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2017年01月25日

【富士山さんは思春期】マンガ 感想&あらすじ 思春期の1ページを切り抜いた青春恋愛ストーリー

漫画アクション。2012年12月18日号から2016年1号まで連載。全8巻
作者:オジロマコト
他作品:猫のお寺の知恩さん



あらすじ

同年代の中では少し小柄な身長160cmの中学2年生、上場優一。ひょんなことから身長181cmの幼馴染、富士山牧央のことを異性として気になりはじめ、気持ちが昂ぶった勢いで思わず、

「俺たち、付き合わね?」と告白し、――「いいよ」という返事を貰った。

晴れて恋人同士になった富士山さんとカンバは、なぜか周囲にはバレないように振る舞いながら、連絡を取り合い2人だけの時間を過ごす。
神社でまったりデートしたり、夏祭りの屋台で遊んだり、花火を見ながらこっそり手を繋いだり、中学生らしい初々しい付き合いでゆっくり関係を育んでいく。

主要登場人物

・富士山 牧央
ヒロイン。三里第三中学校2年生。女子バレー部所属。身長181cm。家族や友人からは「牧」「牧ちゃん」と呼ばれています。身長に関して指摘されることぐらいは大して気にしませんが、男子生徒から執拗にからかわれた場合は厳しい鉄拳制裁をおみまいします。見た目に反して内面は子供っぽく無邪気なところもありますが、困ってる子を気遣う優しい性格の持ち主でもあります。小さい頃はいつもカンバと2人で遊んでいましたが、カンパが男友達とつるむようになってから距離が空き、そのことに少し寂しさを感じていたようです。


・上場 優一
主人公。三里第三中学校2年生。弱小男子バレー部所属。開始時の身長160cm。中学2年生の平均身長と比べると少し小柄。富士山さんからは「カンバ」という愛称で呼ばれています。富士山さんとは幼稚園の頃からの幼馴染という関係であり、着替えを偶然覗いてしまったことで異性として意識するようになり、カンバから交際を申し込みました。年相応に子供っぽいところもあり、いたずらをすることもありますが、からかわれたり、少し無防備なところもある恋人の富士山さんを気遣い守ろうとする男らしい一面もあります。交際を申し込んでokを貰っておきながら、周囲には秘密で付き合っていました。



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感想・見所

恋人になった幼馴染の身長181cmの少女と身長160cmの少年、思春期の可愛らしい距離感を保った日常と共に、交際を始めた中学生の初々しい清らかな恋愛を描いた物語。
中学生の身長差カップルの甘酸っぱい日常を描いている青春ラブコメディ漫画です。読み始めたきっかけは、確か1巻発売した頃にカワイイ富士山さんの表紙に惹かれて思わず手に取ったんだと思います。読んでるとちょっとこそばゆくなることもあるけどとても爽やかな作品です。

背のおっきい女の子、嫌いじゃない。むしろ結構好きかもしれません。今まで読んだ作品を思い返してみると、背の高いお気に入りキャラは多いですね。
例えば、「『エアマスター』の主人公・相川摩季」、「『ウィッチクラフトワークス』のヒロイン・火々里綾火」、「『ハル×キヨ』のヒロイン・宮本小春」、あと、「『魔法戦士リウイ』のジーニ」なんかも好きです。
アニメや漫画に出てくるヒロインは比較的小柄な子が多いように思えますが、大きい女の子もまた違った魅力がありますね。見た目はたくましそうに見えるんですけど、意外な弱い一面や乙女な一面を見つけると、個人的にはむしろ普通よりも守ってあげたい保護欲が増してしまいます。普段は目線が同じか少し高い女性が膝を屈めて少し上目づかいになってるときの姿、頭をちょっとぶつけてテレてる姿とか、すごいカワイイのではないかと強く主張したい。
ちょっと話が脱線しそうなので、そろそろ本編内容の感想書きます。

交際のきっかけは主人公ガンバが人気の女子の着替えを覗くために無茶をするという、思春期男子特有のバカ丸出しな行動から始まります。結局ガンバは目的を達成できなかったわけですが、その折に偶然目にしてしまった幼馴染の女の子・富士山さんの着替えが頭から離れなくなり、異性として強く意識するようになりました。
そして、身長をからかう相手には鉄拳での粛正を行っていた彼女に、通りすがりの子供が禁句の「大きい」を言ってしまい、マズイと思ったカンバは慌てて止めに入ろうとします。ですが、その子供に対して富士山さんは・・・、
「うん、大きいよ!」と優しい笑顔
普段とは違う天使のような彼女の笑顔を見たカンバは、「富士山、最高だぜ」と恋に堕ち、前のめりになった気持ちのまま告白し、あっさり「いいよ」という返事を貰えたことで中学生カップル誕生。交際がスタートしました。
気になり始めた理由はしょうもないのかもしれませんが、むしろ思春期の男子っぽくて現実的ではないかと思います。

思春期真っ只中の性に興味津々なお年頃である主人公・カンバの目線で物語は進行するため、若干のエロ描写はありますが、過度にはなっていないので作風はとても爽やかです。
メインの2人意外の登場人物も常識離れした突飛な設定をしたキャラは存在せず、とんでもない大事件が起こるわけでもなく、どこにでもいそうな中学生たちの等身大の青春を淡々と描いています。
恋人になった2人のやりとりを淡々と描いているだけなんですが、キラキラ輝いて眩しいです。テレながら手をこっそり握り合ったり、添い寝してドキドキしたり、机をくっつけて教科書を見せ合うだけで楽しくなったりと、見てるとこそばゆくなる描写も多いんですが、そんな純粋な恋愛はとても心地よい気分にもなるので心惹かれますね。ささいなことでドキドキ胸を高鳴らせていた時期、私にも確かにありました。

とにもかくにも富士山さんが可愛過ぎます。身長をからかう男子生徒には暴力も辞さない彼女ですが、実際はとても大らかで優しく、見た目に反して中身はとっても無邪気。無邪気ゆえにスキンシップが過剰になることもありますが、距離が近づきすぎてテレる表情もまた可愛い。
恋愛漫画なのにヒロイン富士山さんの「心の声」を使った心理描写がないのもこの作品の特徴。読者は富士山さんが今何を思っているのかは、心のセリフからではなく仕草と表情や様々な描写から読み取るしかありません。ですが、富士山さんはとても表情豊かな子として描かれており、さらに作者の見せ方も上手いので、想像でしかないことに変わりなくても手に取るように感情が伝わってきます。その1つ1つの仕草が本当に可愛い。

最終巻も素晴らしく、まさに青春の1ページを切り取った作品になりましたね。卒業まで見たかったという気持ちも全くないとは言いませんが、純粋に物事を捉えられていた一瞬のみに焦点を当てていたのはむしろこの作品らしいです。
初々しい2人の気恥ずかしさを伺える恋愛とともに、身長差から見せるドキドキなシチュエーションも良かったです。橋の上でカンバが段差を利用して目線を合わせながらの抱擁、雨の日に背の低いカンバの方が傘を差し出すなど、セリフを少なく、あるいは全く無言で絵を中心に見せるそれらの描写は見事な表現でした。
青春時代に戻ったかのような雰囲気を味わえ、思春期の独特な空気感に包んでくれる作品。読後感も心地よい気分にさせてもらえるので、よけらば読んでみてください。おすすめします。



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ハネ吉
とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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