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2015年05月09日

【都立中高一貫校】 作文の極意はお笑い芸人から盗め!




 
★ くりぃむしちゅー上田の場合

日テレのしゃべくり007などを見るといつも思うのですが、くりぃむしちゅーの上田の司会は本当に上手いと思います。
そう思いませんか?
 
彼の司会の上手さは、どこにあるのだろうか・・・。
 
私の勝手な分析ですが、視聴者にゲストとの会話を「簡単に」理解させるところに、彼の非凡さがあるのだろうと思っています。
 
彼の巧みな司会で、視聴者は、ゲストの面白い話がストレスなく「簡単に」頭に入ってくるので、心地よく番組を見れるのだろうと思います。
少し、タモリの才能に近いかもしれません。
同じ司会でも、さんまや島田紳助のように、自らが考えるストーリーにゲストを巻き込みながら、番組を面白くするタイプとは少し違う気がします。
 
さて今日は、冒頭からいきなり、「くりぃむしちゅー上田」の話をしてしまいました。
なぜ、上田の話を持ち出したか。
彼の話術は、国語力(論理的思考力)を鍛える教材として最適と思うためであり、普通の人でもその優れたポイントを見出しやすいためです。
今日は趣向を変えて、お笑い芸人の話を延々と書こうとした訳ではありません・・・。
このブログを読んでくれる方は、受検を考えている方が中心ですからね。(笑)
 
彼の話術が、どのような点で優れているか、どのように国語力(論理的思考力)の強化に活かせるかを、簡単に紹介していこうと思います。
 
 
★ 「国語力(論理的思考力)」とは何か
  
まず、上田の話術が優れていることを理解するためには、「国語力(論理的思考力)」とは何かという、やや硬苦しい話をする必要があります
少し付き合って下さい。
 
かなり以前ですが、次のような記事を書いたことがあります。
【都立中高一貫校】 3日間で作文を上達させる方法
【都立中高一貫校】 独自学科「論理を学ぶ」
 
時間があるようでしたら、ぜひ、過去の記事も読んでもらいたいと思いますが、有名な福嶋国語塾の福嶋先生は次のようなことを言っています
 
「国語力」=「論理的思考力」=「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」

要は、普段よく口にする「国語力」とは、「論理的思考力(物事を順序立てて思考する能力)」と同じことであり、「論理的思考力」は「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の総合力と同じだということです。
 
又、「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」も、簡単に説明すると、次のようになります。
 
「言いかえる力」=「つまり」「要するに」「例えば」などの接続詞を使い、「具体的なこと」を「抽象的なこと」に、逆に「抽象的なこと」を「具体的なこと」に言いかえる力
 
「くらべる力」=「それに対して」などの接続詞を使い、「AよりはB」、「AではなくB」などと、対比することで伝えたいポイントを際立たせ強調できる力
 
「たどる力」=「AだからB、BだからC、そしてCだからD」という因果関係を伝える場合、相手の理解度に応じて、その関係を説明する程度を調整できる力(何も知らない相手にはA→B→C→Dと順番に詳しく説明する必要がありますが、A・B・Cを知っている相手にはC→Dの部分さえ説明できれば話は伝わります。相手の理解度を見抜き、説明のレベル感を調整する力ということです)。
 
そして、この3つの力(「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」)を意識すれば、「相手が容易にかつ正確に理解できる」ような話が出来たり、文章を書けるようになるということなのです。

かなり簡単に記載しましたが、国語力(論理的思考力)を身につけるには、非常に大切なポイントです。
あまりお金をかけることを煽りたくないのですが、次の福嶋先生の本を読むと、よくわかります。
都立中高一貫校の受検を検討されている家庭には、本代千数百円の投資を遥かに上回るリターンがあるので、ぜひ一度読んでみて下さい(中古本なら数百円で購入できます)。
 

「ビジネスマンの国語力」が身につく本

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※ まず保護者が理解するには、この『「ビジネスマンの国語力」が身につく本』が良いと思います。
  この記事の下部にも、福嶋先生の本のリンクがあります。

  
★ 論理的思考力に秀でる
 
さて、話を「くりぃむしちゅー上田」の話に戻しましょう。
 
彼の話し方を注意して聞いていると、まさしく「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」をフル回転にして、司会をしています
 
「お前、何かぁ、それはXXXXXXだと言うことかぁ」(@)とか、
「だからなんだな、△△△よりも□□□□がいいということなんだろ?」(A)とか、
「お前が〇〇〇したのは、◕◕◕◕◕だと思ったからなんだろ?」(B)と言った表現をよく使っています。
 
ゲストや周りの芸人の発言に、このような表現を加えることで、ゲストや周りの芸人の発言や行動を、視聴者がスムーズに理解できるようにしているのです。
 
@は、まさしく「言いかえる力」。ゲスト達が言った個別具体的な表現を一般的で抽象的な言葉に置き換えたり、その逆にゲストの抽象的すぎる言葉を具体的な例で示したりして、そのゲスト達のことをよく知らない視聴者にも上手く伝えています。
Aは、「くらべる力」。ゲスト達の話を、世の中の誰もがわかるようなものと比較して、ゲスト達の話をより解りやすくし、その話の面白さを上手く引き出しています。
Bは、「たどる力」。あまり話慣れていないゲストの場合、話が飛んでしまうこともあるため、話が飛んだ部分を上手く補って、話の連続性を保ち、視聴者が理解し易いようにしています。
 
このような感じで、彼の話ぶりをつぶさに観察していると、彼は抜群の論理的思考力の持ち主であることがよくわかります
 
あと、私は、ホンジャマカの石ちゃんなんかも、非常に論理的思考力が高いなぁと思います。
まあ、テレビの第一線に残り続ける芸人は、総じて素晴らしい論理的思考力を持っていると思います。
結局は、この能力が高くないと、時流に乗った芸などで一時的に売れても、そのうちに消えてしまうのでしょう。
 
 
★ 国語力(論理的思考力)は芸人から盗め!
  
国語力(論理的思考力)と言うのは、人間が文化的生活を行う上で非常に大切な能力です。
芸人の世界だけでなく、普通のサラリーマンの世界でも、この能力の程度がビジネスの成功/失敗や出世に多大な影響を与えると言えます。
  
ただ今は、あまり大きな話をするのはやめましょう。
このブログを読んでくれているメイン層の方々が最も関心のある事項に絞った話にしましょう。
そう、子供の「作文を書く能力」「長文を読解する能力」を引き上げることに絞って
 
文章を書く能力、そして文章を読む能力というのは、話す能力と根幹は同じです。
一見、それぞれが別々の能力と思われがちですが、論理的に話ができる人物は他人に伝わり易い文章を書く能力もありますし、他人の文章を的確に読解する能力もあります。
そして、文章の読み書きだけでなく、自らの頭の中で様々な情報を的確に処理する能力もあり、判断力にも優れています
 
国語力(論理的思考力)がついてくると、書く、読む、話す、そして考えることの全ての能力がアップするということです
そういうものです。

「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」に意識し、国語力(論理的思考力)を底上げすると、必然的に「作文を書く能力」「長文の読解力」も向上するということなのです
(福嶋先生の本にはこの理屈が詳しく書かれています。)
 
あ、気がつけば、調子に乗ってタラタラと書きすぎたように思います。
 
次回、私が考える「芸人からの国語力(論理的思考力)の学び方」を書いてみたいと思います。
まあ、学ぶのは芸人からだけでなく、普段の生活の中でもできる国語力(論理的思考力)の付け方を考えてみようと思います。
勉強は、机の上だけで行うものではありませんから。

 
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以上  
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2015年04月29日

【都立中高一貫校】 諦めるのは早い、小6から始める受検対策!




 
★ 私もお兄ちゃんと同じ〇〇〇に行く!

先週土曜日、都立中高一貫校に通う息子が小学生の頃にお世話になった塾に行きました。
その目的は、一番下の娘を入塾させるため。
 
下の娘も気がつけば小学6年生となりました。
そして、最近になって、「中学校は、私もお兄ちゃんと同じ〇〇〇に行く!」と言い始めました
突然の受検宣言には、クラスメイトの影響が多分にあるようです。
都立中高一貫校の受検を考えている友達が数人いるようで、最近は学校でも「受検する?しない?」といった話をすることがあるようです。
つい数か月前まで、「お兄ちゃんみたいに勉強したくないから、絶対に〇〇〇には行かない」と言っていたのに・・・。
 
正直言って、一番下の娘が都立中高一貫校を受検しても、合格できる可能性はかなり低いだろうと思っています。
小学校での勉強はそこそこできると思います。
しかし、一番上の娘のように負けず嫌いの勝気な性格ではなく、息子のようにまじめにコツコツと物事に取り組める性分でもなく、人当りが良くて明るいことが取柄のごく普通の女の子ですから、今後の厳しい時期に踏ん張りが効くのかなぁ・・・と感じています。

まあ、高倍率の狭き門を突破するのは相当に難しそうですが、でも、いいのです。
一番下の娘の場合、都立中高一貫校を目指すことをきっかけに、勉強する習慣が身に付き、そして学ぶことの楽しさを実感できれば良いと思っています。
 
 
★ 小学6年生から都立中高一貫校を目指す!
  
気がつけば、前置きがかなり長くなりました。
そして、記事のタイトルとなんとなく合わないニュアンスでの書き出しとなってしましました。
 
私の下の娘の場合、ちょっと厳しい結果になりそうな気がしていますが、私は小学6年生からの受検対策でも合格できる子供は多くいるだろうと考えています。
 
都立中高一貫校に通う息子が受検勉強をした時の例で、小学6年生の今からでも間に合うと考える根拠などを書いてみたいと思います。
 
 
★ 都立中高一貫校に通う息子の場合
 
今までの記事で何度か書いたことがありますが、都立中高一貫校に通う息子が受検勉強を始めたのは、小学校6年生になってからです。
小学6年生になる春休みに受検しようという話となり、実際に本格的な勉強を始めたのは小学6年生の夏休みからです。
 
息子が小学6年生になる春休み、私は中学・高校生の頃に戻ったつもりで、実際に数校の適性検査の問題を解いてみました。
問題を解く感覚はかなり鈍っていましたが、あの時の直感は、「都立中高一貫校の選抜は、算数が得意な子供にすごく有利な仕組みになっているな」ということです。
又、「ある程度の基礎的な学力があれば、適性検査と同じような問題を繰り返し行うことで合格できるのではないか」とも思いました。
そして、算数が得意な息子には凄く合っていると思ったものです。
 
その後、塾には行かずに自宅で勉強し始めましたが、普段は私の帰宅が遅く、難しい問題の指導などが思い通りできない為、夏休みから近所の学習塾に通うことにしました。
 
ちなみに、近所の学習塾に行く前に、有名な進学塾(N能研)に相談に行ったことがあります。
あの時は、その進学塾の先生から「転塾で来られたのではないのですか?今から受験勉強を始めると言うことですか?普通は4年生・5年生から受験勉強を始めるのですから、本当に受験するかどうかはよく考えた方がいいですよ。」と散々言われました。
更に、都立中高一貫校を希望していることを伝えると、「都立中学よりも私立の方がいいですよ」というニュアンスの話を聞かされたものです。
 
そして、近所の学習塾に相談に行った時も、「今から受験勉強ですか?」と驚かれ、受検対策を引き受けるかどうかは数回通塾してもらった後に返事をさせてほしいと言われたものです。
この近所の塾は、どのような子供でも引き受ける普通の学習塾です。
特に中学受験を専門にする先生ではないのですが、やはり常識的に小6の夏休みから受験勉強を始めるというのは普通じゃないと思われたようです。

ただ、数校分の適性検査問題を解いた私は、「算数が得意な子供であれば、勉強の仕方次第で半年の受検勉強でも合格できるはず」との考えを捨てきれず、塾の先生方の話で受検を諦めようと思ったことはありませんでした
 

★ 愚直に繰り返す・・・
  
その後、私から特に要望した訳ではありませんが、塾の方では過去問や類似問題を数多く繰り返すような勉強をしていました(進学塾ではないので、特別なテキストがなかっただけなのかもしれませんが・・・)。
自宅でも、塾の宿題やZ会で、適性検査に似た問題を繰り返し行いました
 
何か特別な勉強法をした訳ではないということです。
愚直に、適性検査に準じた問題を繰り返し、繰り返し、繰り返すことをしただけです。
 
おそらく、算数の得意な子供であれば、「適性検査に準じた問題を繰り返す」勉強だけで、小6の今からでも、合格を狙える位置まで到達できるだろうと思います。
 
都立中高一貫校の適性検査問題は、小学校で習う学習範囲内から出題する必要があります。
しかし、簡単な問題では、優秀な生徒の選抜が難しくなります。
「小学校で習う学習範囲内から出題」しつつ、「優秀な生徒を選抜」するとなれば、ロジカルな思考ができないと解けない算数系の問題を出すしかないのです、学校側としては。
 
以前、私が書いた記事も見て頂ければと思います。
算数の能力で勝負の大勢が決まることを、理解頂けると思います。
(やや学校間でその程度に差はありますが。)

【都立中高一貫校】 適性検査で求められること  ←クリックして下さい

元々、算数の出来る子供は、ロジカルな思考を身に付けるのもスムーズです。
受検すべきかどうかお迷いの家庭においては、子供の得意科目が算数であれば、今からでも果敢に都立中高一貫校にチャレンジしてはどうかと思います
 



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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

 
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以上  
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小学生遊び風景.jpg

2015年03月28日

【都立中高一貫校】 2015年適性検査問題で合格する子供像を追う





★ 2015年適性検査問題を見る
 
今朝、何気に息子の通う都立中高一貫校のホームページを見ると、今年の適性検査問題がアップされていました。
 
折角アップされましたので、今回は、今年の適性検査問題について書いてみたいと思います。
 
でも、書くと言っても、「適性検査の問題を解いて、その答えを解説する」ような退屈なことはしません。
適性検査問題の具体的な解説自体は、進学塾講師などのその道のプロに任せましょう。
まあ、そもそも、私のような素人が挑んでも、誤った答えを下手な解説で伝えることになるだけでしょうから。
 
今回は、「合格する子供はどの程度の能力があるか」、言い換えれば、「受検勉強において、どの程度の到達点を目指せば合格が射程圏に入るか」が、ちょっとイメージできるような切り口で、適性検査問題を見ながら、私の考えを書きたいと思います。
 
それでは、今年の桜修館の適性検査Uの問題を見てもらいたいと思います。
適性検査Uでは、算数を中心とした科目を複合した問題が出題されます(適性検査Tは作文問題です)。
ちなみに、大問1が桜修館独自問題で、大問2・3が他校との共通問題のようです。

問題を解く必要はありませんが、問題文を一通り読んでみて下さい。
時間を計りながら、大問1から3までの全文章を、新聞を読むような感覚で、自然体のスピードで試してみて下さい。
 
さあ、どうぞ。

2015年桜修館の適性検査U) ← クリックして下さい
  
 
★ 合格答案の目安
 
さて、どれぐらいの時間がかかったでしょうか。
 
私は、約5分かかりました。
おそらく、多くの方も5分程度を要したものと思います。
 
まずは、解答時間と問題量の関係を掴んで頂こうと思います。
 
受検する子供達は、「@問題を読む」→「A出題の意図を理解する」→「B解答を出すプロセスを考える」→「C計算する」→「D答案用紙に答えを書く」という、かなりおおまかにですが、このようなステップを踏みながら解答していきます。 
 
このステップを考えると、なんと最初の「@問題を読む」だけで、5分程度も費やすのです。 
試験時間は45分ですから、時間対比でトンでもないぐらいの問題量が出ると想像頂けると思います。
  
そして、次は合格に必要な正解解答率を考えたいと思います。

合格に必要な正解解答率の目安について、受検する年の受検倍率や問題難易度で左右しますが、適性検査Uでは6割弱の正解が必要と言われています。
 
「6割弱」と聞いて、「な~んだ、2/3に答えることができれば合格なんだ」と考えるのは非常に甘いです。
適性検査の採点は、全受検者の答案をフェアに見るためだと思いますが、非常に厳しいです。
計算式の表現にちょっとおかしな点があるなどでも、大きな減点をされたりしているはずです。
  
私の息子が受検した時の話を例に説明しましょう。
 
私の息子は、適性検査が終わって会場を出てきた際、「作文じゃない方の適性検査、ひょっとすると100点かもしれない。今までの模擬試験や過去問などをやってきた中で、ダントツで一番良くできた!」と、自信満々でした。
まあ、その後も頭の中で気になる問題を解き直していたようで、その日の夕方ぐらいに、「あ、しまった。今思うと、どう考えてもあの答えは間違えてる。あの答えが間違えてるとなると、次の答えも間違えてる」などとボヤいてましたが・・・。
まあ、そんな状況を総合的に考えても、息子自身は、8~9割程度の問題に正解できた自信があったようです。
 
しかし、後に成績開示を受けて内容を見てみると・・・。
記憶ベースですが、6割5分程度の点数だったと思います。
 
この事実を踏まえると、受検する子供の感覚で「8割」は出来たと思える解答ができなければ、まず、実際の点数は合格のボーダーである「6割弱」に届かないだろうと思います。
子供自身が「できた」と思っていても、厳しい採点基準により、中途半端な解答はことごとく減点や不正解の扱いとなっているはずです。
  
以上から、「これだけの問題量を、たった45分間にて、自信のある解答で答案用紙の8割以上を埋めることができないと、合格はかなり厳しい」ということです。 
これから受検勉強を進める上で、目標とするラインということにもなります。
 

★ 時間との駆け引きが勝負を分ける

さて、適性検査の「解答時間」「問題量」「自信のある解答の割合」の関係を、あらましご理解頂けたと思います。

適性検査問題を時間制限せずに解かせると、都立中高一貫校を受検する子供であれば、その多くが正しい解答を出せると思います。
問題内容を見ると、表・グラフの読み取りや優先順位などで確率を考えるようなロジカルな思考力を試す難しい問題が多いですが、逆にロジカルな問題であるが故に、時間をかけて手順を追って考えればできる子供は多いはずです。
知らない難しい知識が求められている訳ではありませんから。
 
適性検査では、パッと見は同じように「できる」子供達から、ロジカルな思考力が「真に優れた」子供と「まだ発展途上にある」子供を、処理スピードによる能力差で振り分けて合否を決めているのです。

では、問題を「速く」「正確に」できる子供と、「速く」か「正確に」のどちらかしか満たせない(もしくは両方満たせない)子供の差はどこにあるか。

上述の「@問題を読む」→「A出題の意図を理解する」→「B解答を出すプロセスを考える」→「C計算する」→「D答案用紙に答えを書く」のステップで考えて見ましょう。
 
私は、「速く」「正確に」できる子供の脳ミソは、問題を1度読むだけで、同時に「出題の意図を理解」し、また同時に「解答までの道筋が立つ」構造になっているんだろうと思っています。
「@問題を読む」を1度終えると、「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」も並行して終わっていると言うことです。
 
「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」を上手くこなす力が十分でないと、「@問題を読む」を2回、3回と繰り返すこととなります。
2回繰り返すと、問題を読むだけで10分が必要となります。
3回繰り返すと、問題を読むだけで15分が必要となります・・・。
45分間のテストで、これではとてもライバルに太刀打ちできません。
 
よく、世の中では、問題を解くスピードを上げるために、単純な計算問題を多くこなす勉強方法が推奨されます。
100%間違いではありませんが、どうも根本的な対策にはなっていません。
 
ついでに、ケアレスミスが多い子供も、「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」をこなす力が十分でないことが多いはずです。
ケアレスミスを無くす根本的な対策は、これらABの力をつけることです。
なぜケアレスミスをするか。
「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」を考えることで頭がいっぱいになっていて、目先の単純な作業に気を配れない状態となっているためです。
これらABの力がつけば、目先の単純な作業にも十分な気配りが可能となります。
ケアレスミスの話は、また今度機会があれば書きたいと思います。
今日の本題ではありません。
 
更にもう一点。
よく、試験では、「難しい問題(時間のかかる問題)は後回しにしなさい」と言います。
確かにその通りであり、極めて重要な戦術だと思います。
しかし、この「後回しにする」という判断は、「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」の能力が十分に備わった者だけが行える戦術であることを、しっかりと認識しなければいけません。
これらABの能力があるからこそ、「この問題は時間がかかりそうだ」とか「この系統の問題は今まで解いた経験が少なく正解する可能性が低そうだ」などの思案が働き、「後回し」にするという的確な判断が可能となるのです。
これらABの能力が低いと、本当はやさしい問題なのに判断を誤ることも十分にありえます。
 
 
★ 「出題の意図を理解する」「解答を出すプロセスを考える」
 
上述の「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」の能力を向上させることの重要性がご理解頂けたと思います。
 
この能力を身に付けるには、やはり、適性検査に近い問題を数多くこなすのが一番だと思います。
とにかく、自分自身で能動的に問題を解き、その考え方に慣れることに尽きます。
問題を多くこなすことで、「@問題を読む」ことをしながら、「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」も並行してできるように脳を鍛えていくことが大切なんだと思います。
   
高額な進学塾の講習に参加しなくても、過去問や通信教育の教材だけでも、何度も何度も地道にこなせば、十分な効果があるはずです。
「A出題の意図を理解する」「B解答を出すプロセスを考える」の能力は、教えられるものというよりも、自らが自らの頑張りで身に付けていくものですから。
 
 





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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。

 

 
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2015年01月01日

【都立中高一貫校】「不合格」リスクを考えるは今





★ 今年もよろしくお願いします

新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、新年早々、「縁起でもない」と叱られそうですが、「不合格」リスクについて書かせて頂こうと思います。
(今回は、前々回から続けている「都立中高一貫校の良い点の紹介」は休みます。)

受検生の保護者にとって、時間的余裕のある正月に、しっかり考えておくべきテーマだと思うためです。
また、受検まであと1月ですから、合否が判明するのも、さほど先の話ではありません。

「合格」よりも「不合格」となった場合のアクションを考えておかないと、合格発表後の適切な対処方法がわからなくなるだろうと思います。
受検で不合格となった場合に備え、「子供をしっかりと育てること」の歯車が狂わないよう、むしろ、親子共々に受検前よりも一回り強靭な精神の持ち主となれるよう、アクションの取り方をしっかりと考えておくべきだと思うのです。

当然ながら、私も色々と考え、そしてその備えをしてきました、子供が受検した年は。


★ 合格したい気持ちに比例する不合格時の凹み

「何が何でも合格したい!」

その気持ちで、子供が勉強に取り組むことはいいことです。
いや寧ろ、チャレンジするのですから、全力で勉強に取り組むべきものです。
また、保護者も、懸命に頑張る子供を応援することは自然なことです。
 
しかし、残念ながら、本気で取り組んだにも関わらず「不合格」となった場合、親子共々にかなり凹んでしまうはずです。

私は、大いに凹んでもいいと思うのです。
しかし、その凹みは暫くすると元に戻らないとダメで、願わくは元の形を超えて一回り大きく成長できればいいと思うのです。

ただ、12歳の子供にとっては、中学受験は人生初めての大勝負です。
この年齢では子供自身で「不合格」を上手く消化できず、「不合格」という結果は今後思春期を迎えた時に自分への自信を無くす思い出となりかねません。

しかも、公立中高一貫校を第一志望とする場合、受検倍率からは不合格となる率の方がはるかに高いのです。
このように考えると、保護者として、受検前から「不合格」時の対応方法をしっかりと考えておくべきなのです。


★ 私の対応方法

今でも覚えていますが、私は息子が受検の年の正月に、次のようなことを息子と話しました。

〇 「合格/不合格」の結果以上に、「努力すること」「まじめにコツコツと頑張ること」が大切。受検日前日まで手を抜かずに頑張ろう。
〇 受検日の夜はパーティーをしよう。その代り、合格発表の日は何もしない。「頑張り抜けたこと」は「合格/不合格」よりも大切なことだから。


要は、「合否の結果」よりも、「勉強を頑張り通したプロセス」をクローズアップし、そのプロセスを評価してあげることで、不合格になったとしても息子が自信を失わないようにしたいと考えました

社会人になると、立派なプロセスを経ていても、結果を出せないと評価されないこともあります。
しかし、まだ10代半ばにも満たない子供達には、結果が伴わなくとも良い点を認めてあげることで、自信を与えて育てるのが良いように、私は思っています。

少なくとも、不合格となり、ただでさえ落ち込んでいる子供から更に自信を奪うような言動はしないようにしましょう。
保護者はそのようなつもりがなくとも、事前にきっちりと不合格時のアクションを考えていないと、知らぬ間にマイナスとなる言動を多くしてしまうだろうと思います。


★ 合格/不合格の現実

私の想像ですが、受検倍率、適性検査内容や分散・標準偏差論理から考えて、合格者の1/4~1/5程度は「薄氷の合格者」ではないかと思っています。
また逆に、「僅差の不合格者」は、「薄氷の合格者」の倍はいると思います。

中等教育学校の場合では、「薄氷の合格者」は40名程度、「僅差の不合格者」は80名程度いるだろうという想像です。

「薄氷の合格者」と「僅差の不合格者」との間には、小問1~2つ分の正誤による点数差しかないイメージです。

この両者の間には、実力の差はほとんどないと言えます。
しかし、神様の悪戯としか言えないような僅かなことで、合格/不合格という大きく異なる結果が出てしまうのです。
模擬試験等で好成績を収め続けた子供でも、受検日当日の僅かな勘違い/判断ミスで、簡単に不合格となる可能性は十分にあるということです。
ここに、公立中高一貫校の高倍率の怖さがあります。


備えあれば憂いなし。
どのような家庭においても、しっかりと「不合格」リスクを考えておくべきと思います。



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2014年12月13日

【都立中高一貫校】 マララさんに学ぶ最強の作文術





★ マララさんのスピーチは最高の手本

「これだ・・・」
 
先週、「3日間で作文を上達させる方法」というタイトルで、適性検査にてワンランクアップの作文が書けるように、「言いかえる力」を紹介させて頂きました。
 
そして今週、ノーベル平和賞を受賞するマララさんのテレビ映像を見た時、マララさんが以前に国連で行ったスピーチを思い出したのです。
あのスピーチこそ、まさしく、絶妙な「言いかえる力」を使っていると。

国家の壁を越え、人種・民族の対立を超え、そして、宗教間の価値観差を超え、全世界の多くの人々に感動と共感を与えたマララさんのスピーチで、改めて「言いかえる力」を紹介したいと思います
(前回、あまり良い例ではなかったと思いますので。)
 

★ マララさんの国連スピーチを見よう

マララさんのことは、以前から多くのニュースで取り上げられてきたことから、ご存じの方は多いと思います。
したがいまして、彼女のプロフィール等の記載は省略し、彼女が以前に国連で行ったスピーチから話を進めたいと思います。
(彼女に襲い掛かった不幸な事件やその後の生きる姿勢・主張など、あまりご存じでない方は添付のリンクでご確認いただければと思います。→参考リンク

彼女の国連スピーチの中には、次のような一節があります。

<原文>
One child, one teacher, one pen and one book can change the world.
Education is the only solution.
Education First.

<日本語訳>
1人の子供、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えれます。
教育こそが、ただ一つの解決策なのです。
教育は優先すべきことなのです。
 
この一節を見て、「あ、知ってる」と思われた方は多いと思います。
テレビのニュース番組等でマララさんが紹介される際、国連スピーチのこの一節部分がよく使われています。
絶妙な間合いを取りながら、指を1本立てたジェスチャーで、”One child, one teacher, one pen ・・・”とスピーチしている姿を見たことはないでしょうか。

しかし、なぜこの一節は、多くの人々に共感と感動を与えるのでしょうか。
よくよく見ると、中学1年生でもわかるような、至って簡単な単語しか使っていません。
また、「教育は大切だ」といいう主張も、特に目新しいものではありません。


★ 共感・感動を呼ぶ理由はどこにあるのか

マララさんのスピーチが多くの人々に共感と感動を与える理由は、大きく次の3点があるからだと思います。
 
@ 不幸な事件に襲われたマララさんだが、その事件に屈せずに生きる姿勢が素晴らしいこと。言いかえると、スピーチの内容以前に、生きる姿勢でまず共感・感動を与えているということ。
 
A スピーチの上手いオバマ大統領も顔負けの、間合いの取り方、聴衆への視線の送り方で、発言内容だけでない演出方法が最高レベルにあること。
 
B 発言内容が、どのような教育水準にある人にも伝わるように「簡単な単語だけ」で構成されていることと、大切な部分を印象づけるように「言いかえる力」が駆使されていること。
 
今回は、適性検査の作文に使えるようにすることが目的ですから、Bの「言いかえる力」部分だけを掘り下げて見てみましょう


★ マララさんは「言いかえる力」の魔力を熟知している

マララさんは、「言いかえる力」をどのように使っているかを具体的に確認したいと思います。
もう一度、彼女の発言内容を下に記載します。

<日本語訳>
1人の子供、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えれます。
教育こそが、ただ一つの解決策なのです。

教育は優先すべきことなのです。

彼女は、まず、「1人の子供」「1人の教師」「1冊の本」「1本のペン」と言う教育現場に登場する代表的な「物(人)」を使う文章を展開しています。
その後、次の文章で、「1人の子供」「1人の教師」「1冊の本」「1本のペン」に共通する抽象的な言葉として、「教育」を使用しています。

まさしく、「言いかえる力」です。
 
「具体的なこと」から「具体的なことに共通する抽象的なこと」に言いかえて繰り返すことで、聞き手はその意見をリズム感よくスムーズに受け入れることができるようになるのです。
これが説得力となり、聞き手に共感と感動を与える源泉となるのです。

「言いかえる力」は、少し意識すれば、作文にも十分に使えるようになるはずです。
ぜひ、意識的に使うようにしてみてはどうでしょう。


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Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。

 
 
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2014年12月07日

【都立中高一貫校】 3日間で作文を上達させる方法





次のリンク記事も「都立中高一貫校における適性検査の作文対策」に関するものです。
ぜひ、お読みください!

 
クリック→【都立中高一貫校】 すぐに実践できる適性検査作文の書き方
クリック→【都立中高一貫校】 すぐに実践できる作文の書き方(受検まであと1か月ちょっと編)


★ 作文はすぐに書けるようになる

「適性検査の作文がなかなか上手く書けない。」
 
このような思いで、作文の練習に取り組んでいる受検生とその保護者は多いと思います。
 
その気持ちはよくわかります。
私の都立中高一貫校に通う息子も、最初は全くと言っていい程、作文が書けませんでしたから。
 
しかし、「適性検査で求められていることをきっちりと理解」し、「文章の正しい書き方を習得」すれば、レベルの高い作文をすぐに書けるようになります

既に、適性検査までのカウントダウンが始まっていますので、今日は適性検査に直接役立つ「即効性のある作文術」を紹介したいと思います。
「作文がすぐに上手くなるなんてありえないでしょう・・・」と胡散臭さを感じている方も、とりあえず面白半分に読んでみて下さい。


★ 適性検査で求められる作文とは
 
適性検査で「作文」があると言っても、学校毎に「作文」の出題形式はマチマチです。

長文を読んで原稿用紙1~2枚の文章を記載させるスタイルであったり、写真やイラストなどを見せて意見を書かせるスタイルであったりします。

しかし、学校側がその作文で見抜きたいポイントは同じです。
そのポイントは、間違いなく、「論理的思考力」の程度です。
各学校共に、論理的思考力に秀でた子供を求めているということです。

この「論理的思考力」というものについて、私は以前にブログ(ご参考)で記載したことがありますが、次のように表現できます。

@ 見聞きした話・文章について、分解・整理した上で本質を捉えて理解する力
A 理解するだけでなく、自らの判断・行動の材料に正しく活かしていく力
B 自らの理解・判断した考えを、相手が容易にかつ正確に理解できるように説明していく力


このような論理的思考力というのは、今後、社会人になると様々な面で求められることになります。
特に、どのような組織であっても、リーダーには必要不可欠な能力となります。
都立中高一貫校の場合、多くの学校の方針に「将来のリーダーを育成する」ことが謳われていますので、リーダーの素養ある子供を求め、適性検査に論理的思考力を確認し易い作文を課しているのです。
そして、本来であれば上記@ABをしっかりと確認したいところだと思いますが、適性検査の時間的制約から、上記Bの能力を重点的に試しているんです。
 
このように、学校側の考えをしっかりと押さえると、見えてくるものがあります。

「相手が容易にかつ正確に理解できる」ような文章を書けないと、話にならないと言うことです。

これは試したい能力という観点だけでなく、現実の採点風景を想像してもその大切さがわかります。
適性検査の採点では、数人の先生が1000~2000人の作文をおそらく2日間程で読むことになるはずです。
時間的な制約から、何度も文章を読み返すようなことは出来ません。
したがって、先生方は一度読んですぅ~っと頭に入ってくる文章でない限り、合格圏内に食い込めるような点数をまず付けないでしょう。

言い換えると、考え方が立派で、豊かな知識に基づく内容を書いていても、「相手が容易にかつ正確に理解できる」ような文章が書けないと、まず評価されないということです。
よく進学塾では、作文対策として、「時事問題に取り組むことが大切だ!」とか「きれいなフレーズを覚えよう!」と言ってますが、これは完全な間違いではないものの、核心に迫れていない不十分な対策だということです。

最も大切なのは、「相手が容易にかつ正確に理解できる」ことに導く、「文章の正しい書き方を習得」することです。
時事問題などの話のネタよりも、話す筋道・方法という手段を抑えるべきだということです、まずは。
時事問題などは、テレビなどから自然に知るレベルを抑えておけば十分です。

 
★ 文章の正しい書き方を習得しよう!

さて、「文章の正しい書き方を習得」することの大切さをご理解頂けたと思います。
しかし、多くの方が、『しかし「文章の正しい書き方を習得」するにはどうしたらいいのか』と思われているのではないでしょうか。

のちほど簡単に実践できるポイントを説明しようと思いますが、この方法は当然ながら私が考えたものではありません。
私自身も、「ふくしま国語塾」の「福嶋先生」の著書を読んで学んだものです。

お時間があるようでしたら、ぜひ、直接、福嶋先生の本を読んでみて下さい。
まさしく、目から鱗です。
受検対策だけでなく、大人でも普段の生活で大いに役立ちます。
素晴らしい論理的思考力で書かれていますので、誰でも簡単に理解できる内容になっています。

添付リンクのように、福嶋先生はたくさんの本を執筆しています。
この中で、私が読んだ本は次のAとBですが、自信を持ってお勧めできます。

A 「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!
B 「ビジネスマンの国語力」が身につく本


Aのリンク→ 福嶋先生の主な本
Bのリンク→ 「ビジネスマンの国語力」が身につく本(なぜかAのリンクにないので・・・)

Bについては、大人向けに書かれていますが、子供をどのように指導すれば良いかを理解できます。
もちろん、働く保護者の方々には、ビジネスにおけるプレゼン・折衝・文書作成の能力向上に、直接役立ちます。
また、仕事以外でも、例えばPTAの会合等でワンランクアップの話し方ができるようになり、少しカッコよく振る舞えるでしょう、間違いなく!

気がつけば、今回は、福嶋先生の著書のセールスマンになっているようです。
前回は、Z会のセールスマンでしたが・・・。

では、次の項で、福嶋先生の著書から学んだ「3日間で作文を上達させる方法」を話ましょう。
 
 
★ 3日間で作文を上達させる方法

福嶋先生は、著書の中で、「論理的思考力」というものを次のように整理しています。

「国語力」=「論理的思考力」=「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」

要は、普段よく使われる「国語力」とは「論理的思考力」と同じことであり、「論理的思考力」は「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の総合力と同じだということです。
そして、この3つの力を意識すれば、「相手が容易にかつ正確に理解できる」ような文章を書けるようになるということ
なのです。

どうでしょう?
かなり要約して説明しましたが、おぼろげながらでもご理解頂いているでしょうか?

この3つの力を一つづつ説明できれば良いのですが、今日は「言いかえる力」だけを簡単に説明したいと思います。
なぜなら、私自身も普段の仕事で「論理的思考力」を意識していますが、「言いかえる力」というのが比較的すぐに身に付く力だと思うためです。
この「言いかえる力」を少しでも身に付けると、適性検査での作文対策に大変有効です。

では、「言いかえる力」を学んでいきましょう。
難しいことではありません。
「言いかえる力」を身に付けるとは、次のような文章表現を習得することです。

〇 「具体的なこと」を「抽象的なこと」に言いかえる表現
〇 「抽象的なこと」を「具体的なこと」に言いかえる表現


「つまり」とか「例えば」という接続詞を使う表現です。
少し例をあげて、この「言いかえる力」を見てみましょう。

「言いかえる力」を意識していない人、下手な人は、次のような表現で説明を終えてしまうことが多々あります。
そして、この表現の後、すぐに脈略のない話が展開されます。

・私は、森林伐採やダム建設を止めるべきだと思っている。

この文章に、「森林伐採やダム建設」という具体的な言葉に共通する抽象的な言葉を足してみましょう

・私は、森林伐採やダム建設を止めるべきだと思っている。
 つまり、環境破壊はいけないと考えている。

もしくは、次のように表現するとどうでしょう。

・私は、環境破壊はいけないと考えている。
 例えば、森林伐採やダム建設を止めるべきということだ。

非常にシンプルな例を挙げましたが、このような例を見るだけでも、相手の受け止め方が変わると思いませんか?
「具体的な言葉」と、その具体的な言葉に共通する「抽象的な言葉」をセットにすることで、相手はその話や文章を理解し易くなるのです
そして、この理解し易さが、説得力となるのです。
この例では、「森林伐採やダム建設は止めるべき」とだけ言われても、相手は「環境破壊がダメと言いたいのか?お金が必要だからダメと言いたいのか?それとも他に理由があるのか?」などと迷いが出るため、すんなりと理解ができなくなるのです。

「つまり」「例えば」を使うような、「具体的表現→抽象的表現」「抽象的表現→具体的表現」の「言いかえる力」を意識するだけで、読み手の心にすっと入っていく文章になります

このレベルの「言いかえる力」なら、意識すれば、すぐに身に付くと思います。
ぜひ、試して頂ければと思います。


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2014年11月22日

【都立中高一貫校】 適性検査本番迄の必殺勉強方法





★ 第4コーナーを曲がり最後の直線

気がつけば、いよいよ11月も後半です。
2月初の受検本番まで、いよいよ2か月強となりました。

競馬に例えると、いよいよ第4コーナーを曲がり最後の直線に入った状況でしょうか。
サッカーに例えると、後半の残り10分の状況でしょうか。
要は、最後の勝負所に差し掛かったと言うことです。

別に焦らせるために、このようなことを言っているのではありません。
非常に大切な時期であることを伝えたく、このような例を出させて頂きました。

今日は、この大切な最後の勝負所の勉強方法について、ちょっと思うところを書いてみようと思います
 
 
★ 学力が急伸する時期は今
 
まず、最初に大切なポイントを書いておこうと思いますが、これから入試本番までの約2か月間の時期は非常に学力が伸びやすい時期です。
私自身の数十年前の経験でもそうですし、私の子供達の経緯を見ていても、間違いなく言えることです。
 
私の都立中高一貫校に通う息子を例にすると、小学校6年生の夏過ぎに2回ほど模試を受けましたが、結果は散々で、2回共に偏差値は50未満でした。
本格的に受検勉強を始めたのが小学校6年生の夏前でしたので、ある意味已む無い部分もありました。
しかし、全く手も足も出なかったと言える状況で、志望校別の成績順位も後ろから数えた方がはるかに早い順位だったことを覚えています。

その後は、ずっと続けたサッカーの試合と重なるなどで模試を受けるチャンスはありませんでしたが、勉強している様子を見ていて、受検本番前の2か月間で一気に学力が伸びたように思います。

短時間でスムーズに作文が書けるようになりましたし、各校の適性検査Uの過去問やそれに類する練習問題を早く正確に解答できるようになってきました。

これは、息子本人も感じることだったらしく、受検1月前ぐらいになると、「最近、問題が簡単にできるようになった」とよく言っていたものです。
そして、問題がスラスラ解けるようになってくると、それが自信となり、受検勉強に一層前向きになるという好循環に乗ったように思えました。

この時期は、今まで勉強してきた基本的な知識・能力が有機的に結合し、目に見える成績に出やすくなるタイミングなんだろうと思います。
だからこそ、持っている力を十二分に発揮させるためには、この時期の過ごし方が非常に大切になるのです。


★ 自分で考える

最後の勝負所に差し掛かっていることと、この勝負所の大切さを述べてきました。
では次に、この時期に取るべき勉強法の話をしましょう

まず、進学塾で受け身の講習に参加するよりも、子供自らが能動的に問題へ取り組む勉強環境を整えることが重要です。
特に、都立中高一貫校の受検問題は、「考えさせる」問題や「自らの考えを表現させる」問題ばかりです。
普段、子供自らが能動的に問題へ取り組むようでないと、都立中高一貫校の受検問題への解答力は向上しないと、簡単に想像頂けると思います

次に、具体的な勉強方法ですが、「過去問」と「適性検査Uに似た問題」を、数多く行うことだと思います。
 
過去問については、「受検予定の学校分以外もする」「何度も何度も問題を覚えてしまうほど繰り返す」ことが重要だと思います。

過去問の取り扱いについては、試験本番の少し前に一度だけ行うものだと考えている人が多いと思います。
しかし、これは明らかに間違いです。

「過去問」を何度も何度も、繰り返す。
同じ問題を何度も解くことで、問題の傾向・難易度・癖・解答の時間配分を体で覚える。

これからの受検本番までの勉強で、最も効果的な方法です。

そして、「過去問」に取り組みながら、問題量をこなす為に、過去問に類した問題にも取り組めばよいのです。


★ 通信教育を上手く活用する

では最後に、過去問に類した問題に取り組めばよいと書きましたが、この点は通信教育を上手く使えば良いだろうと思います。
(私は自身が高校生の頃に通信教育で勉強しましたし、子供達も通信教育で勉強しましたので、ついつい通信教育を推奨してしまいますが。)
 
私はZ会の回し者ではありませんが、Z会の問題は都立中高一貫校の適性検査と非常に親和性が高いと思っています。
今までも、ブログでZ会について触れたことが何回かありましたし、広告も貼ってきました。

そして、先ほど次のリンクにあるような実績を見つけたのですが、凄くないですか?
(こちらをクリックして下さい→Z会中学合格実績
添付リンクは、Z会の中学合格実績なのですが、後半にある「2014年度 Z会員公立中高一貫校合格実績」の部分を見てみて下さい

都立中高一貫校の部分だけ、合格者数がかなり多いことがわかると思います。
特に桜修館は、合格者の58名がZ会を行っていたとなっています。
補欠合格者を含めても、合格者は180名程度のはずですから、実に合格者の約1/3がZ会で勉強していたことになります。

このサイトをたまたま見つけ、私が以前からZ会の問題と都立中高一貫校の適性検査問題に類似点が多いと指摘していたことに間違いはなかったんだと、少し嬉しく思っています。

入試本番までの2か月間でも、Z会をしてみるのも良いかもしれませんね。
もちろん、5年生以下のまだ時間のある子供達も、考えてみてはどうでしょう。

気がつけば、すっかりZ会のセールスマンのような記載になってしまいましたが、参考にしてもらえればと思います。



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2014年09月21日

【都立中高一貫校】 下剋上受験





★ 下剋上受験の本が売れているらしい

今、「下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した! 」という本が売れているそうです。

おそらく、ご存じの方が多く、読まれた方も多いのではないでしょうか。
私は、読んでいませんが、この本の著者である桜井信一さんのブログを先ほどほんの少しだけですが、読んでみました。
(ご参考⇒「父娘の記念受験」)

記事を3つ程読んでみましたが、かなり熱い方だなぁという印象。
この熱さが、子供を女子最難関の桜蔭中学校にチャレンジさせる、大きな原動力となったのでしょう。

又、ブログの目次を見ていて、公立中高一貫校に関する記事がありました。
「公立中高一貫校の適正検査をみて」というタイトルなのですが、笑ってしまうほど、公立中高一貫校の適性検査問題を酷評しています。
まあ、人それぞれ、色んな見方や感じ方があるものです。
(ご参考⇒「公立中高一貫校の適正検査をみて」)


★ なぜ最難関中学に拘った?

それにしても、なぜ子供を最難関の私立中学に入れることに拘ったのだろう・・・。

私には、桜井信一さんの気持ちを100%理解することはできないだろうと思います。
しかし、ほんの少しですが、想像がつくような気もしています。

私の両親は、父が中卒で、母親が高卒です。
まあ、私の両親の世代(70歳代)では中卒・高卒もさほど珍しくないかもしれません。
しかし、家庭の事情で高校への進学を諦めた父の、高校・大学で勉強することへの憧れは相当なものでした。
その憧れは、子供の頃の私にも、十分に伝わってくるものでした。

そのような父でしたから、私や弟が、地域最難関の高校に合格した時、そして難関と言われる国立大学に入学した時の喜びようは半端なく、その情景は昨日のことのように思い出せます。

このことを思い出すと、桜井信一さんの心境が少しわかるような気もします。
「自分のように悔しい思いを子供にさせたくない」という気持ちが心の底にあるのでしょう。


★ 公立中高一貫校の果たすべき役割

さて、このようなことを考えると、公立中高一貫校の果たすべき役割というのは、非常に大きいと思います。

桜井信一さんの娘さんは私立中学に行くことができましたが、学習への強い意欲と高い能力があるものの、経済的な問題等でその学習意欲・能力に見合った中学校に行けない子供がいます。
ありふれた中流家庭であっても、子供全員を私立中学に行かせることは、普通、厳しいと思います。

様々な家庭環境下にいる子供達に、平等なチャンスを与え続ける存在であらねばならないことを、公立中高一貫校は忘れてはいけません
誤解頂きたくないのは、私は各家庭の年収等での優遇処置を考えるべきだと言っているのではありません。
進学塾で受験テクニックをみっちりと身に付けなくとも、子供達の真の能力を正しく見極める適性検査問題を作り続け、受検資格のある全子供にフェアなチャンスを与え続けてほしいということです。

桜井信一さんは、公立中高一貫校の適性検査問題には私立のようなエレガントさがないと酷評しています。
しかし、私は、エレガントさはなくとも、真の考える力を見抜く地味で真面目な良問が多いと思っています。

都立中高一貫校では、来年の適性検査問題から共通問題が導入され、それに伴い適性検査Vを新たに設ける学校も増えます。
適性検査のボリュームを増やすことが、都立中高一貫校の敷居を高くする結果とならないように願っています。


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2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。



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2014年08月18日

【都立中高一貫校】 子曰、性相近也、習相遠也、不憤不啓





★ 論語を知ると受験へのスタンスが確立できる!

タイトルに、難しい漢字をたくさん並べてしまいました・・・。

「子曰」から始まっていますので、ご察し頂いた方も多いと思いますが、今から約2500年前に中国の思想家であった孔子が残した言葉(正確には弟子との問答)で、論語として現在まで残っているものです。

今日は、ちょっと偉そうな形になってしまいますが、「教育とは何ぞや」を考えるヒントとして、教育に関する論語を紹介してみたいと思います。

受験を控えた子供がいると、偏差値や模試結果など目先のことばかりについ意識が集中すると思います。
しかし、たまには「子供をどのように育てたいか」という自らの原理原則論に立ち返ることは非常に大切なことです。
大切なことを見失わないように、孔子とその弟子達が残した論語でちょっと考えてみましょう。

論語と聞くと非常に堅苦しいイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実際は日常生活に馴染んだ内容のオンパレードです。
だからこそ、2000年以上もの間、多くの人の心を打ち、日本などアジア各国で通用しているのです。
また、論語を読めば読むほどに、孔子という大思想家も、一皮むけば、どこにでもいるおしゃべりでお節介なオヤジだったのかもしれないなぁというイメージが沸いてきます。

まあ、とにかく、子供の教育を考える時に大切にしたい原理原則を思い出させてくれる論語を見てみましょう。


★ 孔子の教育感

タイトルにも書いたものも含め、3つ紹介しましょう。

〇 子曰、性相近也、習相遠也、不憤不啓

   ⇒ 先生は言いました。人間は生まれながらの能力に大きな差はないが、
     学ぶことでその能力に大きな差がでる
ものだ。

〇 子曰、不憤不啓、不悱不発、挙一隅而示之、不以三隅反、則吾不復也

   ⇒ 先生は言いました。自ら学ぶ意欲のない者には何も教えようがない
     学ぶ者には、1の教えを受ければ、残る3を自ら会得しようとする気持ちが必要だ。

〇 子曰、愛之能勿労乎、忠焉能勿誨乎

   ⇒ 先生は言いました。人を愛すると、励まして誠意を持って学問を学ばせたいと思う

論語と言うのは、読む人の経験や価値観で、その解釈も変わります。
また、同じ人であっても、論語を読む年代でその解釈が変わります。

「⇒」は、各論語の一般的な現代日本語訳(一部を私が書き換えています)として、捉えて下さい。

孔子が生きた時代、中国ではまだ秦の始皇帝も誕生しておらず、科挙などの制度も確立していない戦国時代でしたが、「学ぶ」ことへの意識の高さをヒシヒシと感じませんか?


★ 中学受験に当てはめると・・・

これら論語を見ていると、孔子おじさんは次のようなことを言っているのだろうと思います。
又、孔子おじさん以降の私たちのご先祖も、次のような内容と理解して共感したからこそ、現代まで論語が残っているんだと思います。

@ 人間とは常に学ぶことを大切にしなければならない存在
A 学ぶと言う行為は学ぶべき者の自発的な意思に基づかないと意味がない
B 人を愛する立場の者(保護者など)は愛する者(子供など)のために学ぶ環境を整えてあげるべきだ

現代の科学万能時代にも通じる、素晴らしい内容と思いませんか?

中学受験においても、この精神を大切に、受験すべきかどうか、受験する場合はどの学校を目標にすべきかを考えるべきなんだと思います。
保護者が、子供の意欲や関心・興味を無視して、偏差値などの物差しだけで学校選びをしてはダメということです。

やはり、それぞれの子供に最も適する環境下で、子供が勉強して大きく成長していけるように考える必要があります。
その子供に適応した環境下で、子供の自主性を最大限に引き出し、子供が自らの意思で学習をしていくように仕向けていくことが、保護者としての責務なんだろうと思います。


★ 都立中高一貫校の厳しさ

この孔子おじさんの教えに基づいた場合、都立中高一貫校にも、子供の気質で適応するタイプと適応しないタイプに分かれるだろうと思います。

息子を通じて学校を見て思うのですが、都立中高一貫校が強く求める生徒像は、「勉強は当然ながら、どのようなことにも意欲的に自ら進んで取り組める能力と高い意識の持ち主」です。

都立中高一貫校と言うのは、勉強や部活などどのようなことにも熱心ですが、そのために先生方が生徒を手取り足取り指導することはありません
生徒達の自主的な意欲を掻き立てることで、生徒達自らの力で前進することを求めます。
そんなに甘い集団ではありません

考え方によれば、指示待ちでしか行動できない子供や消極的な子供は、運よく都立中高一貫校に合格できても、実は運の悪いことの始まりになる可能性もあると言うことです。
小学校高学年から中学生の年頃においては、子供それぞれで成長のスピードも異なりますから、小学校卒業時は自発的に行動ができない子供でも、思春期に入るとグッと精神的に成長する子供も多いです。

それぞれの子供で異なる、最も良い「学ぶ環境」をしっかりと考えてあげましょう


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2014年08月11日

【都立中高一貫校】 勝負の夏休み





★ 夏休みも折り返し地点

気付けば、 夏休みも残すところ半分となりました。

夏休みは、受験生にとって、今後の流れを決める重要な期間です。
「夏休みは重要な期間である」ということに、多くの方は異論ないものと思います。

なぜ、「夏休みは重要な期間」と言えるのか。

今日は、このポイントをちょっと考えてみましょう。
このポイントを理解すると、夏休み以降の戦略・戦術も立て易くなるはずです。
残る夏休みを有効に過ごしましょう。


★ 半年後のゴールが見え始める時期

では、上段の続きですが、「夏休みは重要な期間」であることの理由をまず整理しましょう。

その理由を大まかに挙げると次の通りかと思います。

@ 1か月強という豊富な時間を有効に使えるか否かで、1日当りの差は僅かでも、トータルは大きな差となること。
A 翌年2月前後の入試に向け、まさしく夏休み頃が本格的な受験勉強のスタートダッシュ時期になること。

特に、Aを意識することが非常に大切なんだろうと思います。

標準的な人の場合、「一つの目標に向けて、集中力を高めて全力疾走するに適した期間は半年程度」と思います。
これ以上の長い期間、緊張感をピークに保った状態で全力を出し続けるのは、普通は不可能です。

これは、多くの人が無意識に体で知っているメカニズムです。

例えば、多くのプロスポーツで、オン/オフのシーズンをおよそ半年毎に繰り返す仕組みにしているのは、単に季節による寒暖だけでなく、集中力を高める時期とリセットする時期を明確に設けるためです。

更に言えば、既に受験勉強においても、このメカニズムが広く社会に組み込まれています。
多くの学校では、中学3年生や高校3年生になると夏前の大会で部活を引退し、受験勉強に専念しはじめる慣例があります。
これは、部活と受験勉強の両立を目指した場合、時期的な線引きが「夏休み前」だと言うことに、多くの人が自然と気付いた結果だからだと思います。
これ以上早くに部活を引退しても、不完全燃焼で部活を終えるというすっきりしない悔いを残すだけでなく、勉強への集中力も途中で途切れてしまいます。
又、本格的な受験勉強の開始がこれ以上遅ければ、入試本番で準備不足になります。


★ 私の息子の場合

このように考えると、私の息子が都立中高一貫校を受検する際、上記のようなことを難しく考えた訳ではありませんでしたが、タイミングが非常に良かったように思います。

以前にも書かせて頂いたことがありますが、息子が都立中高一貫校を受検しようと思い立ったのが5年生が終わる時期でした。
そして、本格的に受検勉強を始めたのが、6年生の夏休み途中からです。

最初は、塾なしで家庭学習のみで受検勉強をする計画でした。
しかし、わからない問題にぶつかった場合、いつも私が仕事から帰るのを待たざるを得ず、なかなか思うように学習が進みませんでした。
そのような状況でしたので、夏休み途中から、近所の小さな学習塾に週2日だけ通うことにしました。

その学習塾は大手進学塾のように中学受験のノウハウを持っていた訳ではありません。
しかし、先生方は、息子のために都立中高一貫校の受検問題をノウハウゼロから研究し、受検用の学習素材を手作りしてくれるような熱心さで対応してくれました。

息子にとって、塾に通いだしたことは非常に大きなターニングポイントであったことは確かです。

塾の先生方によるテクニカルな指導には効果があったと思います。
しかし、それ以上に、生まれて初めて塾に通い、先生方から予想以上に熱心な指導を受けたことで、否応にも「受検に向けた勉強への集中力が極限まで高まる」効果が大きかったように思います。
また、この時期が、受検まであと半年という夏休みであったことが、非常にタイミングを得ていたのだろうと思います。

その後、息子は受検日前日まで、集中力を切らせることなく、家でも熱心に勉強に取り組んでいました


★ さあ、これからが正念場、しかし・・・

受験生にとって夏休みが大きな勝負所だと書いてきました。

都立中高一貫校への受検について、小学校6年生の子供達にとっては、まさしくこれからが正念場となります。
しかし、子供本人に、受検への強い意志と勉強への意欲がないと、この正念場は間違いなく乗り切れません

受検生の保護者だけが、鼻息荒く、張り切っても全く効果はありません。
むしろ、逆効果になりかねないと思います。

この点をしっかりと踏まえた上で、ぜひ頑張ってほしいと思います。


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