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2018年07月06日

かぐや姫 / ソーサラー

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深い緑の中。無数の竹が生えるその一画に、密かな光を放つものがあった。内側から光を放つそれは決して目を射るものではなく、ただ静かに相応しき者を待っているかのようであった。

竹の中に眠る赤子は夢を見る。何故このような場所にいるのか。我が身に何が起こったのか。まどろむ内に記憶は薄れ、青竹の匂いに全てが混じり消えていく。

穏やかな眠りの中で、竹の赤子は空を焦う。闇夜に浮かぶ黄金の月。静かに竹林を照らす冷たい光は、月への梯子のように真っ直ぐに空へと伸びている。

何も知らずに眠り続ける、清らかで純なる赤子。穢れ多き地上に生まれ出たその時から、世俗の欲に晒される事を約束された赤子。それが赤子の罪であり、贖罪であることを知らず。
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