こんばんは。映画の話です。
公開前の広告にてピカチュウがオッサン声で喋るギャップは知っていましたが、昨日ついにテレビ放送が果たされた。見たよ。
ミュウツーの逆襲をリスペクトしてくれた始まり方だったね。そのまま実写化してないだろうなと不安がよぎりましたが、ストーリーは違う模様。
アニメや漫画を実写化してまともな結果になったのを頻繁に聞かないので、ポケモンも着ぐるみみたいな質感になるんじゃないのって疑いを向けていた。アニメだから世界観が確立してる部分が大きい。
消化活動してるゼニガメとか、警察犬の代わりにガーディが着いていったりとか、雀の代わりにピジョンかピジョットが飛んでたりとか、リザードンが闘技場っぽい所で暴れたりとか、ドゴームが音響装置代わりに働いてたりとか、知らないポケモンも出てきたりしたけどワクワクしたんだよ。子供心をくすぐってくるんだよ。実写化なのに現実に溶け込んでるポケモンを見せてくれたんだ。
主人公は父親に良い感情を抱いていなくて、子供の頃ポケモンが好きだった気持ちも押し込めて、パートナーポケモンがいなかった。作ろうともしていなかった感じ。
父親が亡くなったと聞いて家へ向かったら、父親のパートナーだったピカチュウと出会った。しかも可愛らしいピカピカ鳴き声ではなく、ワイルドな喋り方で主人公も気が動転するんだね。ロケット団のニャースも喋れるのは珍しいんだから当然でもある。
街中でピカチュウが喋ってるって主人公は喚くんだけど、他の人たちにはピカチュウが可愛らしく鳴いてるようにしか聞こえない。自分にしか聞こえないから周りは変な奴を見るかの如く主人公を遠巻きに見てる。可哀想に。
コーヒーが飲めるピカチュウにも笑ってたけど、主人公から父親が死んだって聞いて思いっきり噴き出したのも人間っぽいというか、ポケモンなのに人間味見せてくれるっていうか、オッサン声だから尚更笑っちゃうっていうか笑わせにきてるよね。参りました。バリヤードのパントマイムでピカチュウが見えない壁に激突したりコミカルだな。
こんな情けない顔して哀愁漂わせて歌ったりとかさ。シリアスすぎないのも良かった。技の使い方忘れたとか電気ネズミの沽券に関わる一大事じゃん。
表情豊かだったから、張り付けたような不自然さがなくて安心した。人形っぽさが強いと生き物じゃないって気になってストーリーに集中できなくなるもん。渡辺謙が出演してたのも知らなかったから変な声出た。
オッサン声の真意も明らかになって、ただウケ狙いでキャスト決めたんじゃないんだって納得したよ。とりあえずミュウツー利用しようとする人間を駆逐しろ。ミュウツー苦労しっぱなしになるわ。
ゲームのポケモンからは遠退きましたが、未だに楽しませてくれてありがたいです。久々に劇場版のポケモンを見直したくなったよ。
2020年05月23日
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