2012年01月23日
俳句結社とは
結社といわれるとどんなものを想像しますか?
もしかすると今の人は秘密結社とかシンジケートのようなちょっと怖そうなものを想像するかもしれません。
ところが実は、今の日本では「結社」というだけで、それはほぼ間違い無く「俳句の集まり」を指します。
もちろん何一つやましいことはありません。他の趣味でいうところの「同好会」や「グループ」、「チーム」などと何の変わりもないものと思ってまず、差し支えないかと思います。
他にも俳句をする人の集まりを「同人会」などと呼ぶこともありますが、この「同人」については別の記事で取り扱います。
関連
・同人とは
・俳句結社に入る人たち
もしかすると今の人は秘密結社とかシンジケートのようなちょっと怖そうなものを想像するかもしれません。
ところが実は、今の日本では「結社」というだけで、それはほぼ間違い無く「俳句の集まり」を指します。
もちろん何一つやましいことはありません。他の趣味でいうところの「同好会」や「グループ」、「チーム」などと何の変わりもないものと思ってまず、差し支えないかと思います。
他にも俳句をする人の集まりを「同人会」などと呼ぶこともありますが、この「同人」については別の記事で取り扱います。
関連
・同人とは
・俳句結社に入る人たち
俳句を始めようと本屋さんで俳句に関する本を探したり、近くの文化センターで開催される俳句教室なんかに行かれるかもしれませんが、その本の著者だったり、教室の先生はまず間違いなくどこかの俳句結社の「主宰」であると思います。
結社は大きなところで1,000人規模、小さくて数十人程度とピンキリに存在します。
実際のところは、「主宰=先生」とした組織が一般的になっていますが、形式上は主宰も含めた「相互研鑽」組織であり、互いの句を互いに批評し、高めあっていくという名目が一般的です。
句会の開催
結社の主な活動は句会の開催にあります。
句会とはある「場(座)」に集まり、互いに自作の俳句を出し合い、また、お互いに選をして評価しあったり、指導を受けたりすることです。
結社には極端な話、日本全国の人が所属していますから、たいてい各結社は地域ごとにいくつか句会を開催している場合が多いです。
俳誌の出版
また、たいていの結社は俳句の出版物である「俳誌」を定期的に出版しています。
俳誌は結社に属していれば基本的には自宅に届けてもらえますので、このため北海道に住んでいても東京の結社に所属する人なんかもいるわけです。
もしあなたがどこかの俳句結社について興味があり、連絡が取れるようでしたら、電話でも手紙でもハガキでもその旨を伝えれば、おそらくサンプルとして1冊送ってもらえるでしょう。
利益追求団体でなく、基本的には趣味の集団ですから、もしそれで思ったほど興味がわかなくとも、しつこい勧誘等の心配はないでしょう。
俳誌の値段は1冊1,000円としているところが多いみたいですが、サンプルとしてもらっただけならば、支払わなくても大丈夫かと思います。
もちろん「◯◯円でお譲りします」とか申されていた場合は支払う必要がありますが……。
もし支払う場合は、たいていの俳誌には郵便振込の用紙がついていますので、それで振り込むと良いでしょう。
用紙がない場合でも振込先は記載されている(たいてい後ろの方のページ)でしょうから、その場合は郵便局で振込用紙をもらいます。
こうした場合に限ったことではないですが、振込み等を行う場合は、用紙の控え(半券)を大切に保管しましょう。
いかんせん企業組織ではないため、振込み確認がうまくできないようなことがどうしても起こりえます。そうした時の証明としてこうした領収書の類のものは大変重要です。
俳誌を出版する全国の俳句結社
俳句結社の数は無数にあり、具体的に把握されていませんが、現代俳句協会・日本伝統俳句協会・俳人協会が後援する全国俳誌ダイジェスト 『俳壇抄』 に記載されている俳誌の数(=俳誌を出版している俳句結社)は平成23年11月現在465誌あります。
俳壇抄 年2回刊行の俳誌情報誌。各俳誌結社のおおよその概要が載っている。非売品ですが、発行所であるマルホ株式会社のホームページでは掲載されている結社の一覧を閲覧することができます。
俳壇抄投稿俳誌一覧
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