★ 捕らぬ狸の皮算用 気がつけば、年末となりました。
今日はクリスマスイブ、明日はクリスマス,、そして、もういくつか寝るとお正月です。
仕事の方では忘年会も何件かあり、いやいや何かと出費の多い時期です。(涙)
それにしても、ここ数年で痛感しているのは、子供達が大きくなるとお年玉の出費がバカにならんということでしょうか。
子供達が小さな頃は、子供達自身に渡す金額自体が小さい上に、親戚から子供達に渡されるお年玉は結局のところ私の懐に戻ってきた訳でしたが。
「無くしたらダメだから、お父さんが預かっとくよ」という甘い言葉で、うひひ・・・。
そして、このお金は、結局、私の夜の遊び代に消えていったんですけど。(笑)
おっと、こんな話はどうでもいいですよね。
都立中高一貫校の話をしていきましょう!
そうそう、親戚(妻の妹夫婦)の子供が、来年2月に都立中高一貫校を受検するらしいんです。
中学受験をするという話は前から聞いていて、有名な大手進学塾に通っているのは知っていましたが、2月3日に都立中高一貫校も受検することにしたということです。
他には、難関と言われる私立中学もいくつか受験するらしく、「難関の〇〇中学と都立中高一貫校の両方に合格すればどうしよう・・・」と、両方に合格できてから考えるべきことだと解っていても、ついつい「捕らぬ狸の皮算用」をしてしまうらしいです。
やはり、私立中学と併願する家庭というのは、こういうものなんでしょうかね。
我が家の場合は、都立中高一貫校の一本勝負でした。
「都立中高一貫校に落ちたら、地元の公立中学に行って高校受験で頑張るぞ!」という、至極単純な考えしかありませんでしたので、こんな悩みを経験したことがありません。
さて、今日は、
公立高校の雄「日比谷高校」を例に、都立高校の受験事情を紹介してみようと思います。
我が家と同じように、都立中高一貫校の一本勝負に挑む家庭も多いかと思います。
しかし、やはり都立中高一貫校の受検というのは、なかなか合否が読みづらいものです。
「都立中高一貫校に絶対に合格するんだ!」という心意気は大切ですが、あまりに思いつめるのは精神衛生上良いものではありません。
過ぎたるは及ばざるが如しであって、自らや子供を過度に追い詰めないよう、「ダメなら高校受験で頑張ればいいさ」という心の逃げ道をこっそり作っておくのが、賢い生き方だと思っています。
こんな気持ちで、ちょいと都立高校受験のことを紹介してみようと思った次第です。
都立中高一貫校と都立高校の両方に子供を預けた保護者として言いましょう。
「都立中高一貫校に縁がなければ、次は都立高校の上位校を狙ってみる」というストーリーはお勧めです。
都立高校の受験というのは、子供の努力・実力がブレずに合否に出てくる仕組みとなっています。
適性検査という特殊な問題の一発勝負に失敗して都立中高一貫校に縁がなくとも、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」であれば、高校受験で日比谷や都立西にだって合格できるものなのです。
★ 「一般入試」で進学指導重点校を受験するパターンを見る 都立高校の受験と言っても、実は色んな形があります。
色んな形の中での一番のポイントは、「推薦入試」と「一般入試」があるということでしょうか。
次のポイントは、「一般入試」において、学校の属するグループ毎に主要3教科(英数国)の問題が異なるということでしょうか。
ここでは、あまり色んなパターンに分けて論じても逆に理解しづらくなるかと思いますから、
「一般入試」で進学指導重点校のグループを受験するパターンで、大雑把に都立高校の受験というものを見てみましょう。
ちなみに、進学指導重点校には、次のような学校があります。
「あ、聞いたことある!」と思うような学校がズラリと並びます。
・日比谷
・西
・国立
・戸山
・青山
・八王子東
・立川
更に参考までですが、日比谷・西・国立の3校を都立トップ校と言っています。
★ 日比谷高校の入試・素内申結果から見えてくること では、まず、日比谷高校の直近3年間の入試結果と内申の平均点を見てもらいましょう。
(ネットで見つけたブログ(⇒
こちら)のものをちょいと使わせて頂きました、すいません、ゴチになります!)
表を見て頂くに当り、入試結果と素内申の関係・内容をごく簡単に説明しておきます。
合否を決める入試結果点と内申点の比率は、7:3となります。
また、素内申とは9教科の5段階評価を単純に足し合わせた数値のことです。
合否判定で使う内申点は、実技4教科(音楽・美術・保険・技術)の評価を2倍カウントして算出します。
< 日比谷高校 過去3年間の入試・素内申結果の平均点推移 >
( 男子 ) (単位:点)
入試年 | 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 5教科 平均 | 素内申 平均 |
---|
2017 | 71.8 | 64.7 | 74.7 | 88.8 | 87.7 | 387.8 | 41.2 |
---|
2016 | 76.1 | 53.9 | 63.6 | 74.7 | 69.1 | 367.1 | 41.3 |
---|
2015 | 63.2 | 63.6 | 55.7 | 77.4 | 87.8 | 347.9 | 40.2 |
( 女子 ) (単位:点)
入試年 | 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 5教科 平均 | 素内申 平均 |
---|
2017 | 74.0 | 57.6 | 76.5 | 86.2 | 87.7 | 378.6 | 42.7 |
---|
2016 | 76.7 | 47.4 | 64.7 | 81.7 | 78.0 | 348.6 | 42.6 |
---|
2015 | 65.9 | 57.6 | 56.8 | 77.3 | 86.4 | 344.0 | - |
この日比谷高校のデータから、都立高校の入試の特徴を考えてみたいと思います。
上表を見て、何か気づくことはあるでしょうか?
とにかく、「入試結果も素内申も点数がやたらと高い」と思いませんか?
都立中高一貫校の模擬試験で目にする点数と大違いと思われたのではないでしょうか。(笑)
せっかくなので、もう少しだけ、細かく内容を見てみましょう。
まず、「入試結果」を見てみましょう。
公立高校の最高峰に挑む子供達の点数なので、ある意味で当り前なのですが、非常に平均点が高いです。
また、2017年の日比谷高校の受検倍率は男女平均で約1.8倍ですから、おそらくこの平均点付近が合否のボーダーになっていると思います(ここでは少し大雑把に考えて)。
次に、「素内申」を見たいと思います。
この点数は、入試結果以上に、半端なく高いです。
2017年度の女子を見ると「42.7」となってますが、見方を変えると、9教科中の7教科で「5」を取っているということになります(残る2教科が「4」)。
あ、これは受験者の平均ですから、まあ、オール5の子供がゴロゴロいるってことです。
(自慢する訳ではありませんが、4年前に某トップ校に入った長女はオール5でした。)
★ 「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」にこそチャンスあり!
どうですか?
日比谷高校の入試結果や素内申を見て、「これは無理だ」と思ってしまいましたか?
しかし、「これは無理だ」と思わせる内容であれば、私はわざわざブログに取り上げたりしません!
「入試結果の点数が高い」のは、「癖がなく、番狂わせとなりにくい入試問題である」ことの現れです。
「素内申の点数が高い」のは、「全教科でまじめに努力する子供にこそチャンスがある」ことの現れです。
このように、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」には、高校受験でもう一度大きなチャンスが巡ってくるということなんです。
都立中高一貫校の受検というのは、小学6年生のまだ未熟な子供(+受検対策に不慣れな保護者)が挑むということもあり、「保護者の適切なサポート」・「受検対策してきた期間」・「精神的に成長しきれていないがゆえの合格への執着」などの面で個人差が大きく、これらがやはり合否に影響します。
したがって、都立中高一貫校の受検では、「どのようなことにも努力を惜しまぬ実力者」であっても、涙を飲むケースが多いはずなんです。
だからこそ、都立中高一貫校に縁がなくとも、都立高校受験で成功するケースが少なくないと思うのです。
さて、都立高校の受験事情を、少しご理解頂けたでしょうか?
受検までの残り期間、あまりピリピリぜず、「ダメでも次があるさ」ぐらいの大きな気持ちで過ごしてもらえればと思います。
あと、最後にちょっと雑談。
都立中高一貫校と都立トップ校の同年代の生徒を比べた印象を書いて、今年を締めくくりたいと思います。
(子供達の学校や友達との話や、記念祭など行事や部活の試合等で見る印象から、私が感じることです。)
〇 勉強はどちらの生徒も抜群にできますが、やはり都立中高一貫校の方が成績分布が広い(できる子とできない子の差が大きい。まあ、選抜する時期が違うので当り前の現象ですけどね)
〇 都立トップ校の生徒の方が大人に見える(やはり、高校受験という修羅場を経験したためか、一足早く大人に近づいた感じがする)
〇 都立中高一貫校の生徒の方が団結心が強い(中1から一緒に過ごしているので、良くも悪くも仲間意識が非常に強い。男女間の仲も良い)
〇 共に、何事にも前向きな生徒が多い(部活、学校行事など何事にも全力投球する姿勢は同じです)
それでは、今年一年大変お世話になりました!
来年もよろしくお願い致します。
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