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2016年11月10日
漫画『銀のスプーン』1巻の感想とあらすじ
『銀のスプーン』1巻の感想。
銀のスプーン
著者:小沢 真理
掲載:KCデラックス Kiss
1巻発売日:2011年2月10日
大学受験を控えた高校3年生の早川律。父の3回忌の日、咳き込む母は心配して寄り添う律に「心配性ね」と笑いかけていたが、それから1週間後に検査入院することになった。当初は1週間の予定だった入院生活は長引くことになり、退院の日まで、弟の調、妹の奏の食事などの面倒を始め、家の切り盛りを任されることになった。台所に立ったことはほとんどなかった律だったが、自分の作った料理を美味しそうに食べてくれる調と奏の笑顔にはまり、料理がどんどん好きになり普段からレシピを考えるようになった。そんな中、京都の大学を目指していた律は、突然受験をやめると言い出す。
入院した母に代わって弟と妹の面倒をみることになった高校生のお兄ちゃんが、美味しそうに食べてくれる2人の笑顔から料理にハマり、いろいろな想いや悩みを抱える家族と食卓を囲むおいしくて温かい家族の物語。
主に早川家で起こる様々な出来事を描いたハートフルな家族ドラマ。あと、律の作る料理を描いたグルメ漫画です。
家族に早川一族の至宝・奇跡とまで言わしめる高校3年生の早川律は、整った顔立ちのイケメン、スラっとしたスタイル、頭も良く、スポーツも得意、家族思いの優しい性格というパーフェクトすぎる王子様みたいな男子です。律には嫌味なところが全くなく、家族のために頑張る姿はとても好感持てますね。
こんな優しく頼りになる兄がいたらいいなと思う反面、比べられたらそれはそれでプレッシャーになるから嫌だなとも思いますね。とはいえ、やはり良いお兄ちゃんなのは確かですね。友達の誘いも断り、予備校も辞め、母に代わり努めている弟と妹の世話を不満も文句も言わず、それどころか自分の作った料理を食べて笑顔になってくれたことに喜びを感じ、一層前向きに楽しんで勤しんでいます。
律だけでなく早川家の人達は皆家族思いなので温かい家庭ですね。
女手ひとつで律たちを育ててきた母親は見た目平凡だけど言葉にも雰囲気にも温かみがあり、子供達の選んだ道は尊重し信じて応援していこうという思いが伺えます。ただ、病気が気になりますね。あまり重いものでなければいいんですけど。
アイドル志望の妹・奏は分かり易いお兄ちゃん大好きっ子でした。小学生というこもあってまだまだ甘えたがりなお年頃。家が貧乏ならアイドルになって私が助けるという思いから、めかしこんでスカウトされに行く姿は健気で可愛らしい。
中学生になった弟の調は奏とよく喧嘩してますけど素直で思いやりもある子ですね。律が作った野菜とチーズのケーキを食べたときの表情良いですね。確かに自分の作った料理であんな表情されたら料理にハマるかも。
母が入院したという大きな出来事はありましたが、それ以外は特に大きな波はなく、進路や夢や悩み、学校での出来事・人間関係を描いてますね。メインは早川一家のやりとりです。
律に憧れを持つ漫画家志望の女の子にアドバイスをもらいながら料理に取り組み、母が書き綴っていた料理レシピから早川家の味を再現していくようになります。
この律に憧れている素朴な女子高生・夕子は、彼とのやりとりに対して「これが(少女漫画的に)有名な・・・」と夢心地な気分に陥るなど、面白くて良いキャラでしたね。彼女がヒロインになるのかな?
明るい話ばかりではなく、少し暗い影を落とすこともあるんですが、律1人で、あるいは調や奏と一緒に仲良く料理をする姿、そして皆で楽しく食卓を囲む姿を描くことで和らげ、温かい気持ちにさせてくれます。
話の内容は分かりやすく、柔らかい線で描かれた絵には優しさがあり、内容だけでなく出てくる登場人物からも温か味を感じられました。
出てくる料理はどれも美味しそうな上、誰かのために作ること、一緒に作って食べることの楽しさが強く伝わってきました。ありがたいことに出てきた料理のレシピが巻末に載っています。家庭料理なので作りやすそうです。
気になるのは何か律に関して秘密にされていることがあるようで、なんとなく予想はできますが、はたして・・・。
こういう温か味があり、1ページ1ページゆっくり読みたいと思わせてくれる作品は好きですね。今まで読んでいなかったことに少し後悔。律たちの恋愛話なんかも絡んでくるでしょうから今後の展開は楽しみですね。
【eBookJapan】 銀のスプーン
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銀のスプーン
著者:小沢 真理
掲載:KCデラックス Kiss
1巻発売日:2011年2月10日
大学受験を控えた高校3年生の早川律。父の3回忌の日、咳き込む母は心配して寄り添う律に「心配性ね」と笑いかけていたが、それから1週間後に検査入院することになった。当初は1週間の予定だった入院生活は長引くことになり、退院の日まで、弟の調、妹の奏の食事などの面倒を始め、家の切り盛りを任されることになった。台所に立ったことはほとんどなかった律だったが、自分の作った料理を美味しそうに食べてくれる調と奏の笑顔にはまり、料理がどんどん好きになり普段からレシピを考えるようになった。そんな中、京都の大学を目指していた律は、突然受験をやめると言い出す。
入院した母に代わって弟と妹の面倒をみることになった高校生のお兄ちゃんが、美味しそうに食べてくれる2人の笑顔から料理にハマり、いろいろな想いや悩みを抱える家族と食卓を囲むおいしくて温かい家族の物語。
主に早川家で起こる様々な出来事を描いたハートフルな家族ドラマ。あと、律の作る料理を描いたグルメ漫画です。
家族に早川一族の至宝・奇跡とまで言わしめる高校3年生の早川律は、整った顔立ちのイケメン、スラっとしたスタイル、頭も良く、スポーツも得意、家族思いの優しい性格というパーフェクトすぎる王子様みたいな男子です。律には嫌味なところが全くなく、家族のために頑張る姿はとても好感持てますね。
こんな優しく頼りになる兄がいたらいいなと思う反面、比べられたらそれはそれでプレッシャーになるから嫌だなとも思いますね。とはいえ、やはり良いお兄ちゃんなのは確かですね。友達の誘いも断り、予備校も辞め、母に代わり努めている弟と妹の世話を不満も文句も言わず、それどころか自分の作った料理を食べて笑顔になってくれたことに喜びを感じ、一層前向きに楽しんで勤しんでいます。
律だけでなく早川家の人達は皆家族思いなので温かい家庭ですね。
女手ひとつで律たちを育ててきた母親は見た目平凡だけど言葉にも雰囲気にも温かみがあり、子供達の選んだ道は尊重し信じて応援していこうという思いが伺えます。ただ、病気が気になりますね。あまり重いものでなければいいんですけど。
アイドル志望の妹・奏は分かり易いお兄ちゃん大好きっ子でした。小学生というこもあってまだまだ甘えたがりなお年頃。家が貧乏ならアイドルになって私が助けるという思いから、めかしこんでスカウトされに行く姿は健気で可愛らしい。
中学生になった弟の調は奏とよく喧嘩してますけど素直で思いやりもある子ですね。律が作った野菜とチーズのケーキを食べたときの表情良いですね。確かに自分の作った料理であんな表情されたら料理にハマるかも。
母が入院したという大きな出来事はありましたが、それ以外は特に大きな波はなく、進路や夢や悩み、学校での出来事・人間関係を描いてますね。メインは早川一家のやりとりです。
律に憧れを持つ漫画家志望の女の子にアドバイスをもらいながら料理に取り組み、母が書き綴っていた料理レシピから早川家の味を再現していくようになります。
この律に憧れている素朴な女子高生・夕子は、彼とのやりとりに対して「これが(少女漫画的に)有名な・・・」と夢心地な気分に陥るなど、面白くて良いキャラでしたね。彼女がヒロインになるのかな?
明るい話ばかりではなく、少し暗い影を落とすこともあるんですが、律1人で、あるいは調や奏と一緒に仲良く料理をする姿、そして皆で楽しく食卓を囲む姿を描くことで和らげ、温かい気持ちにさせてくれます。
話の内容は分かりやすく、柔らかい線で描かれた絵には優しさがあり、内容だけでなく出てくる登場人物からも温か味を感じられました。
出てくる料理はどれも美味しそうな上、誰かのために作ること、一緒に作って食べることの楽しさが強く伝わってきました。ありがたいことに出てきた料理のレシピが巻末に載っています。家庭料理なので作りやすそうです。
気になるのは何か律に関して秘密にされていることがあるようで、なんとなく予想はできますが、はたして・・・。
こういう温か味があり、1ページ1ページゆっくり読みたいと思わせてくれる作品は好きですね。今まで読んでいなかったことに少し後悔。律たちの恋愛話なんかも絡んでくるでしょうから今後の展開は楽しみですね。
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