無駄に無駄な無駄の話

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そして寝て起きた。

民宿での初の朝？昼過ぎは夜とは違い案外爽やかな雰囲気。
Ｉも起きてきており、軽く挨拶を交わす。

仕事は夕方５時からの為、時間は充分にある。
私は当時２０代半ばに差し掛かる年齢で、民宿の利用客も概ね同世代だったため、この仕事までの時間に出会った人たちと粗方仲良くなった。
泊まっている目的も皆バラバラで、観光の拠点だったり住み着いている人もいたり、ダイビングのライセンスを取りに来ている人などがいた。
また、以外だったのは地元の人もチラホラ宿泊していたのだ。
大半は長期滞在者なのでそれなりにコミュニティも出来ており、その和に馴染めないときついかも知れない。
多くの民宿がそうであるようだが、長期滞在者がそのまま民宿スタッフにスライドしているようだ。

相変わらず時間があったので、Ｉとも話す時間がそれなりにあったが、話せば話す程Ｉに対して嫌悪感が湧いてくるのであった。
Ｉはこの時、自称３０代半ばだったと言っていた気がするが、年齢差の隔たりではなく、なんとなく人間性が嫌になってきていた。
が、泊まる所も紹介してくれたし、同じ職場で同じ宿、波風たてることはせず、適当にヨイショしていた。
まあ、根が単純なのか簡単に乗せられＩは上機嫌だったが…。

さて、今日も仕事の時間だ。



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