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2017年02月19日
【都立中高一貫校】 2017年受検事情から見えてくること 〜 受検者数減だけではわからない入学辞退者数減から見える都立志望者の動き 〜
★ 幸せかどうかは自分次第である
遅ればせながら、まずは、都立中高一貫校に合格されたご家庭の皆さま、おめでとうございます。
ずっと目標にしてきた学校でしょうから、期待に胸を大きく膨らませていることだと思います。
続いて、残念な結果となったご家庭の皆さま、暫くは難しいかもしれませんが、なるべく早く気持ちを切り替えて前を向いて頑張って行きましょう。
一般の公立中学に進学する子供が大半だと想像しますが、一般の公立中学で頑張るのもそんなに悪くないと思います。
我が家の場合、都立中高一貫校と一般の公立中学の両方に子供が通っている(通っていた)ので、両方を知っている訳ですが、結局最後は、子供本人と家族の気持ち次第で良くも悪くもなるんだと思います。
”Happiness depends upon ourselves.”
「幸せかどうかは自分次第である」
これは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスの残した言葉です。
(後世の人々が彼の考えを英語で表現したものです。)
ちょっと偉そうだなぁと思いつつも、少しでもお役に立てばと書いてみました。
さて、今日は今年の受検状況をデータで振り返ってみようと思います。
これら受検状況をデータで見てみると・・・。
あれ?
あれあれ?
今年の都立中高一貫校の受検事情は、昨年までの様子とちょっと違いそうです。
★ 入学辞退率と有名進学塾合格実績が語る真実
今日は、都立中高一貫校10校の入学辞退率とSAPIX合格者数を見てみようと思います。
これら数字を見ると、私立との併願状況など様々なことが想像できます。
入学辞退率は、東京教育委員会のホームページで数値を確認し、(定員数ー入学手続者数)÷ 定員数 で求めた数値を%で表示しました。
この入学辞退率は、都立中高一貫校の合格を袖にして、私立中学の方に入学する子供の割合ということになります。
また、SAPIX合格者数、SAPIXのホームページの合格速報から確認しました。
このSAPIX合格者数を見ると、難関・中堅上位の私立中学と併願したであろう子供の数・割合が想像できます。
まあ、何はともあれ、数字を見てみましょう。
(九段は、一部数値が確認できないこともあり、対象から外しています。)
< 2017年 都立中高一貫校の入学辞退率 >
※ 数値は%、()内は昨年の数値、矢印は増減
学校名 | 男子 | 女子 | 男女平均 |
---|---|---|---|
小石川 | 11.3 (16.3) ↓ | 25.0 (18.8) ↑ | 18.1 (17.5) ↑ |
両国 | 13.3 (16.7) ↓ | 5.0 (3.3) ↑ | 9.2 (10.0) ↓ |
桜修館 | 5.0 (5.0) → | 10.0 (16.3) ↓ | 7.5 (10.6) ↓ |
武蔵 | 8.3 (8.3) → | 6.7 (11.7) ↓ | 7.5 (10.0) ↓ |
大泉 | 3.3 (3.3) → | 5.0 (3.3) ↑ | 4.2 (3.3) ↑ |
立川国際 | 1.5 (0.0) ↑ | 4.6 (4.6) → | 3.1 (2.3) ↑ |
白鴎 | 1.3 (1.3) → | 4.1 (4.2) ↓ | 2.6 (2.7) ↓ |
南多摩 | 0.0 (6.3) ↓ | 3.8 (1.3) ↑ | 1.9 (3.8) ↓ |
三鷹 | 1.3 (5.0) ↓ | 1.3 (7.5) ↓ | 1.3 (6.3) ↓ |
富士 | 0.0 (5.0) ↓ | 0.0 (5.0) ↓ | 0.0 (5.0) ↓ |
10校平均 | 4.4 (6.7) ↓ | 6.9 (7.9) ↓ | 5.6 (7.3) ↓ |
< 都立中高一貫校毎のSAPIX合格者数の推移 >
※ 数値は人数
学校名 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
小石川 | 27 | 31 | 31 | 29 | 14 | 30 | 30 |
桜修館 | 2 | 8 | 15 | 20 | 16 | 12 | 12 |
両国 | 3 | 3 | 2 | 4 | 4 | 7 | 8 |
武蔵 | 2 | 9 | 3 | 6 | 4 | 5 | 4 |
大泉 | 2 | 1 | 3 | 4 | 4 | 2 | 4 |
南多摩 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 |
三鷹 | 4 | 4 | 5 | 3 | 0 | 2 | 0 |
富士 | 4 | 2 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 |
立川国際 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 |
白鴎 | 0 | 2 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 |
10校合計 | 46 | 62 | 67 | 68 | 49 | 60 | 59 |
★ 数字から見えてくること
さて、まずは、都立中高一貫校10校の入学辞退率とSAPIX合格者数を見て頂きました。
何か気づいた点があったでしょうか?
「あまり昨年と変わらないし、何も気づかねえよ!」
と、言われそうです。
確かに、パッと見た限りはあまり変わらないように見えるのですが、前々回の記事(【都立中高一貫校】2017年の受検倍率を見て思うこと)を踏まえ、よくよく数字を見ると、見えてくることがあります。
そう、次のような事実が見えてくるのです。
@ 受検者数は減少傾向ながら、都立中高一貫校を第一志望とする子供の割合は増加に転じたこと。
A 受検者数は減少傾向ながら、難関・中堅上位の私立と併願する高偏差値の受検者の数はさほど減っていないと思われること。
上の2表で、次のポイントを見て欲しいと思います。
A. 入学自体率について
〇 10校合計の男女平均は、昨年に比べ、1.7%減少したこと(増加し続けてきた辞退率が減少に転換)
〇 10校合計の男子は、昨年に比べ、2.3%も減少したこと(辞退者数が2/3となるほどの減少)
B SAPIX合格者数について
〇 10校合計は、ほぼ横ばいであること(高偏差値層の動きにさほどの変化なし)
どうでしょうか?
3〜4年前、白鴎や桜修館・小石川・両国・九段の1期生の卒業実績で、受検者数が大きく増えるという変化がありました。
そして今、今までの大学合格実績や様々な教育への取り組みが評価され、都立中高一貫校を第一志望とする家庭が増える形で、目立たない静かな変化が始まろうとしているのかもしれません。
難関・中堅上位の私立と併願する高偏差値の子供達についても、合格者数が横ばいの中で、辞退者数が相応に減っている事実を踏まえると、難関・中堅上位の私立を袖にして、都立中高一貫校に入学する割合が増えているように思います。
上表でSAPXを見ましたが、ちょいと日能研も見てみました。
日能研では、小石川に26名(昨年23名)、桜修館に22名(昨年22名)が合格であり、SAPIX以外の私立受験を念頭に置いた進学塾の合格者も横ばい(少し増加?)と見ると、結果として、やはり私立よりも都立を選ぶ家庭が増えたように思えるのです。
入学辞退率が低下したのは一時的なのかどうか、そして、本当に都立中高一貫校を第一志望とする家庭が増えたのかどうかは、まだ今年の状況だけで結論づけるのは急ぎすぎです。
ただ、今までの流れが少し変わろうとしているように思えてなりません。
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2017年01月22日
【都立中高一貫校】2017年の受検倍率を見て思うこと
★ そろそろ都立中高一貫校の受検倍率が出る頃じゃなかったっけ?
今日の昼過ぎ、ふと、「そろそろ都立中高一貫校の受検倍率が出る頃じゃなかったっけ?」と思い、ネットで検索してみると、やはり出てました。
昨日公表されていたようですね。
全都立中高一貫校の受検倍率を見た第一印象は、「以前に比べ、かなり落ち着いた」ということでしょうか。
今年、都立中高一貫校を受検予定のご家庭では、「幸先よし!」と思われているかもしれません。
今日は、今年の受検倍率について、書いてみようと思います。
★ 受検倍率、そして気づくこと
まず、昨年と今年を比較する形で各校受検倍率を見てみましょう。
(九段はまだ公表されていないようですので、含んでいません。)
< 2017年都立中高一貫校の受検倍率 >
※ ()内は昨年の倍率、矢印は増減
学校名 | 男子 | 女子 | 男女平均 |
---|---|---|---|
両国 | 6.4 (8.4) ↓ | 7.3 (8.4) ↓ | 6.8 (8.4) ↓ |
大泉 | 6.0 (6.4) ↓ | 7.5 (8.2) ↓ | 6.7 (7.3) ↓ |
白鴎 | 5.1 (5.0) ↑ | 7.7 (8.3) ↓ | 6.4 (6.6) ↓ |
小石川 | 6.5 (6.9) ↓ | 5.9 (5.9) → | 6.2 (6.4) ↓ |
桜修館 | 5.3 (6.0) ↓ | 7.1 (7.5) ↓ | 6.2 (6.7) ↓ |
三鷹 | 6.1 (6.5) ↓ | 6.1 (6.7) ↓ | 6.1 (6.6) ↓ |
立川国際 | 5.0 (4.5) ↑ | 6.3 (6.6) ↓ | 5.7 (5.6) ↑ |
富士 | 5.1 (4.9) ↑ | 5.8 (5.0) ↑ | 5.4 (4.9) ↑ |
南多摩 | 4.5 (5.0) ↓ | 5.4 (6.2) ↓ | 4.9 (5.6) ↓ |
武蔵 | 4.7 (5.3) ↓ | 4.2 (4.5) ↓ | 4.5 (4.9) ↓ |
10校平均 | 5.5 (5.9) ↓ | 6.3 (6.7) ↓ | 5.9 (6.3) ↓ |
この10校平均や各校倍率を見て、気づくことは次の通りです。
@ 10校平均の今年の男女平均5.9倍は、過去最低の倍率。東京都の公立小学校の児童数がほぼ横ばい(厳密に言えば微妙に増加)であることを踏まえると、都立中高一貫校を受検する子供の割合は減少傾向にあること。
A 相変わらず、東高西低であること(東側にある学校の方が倍率が高くなりやすい)。
B 毎年毎年、高倍率が続いていた両国について、相変わらず他校よりも高いものの、かなり落ち着いたこと。
C 大学合格実績から、小石川・武蔵の受検者が増えると予想したが、減少したこと。
とりあえず、思いつくままに列挙してみました。
★ なぜ?受検倍率は下がった??
次に、上の@〜Cについて、もう少し掘り下げて背景などを考えてみたいと思います。
< @について >
2012年から2017年までの10校平均の受検倍率推移は次のようになります。
2012年:6.7
2013年:7.6
2014年:7.1
2015年:6.4
2016年:6.3
2017年:5.9
ここ6年間では、2013年がピークとなっています。
この2013年の時代背景を簡単に振り返ると、2011年に白鴎1期生から東大5人合格が出て、2012年の小石川・両国・桜修館・九段の大学合格実績も予想以上(特に桜修館)で、都立中高一貫校は大きな注目を集めていました。
このように都立中高一貫校への注目が集まり、急に受検を思い立つ家庭や私立から都立に志望を変える家庭が増えたことで、倍率がグンと上昇したのです。
まあ、何を隠そう、我が家も「急に受検を思い立った家庭」です。(笑)
しかし、その後は、やはり、あまりにも高い受検倍率に合格のイメージを持てない家庭が増えたのでしょうか、年々、倍率は低下していきます。
そして、今年もまだ低下トレンドの只中にあり、まだまだ底を打っていないということなんだと思います。
この「6倍」という数字、多くの方には「まだまだ高すぎる」と思うレベルなんでしょう。
ただ、ここは想像になりますが、やはり学力の高い子供の受検は減っていないと思います。
常識的に考えて、学校や塾で抜群の成績を出している都立志望の子供であれば、どれだけ受検倍率が高くても、果敢にチャレンジしてくると思いますから。
したがって、倍率が低下しても、合格の難しさという点は、なにも変わっていないと思っています。
< Aについて >
これは明らかに、東京都の人口分布と学校の位置による影響だと思います。
学校の人気の差ではなく、構造的な理由ですので、今後もこの傾向は続くはずです。
< Bについて >
両国は高倍率が毎年のように続いていました(根本的な理由はAにあります)。
見方によれば、2017年も高倍率ではあるのですが、昨年の男女共に8倍超という状況から見ると、かなり落ち着いたように見えてしまいます。
今年、受検倍率が少し落ち着いたのは、やはり高倍率すぎて受検を敬遠する家庭が増えたのと、ちょっと言い方はよくないですが、大学合格実績で他都立中高一貫校と比べ、あまり目立ったことがないのに理由があると思います。
両国の男子の受験倍率を見ると、昨年が8.4倍で今年が6.4倍と大きく低下しています。
以前の記事でも書いたことがありますが、男子の受験(受検)倍率というのは、大学合格実績の影響を受けやすいです。
両国の大学合格実績が悪いと言っているのではなく、予想を大きく上回るような「あっ!」と驚かせるような状態になったことがないということですので、念のため。
< Cについて >
昨年に二桁の東大合格者を出した小石川と武蔵ですが、受検倍率は下がりました。
東大二桁にさほどインパクトがなかったのか、それとも逆に難化を見越して敬遠されたか、どうもよくわかりません。
ただ一つ言えるのは、この2校だけが女子よりも男子の受検倍率が高いということです。
先ほど記載した通り、男子は大学合格実績の影響を受けやすいことが、男子の受検者を多く集めている大きな理由の一つになっているはずです。
やはり、他の都立中高一貫校と比べ、いづれ難関大学に進学することを念頭に受検してくる子供の割合が高いのだろうと思います。
したがって、受検倍率は上がらなかったものの合格することの難しさは相変わらずと思います。
とりあえず、私の勝手気ままな考えを書いてみました。
異論をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、私の独り言と捉え、多めに見てくれればと思います。
では、適性検査まであともう少しです。
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2016年03月12日
【都立中高一貫校】2016年大学合格実績(暫定版)
こちらのブログも、依然として多くの方に読んで頂いていますので、たまには更新してみたいと思います。
次の新しいブログも、ぜひ、よろしくお願い致します。
『【都立中高一貫校】 塾では教えてくれない合格への近道』
⁽ ↑ クリックして下さ〜い ⁾
★ 腐っても鯛
3月10日に東大の合格発表がありました。
日本という国は、なんだかんだ言っても、大学最高峰=東大という価値観が染みついています。
そんな価値観のお国柄ですから、東大の合格発表日を期に、一斉に各高校の大学合格実績が世の中に出回り始めるのです。
まあ、東大の実質的な価値は落ちてはいるんですけどね。
今は、東大卒の名札を付けてさえいればメシが食えるって時代じゃないですから。
ノーベル賞の受賞者を見ても、エリート街道を突き進んだ東大卒の先生もいますが、バイタリティ溢れる取り組みの研究で自ら道を切り拓いてきた地方大卒の先生が多いですし。
「あいつ東大卒のくせに仕事できないよなぁ~」な~んて陰で言われるなど、むしろ負の十字架を背負って生きていくことになるんですよね、大半の東大卒の人達は。(あ、これは、私のことか・・・(笑))
でも、腐っても鯛。
日本の国では、価値が落ちても東大。
と、いうところなんでしょうか。
さて、私のくだらない雑感はさておき、今日は、現在判明しているレベルで各都立中高一貫校の大学合格実績を見てみましょう。
もう少しはっきりした大学合格実績が出揃ったところで、改めてきっちりとした記事にしようと思います。
したがって、本日の大学合格実績の記事は暫定版です。
★ 難関国立大学の合格実績
大学合格実績と言っても、色んな尺度で計ることができますが、ここでは「難関国立大学」合格実績で見てみようと思います。
最初に断っておきますが、次の一覧表の数字は、ネットの書き込みをそのまま転用したもので、データの信頼度は低いという前提で見て頂きたいと思います。
(まだこのような情報しか入手できませんので、ご了承下さい。)
また、各校で合格者数は今後も増えるはずです。
一覧表を見て頂くとわかりますが、例えば、南多摩や九段は難関国立大の合格者がゼロとなっており、これら学校はまだ合格実績を一切公表していないのではないかと疑っています。
<2016年都立中高一貫校の難関国立大学合格実績>
順.-種校|-卒-|東|京|一|-東|国|-合|--割-|
位.-別名|-数-|京|都|橋|-工|医|-計|--合-|
=======================
01.小石川|148|14|-1|-4|-5|-2|26|17.6|
02.武蔵附|191|11|-3|-4|-2|-3|23|12.0|
03.立川国|149|04|-0|-5|-3|-4|16|10.7|
04.両国附|196|02|-0|-2|-4|-3|11|05.6|
05.桜修館|150|03|-1|-0|-1|-2|07|04.7|
06.白鴎附|231|05|-0|-1|-0|-1|07|03.0|
07.富士附|191|02|-0|-2|-1|-0|05|02.6|
08.大泉附|193|01|-2|-0|-1|-0|04|02.1|
09.三鷹中|152|01|-0|-0|-0|-0|01|00.7|
10.南多摩|147|00|-0|-0|-0|-0|00|00.0|
10.区九段|145|00|-0|-0|-0|-0|00|00.0|
参考までですが、都立トップ校(西・日比谷・国立)の東大合格者数は次の通りです。
西:32名
日比谷:51名
国立:20名
なんと、日比谷は悲願の50人越えを達成しました!
実に44年ぶりの快挙らしく、都立復権の姿をはっきり見せてくれた気がします。
★ 入口偏差値
真の学校の実力を知るには、大学合格実績をただ眺めるだけでは不十分です。
入口の入学難易度も考慮することで、本当の学校の力量が浮かび上がるものです。
この考えのもと、入口偏差値も見ておこうと思います。
都立中高一貫校の「今年の卒業生が受検(受験)した年(2010年)」と「今年(2016年)」の中学受験偏差値を一覧で表示します。
また、参考に比較する為、進学指導重点校に指定されている都立高校(7校)の「「今年(2016年)」の高校受験偏差値も表示します。
(”「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”と言われるため、高校偏差値から「10」引いた数値で並べて表示します。)
<都立中高一貫校>−−−−−−<都立高校(進学指導重点校)>
--------------------------------------------------------------------------------------
中学 <(A)2010年> <(B)2016年> −−高校<(C)2016年>
偏差値 | 学校名 学校名 −偏差値| 学校名
--------------------------------------------------------------------------------------
64 |XXXXXXX小石川XXXX| 74 | 日比谷
XXXXXXXXXXXX 武蔵
63 |XXXXXXXXXXXXXX| 73 | 西、国立
62 |XXXXXXX桜修館XXXX| 72 |
XXXXXXXXXXXX 両国
61 |X小石川XXXXXXXXXX| 71 | 戸山
XXXXXX武蔵
60 |XXXXXXX九段(BXXXX| 70 | 八王子東
59 |X両国XXXX白鴎XXXXX| 69 | 青山、立川
XXXXXXXXXXXX大泉
58 |XXXXXXX富士XXXXX| 68 |
XXXXXXXXXXXX三鷹
XXXXXXXXXXXX南多摩
57 |X立川国際XX立川国際XXX| 67 |
56 |XXXXXXXXXXXXXX| 66 |
55 |X九段(BXXXXXXXXXX| 65 |
54 |X大泉XXXXXXXXXXX| 64 |
XXXXXX富士
XXXXXX桜修館
XXXXXX南多摩
53 |XXXXXXXXXXXXXX| 63 |
52 |X白鴎XXXXXXXXXXX| 62 |
XXXXXX三鷹
※都立中高一貫校の偏差値は、四谷大塚の女子80偏差値です。
※都立高校の偏差値は、V模擬、W模擬の80偏差値です。
★ 見えてくること
〇 入口偏差値と大学合格実績は比例関係
今年の各都立中高一貫校の大学合格実績を見ていると、入口偏差値と大学合格実績にかなりの相関が出てきたと思います。
今年の卒業生が入学した年(2010年)の入口偏差値がトップであった小石川と武蔵は、なかなか立派な大学合格実績を出せたと思います。
都立トップ校の日比谷・西・国立と難関国立大学の合格実績を比較すると、日比谷・西の東西両横綱にはまだ敵わないはずですが、ひょっとすると小石川は国立を合格割合で上回っているかもしれません。
少なくとも、来年以降に上回る期待感が持てる立派な結果だと思います。
あと、立川国際の健闘ぶりが目立ちます。
今年の卒業生が入学した年(2010年)の入口偏差値を見ると、立川国際は両国に次いで4番目に高く、やはりこの結果からも、入口偏差値と大学合格実績の相関が見て取れます。
なぜ今年は入口偏差値と大学合格実績にかなりの相関が出たか?
私は、今年の卒業生が入学した年⁽2010年⁾には、次のような背景が顕著になったためだろうと考えます。
・適性検査での試行錯誤の時期が過ぎ、出題内容が安定してきたこと。
・各進学塾での適性検査の傾向分析が進み、受検対策の体系化が進んだこと。
これら背景から、子供の学力が受検の合否結果と的確に結びつくようになったのが6年前ぐらいだろうと思うのです。
都立中高一貫校側から見ると、偏差値に見合う優秀な子供が安定的に入学し始めたのが6年前ぐらいではないかということです。
6年前以前は、「非常によく勉強できる子供なのになぜか不合格」とか「なぜこんな子供が合格?」という例が、かなり多かったのではないかと思います。
〇 中高一貫化後初の卒業生を出した富士・大泉・三鷹・南多摩
上の一覧表の合格実績にはまだ数値が反映されていないだけかもしれませんが、白鴎・小石川・両国・桜修館・九段が初めて卒業生を出した時に比べ、少しインパクトが弱いかな・・・という印象を受けます。
私が思うに、多摩地区や23区西部という偏った地域で4校を同時開校したことに理由があるように思います。
既に開校している都立中高一貫校⁽含む九段⁾が7校ある中で、偏った地域に4校を同時に開校したのですから、学力の高い層から注目されづらかったのかもしれません。
〇 来年以降の見込み
先ほど、「入口偏差値と大学合格実績にかなりの相関が出てきた」と書きました。
そして、この相関の背景が「子供の学力が受検の合否結果と的確に結びつくようになった」ことであるならば、各都立中高一貫校の大学合格実績は今後もドンドン上昇していくと思います。
上の入口偏差値の表で、A列とB列を比較してもらえればわかりますが、大半の学校において6年間で入口偏差値が大きく上昇しています(なぜか、立川国際が横ばいなだけ)。
実際、私の子供が通う都立中高一貫校でも、1期生の大学合格実績を見た翌年に入学した生徒達から、学力テストの成績が飛躍的に良くなると聞きます。
都立中高一貫校の場合、今はまだまだ成長の途上と考えて間違いはありません。
まだまだ、今後に期待したいと思います。
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2016年01月23日
【都立中高一貫校】2016年受検倍率を見て思うこと
こちらのブログも、依然として多くの方に読んで頂いていますので、たまには更新してみたいと思います。
次の新しいブログも、ぜひ、よろしくお願い致します。
『【都立中高一貫校】 塾では教えてくれない合格への近道』
⁽ ↑ クリックして下さ〜い ⁾
★ 受検倍率
各都立中高一貫校の受検倍率が公表されましたので、昨年同様に、思うところを気ままに書かせて頂こうと思います。
倍率が発表されると、受検もいよいよ目前に迫った気がしますね。
あと、11日・・・。
受検日まで、ブログの更新ができないかもしれませんので、先に言っておきます。
「受検生の皆さん、とにかく全力を出し切れるように、頑張って下さい! 健闘を祈る!」
そして、受検生の保護者の皆さま、あまり気をもんでもしかたありません。
残る日々の中でできることは、子供の健康管理と神頼みぐらいだと思います。
「苦しい時の神頼み」
今は、この言葉の意味がよ〜くわかる時期でもあると思います。
とえあえず、下の北野天満宮の写真をクリックしてもらえると、菅原道真公のご加護があるかもしれません。
(皆さまの幸運度だけでなく、当ブログのランキングもアップする仕掛けにしてみましたが・・・(汗))
適性検査で解けない問題が出ても、菅原道真公が答えを耳打ちしてくれるかも・・・
リラックスして読んで頂くために、ちょっと砕けた感じで書き出してみました。
さて、2016年の受検倍率を見てみましょう。
★ 過去倍率推移+2016年倍率
------------2012--2013--2014--2015----2016----(平均)
------------------------------------------------------------------
両国--------7.4----8.2----9.1----8.7-------8.4------8.4
大泉--------7.8----9.5----8.0----7.5-------7.3------8.3
白鴎--------7.5----8.6----7.7----6.4-------6.8------7.4
桜修館-----6.4----9.4----9.2----7.1-------6.7------7.8
小石川-----6.6----6.3----6.5----5.5-------6.6------6.3
三鷹--------6.6----7.6----7.3----7.1-------6.6------6.9
立川国-----6.0----6.4----6.2----6.4-------5.6------6.1
南多摩-----7.2----7.4----6.3----5.5-------5.6------6.9
武蔵--------5.8----6.1----4.7----4.9-------4.9⇒------5.6
富士--------6.1----6.5----5.7----5.3-------4.9------5.7
------------------------------------------------------------------
(平均)-----6.7----7.6----7.1----6.4-------6.3------6.8
※ 2016年の受検倍率が高い順に表示しています。
※ 九段は区外・区内の差が非常に大きいことから、記載を省略しています。
※ 数値は男女の平均値です。又、複数の情報源をつなぎ合わせいる為、四捨五入等の誤差があるかもしれません。
※ 特別枠は含まず、一般枠のみの倍率です。
★ 思うことを徒然なるままに
上記数値を見て、思うところを簡単に記載します。
@ 10校の平均倍率
受検倍率の平均を見ると、2015年から若干ですが低下しました。
やはり、落ち着いて受検方針を考える家庭が増え、無謀に近い受検が減ったのではないかと想像します。
2013年や2014年は、小石川・両国・桜修館・九段の中高一貫化後の1期生・2期生による大学合格実績のインパクトが大きく、「とりあえず受検してみよう!」という家庭も多かったように思います。
しかし、時間の経過と共に、落ち着いて受検方針を考える雰囲気が醸成されたということでしょう。
A 地域差 ± 1年間のトピックス
各校の受検倍率を見てまず気づくことは、「毎年毎年、倍率の高い学校はおおよそ決まっている」ことです。
逆の見方をすれば、倍率の低い学校も決まっているというこでもあります。
ただ、私が思うに、これは決して学校毎の施策が支持されたりされなかったりの人気が反映した結果というよりも、各学校のロケーション⁽立地場所⁾による要因がかなり大きいはずです。
まあ、たまに国会議員選挙の「1票の格差」がニュースで取り上げられますが、この問題と基本的には同じ理由なのでしょう。
各学校の通学圏内に住む子供の数で、受検倍率のベースが決まるのでしょう。
そして、この「各学校の通学圏内に住む子供の数」というベースの上に、各学校の「1年間のトピックス」などで人気のポイントがプラスマイナスされると考えて良いと思います。
B 6人に1人
しかし、受検倍率の若干の上下に一喜一憂し、大切なことを見逃してはいけません。
受検倍率は、昨年と比べて低下し、2013年や2014年頃から見るとかなり落ち着いたとは言え、依然として「6人に1人」しか合格できない数字です。
各小学校を代表する優等生が集まっての「6人に1人」であり、都立中高一貫校では合格者の辞退率も低いですから、やはり依然として狭き門です。
★ 今後の予想
おそらく、来年以降もしばらくは、昨年や今年と同じような倍率で推移するように思います。
今後、大きな変動になりうる要因は、2013年以降に入学した生徒達が出す大学合格実績かなぁという気がします。
そう考えると、今後3年間はあまり変動がないように思います。
私の子供が通う都立中高一貫校では、2013年以降に入学した生徒達からかなり飛躍的に学力があがっていると聞きます。
2012年までに入学した生徒も当然ながら優秀なのですが、2013年以降に入学した生徒達は更に勉強ができるようです。
2013年⁽現3年生⁾の生徒達と言えば、小石川・両国・桜修館・九段の1期生の大学合格実績を見た翌年に、激しく上昇した受検倍率の中を勝ち抜いた強者達です。
この勝負所に強い頭脳明晰な子供達は、都立中高一貫校のイメージを更に変えるかもしれません。
まあ、何はともあれ、受検倍率ばかり気にしても仕方ありません。
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2015年04月05日
【都立中高一貫校】2015年大学合格実績
★ はじめに
2015年の大学合格状況がほぼ出揃いました。
2013年・2014年に引き続き、各都立中高一貫校の難関国立大学(東大・京大・一橋・東工大・国公立大学医学部)と言われる範囲の合格実績を見てみたいと思います。
そして、「受検(受験)偏差値」と「大学合格実績」を具体的な数値で比較しつつ、そのお買い得度を確認したいと思います。
又、都立中高一貫校のことを、まだ良くご存じで無い方にもわかるよう、どのような学校があるかの紹介から、書いていきたいと思います。
★ 都立中高一貫校の現状
まず、2015年4月現在の都立中高一貫校(含む区立)は次の通りです。
そして、学校名右側の◎は、中高一貫化後に入学した生徒の卒業生がいることを示しています。
〇 白鴎高校附属中学校 ◎
〇 小石川中等教育学校 ◎
〇 両国高校附属中学校 ◎
〇 桜修館中等教育学校 ◎
〇 九段中等教育学校(千代田区立) ◎
〇 武蔵高校附属中学校 ◎
〇 立川国際中等教育学校 ◎
〇 富士高校附属中学校
〇 大泉高校附属中学校
〇 南多摩中等教育学校
〇 三鷹中等教育学校
11校存在し、都民であればどの学校にも受検(受験)資格があります。
又、高校からの編入がない中等教育学校と、高校でも生徒を募集する付属中学校の二種類のタイプがあります。
★ 2015年難関国立大学合格実績
都立中高一貫校における2015年の難関国立大学合格実績は次の通りです。
まだ、中高一貫化後に入学した生徒が卒業していない富士・大泉・南多摩・三鷹は表に加えていません。
<2015年:都立中高一貫校実績>
順.−校 | 人 | 東 | 京 | 一 | 東 | 国 | 合 | 割 |
位.−名 | 数 | 京 | 都 | 橋 | 工 | 医 | 計 | 合 |
====================
01.武蔵− |197| 4 | 4 | 5 | 7 |10 | 30 | 15.2|
02.小石川 |157| 9 | 1 | 2 | 2 | 5 | 19 | 12.1|
03.桜修館 |151| 3 | 1 | 4 | 4 | 1 | 13 | -8.6|
04.両国− |191| 4 | 2 | 0 | 3 | 3 | 12 | -6.3|
05.立川国 |154| 1 | 0 | 4 | 1 | 1 | -7 | -4.5|
06.九段− |145| 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | -6 | -4.1|
07.白鴎− |237| 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | -4 | -1.7|
※ 人数の列は「卒業生数」、東京〜合計の列は「合格者数」、割合の列は「合計(合格者合計)」÷「人数(卒業生数)」を「%」で表示しています。
※ 上記数値は、各校が正式に公表したものではなく、ネット等情報を集約して作成したものです。
ちなみに、2014年は、小石川・武蔵・桜修館の順番となっていました。
上位3校の顔ぶれに変化はありません。
過去分は次のリンクからご確認下さい。
(2014年大学合格実績) ← クリックして下さい
(2013年大学合格実績) ← クリックして下さい
参考までに、上表の中高一貫校を除く、上位都立高校の難関国立大学合格実績は次の通りです。
<2015年:上位都立高校(上表の中高一貫校を除く)実績>
順.−校 | 人 | 東 | 京 | 一 | 東 | 国 | 合 | 割 |
位.−名 | 数 | 京 | 都 | 橋 | 工 | 医 | 計 | 合 |
====================
01.西−− |329| 22| 16| 14| 18| 14| 84 | 25.5|
02.国立− |326| 19| 11| 18| 16| -5 | 69 | 21.1|
03.日比谷 |315| 37| -4 | 12| -8 | -3 | 64 | 20.3|
04.戸山− |316| 11| -3 | 14| -5 | -3 | 36 | 11.3|
05.八王東 |316| -7 | -5 | -6 | -9 | -2 | 29 | -9.1|
06.青山− |275| -6 | -2 | -5 | 10| -1 | 24 | -8.7|
07.立川− |321| -4 | -3 | -9 | -7 | -1 | 24 | -7.4|
※ 見方は、<2015年:都立中高一貫校実績>の表と同じです。
★ 受検(受験)偏差値
公立中高一貫校は、偏差値で計れないといいます。
しかし、偏差値が高いということは私立中学向けの試験を受けると高い学力を示すということですから、やはり難易度が高いと捉えることに大きな間違いはありません。
したがって、今年も卒業生が受検(受験)した年(2009年)と今年(2015年)の中学受験偏差値を比較する形で見てみようと思います。
(使用する偏差値は、四谷大塚の偏差値(女子の80%合格可能性)です。)
また、あくまでも参考値ですが、都立高校の上位10校の高校受験偏差値も表示します。
(使用する偏差値は、V模擬、W模擬の80%合格偏差値です。)
一般的には、”「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”と言われるため、高校偏差値から「10」引いた数値が中学受験偏差値と並ぶように表示しています。
<都立中高一貫校>−−−−−−−−−−<都立高校(上位7校)>
--------------------------------------------------------------------------------------
中学 <(A)2009年> <(B)2015年> −−高校<(C)2015年>
偏差値 | 学校名 学校名 −偏差値| 学校名
--------------------------------------------------------------------------------------
64 |−−−−−−−小石川、武蔵−−| 74 | 日比谷
63 |−−−−−−−−−−−−−−−| 73 | 西、国立
62 |−小石川−−−桜修館、両国−−| 72 |
61 |−武蔵−−−−−−−−−−−−| 71 | 戸山
60 |−−−−−−−−−−−−−−−| 70 | 八王子東
59 |−両国−−−−白鴎、九段(B) −| 69 | 青山、立川
58 |−−−−−−−−−−−−−−−| 68 |
57 |−−−−−−−立川国際−−−−| 67 |
56 |−−−−−−−−−−−−−−−| 66 |
55 |−−−−−−−−−−−−−−−| 65 |
54 |−九段(B) −−−−−−−−−−| 64 |
53 |−桜修館−−−−−−−−−−−| 63 |
52 |−白鴎−−−−−−−−−−−−| 62 |
不明− |−立川国際−−−−−−−−−−−
※都立高校(上位7校)については、ここ数年で偏差値に大きな動きがない為、2015年分のみを表示しています。
★ 見えてくること
都立中高一貫校・上位都立高校を並べて、その大学合格実績と受検(受験)偏差値の比較で見えてくることは次の通りです。
〇 都立中高一貫校における2009年と2015年の合格難易度差 (A列とB列の比較)
上の表の「(A)列」と「(B)列」を、見比べて下さい。
都立中高一貫校は、2011年に白鴎の、2012年に小石川・両国・桜修館・九段の、中高一貫化後最初の卒業生が想像以上の大学合格実績を出したことがきっかけとなり、偏差値が大きく上昇しています。
最も大きく伸びた学校は桜修館で、次に伸びたのが白鴎です。
誤解を恐れずに言い換えると、今年の卒業生と最近入学した生徒の間には、入学時点の学力レベルに大きな差があるということです。
〇 上位都立高校との比較による学力向上度 (A列とC列の比較)
上の表の「(A)列」と「(C)列」を、見比べて下さい。
“「中学受験偏差値」≒「高校受験偏差値」−「10」”が成り立つ前提で考えると、今年の卒業生が入学した頃は、小石川・武蔵は都立トップ校と都立二番手校の間に位置するレベルで、両国が都立二番手校と同レベルだったと言えます。
他の都立中高一貫校は、都立二番手校よりもずいぶん下のレベルにありました。
武蔵を見ると、都立トップ校に迫る合格実績となっており、入学時学力レベルよりも良い結果だと言えます。
又、桜修館は1期生以降ずっとそうなのですが、都立二番手校と同等の実績であり、入学時の学力レベルを超える結果を4年間連続で出し続けています。
〇 6年後の予想 (B列とC列の比較)
上の表の「(B)列」と「(C)列」を、見比べて下さい。
2015年の偏差値を見ると、都立トップ校と小石川・武蔵は並び、桜修館・両国もほぼ並んだと言えるところまで、学力の高い子供達が都立中高一貫校に入学する状況となりました。
白鴎・九段についても、都立二番手校と並んでいます。
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2015年02月21日
【都立中高一貫校】 都立中戦線異状アリ!?~SAPIX合格実績編~
★ 今年もSAPIXの都立中合格実績を見てみよう!
ちょっとしつこいかな・・・とは思いつつ、今回も今年の受検結果を分析してみたいと思います。
今回は、SAPIXにおける各都立中高一貫校の合格実績から、私立併願(難関・中堅上位校との併願)状況を見てみたいと思います。
実は、去年も同じような記事を書いています。
(【都立中高一貫校】 私立併願の実態に迫る!)←ご参考
この記事、今でも非常に多くの方にアクセスして頂いていて、都立中高一貫校と私立中学の併願を考えている家庭の多さを肌で感じます。
このような背景もありますので、今年もSAPIXにおける各都立中高一貫校での合格実績を追いかけてみようと思います。
ただ、誤解頂きたくないのですが、「私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が多い学校」=「受検難易度が高い学校」という公式は必ずしも成り立たないだろうと考えています。
都立中高一貫校のみの受検者にも、優秀な子供はかなり多いはずです(間違いないでしょう)。
各校の地域的な特徴にも左右されますし、適性検査の出題方法による併願のしやすさも影響を与えます。
ここ数年、「都立中高一貫校と私立中学の併願」の関心が高いように思えるため、現状を分析するものです。
★ 「SAPIXに通う子供達」=「私立難関・中堅上位校志向の子供達」
去年の記事と同じことを書きますが、「SAPIXに通う子供達」=「私立難関・中堅上位校志向の子供達」だと見て大きな間違いないだろうとの考えで、SAPIXを選んでいます。
SAPIXの場合はかなり高い水準の成績を取らないと塾自体にも入れないと聞きますので、そのSAPIXからの合格者数の推移を見れば、高偏差値層はそれぞれの都立中高一貫校をどのように見ているかが把握できます。
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
---------------------------------------------------------------------------------
桜修館 995 -> 999 -> 992 -> 998 -> 915 -> 920 -> 916
小石川 917 -> 922 -> 927 -> 931 -> 931 -> 929 -> 914
九段− 993 -> 913 -> 912 -> 917 -> 910 -> 913 -> 914
武蔵− 993 -> 996 -> 992 -> 999 -> 993 -> 996 -> 994
大泉− 99-- -> 993 -> 992 -> 991 -> 993 -> 994 -> 994
両国− 998 -> 992 -> 993 -> 993 -> 992 -> 994 -> 994
富士− 99-- -> 994 -> 994 -> 992 -> 992 -> 990 -> 994
白鴎− 992 -> 990 -> 990 -> 992 -> 994 -> 990 -> 992
立川国 990 -> 990 -> 991 -> 992 -> 991 -> 990 -> 991
三鷹− 99-- -> 994 -> 994 -> 994 -> 995 -> 993 -> 990
南多摩 99-- -> 992 -> 991 -> 990 -> 991 -> 992 -> 990
---------------------------------------------------------------------------------
合計− 938 -> 965 -> 958 -> 979 -> 977 -> 981 -> 963
平均−9.5.4 ->. 5.9 -> 5.3 -> .7.2 -> .7.0 -> .7.4 -> .5.7
※ 2009年から2015年までの各校の合格者数を時系列的に表示しています。
※ 2015年の合格者が多い順に縦軸の学校を並べています。
※ 「−」は、開校前のため対象外であることを表示しています。
★ 高偏差値層の動き
いつもの通り、上の表で気がついたことを書いてみたいと思います。
● 「平均」を見ると、今年は昨年から1.7人も減っていて、2011年以前の水準に戻っています。やはり、これもサンデーショックの影響だろうと思います。
● 「桜修館」と「小石川」の順位が逆転しました。「小石川」が首位の座を明け渡すのは初めてのことです。
● 「桜修館」は適性検査に独特な作文問題があることから、私立併願者には受検しづらいイメージがあります。しかし、合格者が3年続けて多い事実を踏まえると、独特な作文問題は、志望校検討や受検結果にさほど影響を与えていないのかもしれません。
● 相変わらず、「桜修館」「小石川」「九段」の合格者が多く、高偏差値層は23区内の中等教育学校を好む傾向にあることがわかります。
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※ 2017年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:桜修館(56名)、白鴎(38名)、三鷹(35名)、南多摩(25名)、大泉(25名)、立川国際(25名) 、小石川(23名)、富士(23名)、両国(19名)、九段(18名)、武蔵(10名)
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2015年02月14日
【都立中高一貫校】】 今年(2015年)の私立併願実態を探る(入学辞退率編)!
★ 人間万事塞翁が馬
合格されたご家庭の皆さん、おめでとうございます。
残念な結果となったご家庭の皆さん、私は都立中高一貫校の受検に向けて頑張ってきたことは絶対に無駄にはならないと思います。
また、やる気のある子供は、結局どこの中学校に行っても、いつか必ず夢を叶えるのだろうと思います。
私の長女は一般の公立中学校を卒業し、今は進学指導重点校となっている都立高校に在学中です。
そして、中学生の頃から将来は医者になると高言し日々頑張っています。
このような姿を見ていると、学習環境の良い悪いなど条件よりも、子供本人の向上心・苦しい時も諦めずに頑張り続ける気持ちの方が、はるかに大切で重要なことなんだろうと思います。
さて、今日は、各都立中高一貫校の入学辞退率を見てみましょう。
前回、「受検日当日の受検率(欠席率)」を見ましたので、この2つの視点から私立併願の実態に切り込んでいきましょう。
ただ、前回記事をお読み頂いてから、今回の記事を読んで頂いた方が理解し易い部分が多くなると思います。
前回記事をお読みではない方は、まず次のリンクから、前回記事を読んで頂ければと思います。
(【都立中高一貫校】 今年(2015年)の私立併願実態を探る!)←クリックして下さい
★ 各都立中高一貫校の過去4年と今年の入学辞退率
(学校名・性別)2011年・2012年・2013年・・2014年・・2015年・・:・平均
----------------------------------------------------------------------------------------
小石川・男・:・7.5%→・9.0%→25.0%→11.5%(・9)→13.9%(11):・13.4%
小石川・女・: 10.3%→11.3%→14.1%→14.1%(11)→13.8%(11):・12.7%
白鴎・・男・:・4.3%→・4.0%→・6.8%→・0.0%(・0)→・1.3%(・1)・:・・3.3%
白鴎・・女・:・0.0%→・4.2%→・6.7%→・5.6%(・4)→・4.0%(・3)・:・・4.1%
両国・・男・:・3.3%→・3.3%→・8.3%→10.0%(・6)→11.7%(・7)・:・・7.3%
両国・・女・:・8.3%→・5.0%→・3.3%→・8.3%(・5)→・3.3%(・2)・:・・5.7%
桜修館・男・:・6.3%→・5.0%→11.3%→13.8%(11)→・5.0%(・4)・:・・8.3%
桜修館・女・:・2.5%→・8.8%→10.0%→11.3%(・9)→10.0%(・8)・:・・8.5%
富士・・男・:・3.3%→・5.0%→・5.0%→・3.3%(・2)→・0.0%(・0)・:・・3.3%
富士・・女・:・11.7%→・3.3%→・8.3%→・3.3%(・2)→・6.7%(・4)・:・・6.7%
大泉・・男・:・5.0%→・6.7%→10.0%→・8.3%(・5)→・3.3%(・2)・:・・6.7%
大泉・・女・:・6.7%→13.3%→10.0%→・3.3%(・2)→・3.3%(・2)・:・・7.3%
南多摩・男・:・6.3%→・1.3%→・2.5%→・3.8%(・3)→・5.0%(・4)・:・・3.8%
南多摩・女・:・1.3%→10.0%→・1.3%→・5.0%(・4)→・3.8%(・3)・:・・4.3%
立川国・男・:・7.7%→・3.1%→・7.7%→・4.6%(・3)→・4.6%(・3)・:・・5.5%
立川国・女・:・9.2%→・3.1%→・3.1%→・3.1%(・2)→・1.5%(・1)・:・・4.0%
武蔵・・男・:11.7%→・8.3%→15.0%→13.3%(・8)→10.0%(・6)・:11.7%
武蔵・・女・:・8.3%→16.7%→11.7%→13.3%(・8)→8.3%(・5)・:・11.7%
三鷹・・男・:・5.0%→・6.3%→・2.5%→10.0%(・8)→・6.3%(・5)・:・・6.0%
三鷹・・女・:10.0%→・5.0%→10.0%→・6.3%(・5)→・2.5%(・2)・:・・6.8%
---------------------------------------------------------------------------------------
合計・・男・:・6.0%→・5.2%→・9.4%→7.9%(・55)→・6.1%(43)・:・・6.9%
合計・・女・:・6.6%→・8.0%→・7.9%→7.5%(・52)→・5.9%(41)・:・・7.2%
合計・合計・:・6.3%→・6.6%→・8.7%→7.7%(107)→・6.0%(84)・:・・7.1%
※ 東京都教育委員会が発表している合格人数・入学手続人数の数値を使用。
※ 私が作ったマクロで算出していますので、ひょっとすると算出ミスがあるかもしれません。
※ 九段は対象外。
※ 2014年・2015年列のカッコ内数字は入学辞退者数。
念のために記載しておきますが、「入学辞退者数 ≠ 補欠合格者の繰上げ順位」となります。
なぜなら、補欠合格者の中でも繰上げ合格を辞退するケースがあるためです。
★ 数字が語る真実
では、数字を見て思うことを、挙げていこうと思います。
@ 10校合計
10校合計を見ると、今年の入学辞退率(者数)はここ5年間で最も低くなっています。
入学辞退率を昨年(2014年)と比べると、7.7%から6.0%と2%弱も低下しました。
これは一見、併願した私立中学よりも都立中高一貫校を選択する家庭が増えたことに理由があるように見えます。
しかし、実際のところは、「サンデーショック(※)」が最大の原因じゃないかと思います。
今年の受検倍率が低かった理由の一つにも、サンデーショックがあったように思えます(受検倍率の記事を書いている時は気がつきませんでしたが・・・)。
私立中学を優先的に考える多くの家庭では、2/1に受験できる学校が減ったため、2/3も都立ではなく私立への受験を選んだのでしょう。
したがって、今年は受検者に私立併願(難関・中堅上位校との併願)者の占める割合が低く、結果として私立併願(難関・中堅上位校との併願)者の合格も少なくなり、入学辞退する割合も減ったのだろうと思います。
※ 中学受験業界では、XXXXショックと何でもかんでも語尾にショックと付けるのがお好きなようで、受験が最も集中する2/1が日曜日となることをサンデーショックと呼んでいます。2/1が日曜日の年は、キリスト教にゆかりのある学校は受験日をずらします。その結果、例年と同じような併願スケジュールが組めなくなります。
A 各校の5年間平均
各校の5年間平均を見ると、男女共に、小石川・武蔵が10%超で、両校共に私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が多いことを示しています。
受検日当日の受検率も、この両校が低い数字になっていました。
具体的にどの程度の私立併願(難関・中堅上位校との併願)者がいるかまでわかりません。
しかし、他の都立中高一貫校と比べて、間違いなく私立併願(難関・中堅上位校との併願)者の割合は高いでしょう。
B 各校の5年間推移
各校の5年間推移をざっと眺めると、その変動幅の大きさでかなり目立つのが小石川の男子です。
小石川男子の場合、2013年に25%(合格者4人に1人)という都立中高一貫校としては非常に大きな入学辞退率を出しています。
2011年・2012年から大幅に上昇していて、一見、2013年に私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が急増したかに見えます。
しかし、前回記事にした受検率(欠席率)の推移を見ると、2011年・2012年の受検率が低く、2013年は受検率がかなり上がっていることから、この観点では2013年はむしろ私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が減少したように見えます。
2013年は、1期生大学合格実績が出た後のはじめての受検でした。
受検生とその保護者の意識に大きな変化が出た年だったと思われ、教科書通りには測れない数字になっています。
C 総括
私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が増えているかどうか・・・。
今年の数字をそのまま使用して考えると、この5年間では増えているとは言えないだろうと思います。
しかし、今年はサンデーショックの影響を受けている可能性があることを踏まえ、2011~2014年のトレンドだけで考えると、やはり少しは増加傾向にあるのだろうと思います。
特に、小石川、両国、桜修館、九段の1期生が卒業した翌年の2013年は一つの節目となったように思えます。
(例えば、桜修館を見ると、2013年に受検率がはっきりと下がり、入学辞退率がグンと上昇しています。)
インパクトの大きいニュース(大学合格実績の大幅なアップなど)が出ない限り、2013年・2014年と同程度の私立併願(難関・中堅上位校との併願)者の割合で今後も推移するだろうと思います。
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※ 2017年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:桜修館(56名)、白鴎(38名)、三鷹(35名)、南多摩(25名)、大泉(25名)、立川国際(25名) 、小石川(23名)、富士(23名)、両国(19名)、九段(18名)、武蔵(10名)
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2015年02月07日
【都立中高一貫校】 今年(2015年)の私立併願実態を探る!
★ お疲れ様でした!
受検生の皆さん、そして保護者の方々、お疲れ様でした。
私立中学を受けた方も、お疲れ様でした。
都立中高一貫校については、合格発表日が2/9(月)ですから、受検生とその保護者の方々はまだ落ち着かない日々を過ごしているものと思います。
この1週間というのは、地球の自転が止まったのではないかと思うほど、非常に長い時間だと感じますよね、よくわかります。
さて、今日は、今年(2015年)の都立中高一貫校の受検において、私立併願(難関・中堅上位校との併願)がどの程度だったかを分析してみたいと思います。
私立併願の程度を計るには、次の二つの方法からアプローチできると言われています。
<1>: 受検日当日の受検率(欠席率)
<2>: 合格者の入学辞退率
当然ながら、まだ合否が発表されていませんから、現時点では<1>のアプローチでのみ、私立併願の程度を計れるということになります。
今日は、<1>でちょっと確認してみましょう。
(入学辞退率が出てきたところで、<2>についても書いてみたいと思います)。
また、具体的な数値を見ていく前に、都立中高一貫校のみを受検した家庭では、なぜ<1>の数値を見れば私立併願の程度がわかるかがピンとこないかもしれません。
私も、息子は都立中高一貫校しか受検しませんでしたから、このブログを書くために色々と情報収集するまで、私立中学の一般的な受験方法を知りませんでした。
私立中学を受験する家庭にも色々あると思いますが、同一日・時間帯に入試をする複数校に願書を出しておいて、その日までに受けた学校の合否状況で、試験前日に明日の受験校を決めるのが一般的なようです(受験料がもったいない・・・、飲み代に回したいと思うのは私だけ?)。
したがって、難関・中堅上位の私立中学と併願するパターンでは、都立中高一貫校の受検をキャンセルするケースが出やすいのです。
都立中高一貫校を絡めて、ちょっと例を書いてみましょう。
2/1の受験校には「本命A校」、2/2の受験校には「安全圏の抑えB校」、2/3の受験校には「第2希望の都立中高一貫校C校」・「更なる抑えD校」・「チャレンジレベルの難関E校」の3校というような形で願書を出しておきます。
そして、2/1のA校に合格すれば、2/3はE校にチャレンジする。
2/1のA校が不合格で、2/2のB校が合格なら、2/3は都立中高一貫校C校を受ける。
2/1のA校と2/2のB校が共に不合格なら、2/3は更なる抑えD校を受ける。
このような行動パターンを取るようです。
どうでしょうか?
子供が都立中高一貫校のみを受検した保護者の方々も、イメージが沸いたでしょうか。
もし、もっと私立中学受験の実態を理解しておきたいようでしたら、次のブログを読んでみて下さい。
「頭がいかれた中学受験〜本当に受かるのか〜」←クリックして下さい
先日、たまたま見つけたのですが、塾講師の「黒い講師」が面白おかしく中学受験の裏側を書いています。
なかなか面白いです。
★ 各都立中高一貫校の過去4年と今年の受検率
(学校名・性別)・2011年・2012年・2013年・2014年・2015年・:・・平均
----------------------------------------------------------------------------------------
小石川・男・・:・・92.6%→91.9%→95.4%→95.2%→94.2%・:・93.9%
小石川・女・・:・・92.3%→93.0%→88.8%→90.2%→92.9%・:・91.4%
白鴎・・男・・:・・96.9%→95.5%→97.7%→96.9%→98.0%・:・97.0%
白鴎・・女・・:・・97.0%→96.4%→95.7%→95.9%→96.9%・:・96.4%
両国・・男・・:・・94.0%→95.9%→95.9%→95.1%→94.9%・:・95.1%
両国・・女・・:・・97.2%→95.9%→96.7%→97.0%→96.1%・:・96.6%
桜修館・男・・:・・96.5%→96.4%→95.4%→95.2%→95.3%・:・95.8%
桜修館・女・・:・・95.4%→95.0%→92.8%→95.8%→94.9%・:・94.8%
富士・・男・・:・・96.4%→95.4%→97.5%→96.7%→98.2%・:・96.8%
富士・・女・・:・・97.0%→95.9%→96.2%→96.0%→96.0%・:・96.2%
大泉・・男・・:・・97.2%→97.5%→96.2%→97.7%→96.4%・:・97.0%
大泉・・女・・:・・96.1%→96.2%→96.7%→96.3%→96.3%・:・96.3%
南多摩・男・・:・・98.6%→97.6%→98.7%→98.4%→99.0%・:・98.5%
南多摩・女・・:・・97.4%→97.2%→98.3%→98.9%→98.4%・:・98.0%
立川国・男・・:・・96.5%→96.6%→96.1%→96.1%→97.3%・:・96.5%
立川国・女・・:・・97.6%→97.3%→97.0%→96.4%→96.9%・:・97.1%
武蔵・・男・・:・・93.8%→94.0%→93.7%→95.3%→93.8%・:・94.1%
武蔵・・女・・:・・95.0%→93.9%→95.2%→94.0%→94.1%・:・94.4%
三鷹・・男・・:・・93.5%→96.1%→97.2%→96.7%→97.2%・:・96.2%
三鷹・・女・・:・・96.8%→97.0%→95.9%→97.0%→97.5%・:・96.8%
---------------------------------------------------------------------------------------
合計・・男・・:・・95.4%→95.6%→96.4%→96.3%→96.3%・:・96.0%
合計・・女・・:・・96.2%→95.9%→95.4%→96.0%→96.2%・:・95.9%
※ 東京都教育委員会が発表している応募人数・受検人数の数値を使用。
※ 私が作ったマクロで算出していますので、ひょっとすると算出ミスがあるかもしれません。
※ 九段は対象外。
★ 数値を見て思うこと
この数字を見て思うことを、簡単に記載したいと思います。
@ 10校合計の5年間平均
10校合計を見ると、5年間平均で、95%超という非常に高い受検率です。
95%と言うと、願書を出した20人中1名しか欠席しないということです。
ちなみに、国立の学芸大世田谷中学における今年の受験率を見ると、男は73.7%、女は66.2%です。
このように見ると、都立中高一貫校の受検率は非常に高く、「都立中高一貫校のみ」か「都立中高一貫校を第一志望とする私立併願」の受検者が圧倒的に多いと推測できます。
A 10校合計の5年間推移
ぱっと見ただけでわかりますが、この5年間で大きな変動はありません。
よく、「都立中高一貫校は難関・中堅上位校の併願校となりはじめた」と言われますが、この数値だけを見る限り、大局に影響を与えるような受験意識の大きな変化は無いと言えます。
この点は、「<2>:合格者の入学辞退率」で、改めて検証しましょう。
(私立中学受験向け進学塾が塾生を集めるため、ガセネタを流しているのかもしれません・・・。)
B 小石川・武蔵
大きな差はないので大げさに書くのもどうかと思いますが、やはり小石川・武蔵は他校と比べて受検率が少し低くなっています。
やはり、私立併願(難関・中堅上位校との併願)の対象校となりやすいのでしょう。
但し、小石川の男については、3〜4年前(2011年・2012年)と比べてやや受検率が上昇しているように見えます。
私立併願(難関・中堅上位校との併願)者の割合は、3年前(2012年)がピークだったのかもしれません。
C 多摩方面の学校
やはり、武蔵を除く多摩方面の学校は、高い受検率となっています。
多摩方面の学校では、私立併願(難関・中堅上位校との併願)者は少ないと言えます。
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以上
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2015年01月21日
【都立中高一貫校】 2015年各校受検倍率に思う
★ 第一印象
めずらしく、平日にブログを更新しようと思います。
各都立中高一貫校の受検倍率が公表されましたので、思うところを気ままに書かせて頂こうと思います。
機会があれば、情報をきっちりと分析した上で改めてコメントしたいと思います。
今日は各校の倍率をパッと見ただけのファーストインプレッションと言うことです。
★ 過去倍率推移+2015年倍率
------------2011--2012--2013--2014----2015----(平均)
------------------------------------------------------------------
白鴎--------7.4----7.5----8.6----7.7-------6.4↓------7.5
小石川-----7.4----6.6----6.3----6.5-------5.5↓------6.5
両国--------8.6----7.4----8.2----9.1-------8.7↓------8.4
桜修館-----6.4----6.4----9.4----9.2-------7.1↓------7.7
武蔵--------6.7----5.8----6.1----4.7-------4.9↑------5.6
立川国-----6.9----6.0----6.4----6.2-------6.4↑------6.4
富士--------5.2----6.1----6.5----5.7-------5.3↓------5.8
大泉--------8.8----7.8----9.5----8.0-------7.5↓------8.3
南多摩-----8.1----7.2----7.4----6.3-------5.5↓------6.9
三鷹--------6.1----6.6----7.6----7.3-------7.1↓------6.9
------------------------------------------------------------------
(平均)-----7.2----6.7----7.6----7.1-------6.4↓------7.0
※ 九段は今年の倍率がまだ未発表であることや区外・区内の差が非常に大きいことから、記載を省略しています。
※ 数値は男女の平均値です。又、複数の情報源をつなぎ合わせいる為、四捨五入等の誤差があるかもしれません。
※ 特別枠は含まず、一般枠のみの倍率です。
★ 思うことを徒然なるままに
上記数値を見て、思うところを簡単に記載します。
@ 10校の平均倍率
平均を見ると、2014年に比べて大きく受検倍率が低下しています。
一方で、都内の小学6年生の児童数は99,651名(2013年度)→99,001名(2014年度)と微減の範囲です。
児童数減少以外の所に、倍率低下の理由がありそうです。
都立中高一貫校が誕生して約10年となります。
受検で合格することの難しさが様々なところで語られるようになり、無謀に近いチャレンジをするケースが減っているのかもしれません。
A 高倍率の両国
相変わらず、両国は他校比で高い倍率となっています。
以前ブログに書いたことがありますが、両国は地域的要因から倍率が高くなりやすいのだろうと思います。
B 倍率が上がらない小石川・武蔵
小石川・武蔵は着実に大学合格実績を上げていますが、両校共に他校と比べて倍率が低くなっています。
進学塾が公表する偏差値の高さから、受検を躊躇する家庭が多く、倍率が上がらないのかもしれません。
C 少し落ち着いた桜修館
2年連続で9倍超の倍率が続きましたが、少し落ち着きました。
しかし、両国と大泉に次ぐ高倍率となっており、2013年以降の人気化はまだ続いていると言えそうです。
★ その他
またまた、「都立中高一貫校のすすめ」の続きを休ませて頂きました。
次回こそ、最後の「C 「自由・公正」という多くの都立高校にある気風を、都立中高一貫校も強く受け継いでいること」を書きたいと思います。
では、受検までもう少し、ぜひ悔いのないように全力を尽くしてほしいと思います。
学力は受検日前日まで伸びます。
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2014年10月11日
【都立中高一貫校】 受検倍率の過去推移と予想
★ 受検倍率を見る
気がつけば、いつの間にか10月になっていました。
大学・高校・中学受験と目指すステージが違えども、受験生とそのご家族の方々は、緊張感や焦りの気持ちがかなり出始める頃だろうと思います。
まあ、この時期は、誰もが緊張感や焦りを持つものです。
苦しいのは自分達だけじゃないと言い聞かせて頑張ってほしいと思います。
さて、今日は、ただなんとなく思いついたので、都立中高一貫校の受検倍率の推移を見て、来年2月の傾向を予想してみたいと思います。
この頃になると、都立中高一貫校を来年受検する多くの家庭では、受検校をほぼ固めているように思いますが、まあ参考までに見て頂きたいと思います。
一般的な受験においては、倍率よりも、偏差値を意識する必要があります。
簡単に言えば、自分よりも相対的に低い学力の人が大勢集まっても合格できますし、その逆に倍率が低くとも大多数の人が自分よりも相対的に学力が高いと不合格となるものです。
しかし、都立など公立中高一貫校が不気味なのは、私立と異なり、「偏差値ばかりを意識して受検校を選ばない家庭が多いということ」と、「進学塾がせっせと公表している偏差値があまり当てにならないということ」です。
この現状では、受検倍率の数字も合否を占うのに大切な要素となります。
偏差値という物差が万能ではないのですから、「受検倍率=自分よりも学力の高い人がいる可能性率」となり、なるべく受検倍率が上がらないことを願う必要がでるということです。
★ 直近5年の受検倍率推移
まず、直近5年間の都立中高一貫校における受検倍率の推移と平均を調べてみました。
※ 九段は区外・区内と分かれていて、その差があまりにも大きいため、記載を省略しています。
※ 数値は、男女の平均値です。又、複数の情報源をつなぎ合わせいる為、四捨五入等の誤差があるかもしれません。
------------2010--2011--2012--2013--2014--(平均)
------------------------------------------------------------------
白鴎--------6.8----7.4----7.5----8.6----7.7------7.6
小石川------6.7----7.4----6.6----6.3----6.5------6.7
両国--------7.8----8.6----7.4----8.2----9.1----A8.2
桜修館------5.8----6.4--B6.4--B9.4---9.2------7.4
武蔵--------7.3----6.7----5.8----6.1---C4.7-----6.1
立川国------5.9----6.9----6.0----6.4----6.2------6.3
富士--------3.8----5.2----6.1----6.5----5.7----D5.5
大泉--------8.7----8.8----7.8---C9.5---8.0------8.6
南多摩------9.6----8.1----7.2----7.4----6.3------7.7
三鷹--------5.9----6.1----6.6----7.6----7.3------6.7
------------------------------------------------------------------
(平均)----6.8----7.2----6.7--@7.6---7.0------7.1
★ 直近5年分の結果分析
受検倍率に影響を与える大きな要因としては、「@受検資格のある子供の数」「A立地場所における地域差」「B卒業生の大学合格実績」「C政治など外部要因」「D隣接する他都立中高一貫校の影響」があると思います。
直近5年間の受検倍率の推移を見ても、上記5つの要因を見てとれますので、簡単にその例を挙げてみたいと思います。
@ 受検資格のある子供の数
都立中高一貫校10校の平均を見ると、2013年が最も高くなっています。
2013年の受検に挑んだのは、2000年生まれのミレニアムベビーと言われた子供達なのですが、2000年は出生数が一時的に上がった年でもありました。
おそらく、前後の年代と比べて子供の数自体が多いので、倍率も一番高くなったものと思います。
A 立地場所における地域差
都立中高一貫校は既存の都立高校を中高一貫化したため、人口分布の観点から見て、その立地にはある程度の片寄があります。
学校別の平均を見ると、大泉が8.6倍で1番高く、両国が8.2倍で2番目に高くなっています。
大泉の場合、特殊な要因(初年度効果・新校舎効果)がかなり影響を与えている可能性があるかと思いますが、両国で高い倍率が続くのは、江東区や江戸川区の人口増加が影響しているように思えます。
B 卒業生の大学合格実績
典型的な例として、桜修館の動きを見るとわかりやすいですが、卒業生の大学合格実績は大きなインパクトを与えます。
桜修館の場合、1期生の大学合格実績は世間の想像以上だったことから、この効果で一気に受検者数は1.5倍に跳ね上がりました。
そして、桜修館は2期生の大学合格実績も想像以上だったため、その翌年も受検倍率は前年同程度で推移しています。
C 政治など外部要因
この例として、昨年の武蔵と昨年前後の大泉を挙げてみましょう。
1~2年前、武蔵を小中高一貫校にするという話が出たことで、武蔵の将来性を懸念した家庭が武蔵への受検を敬遠したため、昨年の武蔵は受検倍率が急落したのだろうと思います。
又、大泉については、どうも新校舎建設・完成でかなり人気を集めたようで、この効果で倍率がかなり上がったのではないかと思われます。
D 隣接する他都立中高一貫校の影響
学校別の平均を見た場合、富士は5.5倍と最も低くなっています。
中野区という立地や昔は西・富士と都立西高と並んで称せられた名門校であることを踏まえると、その倍率の低さの理由がよくわかりません。
ただ、一つ想像できるのは、富士は話題性のある他の都立中高一貫校に四方を囲まれているからじゃないかということです。
富士の隣を見ると、東には小石川、西には武蔵、南には桜修館、北には大泉があります。
小石川・武蔵は開校当時から大きな期待を受けていますし、桜修館は1期生卒業後から大いに注目を集めていますし、大泉は前述のとおり新校舎完成のポジティブなニュースがあります。
このように、周りの都立中高一貫校に受検生を奪われている感があります。
★ 来年2月の予想
それでは、来年2月のことを考えていきましょう。
上述と同じように、受検倍率に影響を与える要因の「@受検資格のある子供の数」「A立地場所における地域差」「B卒業生の大学合格実績」「C政治など外部要因」「D隣接する他都立中高一貫校の影響」で切り分けて見ると、おおよその動きを想像できそうです。
@ 受検資格のある子供の数
都内も子供の数は少しづつ減少していますから、自然体で考えると、都立中高一貫校全体の平均は今年2月の7倍を下回るように思えます。
少なくとも、昨年2月の7.6倍を上回る可能性は限りなく低いと思います。
A 立地場所における地域差
この地域差は基本的には解消しません。
両国は引き続き、他の都立中高一貫校よりも高めの倍率になると思います。
又、桜修館についても、来年2月も一昨年以降の倍率が続けば、高倍率となりやすい地域にあるということかもしれません(桜修館の立地も倍率が高くなる傾向が潜在的にあるように思えます)。
B 卒業生の大学合格実績
卒業生の大学合格実績による効果について、来年2月はあまり目立たないだろうと思います。
今年初めて卒業生を出した武蔵と立川国際を見た場合、武蔵は世間の想定範囲内だったように思え、立川国際はやや想像以上だったかもしれません。
そう考えると、立川国際はやや倍率が高くなるかもしれません。
他の学校の場合、小石川は大学合格実績が上がったものの、世間はどうも当初の期待レベル内と捉えているように思え、少なくとも一昨年・昨年の桜修館のようなサプライズを感じてはいないでしょうから、大きなインパクトはないでしょう。
桜修館の場合、昨年・今年と続いた高倍率は少し落ち着くように思います。
C 政治など外部要因
この外部要因についても、昨年のようなインパクトのあるものはないと思います。
武蔵の小中高一貫化の話はとん挫しましたので、武蔵の受検倍率は元に戻ると思います。
大泉は、校舎がすぐに古くなる訳ではないので、徐々に効果は薄れていくでしょうが、暫くは校舎が新しいという理由での志望は続くでしょう。
D 隣接する他都立中高一貫校の影響
富士は他都立中高一貫校の影響をかなり受けていると記載しましたが、来年・再来年もこの影響は続くと思います。
富士が中学入学者の卒業生を出し、その大学合格実績がわかるまで、この影響は続くでしょう。
受検生の立場から良い見方をすると、「学校の拘りはないが、とにかく都立中高一貫校に行きたい」と思う家庭には、今の富士は絶好の狙い目だろうと思います。
まあ、受検倍率のことを色々と記載しましたが、受検倍率のことを過剰に意識しても仕方ありません。
来年2月までにできることを、しっかりとコツコツやっていくしかありませんから、あまり神経質にならずに頑張ってほしいと思います。
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