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句会

俳句世界と句会

俳句は座の文芸と評されるほどに『座』というものが重要視されます。
『座(ざ)』とは句会のことと云ってもいいでしょう。

句会というのはこちらに詳しく載っていますが、互いの俳句のお披露目の場とでもいいましょうか、人からの直接の批評を聞ける貴重な『場』であるわけです。


俳句結社に所属すると、その結社に関係のある句会へと誘われることになるか、あるいは、俳句雑誌そのものに開催されている句会の情報が載っていることもあります。


結社に所属していると基本的にいずれかの句会に参加しなければなりませんが、だからといってまったく句会には参加せず、俳誌への投句だけする人も少なからずいらっしゃいます。

また、結社に所属していなくても句会に参加する方もいらっしゃいます。
具体的には次のような場合になります。





結社の中の句会

批評し合う場が句会ですから、そうした場には何百人も集まることはできません。せいぜい十数人といったところでしょうか。
ですから通常、俳句結社ごとに句会は多数存在しています。
結社主宰の近郊で開催される句会は、通常、当該主宰の主導のもと行われます。


また、多くの句会は月に1度程度のペースで行われますが、その月1回の句会が、主宰にとっては各地にあるため、月に10や20の句会になることもあります。
それだけの数は主宰といえどとても参加しきれないこともあるので、そうした場合は主宰のお膝元の地域であっても、師範代のような人を主宰が代理人として立てることもあるようです。


結社に属しながら句会に参加しない人

句会は上記リンクの説明からもわかるように、互いが互いの選をし、批評し合う『場』ですから、司会進行役は必要ですが、『先生』の存在は必ずしも必要ではありません。

このため当然、句会の開催についての資格なども必要なく、極端な話、誰の師事を受けたことのない人だけで複数集まっても句会は開催できることになります。

とはいっても、実際にはほとんどの句会はどこかの俳句結社の傘下となっている場合が多く、また主宰が先生として参加することも多いです。

俳句の上達に句会は大変重要な存在ですが、上記のような現在の句会を本来の意義目的からは少しはずれた位置にあるといって毛嫌いし、参加したがらない方も少なからずいらっしゃいます。

けれども結社に入り、雑誌に自分の句だけは載せたいという方は、近隣に誰も入っている人のいない、遠くの結社に入ればいいのです。

物理的に句会参加は難しいですから、無理強いして参加するように言う人はいないでしょう。
もちろん結社内で上を目指していこうと思ったら句会には絶対に参加すべきなのですが…。


結社に属さないで句会に参加する人

上で説明したように句会に必ずしも先生は必要ではないので、句会によっては結社に属している(主宰の場合もありますが、多くは主宰でなく先生でもない)人が司会進行役を担い、他の参加者は結社には正式に属していないような句会もあります。

こうした場合は主に司会進行の人が個人的に人を集めて始めていることが多く、自分から探すことはなかなかむつかしいかと思いますが、気になる俳句結社に連絡をとり、試しにそこの句会に参加させてもらったりすると案外そのまま正式に入会することもなく、句会だけには毎回参加することもできちゃったりするかもしれません。

どんな趣味・スポーツの世界でも、基本的に興味を持って近づいてくる人は大歓迎したいものです。
それは俳句の世界でも例外ではありません。


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プロフィール

伽藍(がらん)
俳句の才能はありません。 代わりに、才能ある人の発掘の手助けができればいいなと思ってます。
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