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2018年02月02日

スノウホワイト / クラッシャー

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母は美しく優しい人だった。「あなたはきっと美人になるわ」細く綺麗な母の手で頭を撫でられながら、そう言われるのが好きだった。私も母のように美しくなれるのだと思ったから。

いつからだろう。母が怯えた目で私を見始めたのは。身の周りの世話していた侍女が自死したころ?それとも大臣が謀殺されたころ?「あなたが恐ろしい」その言葉が忘れられない。

母は日がな一日鏡に向かうようになっていた。「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」私は答えを聞きたくなくて城を出た。その答えを聞く母を見たくなかった。

小人の元に身を寄せてしばらくしたころ、一人の老女がやってきた。「甘いリンゴはいらんかね?」「頂きます」私は全てを知った上でリンゴを齧る。これで母の心が戻るならと……
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