表闘技者が敗北した場合、グループは即時解散することが決められています。

・秋山 楓
乃木英樹の秘書。抜群のプロポーッションを持つ眼鏡をかけたクールな知的美女。王馬の世話係として右も左も分からない山下一夫のサポート役を務めています。年齢と体重は不明。自分から積極的にはならないものの、彼氏は欲しいようです。

・片原 滅堂
大日本銀行の総裁。拳願会第58代会長。代表闘技者は「滅堂の牙」こと加納アギト。日本の政財界に多大な影響力を持つ人物。齢90を越えているにもかかわらず、仕事でも女性関係でも現役というパラフルすぎる老人。老いた体からは想像できない威圧を放っています。

・加納 アギト
史上最強の拳願仕合闘技者。第5代「滅堂の牙」。157戦無敗という化物じみた記録を持ち、対戦者の多くは再起不能の傷を負っています。相手に合わせた試合運びをし、受けた技を試合中に分析・吸収してしまうなど、停滞することなく常に進化し続ける怪物。武に関すること以外はてんで疎い。



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感想

企業間の代理戦争として用いられてきた拳願試合に、己が最強だと証明するため足を踏み入れた1人の闘技者と、なんか巻き込まれて世話役をすることになった壮年のサラリーマンの、様々な思惑が渦巻く壮絶な戦いの舞台に挑む熱き物語。
格闘技好き、筋肉好き必見の異種格闘技漫画。単行本9巻、10巻ではストリートファイターとのコラボ作品も掲載され、ケンガンキャラvsストリートファイターキャラのドリームバトルも見ることができます。

拳願仕合とは、企業間で利害を巡る対立が発生した場合、その解決手段として互いが雇い入れた闘技者を戦わせ、決闘の勝敗で様々な権利の譲渡先を決める企業の代理戦争。たった1試合だけで数十億、数百億という巨額の金が動く裏企業スポーツで、武器の使用は一切禁止されている完全ステゴロでの決闘。
そして、それを取り仕切っているのが裏格闘技界最大規模を誇る組織、「拳願会」です。その歴史は正徳5年の江戸時代にまで遡り、江戸幕府が滅びて以降も脈々と現代まで継承され続けていました。いくつもの派閥が存在し、闘技者による試合の裏側ではそれぞれの思惑が蠢いており、この拳願会内での権力争いも見所の一つだと思います。

魅力の1つは個性とクセが強すぎるキャラクターですね。薄味要素が全くない濃過ぎるにも程がある人物が次から次へと登場するため、キャラクター数は非常に多いにもかからず、1度でも目にしたら忘れられない奴等の饗宴になってます。
一応本筋ストーリーの主人公は十鬼蛇王馬と山下一夫であることは間違いありませんが、『グラップラー刃牙』の「最大トーナメント」を模した展開になっているため、主人公そっちのけで他闘技者に焦点を当てることの方が多くなってます。王馬ですら勝てそうにない領域に達している闘技者や、個性立ち過ぎてる闘技者も多数登場し、巻数を重ねるごとに主人公の影はどんどん薄くなっていくという展開を見せましたが、どの試合もメイン級の内容の濃さで描かれているため、王馬には悪いですけど全く気になりませんでした。まあ、その王馬も2回戦で輝きを取り戻せたので、きっと本人もホッとしていることでしょう。
個人的に取分け好きな闘技者は、純粋な強さを見せる「“猛虎”若槻武士」と、戦う姿と覚悟に感動させられた「“大物喰い”金田末吉」ですね。女性キャラでは秋山楓さんに惚れました。

どの試合も目が離せない面白さがあります。プロレス、ボクシング、相撲、作者の創作した格闘技や流派、さらに傭兵や暗殺者、はては医者や元十種競技者まで登場するまさに異種格闘技戦の様相。
奇妙な技を駆使した戦いもありますが、基本は磨き上げ鍛え抜いてきた肉体と技によるガチンコの殴り合い。死人が続出しないことが不思議なくらいまともじゃない攻防が繰り広げられ、意地も曲げないことからどちらかが完全に倒れ伏すまで終わらないといういかれ具合。馬鹿げてる、でもそれが熱い。
その迫力を支えているは作者の高い画力。筋肉一つとってもどこに力を込め、衝撃がどう伝わっているのかがよく分かります。この作者さんの筋肉描写好きです。大きく膨らんだ筋肉なのにゴツゴツとした印象はなく、ムチっとした柔らかさとしなやかな動きを見せ、より躍動感溢れる描写を生んでいます。筋肉祭り最高です。

最近の格闘マンガの中では個人的にピカイチの面白さを誇る作品になってます。
難しいことも複雑なことも何もなく、漢たちの拳で語る姿、壮絶な生き様や死に様を見る漫画です。物語の展開はシンプルなので深く考える必要のなく楽しめる読みやすさがあり、登場人物は強さや勝利を求める背景を描かれているので魅力に磨きが掛かり、高い画力が生む迫力満点なバトル描写は目が話せない面白さがあります。
あと、登場人物たちの普段の様子や、男女逆転した世界、他作品とのコラボを描いてる巻末のおまけもパラエティに富んでいて面白かったですね。
格闘技好き、迫力あるバトルが好き、なにより筋肉が大好きな人ならきっと楽しめる作品だと思いますので、よければ読んでみてください。自信を持っておすすめさせていただきます。



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posted by ハネ吉 at 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 格闘
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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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