2016年11月05日
【都立中高一貫校】PPAPから見る作文必勝法
★ ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)
既に話題のピークは越えたかもしれませんが、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」が世界中ですごいことになってますね。
ピコ太郎という50歳過ぎのパンチパーマのおっさんが歌うこの謎の歌、なんでこんなに注目を浴びたのでしょう・・・。
「そんな謎の歌なんて、受検と関係ないし、どうでもいいでしょ。」
と、多くの方に言われそうですが、いやいやそんなことはありません。
ここにも、受検作文に役立つ大切なヒントがあります!
今日は、PPAPから見る適性検査での作文必勝法を書いてみたいと思います。
★ Simple is best !
まず、なぜ、この謎の歌が、全世界の多くの人々を惹きつけたのか?
まあ、色んな要素が絡み合って、最高の結果を生み出したんだろうと思います。
しかし、「簡単な単語によるシンプルな歌詞」ということが1つの大きな要素となっているはずです。
基本的には、「ペン」、「アップル」、「パイナップル」しか言っていませんから(笑)
この「簡単な単語によるシンプルな歌詞」が、豊かな表情・身振り手振り・派手な衣装と絶妙にマッチしたことで、文化・考え方が異なる多くの人々に受け入れられ、こんなに爆発的なヒットとなったんでしょう。
やはり、このように見ると、人に自分の気持ちや考えを伝えるには、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することが大切とわかります。
今、適性検査の作文対策で苦しんでるご家庭では、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することの大切さを見失っていないでしょうか?
「作文が書けない」→「難しい語彙を覚え、複雑な言い回しを試みる」→「それでもやはり上手く作文が書けない」→「更に作文を苦手と思う」→・・・・・
のような悪循環に陥っているなと思うご家庭では、ぜひ発想を変え、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することを大切にして、作文の練習をしてみましょう。
★ 作文力=論理的思考力
作文は、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することを大切だと言ってきました。
しかし、「それじゃあ、小学1〜2年生の子供の文章が上手いんかい?」と思われている方もいらっしゃると思います。
確かに、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することは大切ですが、それだけでは十分ではありません。
結局、作文というのは、その読み手にきっちりと理解してもらってナンボのものなのです。
読み手にすんなり理解してもらうには、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」することに加え、「論理的な筋の通った文章構成」とする必要があります。
「論理的な筋の通った文章構成」にする必要があると書くと、「なんか難しそうだな・・・」と思われるかもしれませんが、これはパターンを習得することで身につくものなのです。
以前から私のブログで何度か紹介していますが、これは福嶋国語塾の福嶋先生が言っていることです。
また、福嶋先生は、次のようなことも言っています。
「国語力(作文力)」=「論理的思考力」=「言いかえる力」+「くらべる力」+「たどる力」
要は、普段よく使う「国語力(作文力)」とは、「論理的思考力」と同じことであり、「論理的思考力」は「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の総合力と同じだということです。
そして、この3つの力を意識すれば、「読み手にきっちり伝わる」文章が書けるようになるということなのです。
そして、「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」は、パターンを覚えることで身につく力ということなのです。
「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」の具体的な内容は、福嶋先生の本でご理解頂きたいと思います。
まあ、大した金額でもありませんから、福嶋先生の本をぜひ買ってみてください。
この少額の投資は、大きなリターンを産むはずです。
★ 作文はすぐに上達する
毎年夏休み以降、私のこのブログから、作文対策の通信教育申込みと本購入が増えます。
(本の場合、購入した物が明確にわかりませんので、値段からの推測です。)
この状況を見て、夏が過ぎる頃から、作文対策が進まないことに焦りを感じるご家庭が多いんだろうなぁ・・・と想像しています。
しかし、作文はある程度ならすぐに上達します。
極端な話、作文を書くパターンさえ覚えれば、わずか数日でも見違える文章が書けるようになるものです。
上段で紹介した福嶋先生の言う「言いかえる力」「くらべる力」「たどる力」をパターンで覚えてしまう。
そうすると、400字程度の適性検査の作文では十分に通用しますから。
これらパターンさえ覚えれば、「簡単な言葉」で「シンプルに表現」していくだけで、1ランク上の作文がすぐに書けるようになるはずです。
まあ、作文については、大部分の家庭が苦しんでいると思います。
おそらく、作文に関しては、得意もしくは苦手意識がないという方が、圧倒的に少数派だと思います。
だからこそ、ある程度でも上達すれば、そこに大きなアドバンテージが生まれるというものです。
適性検査まで、あと3ヶ月程となりました。
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J.F.ケネディやビル.クリントンなど多くの欧米政治家が尊敬する江戸中期の米沢藩主上杉鷹山の名言。
私はこの言葉からいつもパワーを頂いています。
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<ご参考>
〇 "お勧め!" 論理的思考力を鍛えるための学習
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※ 2018年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:桜修館(52名)、三鷹(47名)、大泉(29名)、九段(29名)、白鴎(28名)、南多摩(28名)、富士(25名)、両国(24名) 、武蔵(23名)、小石川(22名)、立川国際(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。
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次の作文の通信教育を上手く活用できれば効果は大きいと思います。
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〇 論理的な文章構成力を習得するための本
都立中高一貫校の適性検査対策は、「論理的な」考え方を身に付けることです。
各校で出題形式に差がありますが、作文はいかに論理的な文章を書けるかがポイントとなります。
論理的思考による文章の書き方を指導している福嶋国語塾の福嶋先生の本から、都立中高一貫校の適性検査対策に最も適したものを紹介します。
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〇 「やる気」スイッチをONにするための本
「やる気」を出す系統の本には、根拠レスな気合論の内容が多いものです。
しかし、ここで紹介する”のうだま―やる気の秘密”は、科学的根拠に基づく事実を簡単に説明している本です。
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〇 まずは「勉強習慣」を身につけたい小学低学年の学習
都立中高一貫校を目指すとしても、まだ小学低学年の内は、勉強習慣を身につけ、子供が潜在的に持つ探究心を引き出してあげるのが何よりも大切だと思います。
小学低学年の内は、難しいことにいきなりチャレンジするのではなく、「進研ゼミ小学講座」にて、自然体で楽しく毎日コツコツ学習するのはどうでしょう(我が家の子供たちもお世話になりました)。
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以上
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子育てって 難しいですね。北風と太陽のお話・・私も同感です。子供って本当いい点沢山ありますよね。ついつい悪いところが目について親ごころでつい心配になり言ってしまいますが 言ったあと言いすぎたなあと思うこと多々あり・・・。
こちらのブログ いろいろ分析されたり<内申など参考になります)していて、お子様の様子などもとても素敵ですね。また 拝見させてください。先日一貫校の説明会に行ったのですが 子供たちがとっても生き生きしていて そして先生との距離感がとてもよく<それまでちょっとわが子には無理かななんて偏見ありましたが) かなり親が魅せられました。
コメントありがとうございます。
色々と書いて頂いたことで、mmさんのお子さんへの思いや勉強への考え方がよくわかりました。
ご質問頂いた内容を含め、次のポイントについて、私の考えを書かせて頂こうと思います。
@ 子供には無理にでも勉強させるべきか否か
A 都立中高一貫校を志望した決め手は
B 公立中学→公立高校と公立中高一貫校を両方経験しての感想
「@子供には無理にでも勉強させるべきか否か」について、まず書きたいと思います。
やはり、「勉強しなさい!」と直接急き立てて、やる気にない子供を無理に机に座らせるようなことはすべきではないと思います。
実際、私自身が子供の頃、親からそのような教育を受けたことは全くありません。
しかし、自分で言うもの憚れるものの、勉強は抜群に出来ました。
この点は、mmさんと同じような子供だったと思います。
(私の場合は地方の田舎出身ですので、公立中学・高校に行くしか選択肢がありませんでしたが。)
しかし、今になって思えば、私は母に上手くコントロールされていたようにも思います。
私の母は、とにかくおだて上手で、良い成績をとったり、スポーツで良い結果を出したりすると、いつも大げさに褒めてくれたりしました。
これはやる気を出させるという点で、子供の頃の私には大きな効果があったものと思います。
私自身も、母からのDNAを受け継いだためか、3人の子供には基本的にいつも褒めて育てています。
その効果があるのかどうか・・・、3人共に勉強はできます(ん・・・、一番下の娘は怪しいですが・・・)。
まあ、どの親も子供にはしっかりと勉強してほしいと願うものですが、そのためにはイソップ童話の「北風と太陽」の太陽にならなければダメなんでしょうね。
強く風を吹いても、子供は着ているコートを脱ぎません。
暖かい日差しで包み込んではじめて、子供は自らコートを脱ぎます。
子供に勉強させるというのは、まあ、こういうものでしょう。
「A 都立中高一貫校を志望した決め手は」についてですが、都立中高一貫校というのはなかなか良い学校だという話をちらほら聞くようになったので、じゃあとりあえず受検してみるかという気軽な感じで決めました。
我が家の場合、私立中学の受験は全く考えていませんでしたので、落ちたら一般の公立中学に行けば良いという気軽な気持ちでしたので、あまり明確な決め手というのはなかったです。
「B 公立中学→公立高校と公立中高一貫校を両方経験しての感想」について、子供の教育環境面でも、家庭の経済面でも、良いと思います。
公立の学校というのは、全てのことに自然体なのです。
宗教的な縛り、創立者の時代遅れの信念、学校の体裁を守るためのガチガチの校則などがないので、人間が人間らしく勉強する凄く自然な環境だと私は思っています。
また、mmさんが書かれている通り、男女共学というのも非常に良いことだと思います。
男女のフェアな付き合い方を自然に覚えるには、やはり男女共学で生活するのが一番ですし、なにより思春期に恋愛する経験は大切だと思いますから。
今では、都立高校の進学実績が飛躍的に上がりましたから、都立中高一貫校を受検し、縁がなければ、一般の公立中学→都立高校のコースを進むことでも十分と思います。
ちょっと長くなりすみません・・。
5年生息子、一時期私が私学一貫校(御三家)出身ということもあり(そうするとまわりもそんなひとばかりというのもあって)全く疑問に思わず 私学受験をしようと当初思っておりました。4年の時 塾に入るには早すぎる(昔は5年生で十分でした)と思いつつも熱心な方の多い学区で ほとんどの子が低学年から通っていたのもあって不安になり入塾してみましたが、進みが早い、塾がおわるのが遅い<9時前に寝るわが子にはきつい)、宿題が多い などのもろもろで息子がやや発狂?し、私も今の私学向けの塾の終わる時間が遅かったり拘束が長いなどの疑問もあったために数か月で辞めました。息子は子供らしい子供で幼く 遊び一番!という子で、当時は私が勉強しろと言わないとしない様子で(それも素直じゃない)ここが私が一番引っかかったところでした。勉強なんか親に言われてやるものではない(それはたとえ小学生でも)と思っているところがありまして・・・。
私自身は 中学受験も塾に入らせてと親に頼み(周囲の影響です)その後は勝手に勉強し、親からやらされ感なく(逆に御三家はやめろと言われました)受験勉強をしましたが 正直 本来中学受験も含め、親がある程度塾などを見定めたら(ここは高校受験より親のかかわりは大きいでしょうが)子供が勝手に学ぶというのが 受験だと思っております。それもあって 息子がやらされ感満載な様子をみて 息子の好奇心旺盛なよい部分がつぶれてしまう、と危機感を覚えた次第でした。
ただ、通う小学校が受験する子が9割以上で学校があまり機能していない(宿題が少なすぎたり塾に行っていない子はやや落ちこぼれそうになっても先生によっては放置)ことが不安になり、そして我が家は私と勉強するのが無理・・というのもあり 近所の徒歩で行かれる 塾(都立一貫向け 高校受験用でもよかったのですが徒歩圏内にはないので)に5年の初めから通っております。 幼い分不利な息子がもう二度と劣等感を抱かないように 組み分けがない、入塾テストがない、初めは偏差値がわからないというのも決めてでした(中受組からは甘いと思われそうですが)。
今のところ塾がとってもあったようで そこでの人間関係や授業が楽しく学ぶ楽しさと新しい学校以外の友人関係に目覚め、通うのを楽しみにしていますので満足しておりますが やはり塾は受検する子が大半なので我が家も(とくに本人が周りに流され)考え始めております(高校受験で上のほうの都立に行くのもいいのではとも思いつつ・・・・・その上 最近の都立高校は 自由な学風も含めとっても魅力的なので・・)今のところ塾に遊びにいっているのか勉強しているのか微妙な感じですが でも 本人6年で本気になるのであれば協力しようかと思っております。いくつか学校をみましたが 共学!(自分がいまでもうらやましく思っています)でどの学校も一生懸命で 素敵だなと思っております。
こちらのブログ 出会い 実ははじめのほうから(まだ少しですが)読ませていただいております。小学校生活を勉強づけにしたくない、やらされ感のある受験は違う・・など私の考えに近い気がして(勝手ながら 違ったらすみません)共感しながら読ませていただいております。自分自身は5年生からの2年は塾へいって(成績がよかったので楽しかったですが)いた記憶しかないのですが 息子をみていると 友人関係、スポーツ、いろいろな意味でゴールデンエイジの高学年、沢山のことを経験してほしいと思っております。
ちなみに 都立一貫校はいろいろあると思いますが 今の学校を志望しようと決め手になったことはありましたか?また 公立中学→公立高校 と一貫校 両方体験され、どうですか?私自身 公立中学の経験がなく 高校受験が未知数なのはちょっと不安でもあります・・。