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2017年04月12日

【ちおちゃんの通学路】マンガ 感想&あらすじ 女子高生たちの奇想天外な通学路での出来事を描いた登校コメディ

月刊コミックフラッパー。2014年5月号より連載中。既刊6巻
著者:川崎直孝



あらすじ

三谷裳ちお(みやも ちお)、高校1年生、目立つことが嫌いな自称「中の下」の女。

徒歩で学校へ通学する毎日を送っているちおちゃん。平穏無難に過ごしたくても、どうしてもいちいち何かやらかしてしまうため、彼女の登下校では何かが起こる。

思わぬ通行止めによって遅刻の危機、行く手を阻む暴走族、尿意に耐えられず飛び込んでしまった男子便所からの脱出・・・etc。立ち塞がる数々の障害を前に、ゲームで鍛えた思考をフル回転させ、苦難を乗り越えていく。

10年来の親友である小市民の同級生・真奈菜や、学校の人気者でリア充なスポーツ少女・雪など、学校の友人たちとも仲良く登下校することもあるが、やはりそこでも巻き起こってしまう騒動。

果たして今日のちおちゃんは、無事に学校へ通学することができるのだろうか?

登場人物

・三谷裳 ちお(みやも ちお)
主人公。私立鮫島学園高校1年生、軟式テニス部所属。眼鏡をかけた少し地味目の女子高生で、眼鏡を外すとより地味に拍車が掛かります。ゲームマニアで特にFPSなどの洋物ゲームを好み、徹夜がもとで遅刻しそうになることは珍しくありません。ゲームイメージで妄想を膨らませたり、ネトゲで「血塗蝶(ブラッディ・バタフライ)」と名乗るなど、若干厨二病も患っている模様。むだに高い運動神経とゲームで鍛えた思考回路を用い、数々の危難を乗り越えていきます。他人を利用して被害を免れようとする姑息な一面もありますが、だいたい倍になって自分に返ってくる事態に。結構小金に汚い。

・野々村 真奈菜(ののむら まなな)
ちおの小学生時代からの友人で同じ高校へ通う同級生。髪を後ろで2につ束ねたツインテールの平凡な子。小物で矮小な小市民なので地味なちおとも気が合います。女の子らしくメイク道具一式を携帯し、調子づくとおしゃれでイケてる女子高生ぶることもありますが、知識だけのにわかなので墓穴を掘ることの方が多い。ウソや方便の類はちおを踏み台に雪との関係を深めてリア充グループ入りを画策するなど、小賢しいゲスな行動をすることもしばしば。たまになぜかちおと良い雰囲気になることも。

・細川 雪(ほそかわ ゆき)
ちおのクラスメイト。陸上部所属の長距離選手で、取材を受けるほどの有力選手。引き締まったスレンダーな体型。クラスでは派手なグループと仲の良い人気者だが、対極に位置する地味ちおとも分け隔てなく仲良くしてくれる気さくな優しい女の子。ちおも真奈菜も彼女と仲良くしておこぼれに授かろうと醜い争いを繰り広げることも多々あります。極度の走りたがりなだけではなく、実はかなりの見せたがりという一面も持ち、露出狂の気も・・・。家では全裸でいるらしく、理解されなくても良いけど茶化されると怒ります。

・安藤 繭太(あんどう まゆた)
暴走族「星空會」のヘッド。登校中に出会ったちおが案の定やっちまったことで絡まれるが、偶然振り被った肘打ちがアゴへクリーンヒットし、直後に「血塗蝶(ブラッディ・バタフライ)」と名乗ったちおのハッタリを効かせた凄みに迫力負けして暴走族まで辞めることを決意。その後、一連の出来事がハッタリであったことをちおから告白されるも、怒るどころ逆に感心を深めたことでチームへの心残りも消え、ちおのために道化すら演じてくれました。ちおに惚れているようで、彼女の気を引くために度々奇行を見せるようになります。

・久志取 まどか(くしとり まどか)
鮫島学園の3年生。カバディ部部長。長身で胸が大きく、肌が日焼けしてる女の子。ちおたちがカバディの真似事をしていたところに雪と現れ、負けたら入部の模擬戦を強要するも、ちおの無駄に良い運動神経・ゲーム脳と観察力を駆使した頭脳プレイを前に雪共々敗北。実は女の子好きでカバディをやっているのも女の子とくんずほぐれつできるからという事実が判明。公園で山篭りと称して女の子断ちするもホームレスに諭され、「カバ道とは揉むこととみつけたり」と悟り、女の子のお尻を揉むことに躊躇がなくなりました。

・篠塚 桃(しのづか もも)
鮫島学園の2年生。生徒会風紀委員。規律を重んじる超堅物で、その性格が災いして友達はいません。人の役に立ちたいと思っての行動は空回りしてしまい、そのことで悩んでいた折に教師の後藤から「篠塚が必要なんだ」と風紀委員に誘われ、そのことがきっかけで後藤先生に想いを寄せるようになりました。かなりの甘党。

・安藤 ちはる(あんどう ちはる)
安藤繭太の妹。超お嬢様学校・永平女学院初等部に通う小学生。突如ちおと 真奈菜に「ケツ闘」と称してカンチョーで襲撃してきた危ない幼女。その目的は、兄がチームから抜けた理由となった女(ちおちゃん)を見つけ出し、カッコ良かった憧れの兄を変えてしまったその女に制裁を加えるため。当のちおに関しては、情けなさすぎるという理由でターゲットから外れ気味。


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感想・見所

目立ちたくないのに色々やらかしてしまう女子高生が、自分の行いが招いた自業自得の不幸や危機的事態に対処しながら、友人たちと一緒にドタバタな登下校を送る様子を描いた話。
キャッチコピーは「エクストリーム登校コメディ」。奇想天外な出来事に遭遇する女子高生たちのドタバタ劇場です。メディアファクトリー主催の第9回MFコミック大賞「フラッパー賞」受賞者・川崎直孝さんによる連載作品。
去年(2016年)、「Amazon Kindle」で1〜4巻が激安セール中だったときに見つけ(現在は通常価格)、これ幸いと読み始めたのがきっかけです。

高校生など学生たちの日常部分をピックアップしたギャグ要素を含んだ漫画というのは、現在では特に珍しいジャンルでもなく、有名なところでは『School Rumble』や『みなみけ』、あと『それでも町は廻っている』など、多くの作品が今も昔も生まれています。アニメでも『女子高生GIRL'S-HIGH』は結構好きな作品。
そんな作品の中で描かれているのは、授業風景や休み時間の出来事、部活や委員会活動に励む姿、休日や放課後の様子など、学園などで起こる日常の様々な部分を取り上げなていくのが一般的だと思います。
そんな中で、学園モノであったも「通学路」での出来事に大きく焦点を当てた作品も存在します。それが今回紹介させていただく『ちおちゃんの通学路』。最初はこんな設定で長く続けられるのか疑問に思いましたが、それは杞憂でしたね。

サバイバルと化した女子高生の登下校風景

『ちおちゃんの通学路』というタイトルの通り、この作品で描かれているのは通学路をメイン舞台にした女子高生たちの登下校風景。自宅でのシーンは多少描かれているものの、授業などの学校内でのシーンはほぼ皆無。
「なんだそれ?」と思われるかもしれませんが、決して退屈な作品ではありませんのでご安心を。ただ登下校するだけと言っても平凡なゆったりとした光景を描いたほのぼの作品ではなく、奇想天外な通学路での出来事を、女子高生たちがハイテンションでふざけてるコメディです。日常がさながらサバイバルにでもなったかのような、まさにエクストリーム登校。
主人公が何らかの不足な事態に巻き込まれる場合もありますが、多くは自らが蒔いた種による自業自得な不運だったりりするので、少なくとも同情の余地はありません。巻き起こるハプニング、対処法、キャラ同士のやりとり、そしてオチなど、色々な意味でギリギリ(ほぼアウト)のラインを攻めてるため、日常でありながら非日常を感じられる面白さがここにはありますね。

やらかしがちな「中の下」のちおちゃん

この作品の主人公・ちおちゃんこと三谷裳ちお(みやも ちお)は、自らを「中の下」の存在と称し、目立つことを嫌がる女子高生。しかし、目立ちたくないと言っておきながら思いついたことはすぐ行動し、自らの行いで事態を余計ややこしくするなど、毎回何かしらやらかしては後々後悔してしまう質なので、読者にとっては退屈しない子ですね。
不幸体質の少女が不運に巻き込まれるのではなく、自らの行動によってトラブルやハプニングを招き寄せ、下手につついては余計にこじらせてしまうのがこの作品。
行き止まりで遅刻の危機に直面した際、映画やゲームのように屋根など建物の上を駆け抜けられたらという妄想を、ちおちゃんは一笑に付して留まるどころか実行してしまいます。ありそうだけど普通の人ならまずやらないようなことをやってしまうから面白い。
中の下と称してるわりに地味な見た目以外の基本スペックは異常に高いちおちゃん。ゲームで培った知識を現実で応用できてしまう尋常ならざる身体能力と思考力を武器に、様々なハプニングをかいくぐりながら登校していきます。

おかしな友情を深めていく変人たち

ちおちゃん1人の話よりも、友人たちと一緒に登下校してる割合のほうが高め。ちおちゃんの友人で準主人公的立ち位置にいるゲスな小市民・野々村真奈菜と、露出に目覚めそうな天然系スポーツ少女・細川雪が主なメンバー。
基本ゲスなちおと真奈菜は友人関係にありながら、自らのためなら相手を蹴落とすこともやぶさかではない間柄。スクールカーストの上位にいる人気者の雪ですが、気さくな性格でたまたま通学路が同じだったことから仲良くなっていく3人。しかし、ゲスでは一歩先を行く真奈菜はこの好機を逃すまいと、ちおを踏み台にして雪との仲を深め、リア充への仲間入り計画を度々実行しています。まあ、大体失敗しては「おかえり」と、ちおちゃんの元に帰ってくるオチですけどね。
他にも女の子大好き女子高生のカバディ娘・久志取まどかや、元暴走族でちおに惚れてる安藤繭太などなど、どこかしら壊れてるキャラしかいないので飽きようがありません。

最後に

「登下校」という日常の中にあるありふれたワンシーンのひとつでありながら、様々なハプニングのオンパレードによりハイテンションで描かれている作品。
こういった何かに特化した作品というのは、最初のインパクトは強くても、どうしても似た話が増えたりして徐々にグダグダになって飽きられていくものが多いと思います。ですが、この作品は衰えるどころか巻を重ねるごとにテンションは上昇し、毎回ツッコミどころが満載なギャグは面白い。
個人的にはできたらアニメ化して欲しいなとちょっと期待してます。コメディ・ギャグ漫画好きの人なら特に楽しめる内容だと思いますので、よければ読んでみてください。自信を持って強くおすすめさせていただきます。



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とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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