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2016年11月11日

【スキップ・ビート!】マンガ 感想&あらすじ 芸能界へ足を踏み入れた少女の成長と恋を描いた物語

花とゆめ。2002年3号より連載中。既刊39巻
作者:仲村佳樹
他作品:東京クレイジーパラダイス



あらすじ・概要

中学卒業後すぐに幼馴染と一緒に上京し、高校に通うこともなく、年頃の女の子のようにお洒落を楽しむでもなく、バイトに明け暮れる日々を送っていた最上キョーコ。同居してる幼馴染のミュージシャン・不破尚を支えるため、健気に尽くして青春の全てを彼に捧げていた。

ある日、尚ちゃんに会うためテレビ局に潜り込んだキョーコは、彼の口からショッキングな話を聞かされ、奈落の底へ突き落とされれてしまう。
自分はただの家政婦として連れてこられたことを知ったキョーコは、尚に言い寄るもあっさり捨てられてしまい、健気で純朴だった少女の心は復讐で真っ黒に染まることに。

復讐の鬼と化したキョーコは芸能界入りを決意し、大手プロダクションLMEのオーディションに挑む。執念と根性で二次審査へ進出したキョーコだったが、お題とされた「愛する心と愛されたいと思う心」が理解できず、無念の落選。
しかし、秘めた才能を見抜いた社長によってキョーコは見い出され、欠けてる心を補う目的で発足された「ラブミー部」への所属が決まる。

かくして、ピンクつなぎから始まるキョーコの芸能生活の幕が今上がった。

主要登場人物

・最上キョーコ
主人公。LME芸能プロダクション所属のタレント。芸名「京子」。自分を都合よく使い捨てした不破尚への憎しみから芸能界入りしました。すっぴんは地味だけど化粧映えする顔立ち。純粋で決めたことには一生懸命取り組み、彼女の努力と根性には狂気を感じるほど凄まじい。女優としての才能を発揮し、演技の楽しさに目覚めていきます。妖精を本気で信じ、プリンセスに憧れを持つメルヘン思考の持ち主。

・敦賀蓮
LME芸能プロダクション俳優部所属。端正な顔立ち、恵まれたスタイル、優れた演技力を持つ芸能界一の人気俳優。当初は復讐という理由で芸能界に入ってきたキョーコに冷たく接していたが、彼女の真剣な姿勢に惹かれ、少しずつ認めていくようになります。仕事を愛し、プロ意識は高いが、食に関しては絶望的に無頓着。実は幼い頃のキョーコと面識あり。

・不破尚
アカトキエージェンシー所属のビジュアル系歌手。本名「不破松太郎」。実家は京都の老舗旅館。容姿端麗、音楽センス抜群、派手好きのナルシスト。キョーコとは幼馴染の間柄であり、家出同然に上京する際家政婦として彼女を連れ出しました。芸能人としてもキョーコのことに対しても、敦賀蓮をライバル視しています。

・琴南奏江
LME芸能プロダクション所属の女優。あだ名「モー子さん」。キョーコと同じオーディションを受けた女優志望の少女。黒髪ロングヘアーが特徴的なクールな大人びた美しい容姿。キョーコ同様愛の欠落を見抜かれ「ラブミー部員2号」へ。本人は否定しているが、キョーコの親友。

・ローリィ宝田
LMEプロダクション社長。常にハイテンションに振る舞い、派手なコスプレ衣装を着飾ることも多い騒がしい人。一見ふざけてるだけの人物にも見えるが、勘は鋭く、人を良く見ているため、キョーコとモー子さんの才能や蓮の弱点にも逸早く気づくなど、人の本質を見抜く確かな眼を持っています。



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感想

上京した幼馴染のミュージシャンを支えるため献身的に尽くすも、酷い裏切りを受けた健気な少女。復讐のために足を踏み入れた芸能界で様々な人や仕事と出会った彼女の、演技の魅力に目覚めて女優として奮闘しながら成長していく姿と、少女の恋模様を描いた物語。
芸能界へ飛び込んだ少女の華麗なるSHOW-BIZチャレンジ漫画。2002年から連載開始され、今現在も続いている長期連載ということもあり、刊行数はかなりのボリューム。2008年には全25話でアニメ化にもなった作品です。確か台湾で実写ドラマ化もされていましたね。

男女間での裏切り・復讐とありますが、決してドロドロした人間関係を描いたシリアス重視の物語ではありませんのでご安心を。
芸能や演技を題材にした作品と言えば『ガラスの仮面』が代表的ですが、本作はあの作品よりもキャラクターや日常パートをコミカルに描いている内容です。少女マンガですので当然恋愛もあり、登場人物それぞれの過去や人間関係からくる葛藤・トラウマを描いたシリアスな展開もあり、演技に情熱を燃やして立ち塞がる壁を根性と熱血で乗り越えるスポ根的な面白さもありました。

この作品1番の魅力はなんといっても主人公・最上キョーコというキャラクターにあると思います。
天使と悪魔が共存する女です。物語冒頭で登場したときのキョーコは好きな子のために一生懸命がんばる地味だけど健気な少女だったんですが、自分が裏切られていたことを知った彼女は涙し落ち込む・・・・なんてことにはならず、「おーほっほっほ」と不気味な笑いと憎しみの炎を燃やす復讐の鬼へと変貌を遂げました。
この時キョーコのパンドラの箱(?)が開かれ、この先多くの被害者を出すことになる「怨霊キョーコ」が解き放たれてしまいます。怒りや憎しみが湧きあがると出現する怨霊です。(「怨霊キョーコ」効果:金縛り、時々物理攻撃。ある人物を除いてほぼ無敵な存在。)
復讐心から入った芸能界での仕事ぶりはいたって真面目。元来の粘り強さと集中力の高さ、そして素直な性格もあり、どんな困難にぶちあたっても努力と根性と狂気じみた執念で乗り越え、その姿を見た共演者やスタッフからの印象・評価も高い。たまに恐れ戦く人もいますけどね。
最高なのが彼女の変身っぷりです。黒髪から茶髪に染めてからも地味な印象は拭えずにいたんですが、女優業でメイクさんに化粧してもらい、演じる役の衣装に着替えた彼女は「あなた誰?」と言いたくなるほどの変身を遂げます。もはや別人。CMで天使を演じた時の彼女の息を呑む美しさ、あれは忘れられませんね。
怨念放ちまくってるくせに、17歳になった今でも妖精の存在を本気で信じてるメルヘン思考も爆発させてます。

個人的には芸能界での仕事の話が特に好きです。1つの題材としてさわり程度に芸能や演技についての描写があるわけではなく、メインと言っても差し支えないほどがっつり描かれてます。『ガラスの仮面』ほどではないにしろ、それに近しいものはあるんじゃないでしょうか。
キョーコが役者モードに入り、役柄のスイッチが入ったときの演技は鳥肌もの。天才的な演技者としての才能を花開かせていく様は気持ちよく、熱くさせられ、次はなにをやるのかというワクワク感もありましたね。
ドラマやバラエティでキョーコが共演する役者やアイドルも多く登場し、ライバル心を燃やしてる人や、彼女の仕事ぶりに惹かれていく人、彼女の演技に飲まれてしまう人など、様々な展開があり面白いです。

登場人物たちの成長や心の葛藤について重点を置いているためか、恋愛面での展開は少しゆっくりめです。キョーコの恋愛不信やその方面に対しての鈍感さも原因になっていると思われます。
恋愛面ではキョーコ、蓮、尚の三角関係をメインに展開していき、なかなか進まずモヤモヤすることもあるんですが、ゆっくりなゆえか、ささいなやりとりや少しの変化や進展からでもドキッとさせられる甘酸っぱさがありますね。終始イチャイチャしている甘すぎる恋愛漫画が苦手な人にはこのぐらいが調度いいかもしれません。

蓮と尚、どちらとくっつくことになるのかも今後の大きな見所ですね。
今のところ蓮の方が先を走ってる感じでしょうか。同じプロダクションに所属していることからも、キョーコにとって仕事面での大きな支えになっており、さらに蓮の過去を知ったことで距離をどんどん縮めてるように見えます。ちなみに、彼は怨霊キョーコを浄化してしまう唯一の人です。私的にはこの人とくっついてほしいなと思っています。
尚に関しては、なくしてから大切さに気づくというあれですね。物心つく頃から一緒にいたせいもあるんでしょうけど、一度傍から消えたことで、さらに他の男(蓮)と一緒にいるところを度々目撃したこと、仕事場での今まで見たことのない彼女の姿を目にしたことで異性として意識していくことになります。自覚してからは結構面倒くさい人になってる気がするんですけど、蓮にはない無謀さや真っ直ぐな正直さもあり、長く一緒にいたからこそちょっとした変化にも気づくなど、まだまだどうなるかは分かりませんね。

少女漫画の中では特に好きな作品の1つになってます。魅力溢れるキョーコを見てると元気を貰えるので何度も読み返してしまいますね。
キョーコや蓮、尚以外にも個性的で面白いキャラクターが揃っているのも魅力の1つです。特にプロダクションの社長・ローリィ宝田のインパクトの強さはメインを喰う勢いと濃さがあります。
キョーコが女優として今後どんな役を演じ、どう成長していくのか、そして彼女に想いを寄せる2人の男性との結末はどこへ着地することになるのか、とても気になります。
少女漫画ではありますけど、男女問わず楽しめる内容と展開をみせてくれるので、よければ読んでみてください。自信を持って強くおすすめさせていただきます。


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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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