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2014年11月22日
【都立中高一貫校】 適性検査本番迄の必殺勉強方法
★ 第4コーナーを曲がり最後の直線
気がつけば、いよいよ11月も後半です。
2月初の受検本番まで、いよいよ2か月強となりました。
競馬に例えると、いよいよ第4コーナーを曲がり最後の直線に入った状況でしょうか。
サッカーに例えると、後半の残り10分の状況でしょうか。
要は、最後の勝負所に差し掛かったと言うことです。
別に焦らせるために、このようなことを言っているのではありません。
非常に大切な時期であることを伝えたく、このような例を出させて頂きました。
今日は、この大切な最後の勝負所の勉強方法について、ちょっと思うところを書いてみようと思います。
★ 学力が急伸する時期は今
まず、最初に大切なポイントを書いておこうと思いますが、これから入試本番までの約2か月間の時期は非常に学力が伸びやすい時期です。
私自身の数十年前の経験でもそうですし、私の子供達の経緯を見ていても、間違いなく言えることです。
私の都立中高一貫校に通う息子を例にすると、小学校6年生の夏過ぎに2回ほど模試を受けましたが、結果は散々で、2回共に偏差値は50未満でした。
本格的に受検勉強を始めたのが小学校6年生の夏前でしたので、ある意味已む無い部分もありました。
しかし、全く手も足も出なかったと言える状況で、志望校別の成績順位も後ろから数えた方がはるかに早い順位だったことを覚えています。
その後は、ずっと続けたサッカーの試合と重なるなどで模試を受けるチャンスはありませんでしたが、勉強している様子を見ていて、受検本番前の2か月間で一気に学力が伸びたように思います。
短時間でスムーズに作文が書けるようになりましたし、各校の適性検査Uの過去問やそれに類する練習問題を早く正確に解答できるようになってきました。
これは、息子本人も感じることだったらしく、受検1月前ぐらいになると、「最近、問題が簡単にできるようになった」とよく言っていたものです。
そして、問題がスラスラ解けるようになってくると、それが自信となり、受検勉強に一層前向きになるという好循環に乗ったように思えました。
この時期は、今まで勉強してきた基本的な知識・能力が有機的に結合し、目に見える成績に出やすくなるタイミングなんだろうと思います。
だからこそ、持っている力を十二分に発揮させるためには、この時期の過ごし方が非常に大切になるのです。
★ 自分で考える
最後の勝負所に差し掛かっていることと、この勝負所の大切さを述べてきました。
では次に、この時期に取るべき勉強法の話をしましょう。
まず、進学塾で受け身の講習に参加するよりも、子供自らが能動的に問題へ取り組む勉強環境を整えることが重要です。
特に、都立中高一貫校の受検問題は、「考えさせる」問題や「自らの考えを表現させる」問題ばかりです。
普段、子供自らが能動的に問題へ取り組むようでないと、都立中高一貫校の受検問題への解答力は向上しないと、簡単に想像頂けると思います。
次に、具体的な勉強方法ですが、「過去問」と「適性検査Uに似た問題」を、数多く行うことだと思います。
過去問については、「受検予定の学校分以外もする」「何度も何度も問題を覚えてしまうほど繰り返す」ことが重要だと思います。
過去問の取り扱いについては、試験本番の少し前に一度だけ行うものだと考えている人が多いと思います。
しかし、これは明らかに間違いです。
「過去問」を何度も何度も、繰り返す。
同じ問題を何度も解くことで、問題の傾向・難易度・癖・解答の時間配分を体で覚える。
これからの受検本番までの勉強で、最も効果的な方法です。
そして、「過去問」に取り組みながら、問題量をこなす為に、過去問に類した問題にも取り組めばよいのです。
★ 通信教育を上手く活用する
では最後に、過去問に類した問題に取り組めばよいと書きましたが、この点は通信教育を上手く使えば良いだろうと思います。
(私は自身が高校生の頃に通信教育で勉強しましたし、子供達も通信教育で勉強しましたので、ついつい通信教育を推奨してしまいますが。)
私はZ会の回し者ではありませんが、Z会の問題は都立中高一貫校の適性検査と非常に親和性が高いと思っています。
今までも、ブログでZ会について触れたことが何回かありましたし、広告も貼ってきました。
そして、先ほど次のリンクにあるような実績を見つけたのですが、凄くないですか?
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添付リンクは、Z会の中学合格実績なのですが、後半にある「2014年度 Z会員公立中高一貫校合格実績」の部分を見てみて下さい。
都立中高一貫校の部分だけ、合格者数がかなり多いことがわかると思います。
特に桜修館は、合格者の58名がZ会を行っていたとなっています。
補欠合格者を含めても、合格者は180名程度のはずですから、実に合格者の約1/3がZ会で勉強していたことになります。
このサイトをたまたま見つけ、私が以前からZ会の問題と都立中高一貫校の適性検査問題に類似点が多いと指摘していたことに間違いはなかったんだと、少し嬉しく思っています。
入試本番までの2か月間でも、Z会をしてみるのも良いかもしれませんね。
もちろん、5年生以下のまだ時間のある子供達も、考えてみてはどうでしょう。
気がつけば、すっかりZ会のセールスマンのような記載になってしまいましたが、参考にしてもらえればと思います。
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2014年11月08日
【都立中高一貫校】 独自学科「論理を学ぶ」
★ 論理を学ぶとは
私の息子の通う都立中高一貫校では、来週1週間は学校公開ウイークとのことです。
今朝、息子が言っていました。
学校公開については、息子が1年生の頃に一度行ったきりです。
何か面白い授業が見れるならまた行ってみようと思いながらも、そもそも平日はとてもムリですし、ずっと見に行く機会を逃しています。
でも、以前から一度見てみたい授業があるんです。
それは、息子の通う都立中高一貫校だけで行われている「論理を学ぶ」と言う授業。
私の息子の通う都立中高一貫校では、「論理的思考」を身に付けることに重点を置いています。
「論理的思考」という言葉は、学校教育の基本方針となる「学校像」「育てたい生徒像」「教育理念」の条文に何度も何度も登場します。
そうです、学校経営の憲法というべき教育方針の根幹に「論理的思考を身に付けさせること」が執拗に書かれているということです。
そして、学校側はその教育方針の実現手段として、「国語で論理を学ぶ」とか、「数学で論理を学ぶ」などの他校にない独自科目を設け、月1時間程度の授業時間を割り当てています。
この「論理を学ぶ」こと、実は生徒達に極めて良い影響を与えているのではないかと、私は思っています。
★ 論理的思考とはなんぞや
でも、「論理的思考」と言っても、なんだかわかりそうでわからない言葉だと思います。
聞く人それぞれの経験や普段の言葉の使い方から、捉え方が違うのではないかと思います。
かなり以前ですが、息子から聞いた授業の内容や授業で配布された資料から、学校側が考えている「論理的思考」をもう少しわかりやすく表現すると次の3文になるかと思います。
〇 世の中の事象・言動について、分解・整理した上で本質を捉えて理解していく思考
〇 理解するだけでなく、自らの判断・行動の材料に正しく活かしていく思考
〇 そして、自らの理解・判断した考えを、相手が容易にかつ正確に理解できるように説明していく思考
このように、見聞きしたことの「本質を捉えて理解する」「判断に十分活かす」「相手に容易かつ正確に伝える」ことができるよう、6年の歳月で、思考の形式を訓練していく独自学科と言うことです。
具体的内容は覚えていませんが、授業で配布された資料を見て、その体系づけられた内容に感心したことを覚えています。
★ 論理的思考はリーダーの必須条件、そして・・・
上述の3文を見て頂くと、特に説明を足さなくとも、おわかり頂けると思います。
この独自学科にて、文化的な社会で生活する上で非常に大切な思考の訓練をしているのです。
特に、このような論理的思考は、どのような組織においてもリーダーとなる人物には必要不可欠な能力となります。
又、これは私の推測ですが、この論理的思考の訓練は、学力の向上にもかなり大きな好影響を与えているはずです。
数学、国語、英語などどのような学科でも、常に論理的に学習することを意識すれば、その理解・応用力はかなり変わってきます。
この独自学科は月1時間ですが、月1時間で論理的思考の大切さやその体系を学ぶと、普段の学習にも活かせるというものです。
実際、息子の通う学校は、都立中高一貫校の中で、偏差値が低めで入りやすい学校とほんの数年前迄言われていましたが、卒業生は1番・2番を争う大学合格実績を出し続けています。
このパフォーマンスの良い学力向上の背景には、「論理的思考」を重視した教育方針による効果が大きくあるだろうと思います。
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☆ 都立中高一貫校受検で合格を勝ち取るには、「数値による論理的な思考力」と「自分の考えを表現する力」を鍛えることが必要です。これら能力を鍛えるには、とにかく「子供のチャレンジ精神をくすぶり、かつ、質の良い問題に多く取り組むこと」に尽きますが、これにはZ会が最適です。
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。
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