2018年03月07日
ネパール児童絵画教育プロジェクトを少しづつ振り返りたいと思います。
ネパール児童絵画教育プロジェクトを少しづつ振り返りたいと思います。
さて2月の21日から3月4日まで行われたネパール児童絵画プロジェクト、あっという間に終わりました。
12日間か移出、しかも海外に出たのは初めてでしたから緊張もありました。
帰国してすでに4日が過ぎましたが休む時間もなくあっという間に日常の仕事が始まり気が付いたらネパールでの体験の記憶も無くなってしまう気がしてブログにすこしづつ記録しておこうと思いました。
ネパールは先進国日本と全く違い発展途上国です。
まだまだインフラが整っていない部分も多くありましたが日本以上に急成長している国でもあります。
チベットとインドの間の国であり両国の文化的宗教的な影響も受けながら独自の文化を発展させている場所でもあります。
今回このプロジェクトに参加しようと思った経緯は10月末あたりにfacebookで知り合いになった方がfacebookのタイムラインにこのプロジェクトを載せていたことがきっかけで知るようになりました。
2018年3月、現時点で2か所のinternational schoolでARTの講師を務め、Grace:academyという小規模ながら絵画教室を運営している私ですが海外で教えるという経験は無く、このプロジェクトはとても魅力的に映りました。
主催者の先生とも実は1度も会ったことが無く、プロジェクトの詳細を聞くために電車ではるばる会いに行ってきました。
初めましてでありながらとても温厚な先生の姿に安心し信頼を覚えすぐさま参加の意思を伝えてきました。
ビザ、会費、授業内容、持ち物・・・いろいろなことがわからないことだらけでしたが先生方の温かい励ましの中で何とか準備が整っていきました。
何より家族と親族、職場、生徒の皆様のご理解とご協力の中で出発が出来たと思います、本当にありがとうございました。
早速1日目から振り返っていきたいと思います。
2月21日 1日目、羽田空港国際線ターミナル20時集合
21日は朝から5件ほど仕事があり超多忙な日でした。
前日まで荷物などはまとめておいて最後のチェックをしているところでした。
international schoolの授業引継ぎをぎりぎりまでして大慌てで帰宅。
20時羽田に間に合うためには家族の晩御飯は主人に任せて電車に飛び乗りました。
でも行き道の中で実はちょっと迷いがありました。
もし、ネパールで事故にあったら?
飛行機が墜落したら?
食事が合わなくて体調不良になったら?
病気になったら?
無償のボランティア活動でどうして家族を置いてまでこんなリスクを負いながら私は行こうとするのか・・・
やっぱりやめた方がいいじゃないか、・・・
ぎりぎりまで複雑に考えてしまっていました。
JR浜松町で乗り換えて、モノレールに乗るころにはそのような不安な感情も落ち着き時間的には十分ゆとりがある形で羽田の集合場所に着きました。
今回日本からの参加者は13人。現地で合流は加えて3人。合計16人
去年は20人以上の大きな人数で行われたそうで今年はかなりコンパクト。
でもほとんどの方々が初めまして、なのでさすがの私も緊張。
だれが誰だか名前も覚えられないまま飛行機の出発時間が近づいてきました。
21日はまだ平昌オリンピックが開催中だったので空港のあちこちでそのNEWSが流れていました。
夜中24時以降の出発だったので出発ぎりぎりまで皆さん仮眠を取っていました。
私はなぜか緊張で寝る気持ちになれず読書をしていました。
確かこの本を読んでいたと思います。
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そしていよいよ飛行機に乗り、出発。
ところが出発して1時間ほど経ち少しだけ仮眠をとっていたのですが吐き気に襲われ目が覚めました。
直前に勧められた飲み物が体調に合わなかったのか酷い吐き気と冷や汗がじわっと湧いてきました。
大急ぎでトイレに駆け込みましたが吐くことはなくただただ異常な冷や汗。
「こんなところで体調不良になるなんて!絶対嫌!なんとか助けて!」
久しぶりに命がけで祈りました。
隣では参加者の1番若い大学生の女の子がすやすや寝ています。
隣でいい大人がおえおえしていてもみっともないので本当に切実に祈りました。
お陰様で何とか数時間後には落ち着いていました。
夜中3時ごろでしょうか、時間帯的には少々強引な時間に機内食が配られ無理しない程度に堪能しました。
寝ぼけながら機内食を食べてしばらく過ごすとタイに到着しました。
2月22日、2日目 タイ到着
タイには5時間程度しか空港に滞在しないため街頭に出ることはありませんでした。でもせっかくタイに来たのでせめて空港内のショッピングモールを探検しようと一緒に参加しているメンバーの方とお散歩しました。
あちらこちらで見えるオブジェや装飾がやはりタイの雰囲気を醸し出していて見ていて飽きませんでした。
出発してま間もないですがネパールが一体どれくれいの品物を揃えられているか予想が出来なかったため万が一ネパールでお土産を買えないとこのタイ空港で購入しないといけません。
比較的美味しくてパッケージのデザインもお洒落で値段もそこそこなお菓子類を見ながら、万が一に備えてみて回りました。
参加者の方々と談笑したら少し疲れが出てきて空港のベンチで横になりながら少し寝ました。
こんな場所で寝れるかなと少し疑問でしたが、疲れていたのか意外とぐっすりと短時間でしたが寝ることが出来ました。
そんなこんなで5時間があっという間に過ぎ、タイからカトマンズに向かう飛行機の時間になりました。
昼ご飯は機内食。
お腹がけっこう空いていましたがけっこうスパイシーな内容で、しかも風で飛行機がけっこう揺れて数時間で到着した物の車酔いをしてしまいました。
疲れと緊張の連続で車酔いも加わりあまり調子は良くない状態でしたが何とかネパールに到着。
現地で通訳をしてくださるネパール在住の日本人現地リサーチャーCHIKAKOさん、今回のプロジェクトのためにわざわざフランスから来てくださった画家のYUKIさん達が温かく迎えてくださいました。
私には初めましてで、まだ体調も本調子でもなく慌ただしく今日泊まるHotelへ向かいました。
泊まったのは日本人夫婦がオーナーを勤めるHotel。
Hotelまでの道はとても荒れていて舗装されてもいないような道路も続き、ほこりが立ち込めていたのでマスクが必需品でした。
到着したHotelは日本人建築家によって建てられ、日本人オーナーによって運営されているせいかネパールにきているのを忘れてしまいそうなほど日本的なしっかりした建物でした。
日本はまだ寒く、また荷物を減らすためにダウンジャンパーやダウンジャケットを着こんでいた私はやっとそれらを脱いで気候的にはやや亜熱帯な場所に適した服装に着替えて少し休みました。
Hotelの庭園はよく整えられていてとてもみていて気持ちが良かったです。
山の上には飛行機の規模が小さいので全ての荷物を持っていくことは出来ずかなり絞った状態でパッキングしなくてはなりません。
初めて参加の私はベテラン参加者の方々の意見をもとに荷物を減らしたのですが12日の旅に対してちょっと小さめのトランクで参加したため(新しくトランクを買うのをけちったので)、どう頑張っても荷物がはみ出してしまいます。
仕方なくメンバーから手提げ袋を貸していただき複数のカバンを持つというちょっとスマートではない格好で明日から出陣しなくてはならないです。
そうこうしているうちに晩御飯の時間。ネパールで初めての食事は何と日本蕎麦店にて晩御飯でした。
ネパールの山の上では蕎麦粉が取れるため蕎麦粉で作ったものが主食になっているようです。
参加者の方々も比較的年配の方々もいたので日本蕎麦を美味しく堪能していました。
私は・・・すき焼き定食でした。
お味はしっかりとした味付けで肉も分厚くボリューム満点。
胃が少し疲れていたのか完食は出来ず60%くらい食べて終わりました。
食事のあとは自己紹介など含めて今回の抱負を話したり明日の打ち合わせなどして就寝。
食事が終わったのは確か7時半か8時でしたが日本と3時間以上時差があるため体感時差は10時か11時。
食後は眠気でフラフラで解散後速攻で寝ました。
次の日は早朝7時には出発でポカラという大きな湖がある街へ移動します。
三日目、早朝出発 カトマンズからポカラ行きの飛行機に
あまりよけいな事をしないでぐっすり寝たため、3日目の目覚めは気持ちよかったです。飛行機の乗り物酔いの苦い経験をしたため、車酔い止めの薬は完全に必需品。
朝食はHotelでさっとバイキングを済まし身支度を済まし出発。
ネパールでの飛行機は30−15人くらいしか乗れない小型の飛行機が多いため天候の都合でキャンセルや時間が延びることは日常茶飯事。
それでもこのカトマンズからポカラへのフライトは比較的順調に出航し、1時間後にはポカラへ到着。
ポカラ空港から車で20分ほど走りmamas'garden resortというHotelに到着。
こちらは案内人のCHIKAKOさんがかつてオーナーを勤めていたそうでCHIKAKOさんが手際よくあれこれ手配してくださいました。
このポカラはネパールで最も住みやすい地域なので最も居心地が良かったです。
カトマンズやポカラを経て思ったのはこちらでは至る所で出してくれるチャイなミルクティーが本当に美味しいです。すっかりハマってしまいました。
「ネパールでは水分は貴重、日本からのペットボトルがとても便利」と聞いていたので日本からのミネラルウォーターを少しづつ少しづつ飲もう・・・と構えていましたがこのミルクティーのおかげで水分の心配が全くないほどでした。
カトマンズは首都、ポカラも人口が多い方なのでインフラがよく整っている方なのでここまではそこまで不憫を感じることはありませんでした。
Hotel。
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