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2018年03月11日

女は怖い

あれは私が高校を卒業し暫くしてからの話。

当時私は地元の大手商業施設にてフレックスタイムで働いていた。
で、同じ施設でサービスカウンターで働いていたお姉さんとお付き合いしていたのだが、そのせいか女性の柵(しがらみ)がより顕著に見えてきた。
まず、私は高校の頃もここでバイトをしており、私よりも一つ年上のサービスカウンターのお姉さんは高校新卒で初めてこの施設に来た。
よって、立場上は彼女のほうが上であったが、この施設内での顔の広さは私のほうが上で、また、比較的可愛がられていたと思う。
その為、彼女よりも年上で勿論先輩である、ほかの女性従業員とも仲は良く、高校の頃からカラオケに行ったり呑みに行ったりと良く遊んでもらっていた。
主に行動を共にしていたのが、三人の女性従業員。
細身のGさん(元ヤン)。
普通体型のSさん(絶賛不倫中(当時))。
太り気味のAさん(真面目)。
である。
で、私の彼女になるサービスカウンターのお姉さんが入社した時に、派閥が派生してきたようだ。
彼女の同期入社は彼女も含め三人で全員女性。
彼女は自分を中心としたグループを他の従業員を巻き込み形成していたが、先輩女性グループとの関係は普通。
で、彼女と反目していた同期入社のMと自我か無いようなもう一人は二人いつも一緒にいた。
が、私は前述したように先輩たちとも他の従業員とも仲が良かった事もあり、彼女と付き合っててもMとも話したりしてた。

Mは先輩女性従業員を良く思っては居なかったみたいだが、表向きは普通に接していたように思う。
そんなMがある日私に言ってきた。
『GさんとAさんが、高い矯正下着を買ったみたいだよ。』
対して興味はないので、
『ふーん』
と返す。
構わず続けるMさん。
『だって細身のGさんが痩せる下着を買って、太ってるAさんが体型を維持する下着を買ったんだよ』
『太ってる体型を維持してどうするの?って感じじゃない?w』
と、嬉々として語ってきた。
彼女たちと仲の良かった私は少しイラっとして、
『そういう話題は女性の内輪だけの話じゃないの?嬉しそうに僕に話す必要は無いよね?』
ってちょっと強めに言ったの。
そしたら、彼女は突然の号泣。
因みに場所は我々の職場商業施設内、で私は休みでたまたまブラブラしていて、Mは仕事中。
ブラブラしていた私をMが捕まえて話してきたのだ。
で、営業時間内の商業施設には当然お客さんが沢山いる。
仕事中のMはどうでもいい話を私にしてきて、話の内容に同調しないといきなり号泣。
周りから見たら私がMを泣かした構図。
まだ、18歳の私にはこの状況を打開する最善案を見つけるとこができず、おろおろし、周りの不特定多数に対して『私が泣かした訳ではないアピール』をすることしか出来なかった。

後日、案の定私が商業施設内で従業員の女の子を泣かした噂は広がっており、様々なストーリーが尾ひれを長くしていた。

で、女は怖いって思った訳。
仲間内の会話を平気で拡散する。
自分の分が悪くなると泣く。
※後から判ったが、この時泣いたのは確信犯だった。


って、なんとなく過去を振り向いて書いてみたら、別に…ありがちって感じなんだが、当時の私からしたか、怖い体験でした。



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