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2017年04月08日

トルストイ『アンナ・カレーニナ』


「おすすめの小説は何ですか?」

そう聞かれたら私は間違いなく、この『アンナ・カレーニナ』を推します。

今更詳しく説明するまでもないでしょう。世界最高峰と称される人類の一つの到達点です。

本当にこの小説は「完璧」という他ありません。まさに人生の全てを表現しています。主人公はその名の通り、裕福なカレーニンの夫人となる女性アンナ・カレーニナですが、トルストイ自身がモデルとされる、自然を愛する敬虔なリョービンも、もう一人の主人公と言えます。その他にもたくさんの人物が登場し、素晴らしい箇所が数えきれないほどある長大な小説なので、内容を詳しく紹介するのは差し控えます(本当は随分前に読んだので忘れている部分もあるので…すみません)。

私が最も感動したところを一つ選ぶとするなら、母親になったアンナが(自分の不倫のせいで)生き別れた息子と再開する次のシーンです。

彼女はその日の前日、幼い息子と会えるのを楽しみに、おもちゃ屋さんで長い時間いろいろ楽しく想像を膨らませながら、息子にあげるおもちゃを選んでいました。しかし短い再開の時が訪れると、我を忘れるほどに感情が溢れ出し、せっかく息子のために買ってきたたくさんのおもちゃを渡す事さえ忘れてしまったのです!

まったく、トルストイは男性なのに、どうしてこれほどまでに女性の気持ちが、母の気持ちが分かるのでしょう!

ともかく私は、テキトーな小説を100冊読むよりも、『アンナ・カレーニナ』を一回読む方がよっぽど得るところが大きいと、本気で考えています。

それほど完成度の高い作品です。

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posted by グサオ at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学
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グサオ
理学部生物科学科卒業。 大学の一般教養時代に哲学に目覚め、サラリーマンをしながら生物学と哲学の融合の道を日々模索しています。 特に進化論の考察を中心に進めています。 よろしくお願い致します。
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